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南フランスのリッチマン Vol.6(エクサンプロバンスのお話 その8) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その8です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。



さて、オーナーこと、南フランスのリッチマン氏のあきれるほどのリッチさと、
うらやましいばかりの暮らしぶりを思い出し出し書いているこのシリーズですが、
今回オーナーはサブタイトルに名前があるだけです。

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イタリアチームの2人(ミケこと、ミケーレとジョルジオ)とエクサンプロバンスの中心部
(それなりの市街地)のレストランで夕食を一緒に食べたことがありました。

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日本から私に同行してくれたメカニック氏はメニュー(フランス語なのでわかりにくい)
の中にどうやらパスタらしいものを見つけて、イタリア人2人に見解を求めたところ、
ジョルジオ「おぉ、いいじゃない。きっとこれパスタだよ。イタリア料理好きなの?^ー^」
メカニック氏「好き好き、パスタとかイタリア料理好き。^ー^」
みたいな感じで気分良くそれを注文したのですが…、これがあんまりおいしくなかった。
その表情を見てジョルジオが「ちょっと食べてみてもいい?」ということで、ひと口。
彼は顔を曇らせながら
ジョルジオ「これはここではイタリア料理ということになってるみたいだけど、イタリア
料理がこんなのだとは思わないでね。」
とのこと。やっぱおいしくないんだ。私もひと口いただいてみましたが、何というか…、
日本の1980年代くらいまでのいにしえの喫茶店で出してたナポリタンとかそういうものに近い、
パスタはただやわらかいだけでコシが無くそれ自体に味はしない、味付けはトマトソースを
かけただけみたいな感じで、全体的にうまみとかあまり感じられない残念なものでした。
フランスでもこのあたりは地中海の近く、それはイタリアにもかなり近いことを意味する
のですが何故こうまで違うのか…。イタリア料理(というかフランス料理以外全般)を
なめてるとしか思えない…。とにかく、フランスで食べるイタリア料理にあまり期待しては
いけないのだなと思いました。勉強になりますw

ちなみにこのあたりでステーキっぽい肉料理を頼むとこんな感じになるのが普通なのか、
付け合わせにラタトゥイユ的なものが付いてきました。キッシュみたいなのもあって
ここはフランス、南フランスのエクサンプロバンスなんだなと思わされます。

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またある日の時のお昼近く、もうじき楽しみなランチだなと思っていると、このイベントを
運営しているイベント会社のコーディネーターの一人がピザを取って食べていました。
他のスタッフが「それどうしたの?自分で取ったの?」とか聞いています。
コーディネーター「ちょっとプロバンス料理に飽きちゃってさ。」
スタッフ「ああ、なるほど…。ちょっとわかる気もする。」

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コーディネーター「最初はさ、おぉ本場のプロバンス料理だぁと思って食べてたんだけど、
何を食べてもみんな同じような味付けで…、何でもかんでもプロバンス風、プロバンス風って…、
だんだん腹が立ってきて…、みんなよく飽きないね?」
と、不愉快そうにうんざりした顔で言います。
そうかそうか、この人にはここのステキまかない料理は残念ながら合わなかったのね。
そういうこともあるよね、色んな人がいるから…。
でも、何とももったいない…、そう思いました。

