追加した透視画 Tecnical illustration 2017 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]
弊社ウェブサイト、Chassis のページにTecnical illustration 2017 として透視画像を12点追加しました。
http://ash-institute.cats.st/works_car_design_chassis.htm#=technical_illust_2017
ベアリングメーカー大手、NTN株式会社様の自動車商品ガイドブック用に製作した透視画像の一部です。
この商品ガイドブックは2017年にアップデートされたのですが、アップデートは約10年ぶりのことと
なりました。
4気筒ターボエンジン内部
4気筒ターボエンジン外部補記類
横置きFF用オートマチックトランスミッション
縦置きFR用マニュアルトランスミッション
横置きFF用CVT
FWD/4WD フロントアクスル
FR フロントアクスル
複合素材、モジュール
モーターサイクル
ATV
NTN自動車商品ガイドブックの前回アップデートが行われたのが2007年。このときから弊社が製作に
関わるようになりました。
このときの自動車商品ガイドブックは翌2008年に、日本産業広告協会 第29回「2008日本BtoB広告賞」
製品カタログ単品の部銅賞受賞を受賞し、同社の営業活動の一助になったことはとても嬉しいことでした。
そういった直接的な狙い通りの効果があったのも良かったですし、これのおかげで新卒者などに対する
説明がすごくやりやすくなったというお話もあって、そういう効果もあるんだなと思いました。
そんな好評をいただけた自動車商品ガイドブック2007年版ではありましたが、それまでのものがやや
時代遅れの感が否めない内容であったという面もあってのことで、私としては今後はそうならないように、
少なくとも5年に1回くらいのペースでアップデートするのがいいと思っていたのですが、中々行われず
少しばかり心配していました。内部ではその話が時々あがってはいたそうですが、実際に動き出すまでには
いたらなかったそうです。
それが動き出したのは2017年のことです。2018年が同社の創立100周年にあたり、それに合わせて記念
イベントなどもあり、この機会にガイドブックのアップデートも、ということでした。
こうして前回から10年たってようやくアップデートされることになったNTN自動車商品ガイドブック。
出来上がったっものは、より洗練され今風になったとは思うのですが、相対的に前回ほどのインパクトは
無いようにも思えます。今の時代、それはある程度しょうがないことかもしれませんが…。
それにしても創業100周年。あらためてすごいなと思います。もちろん業績の波はあったと思いますし、
今後どうなるかは誰にもわかりませんが、100年もの長きにわたり、基本的に拡大基調で存続してきたこと、
それがもう本当にすごいことだと思います。
ほんの少しだけれど、関われたことを光栄に思える…。
B&o Beocenter 9300 [オーディオ、音楽、家電、インテリア]
Bang & Olufsen(バング&オルフセン)、B&oのロゴと製品のデザイン性の高さで知られる
デンマークのオーディオ・ビジュアルブランド。
そのB&oのBeocenter 9300 という機器をオーディラックの一番上に置いています。
CDプレーヤー付きレシーバー(アンプとチューナーが一体になったもの)とでもいうもので、
その機能とか性能はともかく、この見事に美しいデザインが気に入ってこの特等席に置いています。
同社の魅力的なデザインの製品の中でも、個人的にはこれが最高傑作ではないかと思っています。
このBeocenterシリーズにはこの9300の前に9000、後継に9500という機種があります。
見た目はほとんど同じでほぼ区別がつかないほどです。よーく見れば背面パネルとか入出力端子
とか違いがあるにはありますが、ここにあげた写真くらいではまずわかりません。
メカニズムや回路としては仕様変更や改良を行ってそれに合わせて機種名も少し変えたのでしょうが
デザインはほとんど変えなかったということは、それだけいいデザインの物を作ったという自負が
あったのかもしれません。(製造上の問題:新規に成形型を作りたくないとか、かもしれませんが)
その品番違いとは別に、上面の金属(多分アルミかステンレス)パネルがヘアライン仕上げのものと、
