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Alfa Romeo 8C 2022 CG [車、カーデザイン]


AlfaRomeo_8C_2022_CG_01.jpg


もう結構前のことになってしまうのですが、2018年の6月か7月頃に目にした記事で、
これはいいなと思ったものです。
アルファロメオ 8C の次期型で2022年に発表されることを予測、期待したもののようです。

2022 Alfa Romeo 8C | Top Speed July 6, 2018
https://www.topspeed.com/cars/alfa-romeo/2022-alfa-romeo-8c-ar181383.html

2022 Alfa Romeo 8C Pictures, Photos, Wallpapers. - image 785933
https://www.topspeed.com/cars/alfa-romeo/2022-alfa-romeo-8c-ar181383/pictures.html#785933


2010年のジュネーブショーで発表されたピニンファリーナデザインのコンセプトカー、
2uettottanta(正確な読み方はわからないのですが、デュエットッタンタでしょうか)の顔つきを
何かの写真に合成して作った2DCGだと思いますが、現行や近年のどのアルファロメオよりも好みです。

AlfaRomeo_8C_2022_CG_01.jpg

AlfaRomeo_8C_2022_CG_02.jpg

作ったCGはこれだけみたいで、同じものを左右反転したり、部分的にクローズアップしたりした
画像しか見当たりませんでした。
AlfaRomeo_8C_2022_CG_03.jpg

AlfaRomeo_8C_2022_CG_04.jpg

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AlfaRomeo_8C_2022_CG_07.jpg




ここからはコンセプトカー、2uettottanta です。
AlfaRomeo_2uettottanta_2010_Geneva_01.jpg

顔つきがすごく好みで、アルファロメの特徴的な三角形のグリルをこれだけの大きさで大胆に
レイアウトして破綻なくまとめられていて、これは本当に力のあるデザイナーの仕事だなと
思いました。
AlfaRomeo_2uettottanta_2010_Geneva_02.jpg

非常にシンプルな面構成。コンパクトでありながら優雅ささえ感じられ、見事にピニンファリーナ
らしさが出ています。
AlfaRomeo_2uettottanta_2010_Geneva_03.jpg

上品でバランス良く洗練された美しいプロポーション。やはりピニンファリーナらしい。
オープンカーはあまり好みではない私も、素直にこれはいい、かっこいいなと思いました。
AlfaRomeo_2uettottanta_2010_Geneva_04.jpg

新しさに欠けるとか、むしろやや古いという意見も聞かれましたが、個人的には新しいことよりも
美しいことのほうがよっぽど重要と思っていますので、これで何も問題ありません。
AlfaRomeo_2uettottanta_2010_Geneva_05.jpg

適度にモダンで、ディティールがうるさくないところがとてもいいです。
AlfaRomeo_2uettottanta_2010_Geneva_06.jpg

たとえエンブレムが無くても全体的な雰囲気で、なんかこれピニンファリーナっぽいな、
きっとピニンファリーナデザインなんだろうな…そう感じさせるところがすばらしいです。
ブランドアイデンティティというのはそうありたいです。
グリルの形とか、ライトの形とか、Cピラーの形とか…そういうもので共通イメージを演出する
のはあまりレベルの高いことではない、ちょっと乱暴なやり方…、あらためてそう思わされます。
AlfaRomeo_2uettottanta_2010_Geneva_07.jpg

こんなことを言うと、アルファロメオが重要視する三角形グリルと矛盾するように感じられるかも
しれませんが、このプロジェクトはピニンファリーナがアルファロメオの望みに応えつつ、同社と
してのクォリティを保ったレベルの高い仕事をしてみせた、ということかと思います。
AlfaRomeo_2uettottanta_2010_Geneva_08.jpg

マツダの現行ロードスターがデビューする前、アルファロメオの新型スパイダーと兄弟車になる、
そしてその新型スパイダーのデザインはこの2uettottantaを量産型にしたものになるらしい(!)
といわれ、ものすごく期待していたのですが、その新型スパイダーはアルファブランドではなく
フィアットブランドになり、デザインもああなってしまって…それはもうがっかりしました。
一体何が良くてこんなことに…、イタリアンブランドがスタイリングで日本車に負けててどうする、
そんな気持ちになりました。(お好きな方には大変申し訳ございません…)

ここで取り上げたこの予想CGもまた期待させるだけで終わるんじゃないかとも思いますが、
ほんの少しだけ期待して待ちたいと思います。







ピニンファリーナの冴えたデザインって、やっぱりいいな…。





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SSC Tuatara first production [車、カーデザイン]


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以前にもこのブログで取り上げたことのある SSC Tuatara ですが、そのファーストプロダクションが
発表されたということです。

First production SSC Tuatara revealed
https://www.motorauthority.com/news/1126819_first-production-ssc-tuatara-revealed-company-to-build-99-more

以前書いた記事↓
SSC(Shelby Super Cars) Tuatara  2018年8月7日
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2018-08-07


first_production_ssc_tuatara_02.jpg

社名にシェルビーとつくと、今上映中の映画、フォード対フェラーリでほぼ主役として登場する
キャロル・シェルビー氏の会社、シェルビーアメリカン社のことかと思われるかもしれませんが
Wikipediaによると、
“シェルビー・スーパーカーズ(Shelby Super Cars North America Inc. )はアメリカ合衆国・
ワシントン州に本社を置くスーパーカー製造メーカーである。キャロル・シェルビーが起こした
シェルビーアメリカン社とは無関係であり、混同を避けるために2012年1月からは
"SSC north america"が正式社名になっている。 ”
とのことです。

first_production_ssc_tuatara_03.jpg

最初に発表された白いボディのコンセプトモデルがとても印象的だったのですが、今回は黒ベースの
カラーリングとなっています。黒いボディは形がわかりにくく思えて個人的にはあまり好きではない
のですが、この車に関しては悪くない、黒もありだな…と思いました。

first_production_ssc_tuatara_04.jpg

白いボディではキャノピー状の黒っぽく見えるキャビンとのコントラストが強く出て、それが印象的で
とても良かったのですが、今回の発表の前に公開された開発中のプロダクションモデルと思しき車両が
ライトグレーっぽい色(塗装前のサフェーサーのような色)で、全体的に白よりずっと地味でしたし、
造形としてやや気になる部分が目立ってしまっていました。白の時よりもキャビンとのコントラストも
弱くなって見えるのも残念な理由だったと思います。

