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McLaren Mercedes MP4-13 1988 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

McLaren Mercedes MP4-13 Livery with MP4-12 Official Show Car_1997_1600x480.jpg

前回、グラデーションのカラーリングに惹かれる… という投稿をしたのだが、
グラデーションというと、ちょっと別のジャンルの車で印象深いものがあった。
F1のマクラーレン・メルセデス MP4-13 がその車で、1998年の開幕戦、
この車のデビューレースでぶっちぎりのワン・ツーフィニッシュ、それも3位以下を
全て周回遅れ(!)にしたうえでという前代未聞のとんでもない速さを見せつけた。

上の写真は1997年のMP4-12に1998年のカラーリングを施したもので、いわゆる
ショーカーとかプレゼンテーションモデルといわれるもの。

McLaren Mercedes MP4-13 1998年
McLaren Mercedes MP4-13_1998_01.jpg

そのシーズン、マクラーレンにはウイリアムズからエイドリアン・ニューウェイが移籍して
加わったばかりで、非常に興味深く見ていたのだが、いきなりのとんでもない結果に驚いた。
史上最高のF1マシンデザイナーと言われるその力をまざまざと見せつけられ、以前から凄い
とは思っていたがここまでとは…、と絶句したのをよく覚えている。

McLaren Mercedes MP4-13 1998年
McLaren Mercedes MP4-13_1998_02.jpg

ただ、後年色々な情報から、この時の結果はブリジストンタイヤの幅広トレッドによる
ところが大きかったということがわかり、すこしばかり拍子抜けした。
ブリジストンサイドのシミュレーションではこれがベストだというそのワイドトレッドを
ニューウェイは当初、空力面のネガ(タイヤの幅が広い分空気抵抗が増える)から否定的
だったとのこと。空力を最も得意分野とする彼らしいといえば彼らしい。それでも彼は
ここで我を通すことはせずブリジストンの主張を受け入れた。結果として初戦での圧勝に
「タイヤはやっぱりあれで良かったね。」と納得していたそう。
そしてそのことに気がついたライバル陣営:グッドイヤーも同様なタイヤを急遽作り、
徐々に差を詰めていき、後半戦は結構な競り合いになっていったのだが、最終的には
ブリジストンをはいたマクラーレンが勝利し、敗れたグッドイヤーはそのシーズンをもって
33年間のF1タイヤ供給から撤退していくこととなった。

McLaren Mercedes MP4-15 2000年
McLaren Mercedes MP4-15_2000_01.jpg

そんないくつかの印象的なことがあった1998年シーズン、マクラーレンが採用したのが
このカラーリング。標準はタバコブランド:Westが大きく描かれるがサーキットによって
別のシンボル的なグラフィックになったり2人のドライバーの名前が描かれたりした。

McLaren Mercedes MP4-15 2000年
McLaren Mercedes MP4-15_2000_02.jpg

このWestカラーを見た第一印象は、
「え?マクラーレン...、こうなるの?ほんとにこうなってしまうの? なんて残念な…。」
正直そう思った。
常勝マクラーレン・ホンダ、そのカラーリングといえばマルボロカラーの赤白。
もうホンダのエンジンではなかったが、そのイメージが強く残ったままだったから。

新しいWestカラーは、ボディ上面の白っぽい部分と下側の黒っぽい部分の境い目が
グラデーションになっていて、赤白クッキリのマルボロカラーを見慣れていた私にとって、
そして多分多くのファンにとって、新鮮とか斬新とかいうよりも違和感を覚えるほどの
変わりように、やや困惑気味だったと思う。

だが、その困惑気味のカラーリングのマシンがこんなにも速かったものだから…、
もうカッコ良く見えてくるわけである。 実に単純、本当に単純w

McLaren Mercedes MP4-17 2002年
McLaren Mercedes MP4-17_2002_01.jpg

McLaren Mercedes MP4-17_2002_02.jpg


そういうことで、うちにはマルボロカラーの代表的なものとしてMP4-5B(ホンダV10搭載)、
そしてWestカラーのMP4-13、そしてその進化型MP4-17のスケールモデルがガラス扉のついた
棚に飾られている。 マルボロカラーのMP4-6(ホンダV12搭載)も欲しいなと思っているのだが
それはまだかなっていない。














元日に能登半島を襲った大地震と津波の大災害、謹んでお見舞い申し上げます。
なるべく多くの被災者が救われ、一日も早く復興が出来ますように。


Stand wiyh Ukraine_セイタカアワダチソウ+Ash013_360x640.jpg
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。

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Ми всі на вашому боці.


パレスチナのハマスとイスラエルの争いでは明確にイスラエルを支持します。
ハマスは非常に悪質なテロ組織です。







1998年F1開幕戦、MP4-13のデビューレースは本当に衝撃的だった...。




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ナイトレースが美しい [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

01_Porsche 963 LMDH.jpg

1月28日(土)から翌29日(日)にかけて行われたデイトナ24時間レースで、
アキュラARX-06が総合優勝を飾りました。2位もアキュラが入ってワン・ツー、
3位、4位、5位にキャデラック、6位にBMWという結果でした。

auto sport Web
【順位結果】2023年IMSA第1戦デイトナ24時間 決勝 更新日: 2023.01.30 06:12
https://www.as-web.jp/sports-car/902003?all

レースの結果等は上記リンク先の記事でご覧いただくとして、ここでは24時間等の
耐久レースならではの光景、ナイトレースの様子を美しい写真でご覧ください。


最初は私が一番カッコいいと思っていたポルシェ963 LMDH。先日もここで取り上げた
ばかりです。何と言ってもかつての耐久レースの王者、ポルシェが本気で作ってきた最新の
レーシングマシン、きっとまたすごく速くて強いんだろうと思っていたのですが…、
02_Porsche 963 LMDH.jpg

