SSブログ










Bird's eye view 2021年を俯瞰して [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

01_2021-aspark-owl-07.jpg

車を見るアングルとして俯瞰気味に見るのが好きだ。形がよくわかっていい。
今年の最後は、そのやや俯瞰気味なアングルの画像をいくつか貼って終わろうと思う。

02_2021-aspark-owl-08.jpg

低いところから見たアングルは迫力みたいなものを感ることはあっても、何より肝心な全体の
形がよくわからなくて、それがストレスに感じられることがあって、どうもあまり好きではない。

03_Aspark2020-12.jpg
最初の3枚は、ASPARK OWL production model、いわゆる市販バージョン。
もうじき(2022年早々)日本にも入ってくるらしい。


4枚目、5枚目はIKEYA FORMULA IF-02RDS prototype。いつか現物で見てみたい白とイエローを
並べてみる。このアングルだと“山と谷”がかなり明確で、両者の落差が大きいことがよくわかる。
04_if-02_rendering_2_white_03+logo.jpg

05_if-02_rendering_3_yellow_03+logo.jpg


6~8枚目は今年何回か取り上げてきた開発中のもの。まだ検討すべきところは色々あるが、
形はかなり好みのものにまとまってきている。
06_IF-02RDS_3rd_phase+IF-X2_20210714+logo_02.jpg


07_IF-02_3rd+IF-X2_20210617m+logo_03.jpg


08_IF-X2_20210706m+logo_04.jpg


最後9枚目はウェブサイトのトップページやSNS等のトップ、看板や名刺にまで色々使っているもの。
もうずいぶん長く使っていて、CIとして定着してくれたらいいな…、それくらいに思っている。
09_2013_ASH_INSTITUTE_main_visual_1500x1000.jpg



車を見る時に好きな俯瞰気味のアングル。同じように今年2021年を俯瞰気味に見てみると、
仕事の面では残念ながら思わしくない年だったということになる。やはりコロナ禍の影響が
大きかった。来年以降は何とかこれをとり戻していきたい。そのための対策をうっていこうと思う。

そして、1年半くらい前からLinkedinでの交流が増えて随分楽しくなった。それは間違いないのだが、
今のところ仕事には良くも悪くもほとんど影響していない。それでも、ステキな方や魅力的な方と
知り合えたことは純粋にとても嬉しく、これが続いていけばいいなと思う。
その一方、中には理解することが難しい方もいらして…、ストレスをなるべく抱えないようにする
ために、ごく少数ではあるがミュートやブロックもさせてもらった。交流が増えるとどうしても
こういうことも出てくる。これはしょうがない。


それではみなさま、良いお年をお迎えください。





俯瞰気味のアングルはボディ形状が良くわかっていい…。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

仕事納め、ではないが [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

01_ash013_20110327_10+over-up_1240x794+logo.jpg


下の写真は妻が28日の仕事終りの帰り道に撮った富士山。
妻は29日で仕事納め。1年間お疲れさまでした。色々ストレスかかえながらよくやったと思う。

妻は静岡県の神奈川寄りの富士山が当たり前によく見えるところで生まれ育ったのだが、
また富士山の良く見えるところに嫁いでこれて良かったと言ってくれる。
私にしてみれば、こちらこそ、よく来てくれましたという感じだ。

02_夕暮れの富士山.jpg

私のほうは仕事納め…というわけにはいかず、仕事し続けなければならない年末年始になりそう。
ひとつ前の投稿で書いた山形出張は、大雪の中、大きなトラブルも無く無事に行って帰ってこれた。
そのこと自体良かったし、プロジェクト2件に関わることになって、そのうちのひとつは昨年の今頃
やっていたプロジェクトのさらなるリファインに相当するシャシー設計で、その最も大きな特徴は
下の画像の車のような本格的なプッシュロッド式のフロントサスペンション構成。

03_ash013_20110327_10_over-up_1240x794+logo.jpg

フレームはスチール角パイプをメインに使ったものだが、何よりフロントサスペンションアームが
長いことが特徴。とにかく長い。この画像のものよりも更に長く、フォーミュラタイプのレーシング
カー並みかそれ以上のものとなる。カウルを開けてそこだけ眺めていてもうまい酒が飲めるような、
そういう魅力的な構成。私は飲めないので、もし誘われたらファンタでも飲もうと思うw