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それが今回の黒系ではライトグレーの時に気になったところが目立たなくなって、ほとんど気にならない
レベルに見えていいなと思えました。


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カーボンモノコック。
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アメリカ車らしいエンジン。6942cc V8 ツインターボ。
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この車、最初に発表されたのが2011年。ここまでこぎつけるのに9年の歳月を要したわけです。
随分かかったものだな…とは思いますが、資金難での開発停滞など色々あっても、それらを乗り越えて
ここまで来たのですから純粋に大したものだと思います。顔つきが好みでとても気に入っていたモデル
ですので、この段階まで来たことが嬉しいです。

そして、これと比較するとASPARK OWLのプロトタイプ発表(2017年9月)からプロダクション
モデルの発表(2019年11月)までの期間の短さは驚異的で、アスパーク社の資金力と、市販板の開発を
請け負ったイタリアのMAT(Manifattura Automobili Torino)社の開発スピードの速さは本当に恐るべき
ものだとあらためて思いました。総合的力がよほど高くないとこんなことは出来ないです。

ASPARK OWL 市販バージョン発表 Vlo.1
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2019-11-18

ASPARK OWL 市販バージョン発表 Vol.2
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2019-11-19

どちらも、このままうまくいってほしいプロジェクトです。





どちらのプロジェクトもうまくいきますように…。





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Ferrari F8 Tributo [車、カーデザイン]

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今年2019年3月ジュネーブモーターショーで発表されたFerrari F8 Tributo。見た目からわかるとおり、
Ferrari 488 GTBの後継であり、この発表時点でV8フェラーリの最新作にして最もパワフルなモデルと
なります。488 GTBの後継といいますが、フェラーリがこれまでもやってきた、308から328、348から
355、360から430のようなビッグマイナーチェンジともいえるようなものかと思います。
ただ、今回は458から488、それに続く2回目ということになりますので、それ以前のV8シリーズでは
これまでに無かったことかもしれません。(12気等シリーズではテスタロッサ、512TR、F512Mという
モデルチェンジががありました)


Ferrari F8 Tributo - エクセレンスを称える(フェラーリジャパン公式サイト)
https://www.ferrari.com/ja-JP/auto/f8-tributo

「488 GTB」の後継モデル「Ferrari F8 Tributo」がデビュー【ジュネーブモーターショー2018】2019/03/01 13:03
https://clicccar.com/2019/03/01/711223/

【新車Ferrari F8 Tributo】フェラーリ史上最強のV8モデルと呼び声の高い「F8トリブート」が日本初披露!価格は約3300万円から 2019/06/25 18:16
https://clicccar.com/2019/06/25/867484/

Ferrari F8 Tributo
https://www.netcarshow.com/ferrari/2020-f8_tributo/


個人的に360も430あまり好きではなかったので、458がデビューした時ちょっと嬉しかったのを覚えて
いますが、それでも458はまだ好きになれないところがあって…、縦基調のヘッドライト、その左右端部が
切れ上がったところ(切れ上がりすぎ)、内側の変な段差(エアインテーク風)、丸型2灯式のテールライト
の処理などがそうなのですが、これだけのプロポーションを持っているのだから、こんな小細工しなければ
いいのに…、そう思いました。
それが488で少し変わって、でもまだ基本的には気になるところは改善されず、このF8 Tributoでようやく
大幅に改善されたように思います。この一連で一番いいと思います。
ただこのネーミングは…日本語で書くとトリブート、とりぶーと…、ちょっと語感としてあんまりいい気が
しなくて残念です…。(全く個人的な感想…)



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ヘッドライトまわりは縦基調の外形の中に横基調のライト本体をおさめた、なんというかやや中途半端な
感じもするものですが、それまでの458、488よりも好ましいです。ヘッドライト内側の変な段差(あまり
有効とは思えないエアインテーク風の処理)も無くなっていいです。段差が完全に無くなったわけではなくて
まだあるにはありますが、前のものよりもずっと好ましい処理です。

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テールライトも素直な丸型4灯式になって、こちらも好ましいです。テールライトの下から外側に向かう
エアアウトレットはもう少し素直な形にしてほしいですが…。
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ボディカラーは下のきれいなブルー系もとてもいいです。メタリック系なのか、シルバーと同じように
各部の造形の陰影がよくわかって、それが魅力的に見えます。
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このアングルだとちょっとロータスの何かと似ているような感じもします。もしかしたらそういうこと
(他の何かと似て見えるということ)を嫌って丸型2灯式を採用していたのかな…、とも思います。
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458、488に続くF8 Tributo、この一連で一番いいスタイリングだと思います。
308の発表以降、フェラーリ社の売上げの多くを占めてきたV8モデル、その2シーターモデルが
好ましい形になってくれて嬉しいです。
308から348になった時にガッカリして、少ししてちょっと慣れてきたと思ったら355になって、
また少し違和感を感じて、それににもまた慣れてきたと思ったら360になって…、正直愕然として
(あの時はほんとに悲しかった…)、それが430になってもほんのちょっとましになったかどうだか
よくわからなかった(あまり良くならなかったということ)のですが、458のデビューでそれまでとは
明らかに違う路線のデザインになって、おぉ、基本プロポーションが大きく変わってとてもいい、
これは次のビッグマイナーチェンジが楽しみだな、と期待しました。でも488になった時、思ったほど
変わらなかったな…、と正直思いました。 それが今回このF8 Tributoでようやく好ましい形になった
ように思います。
それでもまだ完全にすごく好み!というほどではなく、次期モデルでは更に洗練されてフェラーリ
らしくモダンで美しい、素直にカッコイイと思えるデザインになってほしいと思います。




フェラーリには王道を行く、そんなデザインでいてほしい…。





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Ferrari P80/C [車、カーデザイン]


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今年2019年3月に公開されたフェラーリが個人オーナーの注文によるワンオフ・モデルです。


