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SSC(Shelby Super Cars) Tuatara [車、カーデザイン、ミニカー]

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SSC(Shelby Super Cars North America Inc.)Tuatara
シェルビー スーパーカーズ ノースアメリカ・トゥアタラ。
(社名からキャロル・シェルビーが起こしたシェルビーアメリカン社と同一視されることがありますが
両者は無関係で、混同を避けるため社名の後ろのほうにNorth Americaとつける事になったそうです)

この車、トゥアタラは2010年9月、同社のアルティメットエアロの後継機として開発が発表され、
その時は "SSC Ultimate Aero TT II" の仮称で呼ばれていたものです。

シェルビー・スーパーカーズ・トゥアタラ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%A9

パワーは驚異の1350馬力! アメリカ製スーパーカー「トゥアタラ」がデビュー!!(2011年08月24日)
https://jp.autoblog.com/2011/08/24/ssc-tuatara-makes-north-american-debut-at-pebble-beach/

【レポート】最高速度400km/h超えのアメリカン・スーパーカーが、いよいよ生産開始へ!(2014年06月18日)
https://jp.autoblog.com/2014/06/18/ssc-tuatara-factory-gets-276-mph-green-light-in-washington-state/

世界最速記録奪還を目指すSSC(覚えていますか?)が、2011年に発表した「トゥアタラ」の進化を予告!(2018年01月10日)
https://jp.autoblog.com/2018/01/09/ssc-tuatara-new-teaser-image/


モックアップを発表してから3年後に生産開始というニュースはあったものの、実際はなかなか
進行していなかったようで、次のステップの発表が無く年月だけが経過して、どうなったのかな…
と思っていたのですが、いよいよ今年あたりには次のステップに踏み出すのかも、しれません。

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このフロントビューが印象的で、とても魅力的に見えます。好みの顔つきです。フロントビューも
フロントクォータービューもいい。単純にそれだけでずっと気にしていました。

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フロントビューに対して、サイドパネルの構成やリヤビューはあまり好みではないのですが…、
それでも全体的にはとても魅力的。他に似たものが無い点も価値があり、すばらしいと思います。

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この小さなフィン、これはいったいどういう効果を狙ったものなのか…。
ウイングはつけたくないけど何かアクセントが欲しい、そんな理由なのかな…?
顔つきもそうですが、この小さなフィンのことを覚えていたこともあって、ひとつ前の記事で
取り上げたVazirani Shul のデザイナーはもしかしたらこの車と同じデザイナーかな…?
と思ったのですが違っていました。すみませんでした。
サイドビューでのウエストラインというかショルダーラインというか、その通し方にも何となく
共通するものを感じて、同じ人が違う形にしようと考えた結果なのかな、と思ったのですが、
あらためて両者を比較してみるとそれほど似た雰囲気でもないか…と思い直しました。
重ねてすみませんでした…。

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本物のカーボンホイール、と思われるホイール。肉厚の中空スポークでしょうか。
革新的な技術のひとつという事かもしれませんが、耐熱性とか耐久性とかが満足できる
レベルになったとしても、どうもこの見た目はあまり魅力的な造形には思えなくて…、
個人的には超々ジュラルミン鍛造とかの繊細なスポークのほうが魅力的に見えます。
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これもまた、ものすごく無造作なリヤビューミラー。
もうちょっと何かしらありがたみのある造形にしてもいいんじゃないかと…。
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現実的にはもうリヤビューミラーは無くてもいいことになったので、この手のミラーは廃止して
リヤビューカメラを置くことになるんでしょうね。そのほうがスッキリしていいです。

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デザイナーはジェイソン・カストリオータ氏。元ピニンファリーナのデザイナーで、
マセラティ・バードケージ 75th(リヤビューが非常に魅力的!)、フェラーリ・599GTBフィオラノ、
マセラティ・グラントゥーリズモ、フェラーリ・P4/5 などのデザインで知られています。

ジェイソン・カストリオタ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%BF

彼がデザインした中で私は特にマセラティ・バードケージ 75thとこのSSCトゥアタラが
好きなのですが、マセラティ・バードケージ 75thに関しては、日本人の奥山清之氏が
ピニンファリーナのディレクターを勤めていた時期で、珍しくそのデザイン過程、製作過程が
テレビ局(日本のNHK)の取材を受け、“デザインルームの6か月~イタリア・スーパーカー誕生”
という番組になり、後にDVDも発売されました。リアリティがあって非常に見ごたえのある内容で
おすすめです。私は見ていて自分の経験と重ね合わせて(厳しい納期と様々なジレンマが生々しく
思い出されて)腹が痛くなるようでした。


子供の頃に見た想像上の小型宇宙船みたい。顔つきとキャビン形状が効いている。リヤの小さなフィンも。
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ボディ上面、前後4ヶ所にあるグラフィカルに並んだ小さな穴。これはエアアウトレットか、
何か別の効果、例えばゴルフボールのディンプルのような効果を狙ったものなのか、ただ単に
見た目のアクセントをつける事が主目的でそれに何かしら意味を持たせようとしたのか…?
これがどういう素性にしろ、個人的には悪くないと思います。
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何度も書きますが印象的で魅力的なフロントクォータービュー。この顔つきとボリューム感がいい。
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インテリアはどうも、あんまりパッとしないような…。なので画像の扱いも小さめでまとめて。
まだCGだけみたいなので、もうちょっと別の感じに変わってくれるといいのですが…。
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最近この手の超高性能をうたい文句にした新興メーカーがいくつか出てきていますが、
掲げたスペックが高い(高過ぎる)せいか、市販版リリースには皆さんてこずっているようです。
この車も最初の発表から随分長い時間を経過して、ここに来てようやく次のステップに踏み出す
のかもしれませんが…、その内容はどうあれ、この魅力的な顔つきがあまり変えられずにモノに
なってくれることを祈りたいです。



ひとつのビューだけでも魅力的なら、いいと思う。個人的には…。






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