鏡面仕上げのものがそれぞれの品番にあって、うちの9300は鏡面仕上げのほうです。品番による区別は
特になされているわけではないようで、どう呼ぶのが正しいのか私もわからりません。ご存知の方が
いらしたら教えてほしいくらいです。
この金属パネルの仕上げ違い、入手するとしたらどちらがいいか結構考えました。
結果はごくわずかな差でヘアライン仕上げ。
アルミやステンレスのクールな質感とタッチパネルの黒いガラスのコントラストがモダンに見えて
いいように思えました。ただ、どちらの仕上げにしても、元々そんなに沢山売れた機種ではないので、
市場に出回る絶対数が少なく(欧米ではそうでもないらしくてe-Bayなどで検索すると結構な数が
ヒットします)、複数を比較して選べるような状況には中々なりません。そういう機種ですから、
このデザインが気に入っているのなら、そして致命的なダメージが無いのならどちらでもいいかな…
とも思っていました。
で、見つかったのは鏡面仕上げのほうでした。わずかに心がヘアラインに傾いていたのでちょっと迷い
ましたが、ヘアライン仕上げよりも高級感みたいなものでは鏡面仕上げのほうが上回るような気もして、
まぁそんなに悪くはないだろうと思い購入することに。ヘアライン仕上げも捨てがたかったですが、
いつ出てくるか(見つかるか)わかりませんでしたので…。
このラックをデザインする時(既製品では中々思うようなものが無かったので自分でデザイン、設計
して業者に発注しました)、手元にある機器と購入を検討していた機器を3DCGで再現して色々な
パターンでレイアウト、シミュレーションしていったのですが、最初はレコードプレーヤーを一番
上に置く、わりとオーソドックスなレイアウトを考えていました。そこそこ気に入ったレイアウトも
出来たのですが、わざわざ新規にラックを作るのに決定的な魅力にやや欠けるような気がしました。
それで、ためしにこの機種を最上段においたCGを作ってみたところ、それまでにない魅力を感じました。
ただそうするとレコードプレーヤーはその下の段に置くことになり、やや操作性が悪くなりそうで
(ダストカバーの開閉やトーンアームの操作が制約を受ける)少し迷ったのですが、やはりこの機種の
このずば抜けた美しさが活きるのは最上段に置いた時なので、やっぱりそうしたいなと思い、それを
基本に他の機器のレイアウトを検討して決めていきました。
モダンで清潔感のあるものにしたかったので、仕上げはツヤありの白にしようと決めていましたが、
それを塗装でやるか、化粧合板でやるか…、いくつかの業者に相談して見積もりをとってみた結果、
塗装のほうが工数がかかって高価になること(これは予想していました)、その割りにというか当たり
前ですが、キズはつきやすいし、仕上げのクォリティも業者、あるいは担当者によってまちまちで、
必ずしも期待通りにはいかないこともありそう…ということもわかってきます。
そういうことで最終的に選んだのはメラミン化粧合板のツヤあり。この材質は表面が非常に硬くて傷が
つきにくく、耐久性抜群、価格も安価。製作者によるばらつきも極めて少ない。ただひとつ心配なのは
端面の仕上がりだったのですが、これは製作見本を見せていただいて、十分きれいに仕上がることが
確認できたのでこれでいくことにしました。
結果は、大変納得のいくいいものが出来て安心しました。つやつやの表面に、置いた機器が映りこんで
とてもきれいに見えます。表面が硬くて傷がつかないということは、まず汚れませんし掃除はほこりを
軽く取るくらいで実に簡単です。
そういうことで、ここにこの機種を置いたところは見栄えがして大変いいのですが…、実はこの固体は
やや難ありというか、気になるところがあります。古い機械の中古品ですから、完璧なものではない事
はわかった上で入手したのですが…。まず、動作品ということでしたがうちに届いた時はCDがうまく
再生できませんでした。この機種でよくあるリッドの開閉動作が途中で引っかかる症状も出ていました。
しょうがないので自分である程度ばらして機構部分を調整して…何とかリッドの開閉機構を含めてCD
トランスポート部は復活させることに成功しました。でもまだ他に2点、好ましくないところがあって、
ひとつは内部のシャシーに相当する部分に外装を締結するためのボルトが何個か紛失していて、固定
されていない箇所が何箇所かあり、持ち上げて移動する時など、それをわかった上でやさしく丁寧に
扱わないといけません。そういうこともあって移送中の振動等でCDトランスポート部はやられていた