フェラーリP80/C
https://www.webcg.net/articles/gallery/40670

世界に1台!フェラーリのワンオフ・モデルが登場!
https://motor-fan.jp/article/10008948

フェラーリP80/C発表
https://www.ferrarilamborghininews.com/blog-entry-15711.html

Four years in the making and making its first public debut. (動画あり)
https://www.motor1.com/news/358535/ferrari-p80-c-looks-epic-goodwood-hill-climb/

Stunning Ferrari P80/C Spotted Lapping Monza For A Video Shoot(動画あり)
https://www.motor1.com/news/353216/ferrari-p80-spotted-lapping-monza/


製作に約4年をかけ、スタイリングはかつての330 P3/P4やディーノ206Sにインスピレーションを得た、
サーキット走行専用モデルとのことです。フェラーリは過去にも何度かワンオフモデルを製作してますが、
このP80/Cはあるフェラーリ・エンスージアストがオーダーしたものだそうです。
2015年からスタートした製作期間は約4年。これは過去のワンオフ・モデルと比較しても異例の長さで
それだけ風洞実験や性能パラメーター分析などに時間をかけたということで、アプローチすべてが従来の
ワンオフ・モデルとは異なるサーキット専用車、 とのことです。ものすごく贅沢なことをしたものです。




今回も内容もさることながら、私がこの車に注目したのはその顔つきとか全体のスタイリング。
これもかなり好みです。
シャープでなめらかな造形のノーズ、ヘッドライトはありません。さすがサーキット専用車。
あると色々気になることがあるヘッドライト自体がありませんので、その分非常にスッキリ、
かつてのリトラクタブルライト装着者と通ずる顔つきです。

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ミッドエンジンフェラーリらしいある意味オーソドックスなボディスタイルに、考えられることを
色々盛り込んだ各部の処理。エアインテーク、アウトレット、スリット、ウイング類…。
サーキット専用車でありながら、過去のフェラーリのロードカーと重なるイメージをうまくまとめていて、
特にフロントエンド、ウインドーとキャビンまわり、前後フェンダーなどの造形から、私の大好きな
288GTO(正式にはただGTO)と似た雰囲気を持っていて、とても惹かれます。

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ヘッドライトの無いすっきりしたフロントまわり。

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この車もテールライト(?)は丸型ではありません。ここも好ましい。

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なんだか少し懐かしくてキュンとなるようなフロントクォータータービュー。走る姿がとても魅力的。

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前後カウルは脱着式で開閉のためのヒンジとか無いのか…、この写真からはわかりませんが、外観に
ズースファスナー等は見当たらず、とてもきれいにまとめられています。本当に前後カウルが脱着式なら
思い切りのいい大胆な割り切りだと思いますし、いわゆる“本物”に対する強い思い入れを感じます。

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無骨というか無造作に見えるX型の補強パイプ。見た目はともかくこれは非常に効果的で合理的。
サーキット専用車はこれでいいわけです。
2つの大型のインタークーラーと導風ダクトのレイアウトから、ボディサイドのエアインテークの
上側2/3ほどはここに冷却風を通すためのものであることがわかります。インタークーラーを抜けて
少し暖まった空気は、エンジン上部の熱気とともにエンジンフードに設けられたルーバー付きの
エアアウトレットと、リヤエンドの大きな開放部(ごくシンプルなメッシュが張られている)から
排出されていきます。このエンジンフードの上が(中速度域まではともかく)高速度域ではちゃんと
負圧になっていることがこの後で紹介するCFD解析(空力シミュレーション)画像からわかります。
Ferrari_P80/C_14.jpg

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サーキット専用車らしく、ステアリングにはこれでもかと色々なスイッチ類がレイアウトされていて
いかにもな雰囲気です。ナビゲーションや色々グラフィカルなインジケーター類はありません。
センターパネルにはトグルスイッチがたくさん並んでいて、本物のレーシングカーらしいのですが、
この手のスイッチは人によっては古くて先進イメージがないと嫌がられることもあります。ですが、
個人的にはわかりやすいし操作しやすくて好きです。この種の車にこの雰囲気はいいと思います。

Ferrari_P80/C_16.jpg
これはちょっと…どういう状況なのかわからない写真。明らかに一回は塗装を済ませたとおぼしきボディ、
そのボディ後半に何らかのダメージを受けてその補修をしたか、何か問題があって修正を加えたかして
再塗装するためにペーパーかけたような…。

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ここからCFD解析(空力シミュレーション)のスクリーンショットと思われる画像です。
赤っぽいところが正圧(高圧)、グリーンからブルー系にいくほど負圧をあらわしています。(多分)
最初の2枚は中、高速域でしょうか、
Ferrari_P80/C_20.jpg

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上の画像に近いアングルのこちらはより高速での様子だと思われます。赤いところは少し色が濃くなり、
それにも増してブルー系の負圧のところがグッと目立ってきています。エンジンフードの上も、ほんのり
正圧だったものが、明らかに負圧に変わっていることがお分かりいただけると思います。
Ferrari_P80/C_22.jpg

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これは珍しい、ボディ下面と断面の画像。少しですが内部までエアフローがわかります。フロントエンドの
下面形状、フロア後半の小型エアインテーク(NACAダクト)、リヤディフューザーと、色々興味深いです。
Ferrari_P80/C_24.jpg


ここからはスケッチ類。
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こういう絵は必ずしも開発初期に描かれたものではなくて、車が出来てからメディア向けに見映えのする
ものを描いたりすることがあって、そうだとするとちょっとありがたみが薄れるのですが…、
そうだとしても、形自体がいいので最後のものなど純粋にイラストとしても魅力的です。





サーキット専用車のワンオフとはいえ、こんな風に公開するということはフェラーリとしても世界に
アピールしたかった、それだけのいい出来なのでしょうね。
こういう車をこういうデザインで作ってくれたということが、見ているだけのこっちも嬉しくなります。




好みのデザインでこんなのを作ってもらうなんて、ほんとに夢のような話…。





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Ferrari SF90 Stradale [車、カーデザイン]


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今年2019年5月にフェラーリの聖地、イタリアのフィオラノ・サーキットで発表されたフェラーリ初の
量産型PHEV(プラグインハイブリッド車)Ferrari SF90 Stradale。10月には日本でも発表されました。


