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南フランスのリッチマン Vol.7(エクサンプロバンスのお話 その9) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その9です。
このシリーズは今回で最終回です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。


イベントも何日かしますと、また車がいたんできます。すぐどこか悪くなるんですよ。
コンセプトカーとかショーカーって。大体、ランニングプロトって言ったって、やっと
走るっていうくらいのものでしかないんですよね。ほとんどの場合。 ボディが金属じゃない
ので、傷が付きやすいのは当たり前だし、塗装はえもいわれぬ美しいものですが、焼き付け
塗装ではないので塗膜はやわらかく弱いです。
パワートレインも変速時のショックが大きくなって、段々と “大丈夫なのかこれ…?”
っていうくらいに振動が出てきたりして、作ったものとしてはドキドキします。

バッテリーもよく上がります。この時もそうでした。どうやらオルタネーターがちゃんと
仕事していないようです。 オルタネーターっていうのはエンジンの回転をちょっと分けて
もらって、発電して整流してバッテリーに充電してくれる機械です。
で、バッテリーがいよいよダメだこりゃ状態になってしまいましたが、充電するにも数時間
かかるし、どうしたもんかいと思っているとオーナーから助け舟が。
オーナーのいつも乗ってる車からはずして持ってくるから使いなよ、とのことです。
あぁありがたや…。 いつも乗ってるのって、たしかメルセデスベンツのSクラス?
あの車のバッテリー外して貸してくれるんだ…。あんなでかいの(車もでかいがバッテリーも
でかい)入るかな?と思いましたが、そこは何とかメカニック氏ががんばってくれて、何とか
めり込ませてくれました。さすが、パンいっぱい食って力つけていますわ。
でも、なんというか、とても申し訳なったです、私達としては。
オーナーは本来そんなことまで面倒見るような約束では無いでしょうし、何より自分で普段乗る
車から取り外して持って来てくれたんですよね。  あぁ、かたじけない…。

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オーナーの暖かい協力のおかげで、雑誌記者たちの試乗も無事に進み、みんなのお楽しみ、
特別おいしいランチの時間になりました。 ガレージで私達がイタリア組を待っていると、
なにやら淡いこんじきの車がやってきました。
オーナーが、かわいがってる犬を乗っけて別の車でやって来たんです。
こ、このただものならぬたたずまいは…
シャンパンゴールドのアストンマーティンV8です。
現物初めて見ました。

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かつてフェラーリなどとも戦った、勇ましくも格調高い、そして由緒ある伝統のブリティッシュ
V8エンジンの咆哮に聞き惚れながら、あぁ、これがオーナーの週末用の車(のひとつ)なのね。
普段乗ってる車がSクラスだけじゃないだろうとは思っていましたけど、こういうのも持って
らっしゃるわけね。そらそうですよね…。よくお似合いです、とても。
たしか新車価格は同時期のメルセデスベンツなんかよりも全然高くて、フェラーリの一番高い
のが2,800万円くらいだった頃に驚愕の4,500万円とかしてたと思います。ロールスロイスの
高いのと同じくらいで、まさにロールスロイスクラスの正統派スポーツカー、そういう尊い
存在だったわけです。(フォード傘下になって以降はいろいろ変わって価格もグッと下げられ、
同ブランドとしては随分リーズナブルになりました。現在はフォード以外に中国企業を含む
複数の主要株主がいて○○の傘下とは言いにくいことになっているようです)

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貴重な車の登場に純粋に心が躍ります。これがロールスロイスなら、それがファントムとかで
あっても自分としてはそれほどありがたく感じなかった思います。うらやましさと共にやや
あきれたような感情も少々湧きあがりつつ、しげしげと抜群のコンディションに保たれたその
ステキな車を眺め回しました。インテリアは明るいブラウンの本皮。おそらく上質なコノリー
レザーでしょう。近年張り替えられたのかと思うほど、とてもきれいでした。
この車の存在を初めて雑誌で知った時、こういう車っていったいどういう人が買うんだろう?
そう思ったのですが、あぁ、こういう人が買うのか…、そう深く納得するのでした。

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そんなことを色々考えながらこの車を見ていますと、バッテリーを貸していただいたのは確かに
ありがたかったのですが…、別にあのメルセデスベンツSクラスが動かなくても、あなたは全然
困らないわけですね…。と、すこーし、すまなんだの気持ちが薄れていってしまいそうな気がした
のですが、それとこれとは関係無い!良くしていただいたことには深く感謝する!こんなステキな
車まで見せていただいて更に重ねてありがたや…、あらためてそう思うのでした。

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後から考えると、オーナーは他のところにヒストリックレーシングカーなどを30代以上保管して
いるとのことでしたので、その中にはきっとフェラーリの特別なモデルとかも1台や2台じゃなく
あると思うんです。もしも車1台しか持ってなくて、それがこのアストンマーティンV8だったら、
それは本当にどうかしてるw これは複数台を余裕で持てる人、しかも超が付くほどの好き者
ならではの選択肢、そういうことなんだろうなと思います。