このプロジェクトのエクステリアデザインには私は関わらないので、この画像の外観とは全く関係の
ないものになるのだが、コンパクトで軽量であることを優先し、何よりもコストを抑えてリーズナブル
な価格設定を目指している車で、こういうのは単純に車好きとして関われることが楽しいし、何とか
ものにしたいと思う。形の好き嫌いはさておき。

04_Ash013_front+Rainbow_logo.jpg


そして、山形出張から帰ってきたら、データ作成だけの仕事なのだが、1件具体的に動き出し、
もう1件、私にとっては望ましい案件が打診され、来年早々には動き出すかもしれないとのこと。
ここに来てようやくコロナ禍から抜け出せそうな雰囲気になってきたのかもしれない。
ただ、こうなってくるとこれまでの経験上、いろいろ重なってしまって大変なことに…なんていう
こともちょっと心配といえば心配だが、やむなく中断したプロジェクトの再開を待つだけよりも
ずっといい。それは間違いない。





山形出張無くなってほしいとか言っててすみませんでした…。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

山形出張が27日に変更 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

01_tenki_jp_天気、気圧概況図.jpg

先日(12月12日)の投稿で書いた山形出張要請の件、

山形出張要請 https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2021-12-12

その日程が色々あって27日になったのだが、天気がえらいことになりそうで…、うぅ。

 ・tenki.jp
  あす25日以降は大寒波 日本海側は大雪長引く 太平洋側も積雪に

 ・Yahoo!ニュース
  気象庁が異例の注意喚起!「12月史上最強」クリスマス寒波

…って、何なんですかね。

この変更の連絡をくださった方(クライアントの弊社担当の設計の方、かつて在籍した会社の先輩)
によると、以前同じようなことになったことがあって、山形新幹線で福島から山形に向かう途中、
大雪で立ち往生、数時間足止め食らって、連絡しようにも中継局が少なめな地域なのか
携帯もつながらず、ほとほと困ったと。
今時、仮にも新幹線という名の交通手段が通っているところでそういうことが起こる…、
いやどすなぁ、不安が心配で頭が頭痛になって腹痛でおなかが痛くなりそうだす…。

02_雪景色の中を走る山形新幹線.jpg

先日にあるところからシュトーレンが届いたのだが、それは毎年のことで妻が楽しみにしている
ものなので、その日帰宅した妻に「今日はいいお知らせがあるよ。」と言ったところ、
間髪入れずに「山形出張無くなった?!」と目をキラキラさせるので、
いやそうではなくてですね…と説明するのが申し訳なかったです。
妻によると私はわかりやすい性格とのことで、気持ちが表情や態度によーく出るのだそうですがw
それで、この山形出張が決まってからしばしば「はぁ…」と言っていたそうでw 妻はそれを
気にしていてくれて、こういう想像をしたということらしいです。


03_2012年1月24日のクアトロポルテ.jpg
この写真は2012年1月24日、神奈川では珍しく大雪となった日のクアトロポルテ。
これではあんまりなので後日カーポート作りました。
今回の大寒波もこれくらいにはなるのかな…。


それにしても、「12月史上最強」の大寒波、やっぱ日本に行くのやめますわ!
とか言わないんですかね。 はぁぁ…。







大寒波が来なくなるか、何だったら出張無くならないかと…。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

年賀状を出した [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]


01_年賀状アーカイブ_20211224_modify_1600x650.jpg

本日年賀状を投函した。
おかげさまで郵便局が言う12月25日までに、という期限に間に合わせることが出来た。
正確には仕事が早めに終わった妻が買い物に行く前にうちに寄って郵便局に持って行ってくれた。
ちゃんと中に入って局員に手渡ししてくれて安心。妻、気がきく。

毎年自分で印刷していたのだが、使っているCannonのプリンタの調子がいまいちで赤系の発色が悪い
ので調整とか修理に出すとか入れ替えとか…、考えないでもなかったが、正直それら全部面倒なので
今年はカメラのキタムラの年賀状印刷サービスを利用した。昨年妻が利用して、とても良かったので
安心感もあった。出来上がりの品質は大変満足できるものでさすがだなと思った。これだけ使い勝手が
良くて品質が良いなら来年以降も利用しようかなと思う。