のかもしれません。運良くそこは治せたのから良かったものの…。
もうひとつは、手前のガラス製タッチパネルの左端付近、直径10mmくらいの浅いクレーターのように
ガラスが欠けてしまっています。黒いのであまり目立たないようにも思えますが、この機種の特徴的な
ガラスパネルにこのキズはもったいないです。もっと大きなひびが入っていたり、完全に割れてタッチ
パネルとしての機能が損なわれていないだけましともいえますが、残念なことに変わりありません。
そういう状態でしたので、将来的により良い状態のものが見つかったら入れ替えようと思っていました。
で、そういうもの:よりよい状態と思われるものが昨年10月運良く見つかりました。
機種はBeocenter 9500と、うちの9300よりも新しいもので、トップパネルは同じ鏡面仕上げ、
というものでした。動作品ということでしたので、特に疑うようなこともせず、購入することを決めました。
そして引取りに伺い、その場で視聴、動作チェックをしている時、CDのリッドの開閉動作がやや緩慢に
なってきて、そのうち閉まる時に手動で補助してあげないと閉まらないようになったのですが、前と同じ
ようにまた自分でばらして再調整すれば大丈夫だろうと思い、そのまま引き取ってきました。
その後仕事の忙しさもあってそのまま放置。入れ替え作業はおろか動作チェックも行わず、
2ヶ月以上経過。仕事をひと段落させて、今年に入ってからいよいよ入れ替え作業をするかと、
まずは動作チェックしてと思い、やってみたところ…、リッドの動きは更に悪くなっており、
CDの認識もしなくなっていました。
これは、やっちまったかも…。
出来る範囲でばらして調整してみましたがたいした改善は見られず、徒労に終わりました。
はぁぁ…。
ここにアップした写真は、実は入れ替えによって不要になるこのBeocenter 9300をネットオークション
に出品するために撮った写真だったのですが(背面の端子部分など含めてもっと沢山撮っています)、
こういうことになってしまいましたので、入れ替えはせずに、このBeocenter 9300はまだしばらくは
手元に置いておくことにします。
そして新たに手に入れたBeocenter 9500のほうをジャンクとして出品することにします。
近日中にまたBeocenter 9500の写真を撮ろうと思います。
あぁ、もうほんとに…。
ブログのカテゴリーにオーディオ関連のものを入れておきながら、このブログに移行してから
オーディオのことは書いていませんでしたが、これから少しは書いていこうと思います。
そのしょっぱながこういう話でなんだかちょっとガックリ来ますが…、こんな古い中古品ですので、
こんなことも普通にあるわけですね、残念なことですけど…。
このところずっと、どうにもスッキリいかないことが続く…。
映画「フォード対フェラーリ」を見て [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]
少し前のことですが1月15日は結婚記念日で、そのお祝いに映画とランチに行こうということで
見てきた映画、フォード対フェラーリ。妻はそこまで車好きというわけではないですが、記念日だし
付き合ってくれるというので見てきました。実は一人で見に行くかどうしようか迷っていました。
友人らしい友人がほぼいないと、こういう時ちょっと困ります。一人で行けばいいだけなんですけど…。
映画「フォード対フェラーリ」
http://www.foxmovies-jp.com/fordvsferrari/
見てからちょっと間が空いてしまったのは、この日の夕方、猫のレイが急遽入院することになって、
心配だったし落ち込んだからなのですが、幸いなことに想像したよりも悪くない状態ということが
わかり、少し安心できたので、この映画について書いてみることにしました。
見た印象として、タイトルの下に()で“シェルビーチーム対フォードの中のくそ野郎”と加えたほうが
良さそうだなと思いました。それくらい、フォード社の当時の副社長が嫌なやつでした。ただ後で
調べてみると、この人物はそこまで嫌なやつではなくて、むしろ彼を知る人は誰も彼を悪く言わない、
尊敬されるような人物だったらしいです。
また、対フェラーリとうたっているものの、フェラーリについての描写は結構あっさりしたもので、
ちょっと拍子抜けでした。ただ、主役の片方の車として、世界中のオークションで最も高値をつける
