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Google検索結果:このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります。 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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どういう理由だったか忘れたが、先日Googleで自社サイトの名前で検索してみたところ、
こんな↓結果が表示された。

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念のため英語表記のほうでも検索してみると、やっぱり同じである。(あたりまえ)

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何なんですかね、タイトルとURLの下、説明文との間の青い文言、
“このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります。”って。
こんなこと書かれたら普通クリックしませんよね、こわくて。 はぁぁ…。

何かの間違いじゃないのかな…、これが第一印象。
そして本当にハッカーが何かしたんだとしたら、うちあたりの訪問者の少ないサイト狙っても
しょうがないだろうに、全く費用対効果悪過ぎだろう… という憤りが次に来たw
憤りながら、状況をより詳しく知るためにその青い文字列をクリックしてGoogle Search Consoleに
飛んで、そこに書かれた文言を読み、あぁそんな風に判断されたんだ…と思いながら、書かれている
Google先生の親切な指示に従って状況を確認し、出来る対処をしていった。正直イラッとしながら。
ほんとにまったくもぉ…である。 だが客観的にこういうことを教えてもらえるのはありがたい。

Google側がいうには、一部のページがスパミングのためにハッカーによって作られたもののように
見受けられるとのことで、それがどのページかも、例えばこのページなどですと教えてくれている。
気になるのはその表現がちょっとこちらとしては引っかかるものがあって、もしかしたら私の書いた
ソースが最近のウェブ事情ではそういう風に判断されているのかもしれない、ということ。
大体、“書いた”といっても実際はこの種の色々な解説サイトからコピーさせていただいたものを、
つなぎ合わせて何とか形にしただけのもので、決して全て理解して1からやっているわけではない。
基本的なことや最新の事情など、大事なことが抜けているのかもしれない。いやむしろその可能性の
ほうが高い。
ハッキングされるのも嫌だが、ハッキングされているわけでもないのにそう判断されるのは
もっと嫌なことになるのかもしれない…。そういう不安がよぎる。

そんな不安をかかえたまま全てのページのソースをチェックした結果、決定的にここがおかしい
というところ(書いた覚えの無いコードとか、知らないURLとか)は見つからなかったのだが、
1箇所だけYoutubeの動画を表示させているところが怪しいように思えたので、ローカルに保存して
ある該当箇所のソースに更にアップデートを加えて(動画の埋め込みコードもその時々のウェブ事情に
合わせて推奨される形式が変わるので)アップロード、これまでのものと入れ替えた。
同様に他の全てのページもGoogleのディベロッパーツールを確認しながら、エラーだの何だのと指摘
される箇所をいくつか細々と修正し(全て完璧に修正できたわけではないが、とりあえず実用上問題
無いであろうと思われるレベル)、再アップロード。全てのHTMLファイルと一部の画像を更新した。
閲覧者向けに表示される内容は(今のところ)以前とほぼ変わらない。

良くも悪くも決定的な悪さをしているところは見つからなかったわけだが、そうすると前述のように
“スパミングのためにハッカーによって作られたもののように見受けられる…”というGoogle側の評価が、
私の書いたソースが原因でそういう風に判断されて今回の注意喚起の表示になった可能性が残るわけで、
もしそうなら、これを解消するには結構な大幅改修が必要になると思うので、それが心配ではある。
ハッキングされるのもいやだが、そう判断されるのはもっといやなことになるのかもしれない…
というのはそういうことである。

それを確認する意味でも元々の構成はいじらず、思いつく対処をやったこの時点で、Googleに再度
チェックしてくれるようリクエストして待つことにした。
ただ、いつになったら結果がわかるのか、例のハッキング云々の表示が無くなるのかわからないので、
念押しで翌日にまた自分でチェックした後、なるべく早くお願いしますと重ねてリクエスト。
すると(うるさいなぁと思ったのかどうかはわからないが)案外早く返信があって、
リクエストは承認した、検証には数週間かかることもあるのでしばらく待っていてほしい、
というような内容だった。
数週間かぁ、長引いたら嫌だな…と思ったのだが、リクエストした翌々日の朝(だったと思う)、
サイトをチェックしてみると例の
“このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります。”
の文言は消え、替わりに同じ位置に別の文言
“ページがモバイル フレンドリーではありません。”
と表示されていた。