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確かに大抵のものはトマトソースっぽい味付けで似てるといえば似ています。それでも
その中で色んな工夫がされてて十分おいしいと思うけどな。毎日いろんなの出してくれるし。
そんなことで腹立てないでよ、この人はほんとに…、とも思いました。
そう、この方は以前私が食あたりと思われる腹痛で苦しんでいた時に、
「ホテルに帰れば?でも自分で運転してね。」と言ったその人です。
その時はさいわいドイツ人の優しいお兄さんが運転してくれて私は無事にホテルに帰ることが
出来たのですが、現場(サーキット)に残ったメカニック氏によると
「大体、日本人なんていなくても何ともないよ。いいよ別にあいつらいなくても。」
というようなことを言っていたとのことでした。きっとメカニック氏には英語がわからないと
思っていたのでしょうが、彼は私と一緒だとそれほどしゃべらなかっただけで、少なくとも
私と同程度には聞いたり話したり出来ます。
このコーディネーター氏、テキパキと仕事は出来そうな感じでしたが、どうもあんまり
人望がないというか…、まわりから冷めた目で見られているように思っていたのですが、
あの時(腹痛の時)の言い草や、今回のプロバンス料理に飽きたからと腹立ててひとりで
ピザ取るようなところを見ていると、まぁこういう性格(仕切りたがりのわりに文句言いで
弱者に冷たいw)だからかな…と思った出来事でした。

同業者のイタリア人2人は、イメージするイタリアンな感じよりもずっと寡黙で控えめでしたが
同業ということもあって話は合うし、基本的にほがらかで楽しい性格でとても感じ良かったです。
ドイツ人のお兄さんはいつも私達日本人2人のことを気にして(このイベントで東洋人は私達2人
だけでした)優しく接してくれたし、ここのオーナーも、イベント会社の女性社長も、その他の
ほとんどの方は皆さんとても良くしてくれましたが、このコーディネーター氏や、ホテルに来た
フランス人医師のような方もいて、まぁ、どこに行ってもこういう人達はいるか、やっぱり…
と思ったのでした。


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そういういろんな人達とオーナーの小さいお城みたいな家の小さいほうのダイニングでの
おいしい昼食の最後はデザートです。ケーキっぽいのや、アイスクリーム、フルーツなどが
日によって色々出てきます。それらはもちろんどれもおいしくいただけるのですが、食後に
飲むコーヒー、その彼らの飲み方が日本から行った私をちょっと驚かせました。

私は普通、コーヒーにはミルクを入れて飲みます。砂糖は以前は入れていたこともありましたが、
本当においしいコーヒーの味を楽しむには邪魔な気がするのと、飲んだあと口の中がさっぱり
しないのでやめました。
ですが、ここでの彼らの飲み方は…、 ガンガン砂糖を入れてたんです。情け容赦ないくらいw
角砂糖2個とか3個とか、そういうレベルじゃありません。5個、6個以上入れるのがあたりまえ、
いやまだそれでも少なめっていうくらいの勢いです。

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「You、砂糖は?」って訊かれて、「いや、私は入れないんで…。」って言うと、
「えー!なんでぇ?!マジでぇ?」みたいな顔をされます。
女性社長まで「何か気に入らないの?」みたいなこと言って心配そうな顔するし。
なんかものすごい違和感を感じて汗が出そうです。
心の中で私思いました「あんたがた、絶対糖尿病になるよ、そんなことやってたら。」
彼らの飲んでるのは砂糖を入れたコーヒーというよりも、“コーヒー味の暖かいシロップ”
というほうが適切です。これは特にエクサンプロバンスでの流行りというわけではなく、
もっと広域なものであろうことは、彼らスタッフがヨーロッパ各国の出身であり、通常は
パリのオフィスにいるとか、ロンドンを拠点にするカメラマンだとかいうことから伺えます。
一体いつから、こういうことになったんでしょう?彼の地では。
(この話自体かなり前のことで、その後この“トレンド”がどうなったのかはわかりません)
でも、彼らがそういう甘ぁいコーヒーに硬いパンを浸して食べてるのを見て、
私もマネしてみたら…、おーいしかったです。想像以上に。
パンのおいしい食べ方、新発見!ヽ(*^▽^*)ノ  でした。



続きは、南フランスのリッチマン Vol.7(エクサンプロバンスのお話 その9)で。




















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ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。

We support Ukraine with all our might!
We are all on your side.
Ми підтримуємо Україну всіма силами!
Ми всі на вашому боці.









なんかちょいちょいあっても、皆さん良くしてくれたな…。




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