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IF-02RDS 3'rd phase Part5 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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5回目。ここにきてようやくいい感じに仕上がってきた。
まずはフロントビューで比較。
ヘッドライトまわりもいいユニットが見つかったのでそれを置いて修正案を作ってみた。

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サイドビュー。前回とあまり違いが無いように思われるかもしれないがw、自分としてはこれで
ようやく納得いくくらいにはなった。

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フロントエンドのエアインテーク下の部分の形状を調整して、サイドパネルとの相関線の傾きが
強くなり角Rも小さくなるようにした。その下のフィレットも小さ目にしてフィレット幅があまり
変化しない、より素直なものに。

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色を付けた状態でも陰影によってこのあたりの変化がわかる。エアインテークよりも下のいわゆる
“下あご”の部分の厚さ自体は数値的には変わらないが、フロア側の面とのフィレットRを大きくして
その幅を広げ、目にする印象として薄く見えるようにした。それほど極端なものではない修正だが
その効果が出ている。

IF-02RDS_3rd_phase_Part5_05.jpg

今まで書き忘れていたが、この種の車をデザインする時にフロントエンドの高さはなるべく低く
抑えておきたいと思うのだが、その目安としてホイールセンターよりも高くならないようにと
思っている。今回はギリギリだ。
他にもおさえておきたいポイントがいくつかあって、例えば車高は1,150mm以上ではなかなか
素直にかっこいいと思える形にするのが難しくなる。人間の大きさが決まっている(基本的には
JM95でレイアウトを考えている)以上あまり極端に車高を下げることはできないが、1,150mm
という車高を下回っていれば、一般的な縦横の寸法が与えられた車なら何とかなる。
ちなみに、このIF-02RDSの車高は1065mm。
もちろんこれは人によって意見は色々だろうし異論もあるだろうが、今まで色々やってきた経験上、
自分ではそう思っている。



これで少し俯瞰気味に見ると(車高が低いので通常の見え方はこういう見え方に近い)かなり薄く
なって見える。これでいい。

IF-02RDS_3rd_phase_Part5_06.jpg

サイドビューで少し斜めに振ったアングルだとこんな感じ。フロントエンドのエアインテーク下側は
このあたりが落としどころかと思う。
ヘッドライトまわりの修正は外側の上がり方を少し抑えられて、やや落ち着いたおとなしそうな
感じになってこれは大変好ましい。

IF-02RDS_3rd_phase_Part5_07.jpg

少しリヤ側に振ったアングル。

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形がまとまってくると嬉しい。
こうなってくると朝一でファイルを開くところから気分が高揚する。




朝一でファイルを開くところから気分が高揚する…って、またおめでたさが出てる…w



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IF-02RDS 3'rd phase Part4 [Ikeya Formula IF-02RDS]


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4回目。少しいじっては確認。その繰り返し。なかなか確信が持てるほどにはならない。

IF-02RDS_3rd_phase_Part4_02.jpg

シェーディングモードを色々切り替えてみたり、それらを画像処理ソフト上で合成してみたり。
(※修正前の車のAピラーの真下あたりのフロア下に何だかわからない四角いオブジェクトが
見えているが、これは多分トリムしたサーフェィスの削除漏れと思われる。設計や造形に関わる
ようなものではない。)

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基本的に色がつくと見え方が変わって少しだけ現物に近い感覚になるが、変化はわかりにくくなる。
サーフェイスとサーフェイスの境界線などは現物では見えないので完成後はどうでもよくなるのだが、
造形を考えている最中は重要な情報であることは間違いない。当たり前だが。


サイドビューから少しだけ斜めに振って角度をつけた状態も割と好きで確認時によく使う。
この時はあえてパースはつけない。補助的にパースをつけて見ることもするが、変化を見るには
パースはつけないほうが自分にはわかりやすい。
よくできた造形はこういったアングルでとても魅力的に見えたりするが、まとまりが悪かったり
破綻しているところがあるとすごく目立つ、ような気がする、自分としては。
それで、前も後ろも少しだけ振った状態で色々見てみる。

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IF-02RDS_3rd_phase_Part4_06.jpg

上下方向にも同じように少しだけ振って、ごくわずかに俯瞰気味にしても見てみる。
私は基本的に俯瞰気味の絵が好きだ。車の全体像が分かって、魅力的な車はさらに魅力的に見える、
そんな気がする。

