SSブログ










2014ツール・ド・フランス 総合優勝:ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) [自転車(ロードバイク、ピナレロ、他)]

2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_01.jpg
ツール・ド・フランス2014第20ステージ速報
世界TTチャンピオンのマルティンが最速タイム ニーバリが総合首位堅守
http://www.cyclowired.jp/news/node/142057

ツール・ド・フランス2014第21ステージ
第101代王者ニーバリがパリに凱旋 キッテルが2年連続シャンゼリゼ制覇
http://www.cyclowired.jp/news/node/142211

ツール・ド・フランス2014第21ステージ現地レポートby綾野 真
シャンゼリゼに翻ったトリコローレと鮫の旗 物静かなシチリア生まれのチャンピオン誕生
http://www.cyclowired.jp/news/node/142310
“1998年にマルコ・パンターニがツールを制して以来、16年ぶりにイタリアにツール・ド・フランスの
総合優勝をもたらしたニーバリ。シチリア出身の29歳にとって2010年ブエルタ・ア・エスパーニャ、
2013年ジロ・デ・イタリアに続く3つめのグランツールの勝利だ。
ポディウムに登壇したニーバリは感極まった表情でトロフィーーを受け取った。両手を挙げて勝利を
アピールすることを忘れ、表彰台を一度降りてからイタリア人フォトグラファーたちに呼び戻しの催促を
されて再度ポディウムに上がり直し、そこで改めて両手を挙げた。
ニーバリが目にうっすらと涙を浮かべるのは最終日だけのことではなく、第2ステージのアタックで1つ目の
ステージ優勝を挙げたときから続いていること。ニーバリは結局一度着たマイヨジョーヌを第9ステージで
逃げ切り勝利したトニー・ギャロパン(ロット・べリソル)にいったん譲ったのみで、1日後に再び取り戻す
とその後は最後まで着続けることになった。
最大優勝候補クリス・フルームが去った第5ステージの石畳では、もうひとりの優勝候補アルベルト・
コンタドールに2分半のタイム差をつけることに成功する。ライバルのコンタドールが第10ステージで
落車・リタイアして姿を消した後も強さを維持。
アルプス、ピレネー山頂ゴールも制し、4つのステージ勝利とマイヨ・ジョーヌを堅持した。
表彰台でマイクを手に、紙に書いてきた言葉を少しぎこちなく読み上げ、春からここまで着実に準備を
進めてきたこと、ツール・ド・フランスで優勝して上るシャンゼリゼのポディウムは”唯一の存在”である
こと、そしてそこで感じた喜びが想像した以上だったと話した。そして、家族、生まれたばかりの娘、
アスタナのチームメイト、ヴィノクロフら支えてくれた人に対する感謝の気持ちを繰り返し言葉にした。
主張しない謙虚な態度。決して強さを誇示しない、おとなしく物静かなチャンピオンの誕生だ。”


2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_02.jpg

ここ何年か見たことがないくらいの大差を2位以下につけての総合優勝。
優勝候補筆頭だった前年覇者のクリス・フルームや、もう一方の総合優勝候補アルベルト・コンタドール
らが落車によるひどい怪我でリタイヤしていったとはいえ、立派な成績での総合優勝。
下の写真は、リタイヤ前、はじまったばかりの山岳ステージでわずかながらもニバリとの差をつめる
ことに成功した時のコンタドールとそのすぐ後ろでゴールしたマイヨジョーヌ(イエローのジャージ)
のニバリ。
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_03.jpg
石畳も速いし、山岳ももちろん強いし、個人TTでも4位とすごく速い。ちゃんとステージ優勝を4回もして
いるところもいい。
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_05.jpg
自転車選手として最高のこんなすばらしい優勝した後だというのに、このなんとも控えめな表情が
その穏やかで物静かな人柄を想像させる。
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_06.jpg
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_07.jpg
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_08.jpg

それにしても、
“表彰台でマイクを手に、紙に書いてきた言葉を少しぎこちなく読み上げ、~”
とか、
“ポディウムに登壇したニーバリは感極まった表情でトロフィーーを受け取った。両手を挙げて勝利を
アピールすることを忘れ、表彰台を一度降りてからイタリア人フォトグラファーたちに呼び戻しの
催促をされて再度ポディウムに上がり直し、そこで改めて両手を挙げた。”
とか、ほほえまし過ぎる。
ランス・アームストロングあたりとはえらい違い。
かつて超人的強さを誇ったスペインの英雄、ミゲール・インデュラインにも通じる寡黙でシャイな
雰囲気で実に好感が持てる。
個人的にはずっとコンタドールファンだったが、今回のツールですっかりニバリファンにもなってしまった。
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_09.jpg
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_10.jpg
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_11.jpg
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_12.jpg
2014_Tour_de_France_Vincenzo Nibali_13.jpg
自転車競技を世界的に統括しているUCIという組織は、あらゆるスポーツ関連団体の中で最も腐った
団体という認識が私の中ではあるのだが、(ご興味のある方はUCIが過去にやらかしてきたとんでもな
決定事項を調べて愕然としていただきたい)
それはそうであっても、自転車のロードレース、それも世界最高峰のツールともなれば、F1とかの
モータースポーツよりも純粋にスポーツとして楽しめて、見てて興奮する。



UCIさえもう少しまともだったらどんなにいいか…。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0