画像はここ20年位に作った年賀状いろいろ。これらを見るだけで色々思い出す。
2010年と2017年が無いのは、前年に母と父をそれそれ見送っているから。
同じ年に2種類あるものがいくつかあるのは、仕事関係者やクライアント向けのものと、親族などへの
プライベート用に作り分けたり、出す相手によって勝手にイメージで分けたり、なんてことをやっていた
こともあったので。

02_年賀状アーカイブ_20211224_1920x1280.jpg

右上のものだけHAPPY NEW YEAR の後につづく20○○年の数字が無くて犬の写真になっているのは…、
これはその下の段の左端、BMW635CSi(プライベート用)と同じ2006年のクライアント用なのだが
間違えて2005と印刷してしまって、しょうがなくその年の干支である犬のステッカーを急遽作って
上から貼ってごまかしたという…w それも年末の今くらいの時期にmixiの日記に、来年の年賀状は
こんなのしました!なんてアップしたら、親切なマイミクさんがコメントで教えてくれて発覚した
というなさけなさ。ほんとにオレサマは…。

年によっては気に入ったCGや写真が沢山あってどれをメインビジュアルにするか迷った時もあるし、
仕事が忙しすぎて余裕が無くて困ってやっつけ気味のやや不本意なことになってしまったものもある。
特に2011年、2019年などは今見てもあんまりパッとしないなと自分で思う。
せっかく作るのなら、小さな額に入れて飾っておきたくなるようなのがいいなと思うのだが、残念ながら
そんなふうには思えないのもあって、そういうのはやっぱりちょっと良くなかったな…と。


年賀状をやめることにしましたという人や企業も増えてきていて、その理由には同意できるところも
あるし否定はしない。だが、特にこれといった営業活動をしていない我が社としては数少ないその手の
活動のひとつでもあるし、単純にもらうと嬉しいので作り続けている。これからもそうすると思う。
全く無くなってしまったら文化的にもさみしい。







今年も25日までに出せて良かった年賀状…。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

ASPARK OWLのドアヒンジ [ASPARK OWL prototype etc]

ASPARK_OWL_door_hinge_01.jpg

設計している最中、クライアントから「大き過ぎるんじゃないか…」と心配されたこのドアヒンジ。

ASPARK_OWL_door_hinge_02.jpg

ASPARK_OWL_door_hinge_03.jpg
 
確かに単品で見れば一般的なものよりもかなり大きいですが、この種の開閉方法のドアヒンジとしては
それほど違和感は無い、出来上がってみればきっとそう思われるはずですから、どうか心配しないで
ください。 そう説明したのだが、その時は中々納得してくれてはいないようだった。

ASPARK_OWL_door_hinge_04.jpg

そして…、出来上がってみればこんな感じで、特に大き過ぎるようにも見えないし、おさまりも悪くない。
クライアントも「そうでしたね。あの時は気になっちゃって…。」とのこと。

ASPARK_OWL_door_hinge_05.jpg

こういうのは何度か経験しないと、図面やデータだけでは大丈夫そうなのかどうか、ピンとこないことも
多いですから、こんなふうに心配されることがしばしばあります。

ASPARK_OWL_door_hinge_06.jpg

信頼されているかどうかで成り行きというか対処も変わってしまうこともあって…、
信頼関係が出来ていない場合には、結果としてお互いに不本意なこと、つまり機能と見た目の調和が
とれていない、あまり完成度の高くない、残念なものになってしまうこともあり得ますので、
そうならないようにしたいものです。

ASPARK_OWL_door_hinge_07.jpg

写真は最後の1枚だけプロトタイプで、他は全て市販版です。









他にやりようが無い…なんていうこともあるんで、信頼関係大事…。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

モノ作りは作ることでしか成しえない [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

IF-02RDS_20130622_01_mono_nega+logo.jpg



何だか変なタイトルですが…、ツイッターでこんな画像というか文章(下の画像)が目につきまして。
いつのことかわかりませんが、漫画家の高橋 留美子さんが誰かに何か言われて、よっぽどカチンと
きたのかこんな強い口調で、しかもちょっと嫌なやつっぽい感じで反論されてて珍しいなと思いました。