フェラーリ初のPHVスーパーカー、SF90 ストラダーレ 発表…1000馬力、最高速340km/h
https://response.jp/article/2019/05/30/322931.html

Ferrari SF90 Stradale is a 986-horsepower plug-in hybrid
https://www.autoblog.com/2019/05/29/ferrari-sf90-stradale-official/

Ferrari SF90 Stradale Unveiled: A Hyper Hybrid With 986 Horsepower
https://www.motor1.com/news/352073/ferrari-sf90-stradale-details-unveiled/

【動画】Ferrari SF90 Stradale Debut Video
https://www.youtube.com/watch?v=-LLsNjYNRts&feature=youtu.be


エンジンは488」シリーズのエンジンを改良したもので、4.0ℓ V8ターボエンジンで780馬力に加え、
3つのエレクトリックモーターで220馬力が加わり合計1000馬力に。これはフェラーリ史上最強とのこと。
3つのモーターのうち、リアにはF1でも使われているMGUK(モーター/ジェネレーターユニット/
キネティック)が使われ後輪を駆動。そしてあと2つのモーターはフロントのアクスルにつながっていて、
前輪左右を独立して駆動します。この構成はホンダの2代目NSXと似ていて、今現在考えられる出来る
ことをみんなやったという感じです。
モーターの最高出力が162kW(220馬力)で、ハイブリッドシステムのバッテリー容量は7.9kWh、
純EVとしての航続距離は25㎞程度、0-100㎞/h発進加速は2.6秒、最高速度は340㎞/hとのことです。


そういった内容もさることながら、私がこの車に注目したのはその顔つき。かなり好みでした。
シャープでなめらかな造形のノーズ、ヘッドライトが大きすぎずバランス良くレイアウトされていて
ある種おとなしそうというか、大げさでないハンサム顔を形成していていいです。
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サイドパネルの下側のキャラクターラインは後ろ側をこんなに跳ね上げないでほしいですが…。

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リヤ周りはちょっと…、造作が多すぎな感じがします。色々やりたいことがあって、どうもうまく
まとめ切れなかったような…、気持ちはわからなくないですがもう少しスッキリさせてほしかったです。
ハイパフォーマンスイメージをスッキリとか、シンプルでいて壮観とかって、難しいとは思いますが…。

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でも、この小さめで控えめな異形の4灯式テールライトはいいと思います。これだけでも丸型2灯式の
ものよりもずっと好みです。こういうテールライトで良かった。

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フロントクォータービューはとてもいい感じ。

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この写真ではリヤの“厚み”が感じられて、それはあんまり好みではないのですが、ここを薄く見せるには
メカニカルレイアウトを大幅に変えて、更にリヤオーバーハングを延ばすとか…大変なことになりますので
そんなこと考えてはいけないですね。

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インテリア。色んなところにインジケーター類や小さなグラフィックがあって、ちょっとまとまって
いないようにも見えますが、これはここしばらくのフェラーリの傾向。
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インテリアは、こういうのも悪くないのかもしれませんが、個人的にはもう少し整理されたモダンで
上品なのにしてくれないかな…、とずっと思っています。

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ヘッドライト周りに今風な結構面倒な構成になっていますがうまくまとめられて新しさも感じられるし
十分魅力的になっていると思います。ノーズの下のチンスポイラーというかF1ならフロントウイングに
相当する部分の処理も悪くないです。
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下の2枚は一番上のフロントビューとともに気に入ったアングル。この車がとても良く見えます。
Ferrari_SF90_stradale_24.jpg

特にこの1枚は気に入りました。フロントのシャープなデザインがとてもいいです。ホイールもいいし。
Ferrari_SF90_stradale_25.jpg



いわゆるスペチアーレ系を除くラインアップでフェラーリ最強なのがこのモデルということになると
思われるのですが、それがこういう好みのデザインで出てくれたのがうれしいです。




最もハイパフォーマンスなモデルがこういうデザインというのが嬉しい…。





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Ferrari Roma [車、カーデザイン]

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11月13日に発表されたフェラーリの新型クーペ、フェラーリのエントリーモデルにあたる
ポルトフィーノ(2+2、電動ハードトップ)のクーペ版といえます。
スタイリングがかなり好みに近いので気に入りました。
FRのクーペとしてオーソドックスなロングノーズファーストバック、シャープでなめらかな面構成、
あまりうるさい造作がなくて基本的にシンプル、プロポーションで勝負しているところがいいです。


フェラーリが新型クーペ、『ローマ』発表…620馬力ツインターボ搭載
https://response.jp/article/2019/11/14/328754.html?from=tprt

フェラーリ新型ローマ ポルトフィーノの固定ルーフ版 620ps 内装/スペック
https://www.autocar.jp/news/2019/11/14/438586/?fbclid=IwAR2VGIoH9rBsY50MjzXnCdoznsrTdKBBa4kTx9trfioe0ObxKVoeXA7R_kU

Ferrari Roma Shows Off Its Sleek Styling In Live Photos From Premiere
https://www.motor1.com/news/382272/ferrari-roma-live-debut-photos/

【動画】フェラーリ・ローマの詳細レビュー動画が一斉公開!
https://intensive911.com/?p=186898



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サイドパネルのプレスラインもポルトフィーノよりもシンプルでより好ましいです。
リヤクォーターウインドーはもう少しだけ何かしら気のきいたデザインしてほしかった気もしますが、
変に力が入っておかしなことになる(LEXUS LFAとかスカイラインとか…)より100倍いいです。
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このテールランプ、丸型ではない左右4灯式でとても好ましいです。フェラーリのテールランプといえば
丸型というイメージガ強いですが、以前より他の形、異形のもっとモダンな形でもいいのではないかと
思っていましたし、最近多かった丸型2灯式はどうも無理やりな感じがしてがあまり好きではなかったので、
これはとてもいいです。