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うーむ、心配していた点は大丈夫だったのか? 人様に迷惑をかけていなければいいのだが…。
予想したより随分早く検証が済んでサクッと反映されたのは良かったが、
“ページがモバイル フレンドリーではありません。”って、何か文句つけないと気がすまないのか…w
モバイル フレンドリーではないというのは、要はスマホやタブレットで見たときに見づらいですよと
教えてくれているわけで、ハッキングの可能性を教えてくれたのと同様、親切なことではあるのだが、
問題が解決したかと思ったらまたこれで、軽くガッカリ…。

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念のためいくつかのページをチェックしたが、みんな同じこの文言がつく。
同じ構成のページだし、これは何かの間違い、とかではないのは明らか。

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以前よりスマホ対応のことは考えてはいたのだが、いよいよこの対応をしなければならないか…。


“ページがモバイル フレンドリーではありません。”という文字列をクリックすると、
別タブでモバイルフレンドリーテストが始まる。

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テストの結果がこれ。

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× テキストが小さすぎて読めません
× クリック可能な要素同士が近すぎます
× ビューポートが設定されていません
× コンテンツの幅が画面の幅を超えています

とのことだが、確かにこの大きさのままではとても見れたものではない。

ちなみにPCで見た場合のトップページがこの画像↓
この画像で横方向の解像度は1300ピクセル強で、スマホで見るには確かに大き過ぎる。

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他のいくつかのページでもテストしてみた。

12_モバイルフレンドリーテスト.jpg

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トップページ以外は“コンテンツの幅が画面の幅を超えています”の項目は無くなるが、他は同じ。

ビューポートの設定というのはモバイルの画面に合わせてページをスケーリングする制御を可能に
するもので、そのためのビューポートのメタタグをGoogleのTools for Web Developersから
コピーしてきてソースに挿入(下記)してテストしてみた。

<head>
...
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
...
</head>

これで“ビューポートが設定されていません”という項目は消えてくれるのだが、そのままでは、
ただページの左上を基点に拡大表示されるだけで(スクリーンショットは撮り忘れてしまった)、
トップページ以外のページも“コンテンツの幅が画面の幅を超えています”の項目が出てきてしまい、
画面全部を見るには横方向のスクロールが必要になる。(もちろん縦方向のスクロールも必要)
基本的にソースの書き直し等、試行錯誤しなければ最適化は望めない。


さてこうなると、いよいよまじめにモバイルフレンドリー化を考えなければならないか…、
具体的には、サイトを丸ごとモバイルフレンドリーなサイトに作り直すか、現状のものはそのままに
してそれとは別に完全に独立したモバイルフレンドリーなサイトを作って並行して公開するか…。

と思ったのだが、いずれにしても結構な手間がかかるのは確かだし、モバイルフレンドリー化して
スマホで見やすくなるのはいいが、そうすることによって失うもの、あきらめなければならないものが
少なからずあって(PCで見た時の文字の大きさ、レイアウト、画質などなど…)、それが自分としては
一番のストレスになることは目に見えている。
調べ物などをしていて、そういったサイト(確認してはいないがモバイルフレンドリーと思われる)で
なかなか欲しい情報が得られなくてイライラさせられることがある。そういう経験をするたび、なぜ
こういうことになっているんだろう?と思ったものだが、モバイルフレンドリー化がそういうことに
少なからず影響しているように思う。
表面的には簡単に手が届くが、深いところには全然届かない、そんなイメージ。

あらためて自社サイトのありかたを考えてみると、ポータルサイトや物販サイトなどのように
広く一般の人に見てもらう必要は無く、いわゆるB to Bサイトとして機能していればいいわけで、
そのために必要十分なものと考えると、モバイルフレンドリー化よりも先にやらなければならないこと、
やりたいことがあるので、それらを優先したほうがいいように思う。




いつも検索で色々お世話になるGoogle。今回の“ハッキングの可能性…”についても、指摘されなければ
気がつかなかったと思う。色々教えていただいて、助けていただいて、ただ感謝である。
Googleに限らず、インターネットの普及と発展のおかげでうちは随分助かっているということは日々実感する。




とりあえず、モバイルフレンドリー化は今しばらくは無しということで…。






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