高橋留美子さんの反論.jpg

体験したことが無ければ描けない、描いてはいけない、とかいうことになったら世の中の創作物は
激減しますよね、きっと。
確かに経験したものであればリアリティ高く表現することが出来るでしょうし、材料としては豊富に
有ることはとても有利です。無いよりあったほうがいいに決まってます。
ですが、普通に考えて、例えばメジャーリーグに行ったことないやつがメジャーリーガーになる
主人公の野球漫画描くな!とか、F1ドライバーになったことないやつがF1の漫画描くな…!
とか思いませんよね。事実上無理、というくらいにハードル高いし。SFとかファンタジーものや
時代物なんてどうすればいいんでしょうw


描くために対象を取材し、出来るものであれば実際に体験してみる、それは否定しません。
きっとプラスになって、構想を練る時に幅が広がり、奥行きも増して、より共感を得やすいものに
なることでしょう。

ただ、体験したから良いものが描ける、ということでもないと思います。そこは悩ましいところでも
あります。

描くことは描くことでしか成し得ないし、モノ作りは作ることでしか成し得ない。
他のすべてのことは準備とか段取りに過ぎない、シンプルにそういうことだと思います。
準備も段取りも大事ですが、実際にやらないことにはどうしようもないです。なんにもなりません。


IF-02RDS_20130622_04_mono_nega+logo.jpg



ここからちょっと余談というかアレですが…、
車の運転免許をずっと持たずに自動車会社、それも日本のトップ3に入る立派な一流自動車メーカーの
デザイン部長にまで上りつめた方を知っています。初めてそれを聞いた時は、さすがにそれはどうかと
思いましたw 上で書いたこととちょっと相反気味ですが、正直な感想です。
いいんですけどね、免許があろうと無かろうと、魅力的でステキなデザインを生み出してくれるのなら。
でもやっぱり、何というか…、例えば、ここはちょっと気になるな、どうしてこうしたのかな…、などと
感じるところがあると、あぁ、やっぱり共感できないところがある人だしな…なんて思ってしまうことは
ありました。アウトプットに説得力を持たせるという意味では、明らかにちょっと損をしているように
思えました。
これがもし設計者だったら…、自分で運転しない設計者の作った車は、正直あんまり乗りたくないです。
そこはやっぱり漫画や小説とは違いますね。







説得力のあるデザイン…、自分で書いといて、あらためて難しいなと思います…。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

トヨタ 2030年までにBEV30車種! [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

Toyota BEV 30 types_01.jpg

豊田章男社長、バッテリEV戦略説明会で2030年までに30車種のBEV投入を表明
レクサス「RZ」など16車種を一挙公開し電動化投資は8兆円に    Car Watch 2021年12月14日
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1374221.html

トヨタの隠しダマ、16台の新型車のデザイン・スタディが大公開!
2030年までに30車種を投入するバッテリーEV戦略とは?    carview! Watch 2021年12月14日
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/3faa382c2c1b3227c04b353939a88608f1e64e44/

バッテリーEV戦略に関する説明会 TOYOTA 2021年12月14日
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/36428939.html


トヨタが本気出したら大変なことになる…。
この発表で、ライバル各社というかほとんどの自動車メーカーは相当な危機感を持ったことと思います。
トヨタはハイブリッドばっかりでバッテリーEVに関しては遅れている、環境に対する考え方や姿勢が
後ろ向きだ…などなど、色々勝手なことを言ってた人達、どうするんでしょう?
環境団体とやらを使ったり、国際会議等であの手この手でトヨタのイメージを悪くする工作をしてきた
EUと中国の自動車メーカー各社と多くのメディア。そしてそれに踊らされてきた多くのユーザー…。