ちなみに現在もこのプライベートサーキットではモータースポーツ関係の各種イベントが行われ、
宿泊施設も写真のようなステキな雰囲気のものが用意されているようです。

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結婚式や各種パーティー等も行われているようです。

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冒頭でも書きましたが、このシリーズ:南フランスのリッチマン(エクサンプロバンスのお話)は
今回で終わりです。長々と読んでいただきありがとうございました。




















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オーナーにはほんとに良くしてもらったな…。




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南フランスのリッチマン Vol.6(エクサンプロバンスのお話 その8) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その8です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。



さて、オーナーこと、南フランスのリッチマン氏のあきれるほどのリッチさと、
うらやましいばかりの暮らしぶりを思い出し出し書いているこのシリーズですが、
今回オーナーはサブタイトルに名前があるだけです。

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イタリアチームの2人(ミケこと、ミケーレとジョルジオ)とエクサンプロバンスの中心部
(それなりの市街地)のレストランで夕食を一緒に食べたことがありました。

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日本から私に同行してくれたメカニック氏はメニュー(フランス語なのでわかりにくい)
の中にどうやらパスタらしいものを見つけて、イタリア人2人に見解を求めたところ、
ジョルジオ「おぉ、いいじゃない。きっとこれパスタだよ。イタリア料理好きなの?^ー^」
メカニック氏「好き好き、パスタとかイタリア料理好き。^ー^」
みたいな感じで気分良くそれを注文したのですが…、これがあんまりおいしくなかった。
その表情を見てジョルジオが「ちょっと食べてみてもいい?」ということで、ひと口。
彼は顔を曇らせながら
ジョルジオ「これはここではイタリア料理ということになってるみたいだけど、イタリア
料理がこんなのだとは思わないでね。」
とのこと。やっぱおいしくないんだ。私もひと口いただいてみましたが、何というか…、
日本の1980年代くらいまでのいにしえの喫茶店で出してたナポリタンとかそういうものに近い、
パスタはただやわらかいだけでコシが無くそれ自体に味はしない、味付けはトマトソースを
かけただけみたいな感じで、全体的にうまみとかあまり感じられない残念なものでした。
フランスでもこのあたりは地中海の近く、それはイタリアにもかなり近いことを意味する
のですが何故こうまで違うのか…。イタリア料理(というかフランス料理以外全般)を
なめてるとしか思えない…。とにかく、フランスで食べるイタリア料理にあまり期待しては
いけないのだなと思いました。勉強になりますw

ちなみにこのあたりでステーキっぽい肉料理を頼むとこんな感じになるのが普通なのか、
付け合わせにラタトゥイユ的なものが付いてきました。キッシュみたいなのもあって
ここはフランス、南フランスのエクサンプロバンスなんだなと思わされます。

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またある日の時のお昼近く、もうじき楽しみなランチだなと思っていると、このイベントを
運営しているイベント会社のコーディネーターの一人がピザを取って食べていました。
他のスタッフが「それどうしたの?自分で取ったの?」とか聞いています。
コーディネーター「ちょっとプロバンス料理に飽きちゃってさ。」
スタッフ「ああ、なるほど…。ちょっとわかる気もする。」

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コーディネーター「最初はさ、おぉ本場のプロバンス料理だぁと思って食べてたんだけど、
何を食べてもみんな同じような味付けで…、何でもかんでもプロバンス風、プロバンス風って…、
だんだん腹が立ってきて…、みんなよく飽きないね?」
と、不愉快そうにうんざりした顔で言います。
そうかそうか、この人にはここのステキまかない料理は残念ながら合わなかったのね。
そういうこともあるよね、色んな人がいるから…。
でも、何とももったいない…、そう思いました。

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確かに大抵のものはトマトソースっぽい味付けで似てるといえば似ています。それでも
その中で色んな工夫がされてて十分おいしいと思うけどな。毎日いろんなの出してくれるし。
そんなことで腹立てないでよ、この人はほんとに…、とも思いました。
そう、この方は以前私が食あたりと思われる腹痛で苦しんでいた時に、
「ホテルに帰れば?でも自分で運転してね。」と言ったその人です。
その時はさいわいドイツ人の優しいお兄さんが運転してくれて私は無事にホテルに帰ることが
出来たのですが、現場(サーキット)に残ったメカニック氏によると
「大体、日本人なんていなくても何ともないよ。いいよ別にあいつらいなくても。」
というようなことを言っていたとのことでした。きっとメカニック氏には英語がわからないと
思っていたのでしょうが、彼は私と一緒だとそれほどしゃべらなかっただけで、少なくとも
私と同程度には聞いたり話したり出来ます。
このコーディネーター氏、テキパキと仕事は出来そうな感じでしたが、どうもあんまり
人望がないというか…、まわりから冷めた目で見られているように思っていたのですが、
あの時(腹痛の時)の言い草や、今回のプロバンス料理に飽きたからと腹立ててひとりで
ピザ取るようなところを見ていると、まぁこういう性格(仕切りたがりのわりに文句言いで
弱者に冷たいw)だからかな…と思った出来事でした。