フェラーリ330P3/P4が走るシーン、それもフォードGTや当時のライバル達と一緒にレーシング
スピードで走るという特別中の特別なシーンが沢山見れて、それはもうこの映画を製作してくれた
方々に、ただただ感謝しかありません。こんなシーン見れて幸せ、と素直に思いました。
フェラーリ330P3/P4もフォードGTも、自分としては最も好きな年代よりもやや古くて、正直な
ところ“この頃のが一番好き”というほどではないのですが、それでも、これらの車を大好きという
人達の気持ちはよくわかります。特にP3がピットレーンに入ってくるシーンなどでは、写真などでは
あまり見ることがないやや俯瞰気味のフロントビューからサイドビュー、そしてリヤクォータービュー
まで、個人的に大好きなアングルでとても良かったです。低くて薄っぺらいのに抑揚があって、
滑らかかつシャープ…、そういった全体的な形が良くわかっていいです。 映画の中のセリフでも、
ルマンの本番でフェラーリの実車を目の前にして、マイルズ達が「美人コンテストなら負けたな」
というシーンがあって、あぁ確かに…、当時実際にこれ見たらそう思っただろうなと思いました。
そしてキャロル・シェルビーの会社、シェルビーアメリカンの会社の中の様子が何度も映し出される
のですがこれもまた、ある種夢のように見えて…、うわぁ、こんなのがある、それもこんなに沢山…。
そんな風に思えてそれもとても良かったです。
ただ全般的に主要人物達の感情表現はもう少し抑えてくれても良かったんじゃないかなと思いました。
人間性にやや難ありだが開発能力が極めて高く、運転すれば抜群にうまくて速いドライバー、その彼を
クライアントの意向に背いたり脅すようなことまでして強引に乗せて、ついには勝つ…、そういう面も
確かにあったのでしょうしそれなりにドラマチックではありますが、もっとこう…レーシングカーの
基本コンセプトでフェラーリとは違うアプローチ、自分達のストロングポイントを鍛えに鍛えていって、
最初はかなわなかったけど、それでも2回、3回と挑戦を続けていって、ついにはフェラーリに脅威を
与えることにまでなり、それゆえフェラーリは機械的な無理をすることになり、肝心の大本番の終盤に
自滅、かくしてフォードは1位、2位、3位独占の完全優勝を成し遂げる…。という側面をもっと強調と
いうか、うまいこと説明してほしかったなと思いました。
ちなみにその両者のスペックは下記のとおりです。(1966年当時)
フェラーリ 330 P3 : 3,967cc 60度V型12気筒DOHC 最高出力:420ps/8,200回転
圧縮比:10.5 ツインプラグ 燃料噴射
車重:851kg
フォード GT 40 Mk2 : 6,997cc 90度V型8気筒OHV 最高出力:475ps/6,200~6,400回転
圧縮比:10.5 シングルプラグ 4バレルシングルキャブ
車重:1,088kg
比較すると、フェラーリは排気量はフォードよりもずっと少ないが高度で先進的なメカニズムで
排気量の割りに高出力。ただしメカニカルトラブルの可能性はフォードよりも高め。車重軽い。
片やフォードはやや古めかしいメカニズムながら圧倒的な大排気量で最高出力でフェラーリを上回る。
その発生回転数は低目(といっても当時のこの排気量のV型8気筒としては驚異的高回転)で信頼性高く
(これも見方によるが…)耐久レース用エンジンとして優位、車重は重め。
というようなことが大雑把に言えるかと思います。
フォードが絶対王者フェラーリに勝てた理由を、技術解説になるようなシーンを色々見せることに
よって盛り上げてほしかったです。
たとえば…、ピョンチャン五輪直前に放映されたNHKのドキュメンタリーで、スピードスケートの
女子パーシュート日本チームを追ったものがあったのですが、あれすごく良かったです。
スケートに詳しくない人が見ても技術的な内容が良くわかるものになっていて、なぜ日本チームが
速くなって、どれほどオリンピックで期待できるのか、そういうことがよくわかって本番のレースが
ものすごく楽しみになりました。それまで長きに渡って絶対王者として君臨していたオランダチーム
(選手一人ずつの能力では日本選手達を上回る)の選手にインタビューして、「日本に勝てると
思いますか?」と聞いたこたえが「あなた何を言ってるの?当たり前じゃない。」と危機感もなく
言っていて、それがとても印象的でした。
ほぉぉ…まぁ言ってればいいさ。今に見てろよ…。テレビを見ててそう思ったわけですw
迎えた本番、オリンピック決勝、相手はそれこそ当たり前のようにオランダ。そのオランダに対して