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IF-02RDS_3rd_phase_Part4_08.jpg

色々な角度で見てみて、修正版だけ見れば特に違和感も感じないくらいにはなっているように思える。
そして、そのあと修正前のものを見ると、これ以上ないというほどフロントエンドを低くしていた
ことがよくわかる。よくこれで車検通ったもんだな…、通って良かったな…、などと思ったりする。


これまで触れてこなかったが、リヤエンドも修正を検討している。比較するとボディの切り欠き形状が
違うことがわかると思う。(最後の画像だけ、この部分はどちらも修正版になっている)
これはリヤの方向指示器、いわゆるウインカーのため。使用するリヤコンビライトのウインカー部分の
見え方が保安基準を満たすようにするにはこんな感じにしないといけない。
前回は私の認識不足が理由でこの点がまずかったので、急遽下側にオリジナルデザインの超薄型LED
ウインカーを新規に設計/製作して追加設置して何とか事無きを得たという経緯がある。
だからここも“いつかやりたい修正ポイント”のひとつとして考えていた。
追加したオリジナルのLEDウインカーは幸いなことに見た目は池谷さんのお好みでもあったし(私に気を
つかってそう言ってくださったのかもしれないが)、自分でも悪くないとは思ったのだが、いかんせん
新規でこういうものを作るとばかばかしいほどのコストとなる。この時も左右で安めの中古車が買える
くらいの製作費がかかった。試作をやっていれば普通にそれくらいかかるのはわかるし、それはしょうが
ないのだが、これを車両価格に反映させたら大変なことになるわけだ。使用するリヤコンビライトに予め
含まれているウインカーだけで保安基準が満たせるのならそれにこしたことは無い。
最終的にどうなるかは別にして、こういった要件に配慮した形状をあらかじめ用意しておけば、少なくとも
後悔するような不本意なことにならずに済む。



超薄型のリヤコンビライト、これとてもいい。お気に入りのパーツのひとつ…。



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カーポートのブーゲンビリア [ドライブ、カフェ、レストラン、風景、花、植物]


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数年前、“こうなるといいな…”と思って植えたブーゲンビリアがようやくここまで成長して
花をつけはじめた。

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昨年と今年、冬の寒い時期に簡易なものだが冬囲いをしてあげて霜がつかないようにしたのだが、
幸いあまり寒くならずに霜が降りるようなこともなかったと思う。そんな寒過ぎない冬で幸運だった。
葉っぱは大分落ちたが木の太さはそこそこになっていて根こそぎ枯れるというようなことにはならずに、
ゆっくりと成長を続けてくれ、あたたかくなってきたら新しい葉っぱをたくさんつけてくれて、
花も過去最高の数が咲いている。

カーポートのブーゲンビリア_03.JPG

フロスト調のポリカーボネートとそれを支える細いトラス状の構造体の屋根。
ここに沿って全面的に咲いてくれたら、それが望む最終形態。
藤棚とかぶどう棚とか、そういうもののブーゲンビリア版というような感じかな。

カーポートのブーゲンビリア_04.JPG

苗木を選ぶ時、なるべく寒さに強くて花自体はオーソドックスなブーゲンビリアらしいものを、
と選んだのが種類なのだが、実は一度冬の寒さに負けて枯れてしまったことがある。
葉っぱが枯れて落ちただけでなく、木の部分も地面から出ているところは全滅のようだった。
やっぱりここでは無理だったか、悪いことしたな…とがっかりした。
もう一度植えてまた枯らしてもかわいそうな気がするし…とあきらめモードになっていたのだが、
数か月後、すっかり暖かくなり、枯れたと思っていたところから新しい芽が出てきて、
それがぐんぐん成長した。根は枯れていなかったようだ。
復活してくれて、しかも寒さに少しばかり耐えられるようになったのかもしれない。
その後の冬は(私の素人細工の冬囲いも多少は効果あったのかもしれないw)枯れることなく
順調に成長してくれて…、このカーポートの屋根に届いた時は嬉しかった。

カーポートのブーゲンビリア_06.JPG

私としてはローズピンクというかショッキングピンクに近い色合いが一番ブーゲンビリアらしい
気がして好きなのだが、なぜかちょっと朱赤というかオレンジ色っぽいっぽい花もいくつか咲いている。
同じ枝から色の違う花が咲いて、まるで花桃のような感じ。どうしてこういうことになるのか
わからないが妻はそれをお得感があっていいと喜んでくれている。ポジティブw