同業者のイタリア人2人は、イメージするイタリアンな感じよりもずっと寡黙で控えめでしたが
同業ということもあって話は合うし、基本的にほがらかで楽しい性格でとても感じ良かったです。
ドイツ人のお兄さんはいつも私達日本人2人のことを気にして(このイベントで東洋人は私達2人
だけでした)優しく接してくれたし、ここのオーナーも、イベント会社の女性社長も、その他の
ほとんどの方は皆さんとても良くしてくれましたが、このコーディネーター氏や、ホテルに来た
フランス人医師のような方もいて、まぁ、どこに行ってもこういう人達はいるか、やっぱり…
と思ったのでした。


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そういういろんな人達とオーナーの小さいお城みたいな家の小さいほうのダイニングでの
おいしい昼食の最後はデザートです。ケーキっぽいのや、アイスクリーム、フルーツなどが
日によって色々出てきます。それらはもちろんどれもおいしくいただけるのですが、食後に
飲むコーヒー、その彼らの飲み方が日本から行った私をちょっと驚かせました。

私は普通、コーヒーにはミルクを入れて飲みます。砂糖は以前は入れていたこともありましたが、
本当においしいコーヒーの味を楽しむには邪魔な気がするのと、飲んだあと口の中がさっぱり
しないのでやめました。
ですが、ここでの彼らの飲み方は…、 ガンガン砂糖を入れてたんです。情け容赦ないくらいw
角砂糖2個とか3個とか、そういうレベルじゃありません。5個、6個以上入れるのがあたりまえ、
いやまだそれでも少なめっていうくらいの勢いです。

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「You、砂糖は?」って訊かれて、「いや、私は入れないんで…。」って言うと、
「えー!なんでぇ?!マジでぇ?」みたいな顔をされます。
女性社長まで「何か気に入らないの?」みたいなこと言って心配そうな顔するし。
なんかものすごい違和感を感じて汗が出そうです。
心の中で私思いました「あんたがた、絶対糖尿病になるよ、そんなことやってたら。」
彼らの飲んでるのは砂糖を入れたコーヒーというよりも、“コーヒー味の暖かいシロップ”
というほうが適切です。これは特にエクサンプロバンスでの流行りというわけではなく、
もっと広域なものであろうことは、彼らスタッフがヨーロッパ各国の出身であり、通常は
パリのオフィスにいるとか、ロンドンを拠点にするカメラマンだとかいうことから伺えます。
一体いつから、こういうことになったんでしょう?彼の地では。
(この話自体かなり前のことで、その後この“トレンド”がどうなったのかはわかりません)
でも、彼らがそういう甘ぁいコーヒーに硬いパンを浸して食べてるのを見て、
私もマネしてみたら…、おーいしかったです。想像以上に。
パンのおいしい食べ方、新発見!ヽ(*^▽^*)ノ  でした。



続きは、南フランスのリッチマン Vol.7(エクサンプロバンスのお話 その9)で。




















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なんかちょいちょいあっても、皆さん良くしてくれたな…。




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三毛猫、凜(りん)の耳の柄 [猫、動物、鳥]

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2月22日。今日は猫の日ということで、オレサマのかわいい凜のとっておきの写真を
ご覧いただきます。

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凜の耳を後ろから見ると、こんなふうにパステル調のドット柄になっています。
こんな柄はこの猫以外に見たことがありません。
三毛姉妹の寧々はこんなことにはなっておらず、普通の色柄です。

ほんのりピンクがかった白ベースに、ランダムな淡いドット柄。
凜のチャームポイントのひとつです。
凜だけの特別な柄…、そう思うと愛しさもよりいっそう。

かわいい凜、毎晩一緒に寝てくれるオレサマのかわいい凜。




















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オレサマのかわいい凜、耳の柄までかわいい…。



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南フランスのリッチマン Vol.5(エクサンプロバンスのお話 その7) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その7です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。

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午前中の2組の取材を終え、スタッフは、2交代で昼食をとります。向かうのは、
小さめのお城:オーナーの家です。私達はスタッフの中でも下っ端なので小さいほうの
ダイニング。お客様である記者たちとコーディネーターは立派なメインダイニング。


小さいダイニングにも色々飾ってあります。本物と思しき絵画、写真の入った額やら
トロフィーみたいなものとか色々。
その写真というのがまた…、オーナーとレーサー達、例えばネルソン・ピケとか、
そのあたりから比較的あたらし目の歴代のF1チャンピオン達とのツーショットもいくつか。
当然のようにセナとか、まだ若手だったシューマッハとかと写ってるのもあります。
アップした写真は本田宗一郎氏とセナですが、こういう感じの写真です。

