排ガス試験途中経過(2017年6月15日) IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]
少し前に池谷さんから送られてきた写真。排ガス試験に臨んでいるところ。
なのだが…、これがなかなか手こずっているらしい。
このあたりは私としては守備範囲を超えた領域なので、ただお話を聞いて、大変そうだなと思う
ことくらいしか出来ない。もどかしい。力になれるものならなりたい。
車検取得までに乗り越えなければならない、いくつかあるハードルのうちのひとつなのだが、
この試験を含め、どれひとつとっても、簡単なものは無いなとつくづく思う。
車がほぼ形になって、あともう少し…、と思ってから結構な時間がかかっている。
少しあせりを感じ始めている。
もう7月下旬。もうじき8月なんてウソのよう…。
ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その5 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]
6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の内藤さんと出張作業に行って、
作業の合間に撮影した写真、その5。この出張作業の写真はこれで最後です。
外周部の裏面にプライマーを塗装して仮置きされたフロントウインドーグラス。
その左下には欲しかった欲しかった(w) JISマークの刻印。自動車用安全ガラス、いわゆる合せガラス。
本物のガラスらしいほんのりグリーン系の色。
フロントウインドーとルーフの曲面の連続性がわかる映りこみ。本物のガラスはどうしても端部に
少し歪みが出る。ここはまだいいほうで、こういう形状の場合、上の左右の角部が一番厳しい。
左でガラス用接着剤のガンを操作しているのはNY Connect の内藤さん。
ヘッドライトのアウターレンズの内側にマスキング用の紙を切って置いたところ。
何をしているのかというと…、フロントウインカーも私の保安基準解釈が悪くて、一番厳しい方向から
見た時の投影面積ガ足りなくて、その対策としてウインカー専用インナーレンズを追加するのはどうか、
その形状はこんなものでどうかな…と検討しているところ。
リヤウインカーに続き、ご迷惑をおかけしてすみません、イケヤフォーミュラの皆さん…。
このフロントウインカーの問題があるので、今回の出張作業ではヘッドライトのアウターレンズは
接着せず、外周部の上面にプライマーを塗装するところまで。
今度はフロントウインカーの対策品、追加インナーレンズを持って取り付け作業に来ることになる。
フロントウインドー、サイドウインドーともに接着され、マスキングテープで軽く抑え。
この状態で1日置いてもらって接着剤の硬化を待って、テープをはがしてもらって作業終了。
テープをはがす作業は翌日イケヤフォーミュラさんにお願いすることにして、私とNY Connect の
内藤さんはこの日の夕方引き上げ。
ドアインナーパネルの一部は取り外し式で、この部分だけエクステリアと同じ塗装色にしてみたが、
ここはインパネなどと同じスエード調か、この後張り替えられると思うシートと同じ生地を使うなど
したほうがいいかもしれない。
今回(私の設計が悪くて…)接着してあげられなかったヘッドライトアウターレンズ。
フェンダーのこちら側の垂直面にある変形四角形のリッドは、ヘッドライトの光軸調整のために手を
入れるところ。ヘッドライトハウジングの後ろに、ロービーム用のみだが上下/左右の角度調整用の
ノブがあって、そこにアクセスできるようになっている。
次回の出張作業では何らかの製法で作ったフロントウインカーの追加インナーレンズを取り付け、
ドアまわりの隙間から見えるボディ色が気になったので、それを目だ無くするための何らかの処理を
行うつもり。その日程はまだ未定だが、恐らく8月中頃か。
無事にウインドーグラスがついて、出張作業は最低でもあと一回…。
ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その4 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]
6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の内藤さんと出張作業に行って、
作業の合間に撮影した写真、その4。
ヘッドライトのアウターレンズを仮置きして、外側から外周部にラインテープを貼る。
アウターレンズの内側に接着面を隠すための黒塗装をするのだが、そのマスキングをするための
マーキング。
LEDライトユニットは同じものが3連となったこれが最終バージョン。一番内側がロービーム用、
真ん中と外側がハイビーム用。当初、ロービーム用にはこの一連のユニットで遮光板を内部に供えた
プロジェクターレンズタイプを使う予定だったのだが、そちらはアウターレンズをつけない状態で
光量がギリギリ、アウターレンズをつけて試験に臨んでみると、ごくわずかに足りないと判定され、没に。
ハイビーム用ユニットはLED3個を写真のようにレイアウトしてあって、この構造では遮光板は付けられない。
手に入るユニットで車検対応のものはこの一連のユニットがダントツに最小であり、他のユニットでは
この車の非常に狭いスペースに収まらない。このユニットを使うことでギリギリ成立しているレイアウト
なのでどうしたものかと困ったのだが…、保安基準では遮光板を供えていることが必須ということでは
ないことがわかり、ハイビーム用の光軸を少し下向きにして使うことに。
ウインドーグラス類にマスキングをして塗装準備。外周の接着部内側にガラス用プライマーを塗装。
一般的な量産車では黒セラ(セラミックプリント)に相当する。
この塗装をして1日目の作業は終了。一晩乾燥、硬化させて翌日接着という段取り。
ヘッドライトの下の横長のスリムなLEDユニットはデイライト。1号車と比較してヘッドライトの位置が
上がって、そのままだとフロントエンドからヘッドライトまでの間が広がって間延びした感じがするので、
エアインテークかフォグランプか…と色々考えて、このようなレイアウトに。