元々、ただのバッテリーEVよりもずっと高度な制御が必要なハイブリッドEVを世界でいち早く実現し、
世界一のレベルでその技術をずっと磨いてきたトヨタ。少なくとも技術者やちょっと詳しい人達には
わかっていたことですが、トヨタは作ろうと思えばいつでもバッテリーEVは作れました。考えがあって
そうしなかっただけです。
そのことに気がつかないふりをして、あるいは本気でそう思っていたのか知りませんが(本当にそう
思っていたのならただの残念な人ですが)、それに触れずにただトヨタを貶めるような工作をして、
バッテリーEVこそが未来の救世主となる車だ!我々はハイブリッドなんてケチなことはやらずに、
そっちに全力をあげる!なんて主張して、かりそめの支持を得ていたEUの自動車メーカー各社ですが、
こうなるともう、自分達で自分達の首を絞めてしまったかも…、そう思っているかもしれません。
絶対口には出せないでしょうけど。

Toyota BEV 30 types_02.jpg

トヨタの技術力、開発力からすればそのうちこうなるだろうなとは思っていた人も少なからずいたとは
思いますが…、これってちょっと前のクリーンディーゼルのウソがばれた時と同じようなものを感じます。

 ディーゼルゲート事件(※米国の政治スキャンダルとして有名なウォーターゲートをもじった造語)
 2015年後半、フォルクスワーゲンのディーゼルエンジン制御に関する違法行為が発覚。排ガス測定
 されているということを検知すると、車両側で測定時だけ試験用プログラムを走らせることで試験を
 クリアするという、自動車メーカーとしてやってはいけない、ありえない行為。

ハイブリッドではもはやトヨタに対して勝ち目がない、排ガスも燃費も何とかしなければならない…
そう追い詰められ、もう正攻法ではどうしようもないので、ハイブリッドよりも我々のディーゼル
エンジン、名付けて“クリーン・ディーゼル”のほうが総合的にずっと優れています!とぶち上げ、
でも実際にはそうではないので、不正をしてその嘘を強引に貫き通そうとしたという…、なんとも
お粗末な顛末。そんなのがばれないと本気で思っていたんでしょうか?

Toyota BEV 30 types_03.jpg

昨今のBEV戦略にしても、車自体が排出ガスを出さないとはいえ、電池に充電するための電力が必要な
ことはもちろん、その生産のためにはガソリン車など内燃機関搭載車を生産するよりも多くの電力を
必要としますので、もし仮に今の自動車を全部BEV(バッテリーEV)にしたら、世界中の発電量が今の
数倍どころか、数十倍必要という厳しい現実があります。そしてそれは太陽光や風力などではとても
賄えない規模であり、それを火力と原子力に頼るとすれば、今よりもCO2排出量は全然増えてしまう…。
その本質的で大事なことをあえて大きな声では言わず、BEVこそ未来の自動車の正しい在り方です!
なんて言われても…、説得力無いです。全然。
BEV(バッテリーEV)がいいのは絶対数が少ないうちだけ、今のところそう言っていいと思います。

Toyota BEV 30 types_04.jpg

本音はトヨタ(と日本車)をEU市場から追い出したい、中国市場から追い出したい、そうしなければ
自分達の生き残る道が無い…そう思う自動車メーカー各社と、自国の産業を守りたいEU各国と中国は
2035年以降ガソリン車とディーゼル車の販売を全面的に禁止、全て電動車とする!という大胆な政策
を打ち出し、北米も各州でばらつきはありますがそれに近いことをやろうとしています。これはいわば
ゲームチェンジを狙っているわけです。
自分達のところの選手が勝てなくなったスポーツで、彼らに有利なようにルールを変えてしまうという
強引なやり方と同じです。私が覚えているものではスキーのジャンプとか、F1でホンダのターボエンジン
が強くなり過ぎた時とか、他に何があったかな…、まぁ何度かこういうことは実際に行われてきました。
それと同じようなことをこの自動車の販売競争でやろうとしているわけです。決して環境問題を優先して
考えた立派なものでなどないです。

Toyota BEV 30 types_05.jpg

客観的に考えて現状で最も望ましいのはプラグインハイブリッドEVだと思います。BEVはあくまで一つの
選択肢。FCEV(燃料電池車)も水素エンジンも選択肢のひとつですし、従来型の内燃機関、ガソリンと
ディーゼル、そして天然ガス、さらに合成燃料(科学燃料)なども含め、災害時のことなども考えてリスク
分散という意味でも、考えられること全てに手を尽くして実用化、洗練の度合いを深めていかなければ
ならないと思います。この問題に関しては「選択と集中」ではないということです。