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色々トラブルが出て、入賞さえも出来ず意外なくらいにパッとしないダメダメな結果で、
ポルシェ 963 LMDH としては苦い苦いデビューとなりました。ポルシェといえども、
こんなこともあるんですね。この結果でちょっと心配しているのは戦闘力アップのために
ボディのモディファイがなされて、それが妙に…変に不細工な方向へいかなければいいがな、
という点です。


次はBMW M Hybride V8。これも単独で取り上げようかと思ってはいたのですが…、
あんまりカッコ良く思えなくて、まだ書いていませんでした。こちらはポルシェよりは
マシだったようですが、それでも最上位で6位。もうひとつというところでした。
11_BMW M Hybrid V8.jpg

12_BMW M Hybrid V8.jpg

13_BMW M Hybrid V8.jpg
この車で唯一いいなと思ったのはこのテールランプのデザイン。LED(多分)ならではの
グラフィカルなもので、他社と明確に違う個性が出せていていいです。ただ、BMWらしい
とか同車のスポーツブランドのMらしいかといわれると、特にそういうものでもないです。



これは写真としてきれいというだけの理由で取り上げたポルシェ911 GT3。
14_Porsche 911_01.jpg

15_Porsche 911_02.jpg


最後は優勝したアキュラARX-06。
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流れる背景がイルミネーションのようで、車のヘッドライト、テールライト、ボディサイドの
カーナンバー、そして赤熱したブレーキローターの赤からオレンジのグラデーション…、
これらが混然となって見せるドラマチックな美しさはナイトレース、それも耐久レースなら
ではのもので、とても惹かれます。F1でも中東などでは夜に行われるレースがありますが、
車両のライトがこんなに多くないのでここまできれいな写真にはなかなかなりません。




















Stand wiyh Ukraine_セイタカアワダチソウ+Ash013_360x640.jpg
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Porsche 963 LMDH せっかくカッコいいんだからこの路線で洗練されていってほしい …。



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Cadillac Racing LMDh Hypercar [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

Cadillac Racing LMDh_01_trimed.jpg

昨年2022年6月 キャデラックが2023年デビュー予定のLMDhプロトタイプカーを発表。
え?キャデラックがレース?と思う方も少なくないと思いますが、アメリカ国内ではレース
活動やってるんですよね、キャデラック。

私は基本的にはアメリカ車にそれほど興味無いのですが、数少ない惹かれる車があって、
その中にキャデラックのアランテとセビルがあります。アランテのほうはイタリアの名門
カロッツェリア:ピニンファリーナがデザインとボディ製造を担当したしたことで有名で
(それを専用貨物機でアメリカに空輸!)、随所にピニンファリーナらしい上品さと、
モダンであっさりしていながら端正で贅沢なが感じがして好きです。セビルはその流れを
汲んだ正統派セダンという感じで、どちらもこれ見よがしでない控えめともいえるスタイ
リングでありながら他とは一線を画する美しさ、カッコ良さがあってとても好きです。
このたった2台によって(他にも少々ありますが)私の中でキャデラックブランドは相当
良いイメージが出来ているということです。

Cadillac Allante 1987(キャデラック アランテ)
01_Cadillac Allante_1987_01.jpg

Cadillac Seville 1992(キャデラック セビル)
02_Cadillac Seville_1992_01m.jpg

そのキャデラックがルマンとかに出る、上記2台に惹かれたような何かしら魅力のある形
だといいな…、そう期待してしまいまして、注目しているということです。
ちなみに他にアメリカ車で好きなのは C3 コルベットウレタンバンパーの1973~1979、
あとムスタングの1973あたりのとか…なんですが、そのあたりはまた別の機会に。


開発作業はキャデラック・レーシングとキャデラック・デザインが共同でイタリアのダラーラ
社の次世代LMP2をベースに開発しているとのことで、エンジンは新型の5.5リッターV8、
LMDhで義務付けられた標準ハイブリッドシステムと組み合わせられます。LMDhの規則では
パワートレインの内燃機関部分の最低重量を180kgと定めており、5.5リッターもの大排気量
エンジンの場合、(ターボとか付けるとさらに重くなるので)NAになる可能性が高そうです。
昨年12月には開発目標を達成し、今年のIMSAとル・マンに参戦する計画は順調に進んでいて
今年2023年1月28日のデイトナ24時間レースのデビューを目指しているそうです。
ルマンへの参戦計画については「レース主催者であるACOがどう許可するか、見てみましょう。
ル・マンは招待されるものであって、望めば参戦できるというものではありません。」とのこと
ですが、そのつもりで開発しているのは間違いないでしょう。


走行テストと思われる写真。
Cadillac Racing LMDh_02.jpg

フロントエンドは「デコッパチ」ではなくてスッキリした望ましい形で好感が持てます。
Cadillac Racing LMDh_03.jpg

ボディサイド、サイドポンツーンに相当するところからリヤエンドにかけての造形が特徴的で
サイドビューで後方に向かって自然に高くなっていき、リヤタイヤを乗り越えて少し下降、
リヤエンドでスパッと断ち切られる。この手の車ではあまり見ない(ということは他の皆さん
はこういう造形にメリットを見出していないと思われる)、良く言えば特徴的なところです。
Cadillac Racing LMDh_04.jpg