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ヨーロッパではレーサーのスポンサーは企業だけではなく、伝統的に個人のお金持ちが
付いているそうで(もともと企業よりも歴史は古いんでしょう、きっと)モナコあたりの
パーティーなどでは、そういう個人スポンサーにF1ドライバー達がニコニコ顔でお酌を
する姿が見られるそうです。

 スポ ンサー「どう、調子は? ( ̄― ̄) 」
 ドライバー「はぁ、おかげさまで今シーズンはいい線いけると思います。^ー^; 」

なんて感じなんでしょうか? 多分このオーナーもそうなんだろうなと思わせる写真達でした。




で、出てきた料理は、前菜、スープ、メイン、飲み物、デザートと、ひととおりのものです。

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昼にこんな食わんでも…と思いますが、ま、ここはおフランスですから。
食べて(心の中で)ん…、ちゃんといい味付いてて、かなり好みだなぁ。うまいなぁ。
確かにプロバンス風といえば、そういう感じもしますが、ホテルや周辺のレストランで食べた
ものよりずっとなじみやすいというか、フランス料理然としていなくて家庭的というか…、
そんな感じの料理です。私達日本人にとっても安心して食べられる味つけです。

その後、滞在中のお昼は毎日ここで頂くのですが、おいしいのでとても楽しみになりました。
そんな日本人二人の雰囲気を感じ取ったフランス人コーディネーター(40代女性社長)が
訊きます。

コーディネーター社長「お気に召して頂いたかしら、こちらのお料理?^ー^」流暢な英語
オレサマ「はい、そりゃもう。おいしいので、毎回おかわりしたいくらいです。」カタコト英語

実際メカニック氏(無類のパン好き)などは、パンを何個も何個ももらってバクバク、
バクバク食べていました。無類のパン好きですから。

コーディネーター社長「ここの料理は、オーナーがヨーロッパ全土からいいものだけ厳選して
集めて、専属の料理人が毎日食べるオーナーのために考えて作っているのよ。それをこの
イベント用に沢山作ってもらって、こうして出してもらってるの。」

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この説明で、最初から感じていた “なじみやすいおいしさ” の理由が少しわかった気が
しました。ヨーロッパ中からいいものだけ集めれば、そりゃぁいいものが出来るでしょう。
各地で手広くスーパー経営(オーナーの事業のひとつ)するくらいだから、入手先にも困る
ことはないでしょうし。
そして大事なのは、オーナーは毎日食べるんだから、いかにもな高級感全開な感じではなく
こういう味付けでなければいけないんでしょう。なんでもないように見える、この目の前の
野菜炒めみたいなのもそういうコンセプトで出来ているわけね。 なるほど、なるほど…。

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この何年か後に行ったスペイン、バルセロナでも感じたことなのですが…、その時アテンド
してくれたスペイン人のトニー(本当はアンソニー)がおすすめするおいしくて人気という
お店で食べたパエリアの味が、何となくこの時食べていたプロバンス料理のおいしさと通じる
ものがあって、なんでそう感じるんだろうと思ったものでした。トマトソースとか魚介類を
使うところなど共通している点は確かにありますが、それだけではないように思えて…。
本当においしいもの(高級という意味ではない)は世界各地でかなり近い味わいを持つのでは
ないか…という気がして、それは味付けそのもののことではなくて、うまみの持っていき方…
みたいな、これをどう表現していいのかよくわからないのですが、日常的に感じるうまさの
上級強力版とでも言えばいいでしょうか…。
このたいそう立派なまかないを食べさせてもらっている時にはまだ、何となく懐かしいような
気がするけど、日本人にも普通においしく食べれるもんだなぁ…くらいに思うのみでした。



続きは、南フランスのリッチマン Vol.6(エクサンプロバンスのお話 その8)で。




















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こんなに毎日プロバンス料理を食べたのはこの時だけ…。



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南フランスのリッチマン Vol.4(エクサンプロバンスのお話 その6) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その6です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。

さて、翌日、朝一番で昨日の道をサーキットに向かうと…、
そこには野生(?)の鹿の群れ! ドドドー、ピョーン、ピョーン、ズドドドー。

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20~30頭はいたでしょうか、結構な数です。子鹿も何頭かいます。
皆さん勢いよく走って道を横切っていきます。
はじめ、あっけにとられた私達ですが、イタリア人の2人も顔を見合わせ大喜びです。
「オー、アニモー!! キャニュースィー?」
ヽ(*^▽^*)ノ \(*^▽^*)/♪   ヽ(o→∀←)ノ ヽ(→∀←。)ノ

これ、もしかしたら、オーナーの鹿? うーむ…何でもありのオーナーだからな…。
この鹿の群れが野性なんだか放し飼いにしてるんだか、良くわかりません。
あいかわらず孔雀はのんびり歩いてるしw