Toyota BEV 30 types_06.jpg

トヨタの今回の発表の質疑で、このものすごい量の生産計画はいいけれど、肝心なバッテリーは調達
できるのか?との質問に、2030年までの生産分の材料は既に調達済みであります。(!)との冷静な
回答にライバル各社は凍り付いたのではないかと思います。期待される全固体電池も、パナソニックとの
共同出資で生産されるリチウムイオン電池も、2030年までの生産計画がすでに出来つつあると…。
恐るべき計画性とそれを裏付ける資金力です。

Toyota BEV 30 types_07.jpg

更に、ここでは触れていなかったようですが…、少し前に世界最大の半導体メーカー、台湾のTSMCが
日本の九州、熊本に大規模な工場を作るという発表があり、日本の半導体生産復権の一歩となるのか?
と期待され…、でもそこで作られるものは最新鋭のものではなく現状で一般的ともいえるものらしい…
との情報もあって、そうだとすればどうしてそれを今さらコストの高い日本で…?と言われていました。
そしてそこにソニー、デンソーも参画するとのことでした。
デンソーって…、そうです、トヨタ最大の関連会社にして世界最大級の自動車部品メーカーの座をドイツ
のBOSCH等と競うデンソーです。そのデンソーが参画するということは、これは今世界中で問題になって
いる半導体不足を、供給先を外部に頼らないようにすることで解決する、という盤石の体制化を図るもの
と考えていいのではないでしょうか。そうだとすれば、ますます隙がありません。

Toyota BEV 30 types_08.jpg

トヨタは今後もハイブリッドEVをさらに洗練させるでしょうし、今回発表したバッテリーEV、そして
電池自体も自前で作り、FCEV(燃料電池車)、水素エンジン車もぬかりなく開発していく意向です。
桁違いの資金力、開発力があるトヨタならではの他を圧倒するやり方といえます。そんなことされたら、
もうどこも追いつけなくなるじゃないか… 確かにそうかもしれません。こんなことが出来るのは世界中
見回してもトヨタ以外にありませんから。
自由競争という意味ではしばらくは偏りのあるものになってしまうかもしれませんが、たとえそうなって
しまったとしても、かつてVWがやったようなずるいやり方や、建前上立派なことを言いながら真実を
隠し、自分本位で大局的には望ましくないことを押し通そうとしているEUや中国のようなことをする
よりもずっといいと思います。
あんなことをやっていたら、本当に世界が取り返しのつかないことになりかねないです。







トヨタが本気出したらこういうことになるんだぞ、本気出したら…。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

F1 ついに18インチホイール化 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]


F1_18inch_tyre_wheel_01.jpg

いよいよ来シーズンからF1もタイヤ/ホイールのサイズが変更されて18インチ化されます。
今までの13インチは、いくらなんでも小さすぎたと思います。

F1、半世紀以上に渡る13インチタイヤに別れ…ピレリ
https://formula1-data.com/article/the-last-race-for-13-inch-pirelli-tyres-in-abu-dhabi

各チームが18インチホイール&タイヤを装着したマシンで走行
http://f1jouhou2.blog.fc2.com/blog-entry-21089.html


左が従来サイズの13インチ。右が新サイズの18インチ。
F1_18inch_tyre_wheel_02.jpg

F1_18inch_tyre_wheel_03.jpg
F1_18inch_tyre_wheel_04.jpg


テストの様子。アルピーヌとメルセデス。どちらもホイールが黒いのでよくわからないですね。

F1_18inch_tyre_wheel_05.jpg

F1_18inch_tyre_wheel_06.jpg


こちらは一足早く18インチ化されたF2。こちらはホイールが黒くないのでわかりやすい。
個人的にはホイールは黒じゃないほうが好みで、アルミっぽいシルバーが一番いいように思います。

