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White McLaren F1 Could Sell For $14 Million [車、カーデザイン]

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This Unique White McLaren F1 Could Sell For $14 Million
https://jalopnik.com/the-worlds-only-white-mclaren-f1-could-sell-for-14-mil-1612982357

Top Gear Meet the $14m McLaren F1
https://www.topgear.com/car-news/british/meet-14m-mclaren-f1

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貴重なマクラーレンF1の中でも更に少ない白いボディカラーのものが来月ペブルビーチで行われる
オークションに出品されるようです。予想落札価格は1200万〜1400万ドルの間ということです。
さすがに高価でが、この車の価値からすれば欲しい人はいそうです。

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上記のサイトはどちらもあっさりした内容で、もう少し詳しいことがわからないかなと思ったのですが、
自動翻訳ではいまひとつ日本語爆裂状態で…なんだかよくわからないところも多いです。
写真もわりと無造作で荒く、せっかく天気のいい日に撮ってるのにもったいないな…と思ったのですが、
同じ写真を以前他のところでも見たような気がしますし、今回のオークション出品のために撮影された
ものとは限らないようですね、これらの写真は。

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設計者、ゴードン・マーレーが思い描いた理想主義的ともいえるレイアウトや、モノコックを含む
フルカーボンボディ、正統派エンジンのの王様とも言える自然吸気V型12気筒6,000ccエンジン、
基本的にはオーソドックスなダブルウィッシュボーンでありながら巧妙なマウントで衝撃を和らげる
サスペンションなどなど…、メカニズム的には唯一無二、孤高の存在だと思います。

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ただ…個人的にはですが、純粋なスタイリングとしては正直それほど魅力は感じないといいますか、
このすばらしい素材にこのエクステリアデザインはちょっともったいないな…と前々から思っています。

かつてブラバムF1ですばらしく個性的で魅力的なマシンをデザインしていたゴードン・マーレーが
纏め上げた究極のロードカー…なのに、どういう理由かそのスタイリングは彼自身ではなく、同じ
イギリス人のピーター・スティーブンス氏に依頼されています。
スティーブンス氏は70年代には自身のデザイン会社を立ち上げていたのですが、この車の開発に
携わる期間、1990年~1993年の間はマクラーレンカーズのチーフデザイナーとして同社に在籍して
いたようです。

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個人的にこのピーター・スティーブンス氏の作品がどうもあまり魅力的には思えなくて…
(ちなみにピーター・スティーブンス氏の手がけた車は、ロータス・エスプリSE(第2世代)、
ジャガーXJR-15、涙目のスバル・インプレッサなどあるのですが、XJR-15(中身はほぼ
レーシングカー、このデザインはまとまっていて悪くは無いが…)はともかく、少なくとも
第2世代のエスプリSEと涙目のインプレッサに関しては今ひとつどころか、オリジナルよりも
悪くなっているように思えて ー 完成度の高いものをいじるのは難しいものではありますが… ー
何度も言いいますがあくまで個人的にという限りにおいて、どうもダメです…。

エスプリSEのほうはそれだけ見れば悪くない、十分魅力的なスポーツカー(或いはスーパーカー)
だと思いますが、オリジナルの切れの良さが随分薄れてしまってダルくなってしまって…残念です。

そしてどうしても許容できないのが涙目のインプレッサ。色々制約があったのでしょうし、何とか
元のもの(批判の多かった丸目)との差異を出さなければならなかったのだろうとは思いますが、
これはどうしてもいただけません。私の中ではスバル史上最低なデザインかも、そう思うほどです。
(チョットひどいこと言い過ぎかなとは思います。好きな方、すみません…。)
同じインプレッサのひとつ前の世代(初代)のWRカーも彼の仕事ですが、あれは素性のいいベース
があって、そこに彼がオーバーフェンダーなどを付加したもので、いい感じに魅力アップしていて
結構いいなと思いました。


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ゴードン・マーレーファンの私としては、かつてのブラバムF1で見せてくれたような、彼らしい
切れ味鋭いカッコいいデザインをこの究極のロードカーでも見てみたかったです。そういうものを
見れると思って期待していた時間も長かったので、いざ現物の写真を見た時は正直ちょっと拍子抜け
しました。 あぁ、こんな風にしたんだ。そうかぁ…。チョットガッカリ

後にこのスタイリングがピーター・スティーブンス氏のものであると知って、どうしてゴードン・
マーレーは自分以外の人に依頼したのかな…せっかくのすばらしいチャンスに…、と考えたのですが、
上記の私の好きだった若き日の彼がデザインしたF1マシンデザインをあらためて見てみるに、
カッコいいところはすごくカッコいいのだけれど、その分破綻気味ともいえるところもあって、
レーシングカーならそれはそれで問題無い、目的のためにだけある形で他はどうでもいいという
割りきりがむしろカッコいい、と好意的な解釈も出来るのですが、これがロードカーとなるとさすがに
そういうのはちょっとまずかな…とか思ったのでしょうか。
それで、ちょうどその少し前に(自分はまだ手がけた事が無い)ロードカー、ロータス・エスプリSEや
ジャガーXJR-15を手がけたばかりの旧知の仲のピーター・スティーブンス氏がいる。
彼に頼めばいいんじゃないか、自分の好みを色々伝えるのも彼ならやりやすいし…。
そんなところだったのかな、と想像はしますが…、今もやっぱりちょっと残念な気はします。

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とはいえ、ゴードン・マーレー自身はすごく気に入ったものが出来たと満足していたようなので、
それは本当に良かったと思います。




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↑この画像は以前の記事でとりあげたもので、こんなところまでいいなぁ…と思いました。
Mclaren F1 マクラーレン F1(ロードカー) のオーナーズマニュアル   2014年11月2日
http://ash-institute.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02






それでもやっぱり孤高の存在、マクラーレンF1。色も白だし…w






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