ここからは発表会とおぼしきイベントで撮影された写真です。
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ただこのフロントグリルとその下の網は…、特にグリルのほうはもうちょっと何とかならなかったのか…。
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伝統の格子を新しい表現でデザインしたということなのかもしれませんが…、残念ながらただ安っぽく
て消化不良、コンセプトモデルを作っていて時間切れになってしまった…、みたいに思えてつらくなります。
これなら70~80年代にやっていたシンプルな格子をここに入れてくれたほうがよっぽど良かったのに…。

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ごく小さな残念ヶ所(あくまで個人的に)がありますが、それを差引いてあまりあるとても魅力的な
デザインだと思います。買えるものなら買いたいくらい。
かつてのピニンファリーナ、レオナルド・フィオラヴァンティとセルジオ・ピニンファリーナの頃の
上品で美しかったデザインを思い起こさせてくれます。
美しくて、素直にかっこいいと思えるフェラーリが帰ってきたような気がしてとても嬉しいです。
ああ、やっと戻ってきてくれた…、そんな気がします。


ここ何台か続けてフェラーリの新型は好みのデザインになってきて嬉しいので、次回以降もそういった
モデルを取り上げていこうと思います。




やっと戻ってきてくれた…、長かった…。





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ロングホイールベース [車、カーデザイン]

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随分間が開いてしまいましたが2019年、正月のあいさつに次ぐようやくの更新です。
今回は現在開発中の車のホイールベースについて。 これがかなり長いんです。


最近のレーシングカーはロングホイールベース化が進んで、今やF1では3,600mmを越えていて、
メルセデスなどはもう3,700mm寸前。あらためてすごいことになってるなと思います。
下記のサイトで紹介されていた各マシンのホイールベース(とレーキ角)一覧表です。

F1-Gate.com
2019年F1マシン | 全マシンのホイールベースとレーキ角  2019年3月28日
https://f1-gate.com/f1car/f1_48231.html

02_2019年F1マシン ホイールベースとレーキ角.jpg

各マシンの画像は下記のサイトから。俯瞰気味の近いアングルで撮影されていて比較しやすいです。

世良耕太のときどきF1その他いろいろな日々
【2019 F1第1戦】参戦10チームの車両を同アングルで撮影  2019年3月15日
https://serakota.blog.so-net.ne.jp/2019-03-15-1

上から Mercedes Ferrari RedBull
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Renault HAAS Mclaren
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RacingPoint AlfaRomeo ToroRosso
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Williams
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(成績はふるいませんがウィリアムズの車のカラーリングがきれいで一番好きです。)


ちなみに、歴代マクラーレンのF1マシンのいくつかをピックアップしてみると下記のようになります。
()内は印象的だったエピソード。

 1988年 MP4/4 2,875mm
     (強力なホンダV6ターボ全盛期、圧倒的な強さで全16戦中15勝でダブルタイトル獲得)
 1998年 MP4/13 3,060mm
     (開幕戦オーストラリアGPでブリヂストンのサイズアップしたフロントタイヤとブレーキ・
      ステアリング・システムが組み合わせで全車を周回遅れ(!)にして、ワンツーフィニッシュ)
 2016年 MP4/31 3,517mm
     (第5戦スペインGPでアロンソがマクラーレン・ホンダ復活後初のQ3進出… さみしい…)


ロードカーのほうのマクラーレンF1が90年代はじめに発表された時、そのホイールベースが2,718mmで
結構長いなと思いましたが、同時にやはりこれくらいにはなるよな…、いやむしろこの特殊なパッケージ
レイアウトだからこの数値におさまったんだろうな、さすがだなとも思いました。
個人的に、V12などの大きなエンジンでまっとうにレイアウトしていくと、スタイリング上の観点からも
このクラスの車としてはこれくらいが妥当だろうと思っていて、当時自主製作していた架空の車では
2,700mm~2,750mmくらいのホイールベースを設定することが多かったのですが、それらの車を仕事上
つながりのある方に(聞かれて)言うと、“長過ぎじゃない?”とか良くいわれましたし、車雑誌などでも
しきりにスポーツカーのホイールベースは短いほうが良い、短ければ短いほど偉い!くらいの勢いで
いわれていて、自分としてはずっと違和感を感じていました。
スタイリング以外で私が考えるスポーツカーの大切なポイントとして、スタビリティ、インフォメーション、
リニアリティの3つがあるのですが(パワーなどはその次ということです)、ショートホイールベースでは
最初のスタビリティの確保が難しいので、もうその時点で少なくとも自分としてはちょっとなぁ…です。
このあたりのことを解説しようとすると結構長くなるので今回はやりませんが、そういう心もちでしたので、
このマクラーレンF1のスペックを見てちょっと安心したことを覚えています。

なのですが…、
現在開発中の車のミーティングに私が最初に参加したときに聞かされた、想定されているスペックの中で、
このホイールベース:3,100mmには正直驚きました。見間違えたかと思ったくらいです。
ホイールベース3メートル超。 ロールスとかメルセデスの長いのとか、そういうものならわかりますが、
スポーツカーでここまで長いのは前代未聞です。
ちなみに、有名どころのフラッグシップカーのホイールベースは下記のとおり。

 Ferrari ラ・フェラーリ:2,650mm
 Lamborghini アヴェンタドール:2,700mm
 Mclaren P1:2,670mm、スピードテール:2,720mm
 Pagani ウアイラ:2,795mm
 Bugatti ヴェイロン:2,710mm、シロン:2,650mm

皆さんこんなものなので、この3,100mmという超ロングホイールベースを想定するにいたった理由を
純粋に聞きたいと思いました。それで、ひとしきり驚いたあと、“高速スタビリティの確保が目的のひとつ
かと思いますが…”と言いかけたら、“それもあるのですが、それだけではなくてですね…”と強めの口調で
解説していただけました。
簡単に言うと、最近のトップカテゴリーのレーシングカーのトレンドに沿って、新しくて洗練された本物の
スポーツカーを作るため、ということです。そこに既成概念やノスタルジックな思いなどは含まれないと。