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気候のいい南フランス、セントビクトワール山に程近いここ、エクサンプロバンスの
こんなところに、たくさんの動物たちに囲まれ、自分のサーキットで好きな車を
好きな時に好きなように走らせる…。つくづく夢のような暮らしだなと思いました。

コースに入ると、コースの内側の土というかグリーンエリアも、目に見えるところ
すべてというくらいに、野うさぎのものと思われる○ンコがたくさん転がっています。
こらやっぱ野生か?昨日はコース上しかチェックしてなくてよくわかりませんでした。

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さて、朝早くからの作業で朝ごはんをとらずに来ましたので、おなかがすきます。
でも、そこは抜かりなく手はずが整っていて、サーキットにオーナーのところから
軽食が届けられました。
数種類のパン、大きなものから小さ目なものまでいろいろ、山のようにたくさん。
そしてジュース類、サラダ、お菓子類…。さすがおフランス、お菓子ももれなくw

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このパンがとてもおいしく、メカニック氏と、やはりフランスのパンはうまい、
と意見が一致。もう、バクバクバクバク食います。他のもおいしいです。
この時、私はあんまりよくわかっていなかったのですが、メカニック氏が言うには、
「俺、パン好きで、かなりいろんなもの食ってるんすけど、こんなうまいのは
ちょっと無いっすよ。こっち来てから食った中でも1番かも。」とまで言います。
それを聞いても私は、(失礼ながら)よっぽどおなかすいてしまってたのね、
くらいに思っていました。この時はまだ…。

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でも、本当においしいのは、この後、お昼にオーナーの(お城のような)家で、
まかなわれる昼食でした。それは毎日頂けるのですが、なぜかフランス料理という
よりも、日本食にも通じるような懐かしさを感じさせる不思議なおいしさ…。
その理由の一端については…、また次回のお話です。

続きは、南フランスのリッチマン Vol.5(エクサンプロバンスのお話 その7)で。


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なんてったって、このお屋敷にこのプライベートサーキットですから…。
敷地の広大なこと。





















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自然と動物と好きな車にサーキット、はぁぁ…。



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南フランスのリッチマン Vol.3(エクサンプロバンスのお話 その5) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その5です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。

写真はDetomaso PANTERA (デトマソ パンテーラ)。

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リッチマン氏、これからは彼のことをオーナーと書かせて頂きます。
私と、同行のメカニック氏でそう呼んでいたので。

オーナーの広々としたガレージで、フォーミュラ・ルノーとコブラ427を横目に、
私達はそれぞれのコンセプトカーの状態をチェックし、“世界巡業”でいたんだ各部を、
可能な範囲で修復していきます。出張先、それも海外ですから、もうどうしようもない
というのも当然あるわけです。そういうのはもう、だましだまし走らせるしかありません。 
そうやって、初日はサーキットまでの1~2kmをそーっと自走していきました。
プレス達は翌日から来ますので、今日は、自走してサーキットに行って、やばそうな
ところがないか、様子を見て終わりにする予定です。

サーキットに向かっていると、途中から結構大きな音で車が沢山走っている音が聞こえます。
かなりかん高い音で、これはレーシングカーかな?と思っていると、サーキットの
ほうから、1台、また1台と、フルカウリングのバイクが来ます。
それらはレーサーレプリカだったり、本物のレーサーだったり、色々でした。
あれ、今日は走行会でもやってるのかな?と思ったのですが、(サーキットには、
誰でも開けられるような簡単なゲートはありますが)出入りを見る人がいるところは
無く、皆さん勝手に出入りしています。
一体どうやって、この人達を管理しているんだろう?と思いました。

コースに着くと、そこはプライベート・サーキットというには、ずいぶん立派な規模で、
同行メカニック氏によると、日本でいうと筑波サーキット並みか、やや大きいとのこと。
私は、冨士と鈴鹿しか行ったことがなくて筑波はわかりません。
沢山のレーシング・レプリカと、ほんとのレーサーが混じって、皆さん結構なペースで
気持ち良さそうに走っています。

そして、しばらくして先ほどの疑問、どうやって管理しているのか?は、消えます。
そんなことは心配無用でした。 そうです、そんなことしていないんです。
私達が翌日から予定しているイベントのように、ここを貸切にするようなことでもない
限り、こうして走りたい人達に開放しているということです。オーナーも一緒に走ります。
事前のミーティングとか、そういう小難しいことはやっていないようです。
日本の感覚からは考えられないことですが、大人がみんなそれぞれの責任とテクニックで
自分のマシンの走りを楽しむわけです。何があっても完全に自己責任(この頃はまだ
そんな言葉も一般的ではなかったと思いますが)ということみたいです。
オーナーもオーナーで、これで稼ぐ必要など全然ないので、これで良しというわけです。

