ヤマハ東京モーターショーに四輪車のコンセプトカーを出展 思い出す1992年のOX99-11 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]
ヤマハが4輪車のコンセプトモデルを東京モーターショーに出展すると、いくつかのサイトで紹介されています。
(上の画像はヤマハの車ということですぐ頭に浮かぶ1992年に発表されたOX99-11)
ヤマハ、4輪車のデザイン提案モデルを東京モーターショーに出展 - Car Watch http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20151016_726086.html
東京モーターショー2015 ティザーサイト「ニャマハ発動機」
http://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/event/2015tokyomotorshow/sp/
【東京モーターショー15】ヤマハ発動機、四輪車のデザイン提案モデルを出展 | レスポンス http://response.jp/article/2015/10/16/262209.html
1枚だけ先行公開された画像、シルエット気味のサイドビューからは、コンパクトで非常にスポーティーなデザインで
あることがうかがわれます。これは期待して正式発表を待ちたいです。
前回2013年の東京モーターショーでもヤマハは4輪車のコンセプトカー、MOTIVを出展していましたが、あれは
現行の軽自動車よりもさらに小さな(恐らく超小型モビリティの規格に合わせることも考慮した)超小型車でした。
ついにヤマハが車を!しかもゴードン・マーレー設計!!ということもあってちょっと興奮もしましたが、やはり
ヤマハというブランドに期待するものはこうではないんだが…と思ったのも事実です。
これまでトヨタ系の高性能エンジンを中心に実績を積んできた同社ですが、丸ごとオリジナルの車をやろうと考えた
場合、いくつかのアプローチはあると思いますが、とりあえず取っ掛かりとして、トレンドとも思える超小型車を…
ということだったのかもしれません。
しかし “取っ掛かり” として超コンパクトカーというのは妥当そうに見えて、実は結構ハードルが高いのですね。
超小型車、シティコミューターというのは基本的に高価格では普通売れませんから、かなりコスト的に厳しいものに
なります。(もちろんごく少数の例外はあるとは思いますが)
安い製品価格を実現するには大量生産は必須で、それは開発コストが莫大ということです。
へんな言い方に聞こえますが “安く作るためにはものすごくお金がかかる” ということです。
ではどういうものが “取っ掛かり” としていいのかというと、(これも人によって見解は色々でしょうが)
簡単に言うとロータスとか、70年代くらいまでのイタリアンスーパーカーみたいなものがいいんじゃないかと思います。
もちろんこれから売るものですから当事よりもずっと面倒な保安基準をクリアしなければなりませんが、それでも
ああいった成り立ちのものであれば、開発から生産に至るまでにかかる費用が、一般的な量産車と比べて桁違いに
少なく済みます。1台生産するのに時間がかかり製品単価は高くなりますが、それを許容してくれるお客様に売れる
ように、そういう人達が納得するありがたみを感じさせる要素をちりばめて…
これについてはまともに書いていくと大変なボリュームになりかねないので、これくらいにしておきます。
とにかく、前回のコンセプトカーはちょっとヤマハに期待するものではなかったのですが、今回は期待できそうだと
いうこと、そしてヤマハの4輪、しかもスポーティーなというと…、1992年に発表されたOX99-11を思い出します。
ヤマハ・OX99-11 Wikipedia
ジェット戦闘機のキャノピーを思わせるキャビン。普段黒っぽいカラーリングはあまり好まない私ですが、
この車に関してはこのキャノピー状のキャビンがうまくマッチするので、こういった黒っぽい色もいいですね。
シルバーとかガッメタっぽいのも良さそうですし…、白いボディにこのカッコいいキャビンが乗っているのも
見てみたいです。まぁ間違いなくそれ(白いボディ)がきっと一番好みですけど。
このアナログメーターの一連はさすがに時代を感じさせます。
V12エンジン。やっぱりエンジンはこういうのがいいなぁ…。
基本的にシングルシーター、助手席はタンデム配置で脚は斜めに置くという割り切りというかなんというか…
そういう配置です。
真正面から見たところはちょっとびっくりしますがw こういうキャノピー状の超細身のキャビンですから
こうなるわけですね。
個人的にはこの顔つきはどうしても好きになれないのですが、サイドビュー、俯瞰気味の前後クォータービューなど
いいアングルは沢山、とても魅力的です。
結局市販されるまでには至らなかったわけですが、この野心的なパッケージレイアウト、V12エンジン、カーボン
モノコック、F1並に長い前後のサスペンションアーム…、色々魅力的なところがあって、これが市販されなかったのは
本当に残念に思います。
その他、ヤマハ従来通りの2輪関係の出展車両。
コンパクトな形のいいスーパースポーツ、魅力的なのだといいな…。
こんばんはtritonです。
ヤマハのスポーツカーは本当に楽しみです。
四輪車事業に参入するのでしょうか?