レイアウトを詰めていく途中で、ある時点で自分としては悪くないまとまりに出来そうと思えたのだが、
CGやクレイモデルの段階では池谷さんはずっと気にしていらして、無いほうが良くないかというご意見も
いただいたのだが、ここは入れさせてもらった。
ガラスには保安基準適合品であることを示す刻印が入る。JISマークと合せガラスであることを示す文字、
そしてガラスメーカーの名前。
ドアガラスは一般的な量産車では強化ガラスが使われるのだが、この車の場合、フロントと同じ合せガラス。
ドアインナーパネルの一部は取り外し式で、この部分だけエクステリアと同じ塗装色にしてみたが、
ここはインパネなどと同じスエード調か、この後張り替えられると思うシートと同じ生地を使うなど
したほうがいいかもしれない。
ライトにアウターレンズがついて、ボディと同じようにリフレクションが映ると、とてもいい感じに見える。
これくらいまで出来上がってくると見ていて楽しい。どんな作業をするにも張り合いが出る。
1号車のときは自分では納得いく写真があまり撮れなかったので、2号車はたくさん撮ろうと思っていて、
この出張の少し前に自分としてはやや奮発してちょっといいカメラを買った。まだ全然使いこなせていない
段階だったのだが、撮ってきた写真を見るとそれなりにきれいに撮れていて、買って良かったと思えた。
こんなことを仕事としてやらせてもらえるなんて、感謝しかない…。
ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その3 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]
今日の記事も一昨日からの続き、6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の
内藤さんと出張作業に行って、作業の合間に撮影した写真、その3。相変わらず写真多目。
後ろの幕は1号車。1号車と2号車を並べて見ることは出来ないので、この幕があって嬉しい。
リヤビューミラーの中身、ある量産車のパーツを流用した角度調整機構。
フロントウインドーグラスを仮置きして様子を見る NY Connect の内藤さん。
自分でも初めて見る処理が散見され、ああ、ここはこんな風にまとめられたんだ、それにしてもこれは
一体どうやって作ったんだろう?というようなところもいくつかあり、イケヤフォーミュラさんの人達の
能力の高さに感心する。
人の顔をかくすとき、なぜか白三毛の凜の顔が活躍する…。
ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その2 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]
昨日の記事の続き、6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の内藤さんと
出張作業に行って、作業の合間に撮影した写真、その2。今日も写真が多いです。
追加されたリヤウインカー。LEDを使った非常にスリムな形状。ハウジングは粉末成形、
アウターレンズはアクリル切削、磨き仕上げ。
私の保安基準の解釈がまずくて追加することになったものだが、最終的な出来栄えにに関しては
池谷さんはとても気に入ってくださったようで一安心。とはいえ、気遣いの人、池谷さんのことなので、
私に気をつかってそう言ってくださっているという面も多分にあると思うので、やっぱり少し心苦しい…。
フロントカウル、フロントフェンダーの裏側を見るとヘッドライトハウジングの様子が良くわかる。
外周部のたくさんのボルトをはずすと中のユニット類と光軸調整機構などがハウジングの後ろ半分に
ついたままはずれるようになっている。
後姿は池谷さん。
いくつか有る細かい問題点の対処をしながら、細かいとは言い難いものやすぐに対処できないものは
どうすれば良さそうか方向性を相談しながら…、ウインドーグラス取付けの準備作業を進めていきます。
イケヤフォーミュラさんでの作業はいつも心地よく行える。この雰囲気いいなぁ…。
ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その1 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]
すっかり間が開いてしまったが、IF-02RDS ロードバージョン開発経過の続き。
6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の内藤さんと出張作業に行き、
ウインドーグラス類の取り付けを行ってきた。
そのときに撮った写真が結構沢山になったので、とりあえず写真だけでも何回かに分けて
アップしていこうと思う。
ちなみにブログの更新が滞ったのは、別に開発しているもう1台のスケジュールが厳しくて
(ドイツのフランクフルトショーに出展するためにIF-02RDSよりも先に完成させなければならない)、
まったく時間が取れなかったため。おかげさまでそちらは何とか山場を越えた(と思う…)ので
久しぶりに更新。
フロントウインドーの曇りを防ぐデフロスターエアアウトレット。
保安基準で前面ガラスの水滴等の曇りを除去するための装置を~ という項目があって、それに
対応するもの。エアコンユニットもフロントカウルの中、角パイプで組まれたフレームの中の狭い
スペースにコンパクトに設置されている。
ドアは池谷さんからのリクエストもあって1号車よりもかなり大きく開くようにした。
これくらい開けば、開口面積は大きくないが乗降に問題は無いだろう。
ドアヒンジは…実はかなり苦労したところ。イケヤフォーミュラのFさんが頑張って色々やって
くださった。まだ付けていないがこのヒンジにはカバーがついて、もう少しスッキリした見た目になる。
リヤビューミラーの本体は1号車では普通のFRPだったが、2号車はある理由があってドライカーボン
製に。ここはせっかくだから塗装せずにカーボンそのまま。
この出張作業中に撮った写真は今回がその1で、その5まで続く予定。
ウインドーグラスが無事につきました…。