カーポートのブーゲンビリア_05.JPG


最後の1枚は庭の黄色いバラ。ブーゲンビリアの隣というかすぐそばに、ブーゲンビリアよりも
ずっと前に植えたもの。ブーゲンビリアが順調に育ったせいで若干日当たりが悪くなってしまって
申し訳ないことになっている。それでも毎年咲いてくれる。私はこの黄色いバラもとても好きだ。
淡い黄色のグラデーションがとてもいい。同じような色のシャツを気に入ってよく着ている。

カーポートのブーゲンビリア_07.jpg





憧れのブーゲンビリア、復活してくれて良かった…。



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IF-02RDS 3'rd phase Part3 [Ikeya Formula IF-02RDS]


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3回目。形にしてみて気になるところを色々いじってみるのだが、前回からあまり変わったようには
見えない。

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それでも一応経過を記録しておくという意味でも複数のアングルでスクリーンショットを撮っておく。

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修正版のボディがフロントだけだと後ろ側とのバランスが確認しずらいのでキャビンから後ろも
置いてみたのだが悪くはなさそうだ。

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こういう時、注意しなければならないのは、何度も見ているとだんだん見慣れてきて、
まぁこんなもんでいいかな…と思ってしまうことがあって、それが本当に充分良くなったもので
あればいいのだが、そうではなくてただ見慣れただけだと後で、あぁ、失敗してしまったかも…
なんていうことになりかねない。

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見慣れてきたかもしれない、そう感じた時はいったん作業を中断して、時間をおいて見直した
ほうがいい。できれば何かほかのことをやって、一晩眠って翌朝もう一度見てみるのがいい。

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朝一で見て違和感が無ければ、それはそこそこいいものになっていると思っていい。

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もしも違和感を感じたら、その原因は何なのか、よく考え、こうすれば解決出来て、
さらに良くなるんではないか…という仮説を立ててまた修正作業に取り組む。その繰り返し。

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サイドビューでもクォータービューでも左右で見比べると、場合によっては、
あれ?こんな見え方するんだ、なんかバランス変だな…と気がつくこともあるのだが、
今回のものはそれはあまり感じない。 基本的には悪くなさそうに思えるのだが、
やっぱり左から見ても右から見ても気になるのは“下あご”の処理。




早く“下あご”やっつけて、ヘッドライトのほうに取り掛かりたい…。



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IF-02RDS 3'rd phase Part2 [Ikeya Formula IF-02RDS]


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大まかに形にしてみたものをフロントから確認。作業中はパースのかからない純粋な正面図や
側面図、上面図で行うが、確認する時には普通の肉眼で見るのと近いパースのかかった状態で。
まずはフロントビュー。下が今回の修正版。
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続いてフロントクォータービュー、右側。
IF-02RDS_3rd_phase_Part2_03.jpg


フロントクォータービュー、左側。
IF-02RDS_3rd_phase_Part2_04.jpg


フロントクォータービュー、左側の少し視点を下げたもの。
IF-02RDS_3rd_phase_Part2_05.jpg


今回のフロントエンドを上げた修正で、フロントフェンダー上面の角度がやや緩やかになり、
ヘッドライトのレイアウトは少し楽になる。ヘッドライトの高さは保安基準ギリギリの高さ
(ヘッドライト下端が地上より500mm以上)に設定していて、下端はこれ以上下げられない。
もし仮にスペースに余裕があったとしてもこれ以上げたくはない。
修正前のヘッドライト周りの外形線を修正版のフロントフェンダーに投影して新アウトライン
からサーフェイス上に仮のヘッドライト風オブジェクトを置いて確認。