Cadillac Racing LMDh_05.jpg

Cadillac Racing LMDh_06.jpg

プランビューで見ると各フェンダーから伸びたフィンというか水平基調のウイングみたいな
ものがキャビンに向かって大きなX字を描くようになっています。これがどれほどの意味を
持つのかはわかりませんが(見た目の特徴づけという要素が大きそう…)、新しいフォード
GTにも通じる、アメリカらしいデザインといえるところかなとは思います。
Cadillac Racing LMDh_07.jpg

この縦基調のテールライトは多くのキャデラックの市販車とイメージ的に重なるところです。
ただ、リヤエンドのライトのレンズにこんなアクリルの棒状のものを使うのは、少しでも軽く
したいのが普通のレーシングカーでは…、まぁあまりやらないことです。
Cadillac Racing LMDh_08.jpg

Cadillac Racing LMDh_09.jpg

この1枚が一番カッコ良く見えました。全体像は見えないですが、いい雰囲気です。
Cadillac Racing LMDh_10.jpg

<画像13>Cadillac Racing LMDh_11.jpg
このあたりのディティールも、やたらシャープエッジをつけたがる、ある種アメリカン
デザインだなと思います。
Cadillac Racing LMDh_12.jpg

Cadillac Racing LMDh_13.jpg

そしてこのシャークフィン、なんと透明!アクリル製かポリカーボネート製でしょうか。
ここを透明にしていいことは特にないと思うのですが…やりたかったんでしょうね。
これは多分コンセプトモデルとかプレゼンテーションモデル(あるいはCG)だけのもの
でしょう。アクリルは振動で割れたら困るし(ポリカーボネートならまず割れないですが)、
透明ではスポンサーロゴを入れるにも見えにくくなって、あまりよろしくないと思います。
Cadillac Racing LMDh_14.jpg
上方排気と思われる排気口。まるで近年のステルスジェット戦闘機みたいです。

後端面だけが光ってステキな演出のハイマウントストップランプ(多分)。
ボディに刺さっている部分にLED光源があるんだと思います。
Cadillac Racing LMDh_15.jpg

下の3枚もサーキットっぽいところで撮影されたように見えるのですが…、
ホイールが動いていないように見えるので、コンセプトモデル(モックアップ?)を
置いて撮影したか、あるいはみんなCGかもしれません。
Cadillac Racing LMDh_16.jpg

Cadillac Racing LMDh_17.jpg

Cadillac Racing LMDh_18.jpg

勝手に期待したものとはちょっと違うし、正直言って(予想されるパワーユニットなどから)
あまり速くないかも…と思うのですが(失礼千万)、キャデラックブランドの耐久レーサーが
どんなものなのか、早く走るところを見てみたいです。









Stand wiyh Ukraine_セイタカアワダチソウ+Ash013_360x640.jpg
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キャデラックの耐久レーサー、一体どれほどのものなのだろう…。




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Ferrari 499P LMDH Hypercar  [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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昨年10月に発表された Ferrari 499P。スクーデリア・フェラーリがル・マン・ハイパーカー
:LMH規定に基づき、FIA 世界耐久選手権(WEC)へ参戦するために開発したプロトタイプ
レーシングカーです。前回の Porsche 963 LMDH Hypercar につづいてレーシングカー、
それもフェラーリとしては久しぶりのこの種の車です。

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ここ50年くらいの間、市販車改造クラスというか、トップカテゴリーではないクラスに
プライベートチームからずっと参戦は続いていたとは思いますが、フェラーリが満を持して
ワークス態勢でトップカテゴリーで勝つことを目指して新規開発が行われたということが
注目されます。車名の499は、3000cc近いエンジンの排気量をシリンダー数で割ったもの
であり、末尾に付くPはフェラーリのスポーツプロトタイプに伝統的に与えられる呼称です。

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パワーユニットはリヤミッドに置かれた3.0リットルV6ターボエンジンと、200kWを発生する
フロントアクスルMGUが搭載され、WECのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス/性能調整)
で定められた速度域では四輪駆動が可能となります。そしてパワートレインの構成要素には
900VバッテリーとXトラック製の7速トランスミッションも含まれます。
エンジンがV型12気筒でないのは残念ですが、真剣勝負しようと思ったらこれはもうしょうが
ないことなのでしょう。

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以下はフェラーリのエグゼクティブ・チェアマン、ジョン・エルカン氏のコメントです。
「私たちがこのプロジェクトにコミットすることを決めたとき、我々は革新と開発の道を歩き
始めた。これはレーストラックを、最先端のテクノロジー・ソリューションの境界を押し広げる
理想的な場所であると考えている、私たちの伝統に忠実なものだ。そのソリューションはやがて、
私たちのロードカーに引き継がれることだろう」
とのことですが…、1960年代までなら、こういうレーシングカーを少しだけディチューンして
保安基準を満たす装備を追加してロードカーとして販売することも出来たでしょうが、さすがに
現代ではそう簡単にはいかないでしょう。現在の同社のラインナップどれとも全くスタイリング
デザインは共通性は見られませんし…。まぁ、それだけこの 499P が真剣に勝つことを目標と
しているということだとは思います。
1967年デイトナ24時間レースで2台の330P4と412Pで表彰台を独占した時、その記念みたいな
感じでFRの365GTB4 に“Daytona”というサブネームをつけて大々的にプロモーションした…
それと同じようなことはできるかもしれませんが。


フェラーリがまじめに現代のルマンを含む耐久レースのトップカテゴリーで勝つための車を
出してきたということはとても嬉しいことですし、同社の市販車とは明らかに異なる薄く
スリークなボディに真剣さが見てとれます。当たり前ですがリヤウイングもディフューザー
も大きくてすごく効きそうで、いわゆる本物が持つカッコ良さがあふれています。