日本は中間で若干の遅れをとるも、結果としてオリンピックレコードを大きく更新して大差といって
いい差をつけて勝利、見事に金メダルを獲得してくれました。良かったなあれは…。今思い返しても
そう思います。
で、そういう感じのシーンがうまく挟み込まれていたらどんなに良かったか、もっとうんと興奮した
だろうなと思ったわけです。 見たかったな、そういうの…。
マイルズ役の俳優が当時の本人ととてもよく似ていたことも良かったです。本当に驚くほど似ています。
以前見た映画で、やはり本人と俳優が驚くほど似ていたボヘミアンラプソディのブライアン・メイの
ことを思い出しました。
お父さんのことが大好きなマイルズの息子もかわいくて…、マイルズがレースから足を洗う決心を
してトロフィーとかをゴミ捨て場に置いてきたのに、それをこっそり拾ってきて自分のベッドの下に
隠したり、テスト走行するお父さんを憧れの目で見ていたり、大体見た目からしてロシアの女子
フィギュアスケート選手、メドベデワ選手に似ててかわいいし、演技もうまくて…、最後切なかった
です。
あと、マイルズの奥さん役の女優が、こんな奥さんほしいなと思うほど魅力的でとても良かったです。
背の高い女優さんだなと思ったら、若い頃はパリコレのモデル、それも花形メジャーブランドのモデルを
つとめるほどの一流モデルさんでした。パリコレモデルからハリウッド女優へ、すばらしい転身。
全編を通して、クライアントとチームのメンバーの間で板ばさみになりながら目標達成のためにがんばる
キャロル・シェルビー氏の苦悩、葛藤は、分野もスケールも違いますが、かつて自分が経験した嫌なほう
の苦労を思い出してしまって…、腹が痛くなりそうでした。
腹はそうでしたが、映画としては十分楽しめました。おもしろかったです。
車好きなら見ておいていい映画…、そう思いました。
Ikeya Formula IF-02RDS road version のページを公開 [Ikeya Formula IF-02RDS]
2017年の東京モーターショーで公開された IF-02RDS ロードバージョンの開発経過をまとめた
ページです。こちらもASPARK OWL のページ同様、公開するまでに2年以上かかってしまい、
新鮮味は無くなったかもしれませんが、デザイン過程や各種パーツ設計時のスクリーンショット
画像から、完成後のスタジオで撮影された写真、東京モーターショーでの写真、雑誌やWebなど
各種メディアの記事など色々集め、まとめてご覧いただけるようにしました。
IF-02RDS road version
http://ash-institute.cats.st/works_Ikeya_Formula_IF-02RDS_road_version.htm
2013年の1号車、いわゆるプロトタイプの発表から4年後の2017年、東京モーターショーで発表
されたIF-02RDS ロードバージョン。当初の見込みよりも時間はかかりましたが、モーターショー
開幕直前に念願の車検を取得することが出来、目論見通りライセンスプレートを装着して展示する
ことが出来ました。
コンセプトはプロトタイプと変わらず、保安基準を完全に満たすための開発作業を行いました。
製作作業の最中にブログのほうで記事をアップしてまいりましたが、そこでアップした写真、
設計作業中のPCのスクリーンショット画像等をあらためてまとめていますので、一気にご覧いただく
ことが出来ます。
現在は量産(といっても最大で99台限定ですが)のための開発と、完全オリジナル設計の自然吸気
V型10気筒エンジン、IF-V10E の開発が継続して行われています。
以下、先日のASPARK OWL prototype の記事でも同じことを書きましたが、ここでもう一度。
IF-02RDS road version のページで表示されている各過程ごとの横長画像をクリックすると
(反応が無い場合はもう一度クリックしてください ※ダブルクリックではありません)
その下にサムネール画像がいくつか表示されます。このサムネール群は、少ないところも
ありますが、多いところでは数十枚になります。
サムネール画像のどれかを選んでクリックすると独立したウインドーで拡大表示されます。
この独立ウインドーの右下にX型の矢印マークが出ている場合はオリジナルサイズよりも小さく
表示されている(ブラウザのウインドーサイズ内で全体表示するため)ことを意味しており、
そのマークをクリックすることによってオリジナルサイズで表示されます。