F2_18inch_tyre_wheel_03.jpg

F2_18inch_tyre_wheel_06.jpg

F2_18inch_tyre_wheel_07.jpg

大きくなったホイールと低くなったタイヤハイト、かっこいいと思います。

タイヤがサスペンションとしても機能していた面がありますので、そこがこれだけ変わると
設計もセッティングもかなり変わってくるんだろうなと思いますが、タイヤの影響が少なくなる分
設計としてはコントロールしやすくなっていいんじゃないかと思います。






やっぱりホイールはある程度大きいほうがカッコいいな…。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

マックス・フェルスタッペン チャンピオン獲得! [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

01_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg

マックス・フェルスタッペンがチャンピオン獲得! ホンダF1 有終の美 【 F1-Gate .com 】
https://f1-gate.com/verstappen/f1_66482.html

最終ラップの攻防動画
https://twitter.com/i/status/1470054391298334720


やったー!!!やってくれた!すっばらしー!!

まさか、ここまでドラマチックな結末とは。

いやぁー、神様、フェルスタッペン様だな、マジで。

うぅぅ、泣けてくる…。 。・゚・(つД`)・゚・。


02_Honda 本田技研工業(株) じゃ、最後、行ってきます。_1200x1600.jpg
じゃ、最後、行ってきます。  カッコ良すぎてもう…、万感の思いがあふれます。

03_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg
ヘルメット後ろの「ありがとう」の文字を田辺さん、山本さんに見せるフェルスタッペン選手。

04_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg

05_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg

06_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg
最後は2位のハミルトン選手に2秒以上の差をつけてチェッカーフラッグ。

07_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg
いつぞやは首位走行中のいきなりのバーストに泣かされ蹴飛ばした左リヤタイヤ。今回は感謝のお礼。

08_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg

09_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg

10_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg

11_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg



ああぁ、それに、ついでにと言ったら失礼千万だけど、
角田選手も自己最高の4位入賞!
初めてあの速い速い同僚ピエール・ガスリー選手の前でフィニッシュ。
予選でも上回ったし、最終戦にきてついにやってくれたなぁ。
素晴らしい。嬉しすぎる。うぅ…。 。・゚・(つД`)・゚・。


12_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg
決勝前のアルファタウリ・ホンダ。チーム集合写真。

13_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg

14_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg

15_2021 F1 Abu Dhabi GP.jpg
メルセデスのボッタス選手をオーバーテイクした角田選手。



ああぁ、ほんとに良かったなぁ。
なんでこんなに泣けてくるんだろうなぁ…、うぅ…。





ほんと、なんで泣けてくるんだろうなぁ…、うぅ…。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

山形出張要請 [Ikeya Formula IF-02RDS]


01_IF-02RDS_road_version_at_old_warehouse_01.jpg


はぁぁ…、クリスマス前に山形出張を要請されてちょっと憂鬱。まだ日程の詳細は未定。

電車乗り継いで山形新幹線乗って、うちから5時間近くって…、遠いよ。

ちなみに車で行ったらどうかと調べたら5時間半から6時間半って…、(;´Д`)
やっぱかかるか、それくらい。

私が最近出張するところで一番遠めなのは栃木県鹿沼市のイケヤフォーミュラさんなのだが、
そのゆうに倍以上あるんだからな、しょうがない…。

02_IF-02RDS_road_version_at_old_warehouse_02.jpg

写真はそのイケヤフォーミュラさんのすぐそばのちょっと雰囲気のいいところで撮影した
IF-02RDS road version。
この古い倉庫みたいな建物がいつ頃どういう目的で建てられたものかはわからないが、
何となく小樽運河の倉庫みたいな雰囲気があっていいなと思います。


そしてイケヤフォーミュラさんの本社工場の前で撮影した同車。
03_IF-02RDS_road_version_at_Ikeya_Formula+logo_01.jpg

04_IF-02RDS_road_version_at_Ikeya_Formula+logo_05.jpg


そしてほぼ同時期に製作したASPARK OWL prototypeと。
05_IF-02RDS_road_version_&_ASPARK_OWL_at_Ikeya_Formula+logo_01.jpg

06_IF-02RDS_road_version_&_ASPARK_OWL_at_Ikeya_Formula+logo_02.jpg

ASPARK OWL prototype は今は大阪のASPARKさんのショールームに展示されているようです。







仕事の打ち合わせで来てくださいっていうんだから、感謝して行かないと…。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車