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フロントフェンダー、前後カウル、他(2016年11月下旬)IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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フロントカウルとフロントフェンダーをつなぐフェンダーブリッジ。
この下にフロントカウル締結用の小型の3方向締めファスナーがあるのだが、やや使いにくそう。
色々要件があってやむなくこういうレイアウトにしたのだが、3号車以降ではフェンダーブリッジを
前方に移設することを検討予定。

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フロントフェンダーの車両中心側の側面にはこんな穴が開いていて、これはヘッドライトのロービーム
の光軸調整のためのサービスホール。
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サービスホールは通常はこのように閉じている。これを取り外すためには工具が必要だが、光軸調整の
作業そのものは手で直接ダイヤルを回して行えるようになっていて、そのための工具は不要。穴に手を
突っ込んでその先で工具を使うのはやりにくいだろうと考えて。
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フロントエンドのサブフレームを下から見上げたところ。ここに取り付けられているのはフロント
カウル開閉用のダブルリンクヒンジ。フロントエンドは1号車に比べて少しだけ上がっているのだが、
多分並べてもわからない。イメージはかなりキープできていると思う。
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キャビンやカウルを何度か着け外しして調整。
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リヤカウル。これは少し開きかけた状態。
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これが閉じた状態。
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開きかけた状態。キャビンというかサイドポンツーン側とピッタリ合うように調整。
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ホイールアーチの淡いグレーの部分はパネル断面…ではなくて(こんなに厚かったらものすごく重くなる)、
いわゆる“折り返し”。せっかくこうして成形されているのだが、タイヤ/ホイール位置が変更されていた
ためにこれらはこのあとまた作り直しになる。(この写真の部分は活かせたかもしれないが、上側と前側は
全面的に修正)こういう無駄な作業が発生してはいけない、本当は。
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これはフロントカウルにつく恵那インテークのダクト類。これらの間にジャバラのホース類が付く。
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写真中央の楕円に見えるのがそのエアインテーク。これはキャビンにフレッシュエアを入れるためのもの。
フロントカウルが閉じた状態ではこの上にフロントカウルがかぶさり、さらにフェンダーブリッジも付く
ので、通常はこのエアインテークはここまで目立たない。
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メインの成形型に置かれたキャビン。何ヶ所かにフレームと結合するためのブラケット類が取り付けられて
いるのがご覧いただけると思う。
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ここまで作業が進んできて、まだ色々と修正作業が発生する。それは単純に製作誤差だったり、情報の
伝達漏れだったり、色々な要因があるが、基本設計が優れていれば、製作誤差が少ない作り方が出来るたり、
誤差があっても吸収しやすいとか、かなり減らせるはずのもの。ダメ設計に付き合わされるほうはたまった
もんじゃない…。
以前、自動車メーカーのコンセプトカーの設計でさんざん経験した “設計や製法を何も考えずに形だけ
決められてるものの現物化” のようなことにならないようにと思いながらやっているのだが、なかなか
うまくいかないことが多い。能力が足りていないのだな。



写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。



それでも、作業は日々進む。能力の高い人たちのおかげで…。






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