OX99-11は本当に懐かしいですね。
前後二人乗りのパッケージに驚かされましたが、個人的には由良拓也氏デザインのエクステリアはあまり好きではありませんでした。シャーシーだけ見るとF1の様で魅力的ですが、丸々としてもっさりして由良さんらしくてどうかなー?でした。
(素人が失礼千万)
バイクのデザインの世界はとんでもない世界に行ってますよね。国内メーカーも凄いですが、MVにドカティにBMWと突き抜けたデザインであふれています。
車に例えるとスーパーカーのオンパレードです。
車のデザイナーさん頑張れです。
by triton (2015-10-25 05:29)
tritonさん
おんなじですね、私も由良さんのデザインはどうもあんまり好みではないです。^ー^;
頭がでかくて丸くてある種の貨物飛行機のような…シャープさに欠けてて美しいとかカッコイイとか
思えない…そんなイメージです。でもああいうマンガのキャラクターみたいなのを好きな人がいるのも
事実ですし、レーシングカーの実績を考えたら素直に尊敬します。
バイクの世界は日本とイタリアですごいことになっていますね。200馬力とかあってパワーウェイトレシオ1.0を切るとか、すご過ぎて絶句です。デザインもカッコイイのが多いです。
ただ、それらのバイクも個人的には車のすごく美しいものと比べると、そこまでのレベルにはない
ように感じていて、それはレーサーレプリカ的なイメージがそうさせるのかもしれませんが、
“乗らなくていいから飾っておくためだけに欲しい” と思えるほどのものはなかなか出てこない
なと思っています。
関係ありませんが、トヨタの発表した“若者向け”FRの小型車のデザインがあんまりで絶句しました…。
by ash_institute (2015-10-25 12:17)
こんばんはtritonです。
由良さんのレースでの実績もすばらしく、TVでのメカニズムや空力の解説など分かりやすく好きなのですが、ムーンクラフトのHPで紹介されていますデザインは、純粋なカーデザインではないように思えます。ちょっと違うと思っていいました。(度々失礼千万)
トヨタのS-FRの事ですよね。
トヨタが本気で作ったのなら悲しすぎます。
ある記事によるとモーターショーで意見を聞き、どうするか決めたいと書いてあっつた様に思いました。
????が無限に続くくらい、このデザインでと思いました。
また今後、市場でカスタムできる様なベースとして考えているとも書いてありました。
シャープでスマートさに欠けるデザインを見て、日本のスポーツカーが衰退したのはユーザーの環境や好みが変わったことも有りますが、メーカーから魅力的なスポーツカーが出なかったから、出せなかったからだと思いました。
デザイン力の結果だと思います。
素人の戯言ですみません。
by triton (2015-10-25 23:17)
tritonさん
そうです、S-FRです。あんまりじゃないですかね、あのデザイン…。
あれが若者向けデザインの正解だとしたら、とても若者と分かり合える気がしません。^ー^;
BRZとか86のパワートレインはスバルのこれまでのものよりもずっと搭載位置が下がって
かなり素性が良さそうなので、ガワだけ変えてヨーロッパ調のきれいな形にしてくれたらいいのに、
そうはしないんですかね…。
マツダとヤマハがチラッとだけ見せているスポーツカーっぽいのに期待しようと思います。
by ash_institute (2015-10-26 11:09)