この独立ウインドーはドラッグして位置をずらしたり、複数開くことも出来ます。
独立ウインドー上でクリックするとその独立ウインドーは閉じます。
最初にクリックした横長画像をもう一度クリックするとサムネール画像群は非表示となります。
また、このページに限らずなのですが、弊社のサイトは全般的にスマホでは見づらい構成ですので、
(Google ChromeとFirefoxの検索結果に“ページがモバイル フレンドリーではありません。”と
親切に表示されます)いまどき恐縮なのですがPCでご覧いただくのが望ましいです。
こうして何回か、プロジェクト別に製作過程の項目ごとの横長のビジュアル画像、大きなリンク
バナーのようなのを作っていると、その作業自体が結構楽しめて、自分はこの作業好きなんだなと
あらためて思いました。
実際に車両を作っている最中の、
“これが現物になったらどんなだろう?思ったとおりのものになるといいなぁ、すごくいいなぁ…。
でもうまくいくかなぁ…、何とかうまくいってほしいなぁ、あれだけ検討したんだから大丈夫
だろうとは思うけど、こういうのは出来上がってみない何ともなぁ…。”
そんな期待と不安の両方、そして何より、
“これ本当に間に合うんだろうか?”
という現実的で厳しい状況、ある時は修羅場とも言えるような状況を乗り越え…、ある時は案の定(w)
失敗したりして、関係者にお詫びして、泣きながら徹夜とかしてリカバリーして、ようやくたどり着く
完成状態。その達成感、満足感、幸福感…そういう色々な感情がわきあがる、その経験をもう一度軽く
ほんのり味わえるようなところがいいのかなぁと思う。
車両が完成してもう済んだことなので、どうなるのかわからない不安や焦りの嫌な要素は無く、
楽な気持ちで(ほぼ)いい気分だけ再び味わえるのだから、それは心地よく感じられるはずです。
もちろん、ああすれば良かった、あそこはこうしておけば…というところはいっぱいあります。
当然あります。あんなところにあんなにお金かかってしまって、ほんとにもう余計な…なんていうのも
結構あるし。そういうことばっかり思い出すと暗黒面に片足突っ込んでしまいそうな…、ま、さすがに
そこまでのことはないですけど。
何にしても、やっぱりいいものだなと思います、終わった後のこの作業は。
過程によっては写真が多過ぎてなかなかまとめられないところもありました。Assemble とか、
Motor Show のところは特に多くて、こんなに沢山写真アップしてどうするんだ…?と自分自身で
思ったりしましたが、迷ってばかりいてもしょうがないので、まぁまた後で削除したり差し替えたり
すればいいか、そうだそういうことにしておこう…ということで、なかば見切り発車のような状態
ですが、アップしないままでいるより全然良いだろうと思うことにしました。
また、これも ASPARK OWL Prototype のページと同じですが、今後、各画像を拡大表示したときに
下側に現れる説明文を加えたり、細かい修正を少しずつ加えることになるかもしれませんが、それらに
関する時期は不定期に…ということになります。
以前、製作中にこのブログで書いてきたことは、カテゴリーの中の Ikeya Formula IF-02RDS から
ご覧いただけます。
最後の項目は製作過程ではなく、1号車:プロトタイプと2号車:ロードバージョンの違いを
わかりやすくご覧いただけるよう、近いアングルの両者の写真を並べたものです。
1台ずつ単独で見るとあまり違いがわからないかもしれませんが、こうして並べてみると
違いがお分かりいただけると思います。
沢山写真撮っておいて良かったな…、こういう作業するとあらためてそう思う。
ASPARK OWL prototype のページをアップデート [ASPARK OWL prototype etc]
ASPARK OWL(アウル)のプロトタイプの製作過程をまとめたページをようやくアップしました。
以前より見出しに相当する各過程ごとのバナーというか横長のリンク画像のみ公開していましたが、
ようやく中身の画像を全部アップして、とりあえず画像関係としては一旦完成といたしました。
ASPARK OWL prototype
http://ash-institute.cats.st/works_aspark_owl.htm
2017年のフランクフルトショーで世界初公開されてから、なるべく早くアップしたいと思いながら…
2年以上たってしまい、そうこうしているうちに昨年、2019年11月のドバイモーターショーで