実際、そのしばらく後でオーナーはお友達と思しき初老のカッコイイ紳士と共に、
赤いオリジナル・パンテーラで現れ、さっそうとコースイン。カッコ良く10数週ラップ
して、ご機嫌なエキゾーストノートを残して夕焼けの中を帰っていきました。
丁度ここに上げた写真のような真っ赤なパンテーラでした。
見た目は非常に美しく、いわばミントコンディションに保たれたオリジナルに見え、
エンジンも良くメンテナンスされているらしく、そのアメリカンV8がやたらきれいに
回っていることから調子の良さがうかがえました。 ええなぁ…、ほんまに。


パンテーラってその成り立ち(イタリアンデザインのボディにアメリカンV8エンジン搭載)
から、いわゆるスーパーカーの仲間に入れてもらえないような微妙な扱いをされてきた、
ちょっとかわいそうな面があるのですが…、その実力は知る人ぞ知るところで、ちゃんと
整備されてチューンされたパンテーラは同時期のフェラーリやランボルギーニを上回る程の
ものだったと実測データが物語っています。

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そういう実際の速さという実力があることと、このスッキリとしたスタイリングはこの車を
際立たせていると思います。シャープでモダンで上品で洗練されて見えます。エンジンが
アメリカンV8のOHVということからフェラーリのV12のような高周波の良い音は望むべくも
ないですが、それでもこれはこれで悪くない、悪くないどころか十分魅力的な車だと思います。
個人的にはフロントバンパーが下の写真のようになったものは一層シャープな印象で好みです。
イエローのカラーもいいです。フロントクォーターもリヤクォーターも他にないカッコ良さが
あるように思います。

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続きは、南フランスのリッチマン Vol.4(エクサンプロバンスのお話 その6)で。




















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ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。

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パンテーラ、いいじゃないですかね…。



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南フランスのリッチマン Vol.2(エクサンプロバンスのお話 その4) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その4です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。

その南フランスはエクサンプロバンスのリッチマンの山の上のガレージに入ると、そこは
簡素とはいえ広々としていて車が数十台…、少なくとも20~30台は並べられそうです。
ただその時は、私達の持ち込んだ2台のコンセプトカーの他に2台しか置いてありません
でした。

1台は純粋なレーシングカー、フォーミュラ・ルノー。下の写真はその時のものではありま
せんが、こういうF1みたいな形の、そのスケールダウン版みたいな車です。

Formula-Ford_old_Tom-Sargent-5.jpg

下の2枚はそのカテゴリーの比較的最近のものと思われる写真です。シンプルながらちゃんと
前後のウイングもついていて本格的です。
Formula-Ford-Ecoboost-2.jpg

Formula-Ford-Ecoboost-3.jpg

これはF1、F2、F3などの下のカテゴリーで、同じようなものに、フォーミュラ・フォード、
フォーミュラ・トヨタなどがありました。上級カテゴリーに比べればそれほどパワフルでは
ないでしょうが、そのセンシティブな挙動がドライビングの基本的なセンスを高度に要求し、
速く走るには腕が必要です。これでオーナーは自分のサーキットを思いっきり走るんでしょう。
そうやって腕を磨いて、実際のレースにも出ているようです。いいですよね、もうまったく
もってうらやましい限りです。


で、もう1台はというと…、Shelby Cobra 427(!)。人気イラストレーター、Bow氏もよく
描いたアレです。以下の写真も実際にその時に見たものではありませんが、カラーリングは
ちょうどこんな風に白に特徴的な2本のブルーのストライプが入ったものでした。

Shelby Cobra_01.jpg

Shelby Cobra_02_012.jpg

Shelby Cobra_03.jpg

レプリカなんだか、モディファイしてそうなってるんだかわかりませんが、エンジンと
バルクヘッド(室内との仕切りに相当する大事なところ)が一部干渉していて、いわゆる
“切った貼った”がしてあります。見た目だけきれいにしているコレクターじゃないわけですね、
このオーナー。もしかしたら、より大きなエンジンに乗せ換えたか、エンジン搭載位置を
後ろにずらしているのかもしれません。(重心が真ん中になってとっても良い)
ということは…、彼はこの車でもサーキットをぶっ飛ばしているということなんだろうな。
そうするとこれは、現役レーシングコブラなわけね…。ええなぁ。

めずらしい車を目の前にして私達がウォーとかヒャーとか言いながら盛り上がっていると、
オーナー氏、ニッコニッコしてジェスチャーで(英語はわからないみたいでした)、
“エンジン、かけてみよっか?”ってやるので、
私達 “うんうん!” もう、 餌もらえそうな動物なんかと一緒ですw
やおら乗り込んだオーナー。キーをひねると、クククク…、ガォオーン!セル一発です。
ドドドォーン、デロデロ、ドドドォン…てな大迫力のアメリカンV8サウンドがガレージ
いっぱいに響き渡ります。空ぶかし何度かしてくれましたが、さすがによく整備されて
いるらしく、調子良さげです。