なのですが…、スタイリングデザインは個人的には前回紹介した Porsche 963 LMDH の
ほうがまとまりよく洗練されて見えて好みです。どちらもいいのですが、より好みなのは
ポルシェのほうということです。

そんな中で、いいなと思ったのはこのフロントエンド。横長の細いライト(光っているのは
デイライトとかポジションライト的なものだと思われ、本当のヘッドライトはその下、外側)
が特徴的で、Porsche 963 LMDH 同様にスマートな造形で好感が持てます。もしかしたら
レギュレーションが何かしら変わったのかもしれませんが、昨年まではそのレギュレーション
に沿った空力トレンドでここがやけに出っ張った、まるでデコッパチじゃん…と思えるような
(やや不細工な)造形の車がトヨタも含めて多かったのですが、ポルシェ、フェラーリが
こんなまとめ方をしてきてくれてとても好感が持てます。 あぁ良かった。

Ferrari 499P_09.jpg

形に関してはそうなのですが、私が個人的にちょっとな…と思うのはこのカラーリング。
赤はいいです。フェラーリのそれも本気のレーシングカーですから、それはもう赤しかない
でしょう。ですが、この黄色は…。こんなの入れなければいいのに。どうしても入れたいなら
白とか黒とか、なんなら白とグリーンいれてイタリアントリコローレにでもすればいいのに。
赤ベースに黄色さしたらまるで中国じゃないですか。
中国企業とかがスポンサーに入ってるんでしょうか?
そうだとしたら嫌だな…なんて思ってしまいます。
中国云々無しにしても赤と黄色の組み合わせって、どうも色合いとしてきれいに思えなくて
苦手です。(あくまで個人的見解)
Ferrari 499P_10.jpg

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個人的な好みはありますが、昨年までこのカテゴリーはワークスは事実上トヨタだけでした
ので、ポルシェ、フェラーリという名だたるビッグネームが参戦するというのはとても望ましい、
喜ばしいことです。このほかにもBMW、フランスのプジョー、アメリカのキャデラック(!)
なども参戦するようなので今シーズンは楽しみが増えそうです。開幕が待ち遠しいです。











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ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
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カッコ良さでもトヨタにがんばってほしいな…。



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Porsche 963 LMDH Hypercar [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

Porsche 963 LMDH_01.jpg

昨年発表されたPorsche 963 LMDH Hypercar。 
エンジンは4.6リッターV8ツインターボ、ハイブリッド。トータル出力は670ps。
他のLMDh車両と同様、パワーユニット、パワートレインにはボッシュのモーター・
ジェネレター・ユニット、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングのバッテリー、
Xトラックの7速ギヤボックスなどが採用されています。
ポルシェによると、この新しいポルシェ963は、917、935、956、962、そして919
ハイブリッドといった伝説的なモデルのレガシーを引き継ぐべき存在だ、とのことです。
まぁ、でしょうね、としか言いようがないですが。

個人的にこれまで見たポルシェのレーシングカーの中で1、2を争うほどカッコ良く
見えます。日本人として応援するトヨタがこういうふうに進化してくれたらな…
とも思いました。

技術的なことはさておき、今回は写真をたくさん並べて置きますのでご覧ください。

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これは上がハイダウンフォース仕様、あるいはパイクスピークのような特殊なレース向け
の仕様でしょうか。下は一般仕様(?)かなと思います。上はフロントもリヤもウイング
が大きい、というか巨大です。
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ヘッドライトまわりがクリアカバーを含めて前に少し突き出しているのは何らかの空力的
効果を狙ってのことかと思いますが、普通なら私はこういう形はあまり好きではないの
ですが、これはそれほど嫌な感じがしないです。横基調でコンパクトなライトというのが
効いているんだと思います。このライトのレイアウトはとても好みです。
Porsche 963 LMDH_16.jpg

ただ、こんなにヘッドライト小さくて夜間の明るさは足りるんだろうか?とちょっと心配に
なるほどです。ルマンだけ特別にドーンとヘッドライト追加するのかもしれませんが…。
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フロントフェンダーからサイドポンツーンにつながるところも、わりとなめらかというか、
あまり幅広な深い谷ではなくて、ここもちょっといいなと思ったところです。
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走行シーンを見ても嫌なところがほぼ無くてとても好感が持てます。速そうですし。
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このアングル、とてもいい。カッコいい。
Porsche 963 LMDH_21.jpg

赤、白、黒のカラーリングも、3色のバランス、グラフィックとしてもいいです。
トヨタがこうであってくれたら…、TS020以来の好きな車になるのにな…。
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同じポルシェの少し前のモデル、Porsche 919 Hybrid Evo 2018年製。
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Porsche 919 Hybrid Evo_2018_02.jpg

車名にEvoが付く理由は…これの前にルマンを制したPorsche 919 Hybrid があって、
これはそのレギュレーションに沿うための諸々を取っ払って速く走るためだけのものに
したらどういうことになるのか?という多くの人が妄想するようなことをポルシェ社が
実際にやってみた、というとても興味深いものでした。
そして当然のようにニュルブルクリンクのコースレコードを叩き出してみせます。
ポルシェがそのために作ったようなものですから当然と言えば当然なんですが、
そうはいっても掲げた目標をちゃんと達成する、これは本当にすごいこと、すばらしい
ことだと思います。
Porsche 919 Hybrid Evo_2018_03.jpg



963のボディサイド。ここにはエアガイドフィン:整流版とでもいうようなパーツが
特に無いように見えるのですが、設計者が期待した通りのいい抜け方をしてくれて、
あえて整流版をレイアウトする必要もないということでしょうか。
そうだとしたらすごいですね。さすがの設計。
Porsche 963 LMDH_23.jpg