自分としては短いよりも長いのが好きですし、伸びやかなプロポーションはそれだけで魅力的だと思います。
短いことによる無理なレイアウトをしないですむのでまとめやすいし…、色々と好都合といえるのですが、
数字だけ聞いたときはうまくまとまるかな…とちょっと心配になりました。長過ぎて間が持たないような
ことになりはしないかと…。
ですが、パーッケージレイアウトとスタイリング作業を進めていくと、心配したようなことは無さそう、
十分納得できる形になりそうだな…ということが案外早い段階で感じられ、ひと安心です。
それがわかったからには、この長さを単にレイアウト上の優位に使うだけでなく、スタイリング上の魅力に
変えられるような形を考案しなければいけない、と思いなおしました。


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非常にやりがいのあるすばらしい機会なのですが、いい訳のし難い、ある意味厳しい状況とも言えます。





やりがいと自分の能力の無さと、両方を感じる…。





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Dallarra Stradale ダラーラ ストラダーレ [車、カーデザイン]

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イタリアのレーシングコンストラクター、ダラーラが満を持して発表した同社初の超軽量スポーツカー。
同社はブガッティ ヴェイロンをはじめとるするハイパーカー、スーパーカー、そしてF1、SF、F3等の
レーシングカーの開発に携わってきた世界的なレーシングカーコンストラクター。いわば本物中の本物。

ダラーラ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A9

昨年11月にこの車が発表された時、ついにダラーラからロードカーが出た、これはなるべく早く
取り上げたい…、そう思いつつ結局これも今になってしまいました。

何のメディアか忘れましたが、この車が発表された時のダラーラ氏の述懐で、“いつか自社の名前をつけた
ロードカーを作りたいと心にずっと思っていたが、コンストラクターとして他にやるべき事があり過ぎて
中々実現するチャンスが無かった。しかし数年前のある時、今やらなかったらそんな日は永遠にやって来ない、
そう思って作ることにした。”というようなことを言っていて、ああ、ここまでの人、企業でもそうなのか、
でも、もっと早くても良かったと思うけどな…、と思ったものでした。

事前のスクープ記事でカムフラージュされた車を見て、期待していましたが、ちょっと寸詰まりにも見えて
あんまりカッコ良くなかったら嫌だな…と、若干の不安もありました。ですが発表された写真でみる限り、
スクープ写真から想像したよりもずっと魅力的で安心しました。そして色々と参考になるところも多く、
過去に自分が取り組んだ車について、あれもこうすれば良かったかもしれないな、そうすればもっと喜んで
もらえたかな…などと、後悔やら反省やらもしました。


イタリアのダラーラ「ストラダーレ」が遂に世界初公開。5年間で600台生産、価格は約2,000万円から(2017年11月16日)
http://creative311.com/?p=26499

ダラーラ・ストラダーレ発表 約2000万円~ 初年度分は完売(2017年11月17日)
https://www.autocar.jp/news/2017/11/17/249512/

ダラーラ初の市販スポーツカー、ストラダーレ 発表…855kgの軽量ボディに400hp(2017年11月17日)
https://response.jp/article/2017/11/17/302636.html

第467回:ダラーラのロードカーがいよいよ公道へ 世界600台限定の「ストラダーレ」に試乗する(2018年1月11日)
http://www.webcg.net/articles/-/37970

【独占レポート】ダラーラが放つ”本物のリアルスーパースポーツカー”に初試乗!(2018年5月7日)
https://motor-fan.jp/article/10004078


このダラーラ ストラダーレは、カーボン製ボディを採用するライトウェイトモデルで、フロントの
ウインドスクリーンの無い、いわゆるスピードスターが基本状態で、一般的なドアはありません。
ウインドスクリーン、ルーフ、サイドウインドー(ガルウイングタイプのドアとしての役割を持つ)
などは全てオプションという割り切った構成。
生産計画は、今後5年で600台を予定。価格は、€155,000(2062万円)から。

【SPECIFICATIONS】
車名:ダラーラ・ストラダーレ
ボディサイズ:全長4185×全幅1875×全高1041㎜
ホイールベース:2475㎜ 
乾燥重量:855㎏(ロードスターの場合)
エンジン:直列4気筒DOHCターボ 2300㏄(フォードEcoBoost)
最高出力:294kW(400㎰)/6200rpm
最大トルク:500Nm(51㎏m)/3000~5000rpm
トランスミッション:6速MT/6速ロボダイズド・パドルシフト
駆動方式:RWD
サスペンション形式:前後ダブルウイッシュボーン
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
パフォーマンス 最高速度:280㎞/h 0→100㎞/h:3.25秒 
クーペのダウンフォース:820kg(オプションのリアウイング装着時)

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ロードスター用脱着式ウインドスクリーン(カーボンフレーム)€16,600(220万円)
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タルガ用フレームルーフ€7,700(102万円)
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クーペ用トップヒンジ(いわゆるガルウイングタイプ)シースルーキャノピードア€7,300(97万円)
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この画像を見ると、ボディパネルの構成はきわめてシンプルなことが良くわかります。
一般的なドアを設定しないと割り切れば、この手の車の場合ボディ設計は一気に楽になるし、
製作工数も激減します。販売価格を抑えるひとつの有効なソリューションだとは思いますが…、
やはりよほどのことが無い限りドア(そして屋根も)はあったほうがいいと思います、個人的には。
それにこのカウルというか各パネル類は、どれを見てもヒンジなどで開閉できるものではなく、
全てがボルトアップ等、工具を使って着脱するもののようで、その割り切りの潔さは清々しいほど。
好意的に見れば、あのレーシングカーコンストラクターのダラーラ製なのだからこれはこれで良し、
ということになる、のかもしれませんが…。
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ドアが無いからバスタブ型モノコックはサイドも十分な高さをキープできて剛性確保がしやすい。
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エアインテークダクトもズドーンと通せるので、エアの流れもこの概念図のように(多分)スムーズ。
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基本的に屋根のある車のほうが好きな私ですが、この車に関しては屋根もフロントスクリーンも無い
状態もいいなと思います。全体的に伸びやかに見えていいです。