修正前と比べると、他のことはともかく、フロントエンドのエアインテークとヘッドライトとの
距離が縮まり、その関係は望ましい方向といえる。ヘッドライト後方のスペースも増えるので
使えるユニットの選択肢が増え、何かと都合がいい。このスペースは本当に厳しくて、使用した
ユニットは入手できるもの(Eマーク付き、車検対応品)の中で最も小さなもので、案の定明るさ
的にもギリギリ、見た目的にも決して望ましいものではなかったが、他に選択肢は無かった。
ここにスペースが出来れば、かつてあきらめたいくつかの少し大きなユニットも使える可能性が
出てくる。それに、エアインテークとヘッドライトの距離がこれくらいなら、この間に配置して
いたデイライトはもうここに置く必要はないかもしれない。1号車(オリジナルのプロトタイプ)
の雰囲気はこれに近かったのだが、2号車(ロードバージョン)の開発において、保安基準を満たす
ためにここに間があいてしまい…結果、1号車に比べると間延びして見え、鼻の下を伸ばしたような
感じがして…、それを緩和するためにここにLEDのスリムなデイライトを置いて対処した、という
経緯がある。池谷さんはこれにやや難色を示していらした(あまり好きではないらしい他の車と似た
イメージにならないか心配されていた)ので、ここもずっと気にしていたところのひとつでもあった。
ここが今回の修正でこうなる(望ましい方向に振れる)ことは作業に取り掛かる前からある程度
予想してはいたのだが、何かとやってみないとわからないこともあるので、こうして3Dデータに
してみて実際に目で見て確認することが出来ると安心する。

それはいいのだが…、視点が低くなると、どうしてもエアインテークの下の厚みが増して見えて
(実際そうなのだからしょうがないのだが)、修正前に比べると何だか下あごを出したように思えて、
それはちょっと望ましくない。
現物を見ればそれほど気にならないかもしれないしと思うし、上げたといってもフロントエンドは
まだ十分低いし、これでもいいといえばいいのだが…、それでもここは大事なところなので、少しでも
よりシャープな雰囲気になるようリファインしていきたい。





車両コンセプト的にはネガティブな修正。それでも“結果として良くなった”というようにもっていきたい…。



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IF-02RDS 3'rd phase Part1 [Ikeya Formula IF-02RDS]


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ライセンスプレートの取付け位置が不本意なことになっていたIF-02RDS road version。
これは開発中に保安基準が変わってしまい、何てことをしてくれるんだ…と思ったが、どうしようもなかった。
機会があればここは何とかしたいと思っていたのだが、何とかすると言ってもそれにはフロントまわりの
大修正が必要になるし、そんな機会があるかどうかもわからないまま、もうずいぶん経ってしまった。

この車をさらにリファインするのか、別の新型車になるのかはともかく(イケヤフォーミュラさんでは
この種の話がいくつか並行で進んでいるらしい)、この車をベースにやるとすればこんな感じになるだろう…
というものをとにかく一度形にしておこうということでやってみたもの。まだ試行錯誤中。


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フロントエンドを上げて、ライセンスプレートがその下に無理なく取り付けられるようにして、なおかつ
イメージ的にはあまり大きく変わらないように…、そういうコンセプトでやっている。
フロントにあまり厚みを持たせたくはないし、シャープなイメージを極力残したい。そうすると必然的に
フロントエンドの下側も上げることになり、一番低いのはライセンスプレートの下端ということになる。
結果としてアプローチアングルはほぼ変わらず、前方に急な上り勾配があったり何か障害物があった場合に
最初にライセンスプレートがダメージを負うことになる。
これはあまり大きな声で言わないほうがいいのかもしれないが、実際の運用上、運悪くそういうことになって
しまった時に被害が最も少なく済むかもしれないので、この修正でちょっと良くなることのひとつかもしれない。
もちろん、もっと詰めていけば、フロントアンダーパネルをライセンスプレートの下端と同じくらいの高さに
置きたいし、フレーム側との兼ね合いもあるので話はそう簡単ではないだろうとは思うが。


IF-02RDS_3rd_phase_Part1_03.jpg

この段階ではまだ基本的なアイディアを破綻が無いように形にしてみただけなので、単純に形状だけで
見ても詰めが甘い。もっとシャープなイメージにならないものか色々試してみたい。
サイドパネルとの関係も、その両者の交錯によってできる相関線ももっと整えたい。
現状ちょっとダルく感じるし(エアインテークの後端付近の下側から伸びてサイドのピークラインと
つながるところ、角度が立ち気味だしRが大き過ぎる)、コーナー部のフィレットのかかり方がぐにゃっと
していてちょっと気分的にスッキリしない…ような気がする。






言わなければわからないくらいの変化、とはいかないか、さすがに…。



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