ここにはこの2台しか置いてなかったのですが、想像通りというか…、彼のコレクションは、
そのほとんどがここではない別の保管用スペースにあり、そこには30台以上の煌めくような
ヒストリックレーシングカーがあるのだそうです。これはフランス人女性コーディネーター
から聞いた話ですが、うーむ、やはりそうですか…納得、納得という感じでした。
同行してくれたメカニック氏とうなずき合いながら、出来ればそっちも見たかったなと思い
ました。


ちょっと、車好きのマニアックな話のVol.2 でした。
続きは、南フランスのリッチマン Vol.3(エクサンプロバンスのお話 その5)で。




















Stand wiyh Ukraine_セイタカアワダチソウ+Ash013_360x640.jpg
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。

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オーナーの暮らしぶり、うらやましい…。




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バレンタインデー [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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本命チョコと義理チョコというかついでのチョコをいただきました。
どちらも同じ女性から。

はい、妻からですw

妻によると赤い小さい箱に入ったほう(LINDOR リンドール)が本命、
大きな袋に入ったスライスしたナッツがくっついてるほう(KIRKLAND
コストコのプライベートブランド、やっすいw)がついでだそうです。
1個だけだとオレサマが寂しがるとでも思ったのか、理由はわかりませんが…

いえ、本当はわかります。
コストコの小規模再販店:E-COSTにバステッシュ(コストコのでかいロールの
トイレットペーパー)とか生活用品を買いに行ったら、そこにあったので買った。
ただそれだけのことでしょう。まぁ間違いなく。

でも、スライスしたナッツがくっついてるのはちょっとしょっぱくておいしくて
好きだし、こんな大きな袋に沢山入っててすごい量。おなかいっぱい食べれます。
こんな沢山チョコもらえて嬉しいなぁww

今日は久しぶりに妻以外の人としゃべったし(仕事のWebミーティングで)、
チョコ食べてまた頑張って仕事しようっと。





また明日から、
南フランスのリッチマン シリーズ(エクサンプロバンスのお話 シリーズ)
を続けます。

























Stand wiyh Ukraine_セイタカアワダチソウ+Ash013_360x640.jpg
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この量はしかし…、1日ひとかけらがせいぜいだし…。



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南フランスのリッチマン Vol.1(エクサンプロバンスのお話 その3) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その3です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。

今回からプライベートサーキットを所有するオーナーのお話メインにさせていただき、
「エクサンプロバンスのお話」の中の「南フランスのリッチマンシリーズ」のはじまり
ということになりますw 全部で7回くらいの予定です。


コンセプトカーを使ったプレス向けプロモーションイベント。
その、メンテナンス/サービス要員として赴いた南フランス、マルセイユのそばの
エクサンプロバンス。イベントはその山中にあるプライベートサーキットで行われました。

02_Aix-en-Provence_Circuit du Grand Sambuc.jpg

プライベートっていうくらいですので、リッチな方が個人のお楽しみとして所有して
いるわけです。それはセザンヌの絵で有名なセントビクトワール山のふもとの村から、
車で20~30分ほど上った山の上にありました。

セザンヌの描いたサント・ヴィクトワール山
03_セザンヌ: サント・ヴィクトワール山_01.jpg

04_セザンヌ: サント・ヴィクトワール山_02.jpg

本物のサント・ヴィクトワール山
05_サント・ヴィクトワール山.jpg


ふもとの村がまた、とても美しくて、どこを切りとっても絵になるようなところでした。
こんなところに住んで絵を描いて暮らせたら…そう思う気持ちがよくわかります。
それなのに、肝心な写真を撮ってこなかったオレサマのバカヤロー…。
(画像は全てGoogle map や画像検索で集めました)

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山の上のサーキットはそこまでの専用道路を作るだけでも結構大変なことだったと思うの
ですが、山をのぼりはじめるあたりからそのへん全部、他の山もいくつか含めて、丸ごと
サーキットのオーナーのものなので近隣に騒音等の迷惑をかけることもありません。

山の頂上付近には小さめのお城のような、雰囲気のいい立派な建物があります。
オーナーの住居です。その昔、貴族や裕福な家庭の子供たち向けの寄宿学校か何かの
施設だったところをオーナーが買い取って住居として改装したとのことでした。

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オーナーはここで、料理など身の回りのことをやってくれる人2、3人とともに暮らして
いるようです。広い広い敷地内には立派なテニスコートとかもありますし、サーキットに
向かう手前には広大な草地があり、孔雀(!)とかウサギとか、何だか良くわからない
のも含めてw 動物が何匹も放し飼いっぽくなっているのが見えました。

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Domaine Chateau Sambuc_04.jpg

建屋からサーキットに向かう途中で出会う鹿の群れ。野生なのかそうでないのか?
Domaine Chateau Sambuc_05.jpg

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サーキットに向かう途中の道の右側に簡素な作りですがかなり大きななガレージ(多分
20台以上は入る)があり、天井は乳白色のポリカーボネートと思しきもので中は十分
明るく、整備にも車を眺めるのにも良さそうでした。私達日本組とイタリア組でそこの
一角を借りてメンテナンスなどを行うことになっていました。