Porsche 963 LMDH_24.jpg

走行テストも順調にこなしているようですし、きっとまたすごく強くなるんじゃないか
と思います。もちろんトヨタも負けてほしくないですが、形が好みのレーシングカーが
あると、それだけで嬉しくなって応援したくなります。このカテゴリーのレースがまた
盛り上がるといいなと思います。











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Porsche 963 カッコいい。トヨタもカッコよくなってほしい…。




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Sony Honda Mobility AFFELA  [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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ソニーとホンダが提携して作るBEV、2025年発売を予定するプロトタイプがCESで発表
され、新ブランド名も「AFEELA」と発表されましたました。
こういう場にCESを使うところもソニーのBEVらしいところかなと思います。


今わかること ソニー・ホンダモビリティのAFEELA、ディテールチェック
VISION-Sからどう進化した? - Motor-Fan[モーターファン]
https://motor-fan.jp/mf/article/108632/

ソニー・ホンダモビリティが新ブランド「AFEELA」を発表 プロトタイプも初公開
https://www.webcg.net/articles/-/47548


いくつかのサイトで紹介されていますが、上記リンクのモーターファンのサイトが
比較的詳しく書かれています。

寸法等の簡単なスペックは下記のとおりです。
ボディサイズ
全長×全幅×全高:4895mm×1900mm×1450mm
ホイールベース:3030mm
車両重量:2350kg
サスペンション形式:F&Rダブルウィッシュボーン式
 (リヤはマルチリンクと表記されているものもあり)
駆動方式;4WD
タイヤサイズ:F245/40R21 R275/35R21
モーター×2
定格出力:200kW×2



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良く言えばシンプルでクリーン。
ただ、あまり面白みのないスタイリング…といえるかなと思います。

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非常にクリーンでシンプル。
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この手のイメージ画像も、何かしら狙いがあってのものなのでしょうが、
ちょっとあっさりし過ぎていて、あまり魅力的には見えないような…。
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Sony_Honda_Afeela_12.jpg


発表会場で撮影されたと思しき写真。
Sony_Honda_Afeela_13.jpg


最初に発表されたVISION-Sを見た時も、その次のちょっとSUVっぽいコンセプトモデルを
見た時も思ったのですが、ソニーらしさとか近未来感とかはあまり感じない、おとなし目な
スタイリングだなということ。これはソニーが初めて手掛ける車としては、なるべく冒険
しないで手堅く作るためにそうしたのか、あるいは依頼したと言われるマグナ社側からの
おすすめ的なものがあったのかな…と想像したのですが、こレベルの完成度(かなり高い)
のコンセプトモデル/試作車を3種類作ってこうだということは、これはもうソニーとしての
意志があってこういうスタイリングなんだろうなと思いました。

これで先行する TESLA や見た目の傾向が似た Lucid Air などのライバルに勝てるのか…、
少なくともスタイリングデザインの魅力という点ではちょっと厳しいかな、そんな気がします。

Lucid motors Lucid Air
Lucid_motors_Lucid_Air_front_m.jpg

Lucid_motors_Lucid_Air_rear_m.jpg


ここからは以前発表されたVISION-Sとの比較。こうして両車を並べて比較すると、
より造形要素を減らしてシンプルにしているのがよくわかると思います。

Sony_Honda_Afeela_15+Vision-S.jpg

Sony_Honda_Afeela_16+Vision-S.jpg

Sony_Honda_Afeela_17+Vision-S.jpg

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Sony_Honda_Afeela_19+Vision-S.jpg

センサー、カメラ類は随分増えています。ソニーらしさといえばそうかもしれません。
Sony_Honda_Afeela_20+Vision-S.jpg


ソニーは好きなブランドだし、日本が世界に誇れるブランドだと思っています。
ただ、あくまで個人的にですが、このスタイリングは正直ちょっと残念です。
それでも、この一大プロジェクトが成功してほしいと願う気持ちは変わりません。
まずは得意なセンシング技術、画像解析技術を駆使して圧倒的な高性能、安全性を
実現してくれれば…、と思います。
そしてスタイリングの点では第2世代以降でいいものになってくれれば…。










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ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。

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順調にリリース出来ますように。がんばれソニー…。




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過去20年の自動車CO2排出量 国際比較 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

Automobile CO2 emissions graph + Toyota PRIUS_2022_generation5_01+02+03+04.jpg

この事実をもっと多くの人に知ってほしい、そう思ってこのブログを書いています。
日本はかなり頑張って結果を出しています。
それに対してアメリカ、ドイツ、フランスなどは真剣にやってんるのか?
と思うほどのありさまで、これで日本批判とかどの口が言う…、と思うほどです。


EUは「ICEなど不要」という前言を撤回するか? ICE(内燃機関)は本当に存続の危機なのか
・その5(最終回) - Motor-Fan[モーターファン]
https://motor-fan.jp/mf/article/107774/

ITmedia 池田直渡「週刊モータージャーナル」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2301/01/news013_4.html
 
Automobile CO2 emissions over the past 20 years.jpg

アメリカはともかく、ドイツのていたらくが目立ちますが(この2か国は削減どころか
増加している)、ドイツは以前のフォルクスワーゲン社のディーゼルゲート(ハイブリッド
でトヨタなどの日本勢に勝てないから我々のディーゼルエンジンはクリーン!とぶちあげて
おいて、排気ガス試験の時だけ排出量を少なくするようにシステムを作って(!)ごまかして
実際はバンバン出してたというあれ)もそうですが、イメージとは裏腹に目標をクリアする
ことが出来ていなかったということがわかります。
ついでに言うと、ロシアから天然ガスとかの資源を大量に買ってるいいお客さんですし…。