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フロントから入って脇に抜けていく(それによってフロントにダウンフォースを発生させる)
エアの通路が良くわかるショット。
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この薄型のリヤコンビランプは某量産車用の流用品。なぜわかるかというと、IF-02RDSのロード
バージョン設計時に私もこれを流用することを検討したから。結局使用したのは寸法的な理由で
同じメーカーの別車種のものなのですが、ランプ単体としてはこちらのほうが好みでした。
今もその時に検討した1セットが手元にあります。
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ダラーラ社の社長、ジャン・パオロ・ダラーラ氏。
航空力学の学位を得てフェラーリ、マセラッティ、ランボルギーニ、デ・トマソでキャリアを積んだ後、
自身でレーシングカーコンストラクターを設立。いくつもの有名競合他社が立ち行かなくなって消えて
いく中、堅実に実績を積み上げて生き残り、今や世界中のほとんどのカテゴリーでシャシーを供給し、
その多くで成功を収める。そして満を持して自身の名前を冠したロードカーをリリース…。すばらしい。
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おまけ写真。左から、故パオロ・スタンツァーニ、マルチェロ・ガンディーニ、ジャン・パオロ・ダラーラ。
若き日、ミウラの開発に関わった3人。みんなすっかりおじいちゃん、すばらしくステキなおじいちゃん達。
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ダラーラ製、その実績が価値を生む。これもうまくいってほしい…。






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SSC(Shelby Super Cars) Tuatara [車、カーデザイン]

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SSC(Shelby Super Cars North America Inc.)Tuatara
シェルビー スーパーカーズ ノースアメリカ・トゥアタラ。
(社名からキャロル・シェルビーが起こしたシェルビーアメリカン社と同一視されることがありますが
両者は無関係で、混同を避けるため社名の後ろのほうにNorth Americaとつける事になったそうです)

この車、トゥアタラは2010年9月、同社のアルティメットエアロの後継機として開発が発表され、
その時は "SSC Ultimate Aero TT II" の仮称で呼ばれていたものです。

シェルビー・スーパーカーズ・トゥアタラ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%A9

パワーは驚異の1350馬力! アメリカ製スーパーカー「トゥアタラ」がデビュー!!(2011年08月24日)
https://jp.autoblog.com/2011/08/24/ssc-tuatara-makes-north-american-debut-at-pebble-beach/

【レポート】最高速度400km/h超えのアメリカン・スーパーカーが、いよいよ生産開始へ!(2014年06月18日)
https://jp.autoblog.com/2014/06/18/ssc-tuatara-factory-gets-276-mph-green-light-in-washington-state/

世界最速記録奪還を目指すSSC(覚えていますか?)が、2011年に発表した「トゥアタラ」の進化を予告!(2018年01月10日)
https://jp.autoblog.com/2018/01/09/ssc-tuatara-new-teaser-image/


モックアップを発表してから3年後に生産開始というニュースはあったものの、実際はなかなか
進行していなかったようで、次のステップの発表が無く年月だけが経過して、どうなったのかな…
と思っていたのですが、いよいよ今年あたりには次のステップに踏み出すのかも、しれません。

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このフロントビューが印象的で、とても魅力的に見えます。好みの顔つきです。フロントビューも
フロントクォータービューもいい。単純にそれだけでずっと気にしていました。

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フロントビューに対して、サイドパネルの構成やリヤビューはあまり好みではないのですが…、
それでも全体的にはとても魅力的。他に似たものが無い点も価値があり、すばらしいと思います。

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この小さなフィン、これはいったいどういう効果を狙ったものなのか…。
ウイングはつけたくないけど何かアクセントが欲しい、そんな理由なのかな…?
顔つきもそうですが、この小さなフィンのことを覚えていたこともあって、ひとつ前の記事で
取り上げたVazirani Shul のデザイナーはもしかしたらこの車と同じデザイナーかな…?
と思ったのですが違っていました。すみませんでした。
サイドビューでのウエストラインというかショルダーラインというか、その通し方にも何となく
共通するものを感じて、同じ人が違う形にしようと考えた結果なのかな、と思ったのですが、
あらためて両者を比較してみるとそれほど似た雰囲気でもないか…と思い直しました。
重ねてすみませんでした…。

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本物のカーボンホイール、と思われるホイール。肉厚の中空スポークでしょうか。
革新的な技術のひとつという事かもしれませんが、耐熱性とか耐久性とかが満足できる
レベルになったとしても、どうもこの見た目はあまり魅力的な造形には思えなくて…、
個人的には超々ジュラルミン鍛造とかの繊細なスポークのほうが魅力的に見えます。
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これもまた、ものすごく無造作なリヤビューミラー。
もうちょっと何かしらありがたみのある造形にしてもいいんじゃないかと…。
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現実的にはもうリヤビューミラーは無くてもいいことになったので、この手のミラーは廃止して
リヤビューカメラを置くことになるんでしょうね。そのほうがスッキリしていいです。

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デザイナーはジェイソン・カストリオータ氏。元ピニンファリーナのデザイナーで、
マセラティ・バードケージ 75th(リヤビューが非常に魅力的!)、フェラーリ・599GTBフィオラノ、
マセラティ・グラントゥーリズモ、フェラーリ・P4/5 などのデザインで知られています。

ジェイソン・カストリオタ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%BF

彼がデザインした中で私は特にマセラティ・バードケージ 75thとこのSSCトゥアタラが
好きなのですが、マセラティ・バードケージ 75thに関しては、日本人の奥山清之氏が
ピニンファリーナのディレクターを勤めていた時期で、珍しくそのデザイン過程、製作過程が
テレビ局(日本のNHK)の取材を受け、“デザインルームの6か月~イタリア・スーパーカー誕生”
という番組になり、後にDVDも発売されました。リアリティがあって非常に見ごたえのある内容で
おすすめです。私は見ていて自分の経験と重ね合わせて(厳しい納期と様々なジレンマが生々しく
思い出されて)腹が痛くなるようでした。


