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始動前、事前検討 8 [プロトタイプ開発経過]


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前回、ドアのオープニングラインとフロントフェンダー後端の修正を行い、だいたいこんなところかな、
というところにまとめたが、ドアのオープニングラインの前側がガタガタ、グニャグニャしていて…、
それはボディパネルのノッチに適切なフィレットをかければマシになるだろうと予想していた。
そこに実際に可能な限り大き目のフィレットをかけ、もう一度オープニングラインをひいてみたところ、
予想通りわりといい感じにまとまった。(今回は特にそこを取り上げた画像は無いです)

ドアをはじめ、各開口部のオープニングライン、ヒンジラインを仮決めして、フルオープンにしたら
どんな感じになるか、外形線だけで表示してみた。(薄いグレーの線)

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IF-02RDSの時には前後のカウルをそれぞれ前端、後端付近にヒンジを置いて、ランボルギーニ・ミウラ
などのように車体の前後に向けて大きく開くようにしたのだが、今回はそうしないで、開口部を必要最小限の
小型のものにして、ボディパネル自身の剛性が高く保てて、建付けも難しくならないようにというコンセプト。
このコンセプトでいくと、各開口部の開き方はマクラーレン・F1などに似たイメージとなる。

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ボディパネルを非表示にした状態では前端、エンジンの両サイド、後端にグレーの箱状のものが見えるが
これらはラッゲージスペース。全部で6ヶ所あって(ボディサイドの左側の下側にはバッテリーを搭載する
可能性が高い)そのトータル容量は240L超。この種の車としてはこの数値だけ見れば少なくはないが、
何せ細かく分割されたスペースなので大きな荷物はとても入らない。ブリーフケースとか1泊程度の小型の
旅行鞄などがせいぜい。それでも何もないよりはずっと使い勝手がいいはずで、こういうこともあらかじめ
考えておかないと後から考えてもなかなか配置が難しく、まぁいいか、こういう車だし…となりがちなので、
今のうちに考えられることは考えておく。安易に進めてしまうと、手荷物などは全て同乗者の膝の上…と
いうことになりかねない。

以前書いたが、バッテリーの搭載位置は複数個所検討していて、下の画像でも2か所にそれが見えている。

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そして、一番上の画像もそうなのだが、リヤウイングの無い状態もここで確認しておく。リヤウイングは
無くても魅力的なものになるのであればそれが望ましいと思っていて、ここまではあくまでも仮の形状。
基本的には固定型の釣り下げ式で形にしているのだが、同じ固定式でもウイング下面にステーがつく
オーソドックスなものや、格納式、左右分割式、何も無し…など、色々な可能性を考えてまだ検討中。
以前どこかで書いたと思うが、個人的にはどうもこの吊り下げ式は好みの形にしにくくて、あまり好きに
なれない。エアフローのシミュレーション結果などを見るとなるほどと思わせる結果が出ているのだが、
それでも…。

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ウイングとしてはもう少し控えめな形の格納式が一番いいかと思うのだが、このあたりはクライアントの
好みやコストも考えて検討しなければならないところ。

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リヤウイングは…、このボディ形状で格納式を考えると、普通は幅の狭いものになってしまうのだが、
何とか全幅いっぱいに近い大型のものが実現できないか考えている。とはいっても、あまり複雑な機構は
やめておいたほうがいいのは自明。シンプルで信頼性の高い機構でなるべく大きく…、そんな都合のいい
ものを思いつければいいのだが…。



機構を考えていい形にまとめる、簡単ではないがすごく楽しい…。


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