欧州勢にしてみれば(この面で自分達がどうしても勝てなそうな)日本を追い出したい、
そのために極端にかたよった厳しい基準作ったけど、自分達もなおさら苦しい…、
もうウソついても、それを言い張ってでもやるしかない。文字通り存亡をかけてのことです
から必死なんでしょうけど、やり方が汚すぎますよね。正々堂々と現実的な見込みをもって
目標設定して地道に努力すればいいのに…。

日本がまともな結果を出していたことは誇らしいですが、(イギリスを除いて:失礼ですが
ちょっと意外)他の国が予想以上にダメダメだった…とも言えると思います。

だから彼らはEVシフト、それしか道が残ってないということなんでしょうが、それを正当化
する方法、やり方が汚くて強引すぎです。国際会議やっちゃぁ、日本が遅れてる、一番良く
ないのはトヨタだ…、事実を棚に上げて良く言うぜ、という感じです。

トヨタが秘伝中の秘伝とも思われるハイブリッドシステムの特許を公開して世界中を驚かせた
ことは記憶に新しいです。王者の余裕?目的は何?…と思いましたが、特許を公開したからと
いってそうそう簡単にトヨタと同レベルのものが出来るものでもないので、トヨタとしては
技術サポートをしながらサプライヤーとして業容を拡大することなどを考えたのかな、という
ことくらいまでは想像できます。本当のところはわかりませんが。
ただ、それに乗ってきたライバルたちはあまりいなかったようで…、まぁ公開された特許を
使って技術開発したとしてもトヨタに追いつくことは出来なかろうとみなさん判断したという
ことなのでしょう。それはわからないでもないですが、それにしてもこころざしが低い。

上記リンク先で紹介されている自工会の会見で、豊田会長がこのグラフを出して日本がどれ程
CO2削減に真剣に向き合ってきたかを訴えていたにもかかわらず、日本の各メディアは
「EV化が遅れていると言われているが」「これからEVに全力を傾けるのか?」みたいなこと
ばかりに集中していて…がっかりさせられました。
日本のメディアはみんなして欧州メーカーからよっぽどもらってんのか?
それとも事実が認識できないレベルのバカなのか?
と思うくらいおかしなかたよりかたしてて、どうにも…信用も信頼もできないです。
こういうことを既存メディアが全然まともに報道しないから、トヨタはあきれ果てて自前で
メディアを作ろうとしているという、その気持ちはよくわかります。



以下の画像は日本が世界に先駆けて開発、販売してきたハイブリッド車の代表格、
トヨタ・プリウスとホンダ・インサイトを世代ごとにまとめました。

トヨタ・プリウス 初代 1997年発売 「21世紀に間に合いました」のキャッチフレーズ
Toyota PRIUS_1997_generation1_01+02+03+04.jpg

トヨタ・プリウス 2代目 2003年発売 これ結構好きでした。インテリアはちょっと残念。
Toyota PRIUS_2003_generation2_01+02+03+04.jpg

ホンダ・インサイト 2代目 2009年発売
Honda Insight_01_prototype+2009_01+02+03.jpg

トヨタ・プリウス 3代目 2009年発売
Toyota PRIUS_2009_generation3_01+02+03+04.jpg

トヨタ・プリウス 4代目 2015年発売 これは…、もう色々残念、あまりにひどすぎ…。
Toyota PRIUS_2015_generation4_01+02.jpg

トヨタ・プリウス 4代目 プラグインハイブリッド 2017年発売
Toyota PRIUS_2017_PHEV_01+02.jpg

トヨタ・プリウス 5代目 2023年発売予定 すごくいい!
Toyota PRIUS_2022_generation5_01+02+03+04.jpg


日本のメディア各社、もっと事実に基づいた記事を書け!
せめてまともに仕事しろ!
こんなことばかりやってたら誰も信用しなくなるぞ。









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まともで信頼できるメディア、それを望んではいけないのか…。



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F1 フェルスタッペン2連覇 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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F1 日本GP 決勝ハイライト動画を紹介した記事
https://formula1-data.com/article/japan-day3-movie-2022

Race Highlights | 2022 Japanese Grand Prix(上記記事で紹介されている動画)
https://www.youtube.com/watch?v=0J7cmh3MLp4

”狂ってる”から始まった旅「見てよ、この結果を」と2冠フェルスタッペン
https://formula1-data.com/article/verstappen-proud-of-his-second-crown-with-honda

セルジオ・ペレス「ホンダのお膝元で1-2を達成できて最高!」フェルスタッペンの鈴鹿王座を演出
https://formula1-data.com/article/japan-day3-perez-2022

エイドリアン・ニューウェイ、RB18は自身設計の最多勝利マシンの成功
https://f1-gate.com/redbull/f1_71431.html


先日行われたF1日本GP決勝でレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手が優勝、
このあとの4戦を残してドライバーズチャンピオンを決めました。
3年ぶりの開催、雨の決勝レースは本来なら53周で争われるところ、赤旗による中断が
あって28周に短縮されました。(この短縮によって獲得ポイントがどうなるのか、
ちょっとした混乱がありましたが、フルポイントが与えられてこの結果となりました)