子供の頃に見た想像上の小型宇宙船みたい。顔つきとキャビン形状が効いている。リヤの小さなフィンも。
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ボディ上面、前後4ヶ所にあるグラフィカルに並んだ小さな穴。これはエアアウトレットか、
何か別の効果、例えばゴルフボールのディンプルのような効果を狙ったものなのか、ただ単に
見た目のアクセントをつける事が主目的でそれに何かしら意味を持たせようとしたのか…?
これがどういう素性にしろ、個人的には悪くないと思います。
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何度も書きますが印象的で魅力的なフロントクォータービュー。この顔つきとボリューム感がいい。
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インテリアはどうも、あんまりパッとしないような…。なので画像の扱いも小さめでまとめて。
まだCGだけみたいなので、もうちょっと別の感じに変わってくれるといいのですが…。
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最近この手の超高性能をうたい文句にした新興メーカーがいくつか出てきていますが、
掲げたスペックが高い(高過ぎる)せいか、市販版リリースには皆さんてこずっているようです。
この車も最初の発表から随分長い時間を経過して、ここに来てようやく次のステップに踏み出す
のかもしれませんが…、その内容はどうあれ、この魅力的な顔つきがあまり変えられずにモノに
なってくれることを祈りたいです。



ひとつのビューだけでも魅力的なら、いいと思う。個人的には…。






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Vazirani Shul(India maker:Good wood) [車、カーデザイン]

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インドのヴァジラーニという会社が発表したハイパーカーのコンセプトモデルです。
何年か前に発表されて注目していたコンセプトモデル、SSC(Shelby Super Cars) Tuataraと
似ているところがあったので、もしかしたら同じ人がデザインしたのかな…と思ったのですが、
違ったようです。

ヴァジラーニ ハイパーカー「シャル」グッドウッドにて公開
https://www.autocar.jp/news/2018/07/16/303320/


下記の記事によると、デザイナーはゲームのグランツーリスモの開発で知られる山内和則氏とのことです。

The Vazirani Shul is India’s Newest Supercar, and Kazunori Yamauchi Helped Design It
https://www.gtplanet.net/the-vazirani-shul-is-indias-newest-supercar-and-kazunori-yamauchi-helped-designed-it/

他にもいくつかのサイトを見てみましたが、どうやらまだモックアップのようで、走れる状態に
なるにはまだしばらくかかるのではないかと思われます。

India-made Vazirani Shul electric hypercar set for debut
https://www.autocarindia.com/car-news/india-made-vazirani-shul-electric-hypercar-set-for-debut-408994

India-bred Vazirani Shul Concept officially revealed at Goodwood
https://www.msn.com/en-in/autos/news/india-bred-vazirani-shul-concept-officially-revealed-at-goodwood/ar-AAA1EJv

India's First Hypercar Vazirani Shul Unveiled At Goodwood Festival Of Speed
https://auto.ndtv.com/news/indias-first-hypercar-vazirani-shul-unveiled-at-goodwood-festival-of-speed-1883305

First Indian hypercar, Vazirani Shul detailed by its owner – Photo Gallery
https://www.rushlane.com/first-electric-hypercar-from-india-vazirani-shul-12273503.html

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この小さなフィンはどういう機能を持っているのでしょう?上にウイングつけて、ウイングステー
ということならちょうど良さそうにも見えますが、そうではないわけですよね…。
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小さなリヤウインドーの後ろにあいた排気口と思しき穴は、“タービン・エレクトリック・パワートレイン”
と同社がいう、(多分)ガスタービンエンジンの排気口を想定しているのでしょうか。
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回転すると内側から空気を吸い出すような形状になっている、カーボン製セミホイールカバー。
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個人的にあまり好きではないところのひとつ、フロントエンド、センターの垂直に近い壁のような
造形。マクラーレンの一連にも似ていて、こういう好みなのかもしれませんが、ここは自然に開放
しておいたほうが、その後ろ側に設けたせっかくの大型エアアウトレットへのエアの流れとしては
スムーズでいいのではないかと思います。もしかしたらそのエアはフロア下面から吸うことを想定
しているのかもしれませんが…。もしそうなら、超高速でフロントがリフトして舞い上がってしまう
ようなことを積極的に防ぐ、レギュレーションに縛られないロードカーならではのいい仕組みかも
しれません。
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この写真を見るとドアのオープニングラインはただの溝で、各パネルは分割されていないようです。
ウインドー類が真っ黒でインテリアが見えないようになっていることからも、それがまだ作られて
いないだろうことが想像されます。
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ラフスケッチ。
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ヴァジラーニ氏。ムンバイで生まれ育ち、カリフォルニアのアートセンターを卒業、ロールスロイス、
ジャガー、ランドローバーでのデザイナー経験があるそうです。(上記URL、一番下のサイトより)
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このアングルで見ると先ほど触れた小さなフィンがどういう機能をイメージしたものなのか、
ちょっとわかるような気がしてきました。その前側の排気口(と思しきところ)から出た排気ガスが
このあたりを通るときにこのフィンによって“あばれる”のを防ぎ、そうすることによってボディ
上面を流れる気流全体を整える整流板…、というイメージなのかな、と。
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“タービン・エレクトリック・パワートレイン”というのは、想像するにガスタービンエンジンを
使ったシリーズハイブリッドEVという事なのかなと思うのですが、燃焼効率自体はレシプロ
エンジンを上回る(だが一般的な自動車用エンジンとしてはレスポンスに難あり)ガスタービン
エンジンを発電用に特化して使うというのは(現実的には決して決して簡単ではありませんが)
理にかなっているとは思います。ですが、通常のエンジンだけ、或いはモーターだけのEVよりも、
ハイブリッドEVをシステムとしてまとめるのは普通に難易度が高く、それを初めて車を作ろうと
しているところがやろうというのは…、かなり大変なのではないかと思います。
どうも、甘く見ているような気が…しないでもありません。

車の形が(モックアップで)出来て、何かもう車作りのステップの中でかなりのところまで来た
ような気になっているんじゃないかと、余計なお世話ながらちょっと心配になってしまいます。
実績の無いところが発表するのであれば、少なくとも走れる状態の車を1台でも作ってからのほうが
いいと思うんですが、割と皆さん平気でこの段階で発表することが多くて…。
場合によっては開発資金を集める目的であえてこの段階で発表、ということもあるとは思うのですが
そのやり方で最後までうまくいくとは…、どうも思えなく…。

デザインは結構好みですし、冒頭に記したSSC Tuataraを除けば既存の車で似たものは無く(全部
個人的な感想です)、十分魅力的だと思いますので、私の心配が単に失礼な想像だった、という事に
なればいいなと思います。




難しいと思うけど、このプロジェクトもうまくいきますように…。






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