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始動前、事前検討 12 格納式リヤウイング2 [プロトタイプ開発経過]


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格納式リヤウイングの別バージョンで上がった時に幅が広がるものを考えてみた。

車の左側にある図はその展開動作をごくシンプルな線図で2次元図面のように表したもの。

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格納時はボディのほぼフラットな部分目いっぱいの幅、1,010mmで、上げた状態では1,510mmとなる。
ウイング本体は2分割で、上昇しながら左右に広がる。センター部分(画像の黒っぽい部分)は下から
垂直に出てきて最終的に左右のメインウイングとフラッシュになる。ポルシェ・パナメーラのものと似た
動きで、それよりも機構はシンプルでサイズ的にはかなり大きい。
上昇する高さは240mm。これは垂直に格納されている2分割のウイングセンター部の片側の長さと同じ。
これを下から押し上げることでメインウイングは上昇しながら左右に広がる。
アクチュエーターはセンター1か所のみなので、左右一対のものをシンクロさせるような必要はない。
左右2分割のメインウイングは横方向にスイングするステーで支持され、センター部との連結が無ければ
それ自体は自由に動く。ステーは左右とアクチュエータを仕込んだセンターと、最低3本必要になる。
よくある格納式は垂直や前後方向に斜めに上下するが、これはそれらと違って上下しながら横方向(車両
幅方向)に動くことになる。

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ただ、このウイングの断面形状ではこんなに都合よくは折りたためないので、特殊なヒンジを使うなど
工夫が必要。センター部分の格納時のスペースにも問題があって、現状ではライセンスプレートのための
くぼみから外にはみ出るようなことになっている。ちゃんとおさまっていないということだ。
更に、翼端板はほとんどまともな大きさのものは望めず(格納時にリヤコンビランプのハウジング等との
干渉を避けるため)、つけてもこんな小さなものにならざるを得ない。これでは、無いよりはマシかな…
という程度の効果しかなさそう。
展開時に角度をつけたいのだが、それをどう実現するかもまだ考えられていない。

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仮にこれが実現できたとして、リヤウイングの幅としては十分(1,510mm)なのだが、まだまだ色々と
詰めなければいけないことがあることは確か。
ここはとりあえずこれくらいにして、そろそろ顔つき:フロントまわりにかかろうと思う。





何かまた思いついたらやってみよう…、そうしよう…。


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