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ドアハンドル、キャッチロックまわり(2016年12月中旬)IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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ヒンジまわりが何とか仮組みで来て、次はドアハンドルとキャッチロックまわりの造作。
この写真に写っているものは何かというと…
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ドアを開けたところのキャビン側の造作がこんな感じになっていて、これらはエクステリアのクレイ
モデルでは表現しなかった(出来なかった)ところで、上の写真はそのマスターモデルというか成形型に
相当するもの。この部分だけ別個にFRPを成形して接着。
IF-02RDS_R_ver_32_03.jpg

ドアを少し開けたところ(下写真左)と、ドアの内側に取り付けられたキャッチロック。
普通のドアと違って斜め上方に開くドアなのでその後端付近にあるキャッチロックの奇跡も、回転軸が
傾いた大きな円弧となる。ドア側のキャッチロック、そしてそれに嵌合するキャビン側のストライカーは、
その円弧上で接線方向に勘合する向きを合せてセットされる。
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余談だが、回転軸が斜めのドアは普通の水平に開くドアよりもイニシャルセッティングが面倒で、
調整作業も結構面倒。
でも、こんな車のドアが普通に水平に開いたらちょっとガッカリするだろうし、大体こんな形してたら
普通のヒンジでは開閉することすら難しい。

キャッチロックのすぐそばにはアウタードアハンドル(普段は外からは見えない)が取り付けられるのだが、
その周囲を覆うカバーも別個に製作。機構部品を取り付けてからカバーするので取り外し可能にしておく。
IF-02RDS_R_ver_32_05.jpg

これらのカバー類はインナーパネル同様、私の作ったデータには無いもので、NY Connect の内藤さんが
現場で考えて作ってくれたもの。ここに限らず、いつも色々工夫して製作作業を進めていただいている。
こういう作業は単にキャリアが長くても、例えばクレイモデルだけやっていたような方だとなかなか
こなせるものではないと思うし、これらを全て最初からデータで表現して、それでマスターモデルを
切削などで作って、そこから成形型を作って…とやっていたら、ここだけでも相当な金額になるであろう
ことは容易に想像がつく。十分なスキルと創造性を持ったモデラーの存在に感謝。



写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。



インナーパネルとカバー類がつくと、やっぱり質感上がる…。






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