最新のGoogle Mapでここを見てみたところ、サーキットの名前とかがわかりまして、
それで検索して出てきたのが下記のサイトです。
http://www.circuitdugrandsambuc.com/
http://www.circuitdugrandsambuc.com/piste-sambuc.html
https://www.spark-motorsport.com/content/6-le-domaine
あの時に見た建屋やサーキットの全景、そして鹿まで見れて嬉しくなりました。
建屋は宿泊施設として使われているようで、センスの良いおしゃれな内装になっていました。

車好きな方がここで結婚式などもやっているようです。

Domaine Chateau Sambuc_11.jpg

Domaine Chateau Sambuc_12.jpg



エクサンプロバンスは街も郊外の村もイメージ通りのステキなところで、
プライベートサーキットのオーナーの暮らしぶり、お話は色々興味深く面白かったです。

続きは、南フランスのリッチマン Vol.2(エクサンプロバンスのお話 その4)で。




























Stand wiyh Ukraine_セイタカアワダチソウ+Ash013_360x640.jpg
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
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エクサンプロバンス、もう一度行ってみたいな、仕事じゃなく…。



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フランスから見たスペイン(エクサンプロバンスのお話 その2) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その2です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。

エクサンプロバンスはイメージ通りのステキな街でした。市街地には写真のように
近代的な建物はあまり無く、いい意味で年代を感じさせる建物ばかりで、色合いも
統一感のある暖色系で街の雰囲気は明るく、広場、公園、市場、並木通り…、どこを
とっても雰囲気のいい街並みです。
ここはまた近代絵画の祖とも言われるポール・セザンヌの出身地としても有名で、
彼が何枚も描いたサント・ヴィクトワール山やその周りに広がる山や田園、田舎の
小さな村の家並みなど、どこをとっても絵画のように美しく印象的でした。

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そのエクサンプロバンスの雰囲気のいいステキなホテルに滞在していた時のこと。
前の晩に食べた何かにあたったのか、熱を出して夜の間ずっと吐いたり下したりしました。
もう、上からも下からも何も出ないくらいになって軽量化したから今日はいいラップを
きざめるかもなw などとバカなことをクラクラする頭で考えながら、朝起きてなんとか
支度して、頑張って現場のプライベートサーキットに行きました。

ですが、もうどうにも立っていられない、寒くて寒くてガタガタ震えます。
コーディネーターが「ホテルに帰れば?」というのですが、
「誰も送ってやれないから、自分で運転してってね。」とも言いいます。
道もよくわからないフランスの山の中から市街地まで、この状態で車を運転…。
無理。
と思いましたが、それしかないので、無理してでも行かねば…、
と決意したところへ、フォードびいきのドイツ人の兄さんが来て、
「ボクが送ってあげる。」と言ってくれました。
こんなところで、かつての同盟国は優しかった。ありがとう、ドイツ人のお兄さん。

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ホテルに着くと、スタッフの女性が「ドクター呼ぶ?」と聞くので、
「プ、プリーズゥ…、ウゥ。」とこたえ、這うようにして部屋に。

寒くてガタガタ、腹痛にのたうつこと数時間。
やってきました、スレンダーでオサレなフランス人医師。

医師「どうしたのかなぁ?」(余裕。やや見下しぎみに見える。気のせいか。)
オレサマ「腹が痛くて、吐いて、下痢して、熱があって…。何かにあたったようです。」
医師「ふぅん、スペイン料理でも食べたの?」
オレサマ「は?」
医師「( ̄ー ̄)?」
オレサマ「いえ、このホテルの、おフランス料理の(安いほうの)コースです。」
医師「そぉ。じゃ、これらの薬を買ってもらって、ここに書いたように飲んでね。」
オレサマ「メ、メルシー、ボックゥ…。」

私はこの時、その数年前に韓国で、向こうの人に、おーいしいからと薦められて、
屋台の天ぷらみたいなのを食べて、下痢した時のことを思い出していました。
帰国してから(当時在籍していた会社の)社長にその話をすると、
「ダメだよぉ…、言っちゃ悪いけど後進国なんだから、日本と同じつもりでいたらぁ。」
彼は韓国で、やっぱりあたったかなんかで救急車で運ばれたことがある人ですw

で、私は、このエクサンプロバンスのホテルのベッドで苦しみ続けながら、
フランスでは、スペインをこんなふうに思ってるのね…。
そういえば、フランス人に言わせるとピレネー(フランスとスペインの国境にある
高くて長い山脈)超えたらアフリカっていうのは…、そういうことを言ってるんだ。
こういうのもフランスらしいといえばフランスらしいな…などと思ったのでした。


苦しみながら次回、
南フランスのリッチマン Vol.1(エクサンプロバンスのお話 その3)に続く。






















Stand wiyh Ukraine_セイタカアワダチソウ+Ash013_360x640.jpg
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。

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ナチュラルにまわりを見下すのはさすがおフランス…。



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