市販バージョンが公開され、今年の春頃1号車のデリバリー予定ということも発表されました。
このことは以前このブログでもお伝えしています。
ASPARK OWL 市販バージョン発表 Vlo.1
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2019-11-18
ASPARK OWL 市販バージョン発表 Vol.2
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2019-11-19
ASPARK OWL prototype のページで表示されている各過程ごとの横長画像をクリックすると
(反応が無い場合はもう一度クリックしてください ※ダブルクリックではありません)
その下にサムネール画像がいくつか表示されます。このサムネール群は、少ないところも
ありますが、多いところでは数十枚になります。
サムネール画像のどれかを選んでクリックすると独立したウインドーで拡大表示されます。
この独立ウインドーの右下にX型の矢印マークが出ている場合はオリジナルサイズよりも小さく
表示されている(ブラウザのウインドーサイズ内で全体表示するため)ことを意味しており、
そのマークをクリックすることによってオリジナルサイズで表示されます。
この独立ウインドーはドラッグして位置をずらしたり、複数開くことも出来ます。
独立ウインドー上でクリックするとその独立ウインドーは閉じます。
最初にクリックした横長画像をもう一度クリックするとサムネール画像群は非表示となります。
このページに限らずなのですが、弊社のサイトは全般的にスマホでは見づらい構成ですので、
(Google ChromeとFirefoxの検索結果に“ページがモバイル フレンドリーではありません。”と
親切に表示されます)いまどき恐縮なのですがPCでご覧いただくのが望ましいです。
ページの最後に、J News International のグラフィックデザイナー/ライター:真栄中美樹さん
によるインタビュー記事へのリンクもあります。このインタビュー記事はこの車に関することを
はじめ、イケヤフォーミュラさんとの関わりやこれまでの経験、デザインに対する私の考え方など
多岐にわたる内容となっています。全6回に分かれていて、それぞれの回が結構な長文ですので、
お時間がある暇な時にでもどうぞ。
J News International
https://jnewsinternational.wixsite.com/homepage
今後、各画像を拡大表示したときに下側に現れる説明文を加えたり、細かい修正を少しずつ加える
ことになるかもしれませんが、それらはまた追々…ということで。
もうあれから2年もたっているのだな…。
あけましておめでとうございます [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]
みなさま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年はブログの更新がなかなか出来ませんでしたが、今年はもう少し更新頻度を上げていけるように
なんとかやっていこうと思います。
昨年末には何年ぶりかで風邪をひいてしまいましたが、さいわいひどいことにはならずにすみました。
普段あまり人に会わない生活をしていて、たまの出張とかも自分なりに対策をして注意していたつもり
なのですが、それにもかかわらず…油断があったのだと思います。先々のことを考えると風邪とか
ひいてモタモタしている場合ではないので、今後はよりいっそう気をつけていかなければと反省しました。
これまでのことを考えると、幸いというかおめでたいというか、自分ではこれまで仕事の面では比較的
幸運に恵まれていたように思えるのですが、それはある程度の時が過ぎたからそう思えるのであって、
やってる最中は本当にしんどくて、これ本当にいつか何とかなるんだろうか…?などと思うようなことも
少なくなかったです。
それでも、後から振り返ってみて、あの頃は大変だったけど充実していて達成感があって楽しかったな、
結構幸せだったな…、そう思えることもいくつかありました。それだけでも今まで恵まれていたんだろう
なと思うのですが、2020年を迎え、今年もまたそんな経験をさせていただけるよう努力を続けていこうと
思います。 そしていつか会心の仕事が出来るように…。
会心の仕事が出来るよう、今年もがんばろう…。