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03_Redbull RB-18.jpg

ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン選手は2位以下に27秒の大差を
つけて独走での優勝でした。これは1周あたり約1秒も速いという事になります。
たった1秒?と思われるかもしれませんが、F1のようなスプリントのレースにおいて
1秒は圧倒的と言っていいほどの差です。鈴鹿サーキットのコース長は約5.8km、
ここを1周走っただけで2位以下に約64m(!)の差をつけてしまう計算になります。
頑張れば追いつける…とかいうようなレベルではないわけです。晴れていても雨でも
どちらでも速い、強い強いフェルスタッペン。
この、同じ条件なら必ず勝つ、みたいなところは全盛期のシューマッハ、そしてセナ
などの圧倒的な強さを思い起こさせます。歴代最高のドライバーの一人と言って間違い
ないでしょう。

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06_Redbull RB-18.jpg

今シーズンの開幕当初はレッドブルのマシントラブルが続いて連覇に暗雲が立ち込めた
かと思われましたが、レッドブルは「速いマシンを部分的に修理するだけのこと。
遅いマシンを速くするような深刻で大きな問題ではない。」というようなことを言って
いて、ちょっと強がりのようにも聞こえたのですが、途中からはもう怒涛の連勝、
言葉通りの結果を出し、今の時点でチームとして1シーズンの最多勝利を記録、この後
の4レースで記録更新が濃厚という状況です。
客観的には一発の速さ、予選の速さではフェラーリのほうが速いように思われることも
多いのですが、レースディスタンスとなると俄然強みを発揮して、それはドライバーの
フェルスタッペンの能力によるところももちろん大きいのですが、それに加えて、
フェラーリのチームをあげての戦略ミス連発もあって…(あれは本当にドライバーが
かわいそう)、レッドブルは戦略がバッチリはまるはピット作業もほぼ完璧だわと、
チームとしての総合力が光ります。
あと、メルセデスの意外なというか想像以上の不振にも助けられたとは思います。

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10_Redbull RB-18_vs_Ferrari.jpg

今後は残り4レースのうちどこでコンストラクターズチャンピオンが決定するか、
ドライバーの2位以下はどうなるか、フェラーリのルクレールかレッドブルのぺレスか…。
出来れば角田選手の表彰台なんて見てみたいと思います…、優勝とは言いませんので。

11_Redbull RB-18.jpg

12_Redbull RB-18.jpg

以下はレッドブル RB-18 の最大のライバル、フェラーリの F1-75 です。
プランビュー(上面視)、フロントビューで比較すると形の違いが分かりやすい
と思います。
13_Ferrari F1-75.jpg

14_Ferrari F1-75.jpg

15_Ferrari F1-75.jpg

16_Ferrari F1-75.jpg
個人的には僅差でフェラーリのほうが好みかな…と思うのですが、レッドブルも
まとまりがよく攻めるところは攻めていてどちらも魅力的です。今シーズンから
レギュレーションが大幅に変更されていわゆるグランドエフェクトカーになり、
メルセデスは斬新なコンセプトを採用するも結果として大きく出遅れてしまいました。
フェラーリがすごく速い車を作ってきたのはやや意外(失礼千万)でしたが、
素直にカッコいいし、速いフェラーリが帰ってきたという事は結構長いことファン
をやってる身としては嬉しいものでした。(それなのにレース中のあのポカ…)

他のチームの車も含めてですが、今シーズンからの車がこんなにカッコよくなって
くれたことは本当に嬉しいです。ひところのハイノーズはあまり好きではなかった
ですし、その後の先端にちょこんと突起が付いたようなのは嫌だな…とずっと思って
いましたので、このレギュレーションにしてくれて本当に良かったです。
やっぱりこういう車のフロントエンドは低くて素直な形状がいいです。
車が美しくてカッコいいと見てるこっちも素直に感情移入できていいです。
色々な意見はあると思いますが、少なくとも自分の中ではレッドブルもフェラーリも
今シーズンの車がそれぞれのチーム史上最高にカッコいいんじゃないかなと思えますし、
久しぶりにミニチュアモデル欲しいなと思うほどです。


17_Redbull Max Verstappen.jpg
優秀なPUを搭載した良いマシンに乗る一番速いドライバーが実力通り早々にワールド
チャンピオン獲得。今シーズンはそういう事だと思います。推しとか好みは違っている
方でも納得できる結果ではないでしょうか。











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F1にカッコいい車がやっと帰ってきた…。





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ソニー EV事業参入の本格検討 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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昨年発表された VISION S CONCEPT に続いてSUVタイプの VISION S 02 が発表されました。

ソニー、VISION-Sの第2弾「SUV」を発表…CES 2022    RESPONSE 2022年1月5日(水)
https://response.jp/article/2022/01/05/352842.html
「ソニーグループは1月4日、米国ラスベガスで5日より開催するCES 2022において、『VISION-S』のラインナップとしてSUVを新たに追加すると発表。合わせてソニーとしてEV事業参入の本格検討をするため、新会社「ソニーモビリティ」を2022年春に設立することも発表した。」

ソニー、自社でEV参入。SUVの新型VISION-Sも披露    Impress Watch 2022年1月5日
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1378285.html
「ソニーグループは、自社でEV(電気自動車)に参入する。CES 2022において、吉田憲一郎社長が新しいSUVタイプのEV「VISION-S 02」とともに新会社ソニーモビリティの立ち上げを表明。同社においてEVを自社展開を検討していく。」

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これの前に発表された VISOIN-S CONCEPT も合わせてのファーストインプレッションは、
初めて作った車にしてはとてもまとまりがよく完成度高そう。スタイリングとしては悪くない。
悪くはないがとびきり魅力的とも言いにくい。例えば、テスラ MODEL S やVWグループや中国メーカー
各社のBEVと比べて後発としてのアドバンテージがあるようには残念ながら見えない。そんな感じでした。

この完成度の高さは製作を委託した外注先の能力に負うところが大きく、その外注先はメガサプライヤー、
カナダのマグナ・インターナショナル言われています。確認していないので真偽はわかりませんが、
マグナでないにしてもその種の企業と思われます。

メガサプライヤーというのは世界規模の大手自動車部品メーカーで下記のところが有名です。

■【ドイツ】Bosch(ボッシュ):業界ナンバー1 高品質、高価格だが信頼性はデンソーに及ばない
■【日本】デンソー:業界ナンバー2 トヨタグループのいわゆる"長男” 信頼性抜群
■【カナダ】Magna(マグナ):シャシー、ボディの設計、試作、製造までまかなえるのが強み
■【ドイツ】ZF(ゼットエフ):トランスミッションが有名
■【ドイツ】Continental(コンチネンタル):タイヤで有名だがそれ以外の多くの部門でも一流
■【日本】AISIN(アイシン):パワートレイン、トランスミッションが有名
■【フランス】Valeo(ヴァレオ):伝送系が有名(個人的には信頼性に難あり)

規模でいうとボッシュ、デンソーに次ぐ(この2社とはやや開きはあります)3番目で、上にも書いて
いますが、単に部品やシステムを売るだけでなく、シャシーやボディの設計から、試作、製造までを
一貫してまかなえるのが強みです。簡単に言うとお金さえ出せば、ほぼゼロから車を作ってくれる
ということです。こういうことを1社というか1グループでまかなえるところはそうそうありません。
同車の作るモノは品質もいいし、量産の実績も十分です。(公開はされていませんが、聞けば誰でも
知っているようなビッグネームがずらずら並ぶので驚きます)
試作車までなら作れるところは世界中に日本を含めて結構ありますが、本格的な量産に対応できる
ところはかなり限られます。そこが凄いところで、世界中の自動車メーカーから頼りにされています。

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このレベルの試作車を作る費用としては1台当たり恐らく数億円といったところでしょうか。
業績絶好調で純利益を1兆円以上も出すソニーグループとしてはとるに足らない金額かと思いますし、
自動車産業に参入するかどうか検討したいということであれば、マグナはまさにうってつけの相手、
非常に強力なメガサプライヤーといえます。

SONY VISOIN-S CONCEPT
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SONY VISOIN-S と今回発表された S 02 CONCEPT
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この2台の試作車を発表したことによってすぐにソニーが自動車産業に参入する!と決まったわけでは
なくて、あくまで「EV事業参入の本格検討をするための新会社ソニーモビリティを設立する」との事
ですので、まだ今後どうなるかわかりません。
しかし、“検討するためだけ”に新会社設立、しかも数億円の試作車を2機種作ってから…。
資金が十分あるって、つくづくいいなと思います。

少し前にトヨタがBEVのものすごい生産計画を発表して、そのことをこのブログで書きましたが、

 トヨタ 2030年までにBEV30車種!  2021年12月17日
 https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2021-12-17  

「世界最大の半導体メーカー、台湾のTSMCが日本の九州、熊本に大規模な工場を作るという発表が
 ~中略~ そしてそこにソニー、デンソーも参画するとのことでした。」

ここで書いたソニーも参画、というのは今回発表されたこととも関連があるのだろうなと思います。




ソニーの車、ソニー製品ということでちょっと期待してしまうのですが、正直言って私がソニーに
期待するようなデザインではありません。少なくとも現状では。

私くらいの世代にとって、ソニーといえば先進的でちょっと未来的なイメージ。実際に使って
みると若干耐久性に難ありなものもあるし、案外安っぽいところもあるのですが、それらを帳消しに
するようなデザインの魅力があって細かいことは許せてしまうような、そういうものがソニー製品
らしく思えます。何度か裏切られてもファンでいるw 自分としてはそう思うわけです。

ちなみに具体的にどういうものがそうなのかというと、下の写真の製品などがそうです。

SONY ICF-5600 スカイセンサー5600 3バンドラジオ 1974年発売(生産終了品)
生産終了品_1974_SONY ICF-5600_スカイセンサー5600.jpg

SONY PS-4750 レコードプレイヤー 1974年発売(生産終了品)
生産終了品_1974_SONY PS-4750_01.jpg

生産終了品_1974_SONY PS-4750_02.JPG

SONY TC-8750 オープンリールデッキ 1978年発売(生産終了品)
生産終了品_1978_SONY TC-8750.JPG

SONY CDP-MS1 CDトランスポート 1998年発売(生産終了品)
生産終了品_1998_SONY CDP-MS1_01.jpg

生産終了品_1998_SONY CDP-MS1_02.jpg

この中で、SONY TC-8750 オープンリールデッキ以外は中古品で手に入れて、メンテナンスして
動態保存というか、時々動作させて楽しんでいます。
とはいえ、実際のところは眺めているだけの時間が圧倒的に多いです。

ここで取り上げたものはみんな随分古い製品なのですが、同じ時期の国産製品を標準的なものと
すると、これらのソニー製品は少しだけ未来っぽく見え、海外の製品はもう悲惨なくらい
ものすごく古く見えたのは確かです。ひどい言い方に聞こえると思いますが、当時の少年
(私のこと)の目にはそう映りました。その時代においてライバル達よりも少し未来にいるような
イメージ、それが良かったんだろうなと思います。






ソニー、頑張れ!テスラあたりに負けるな!




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NHK BS1『30年ぶりの栄冠! ホンダF1 最後の戦い』 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]


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昨晩20:00から放送されたこの番組、とても良かった。面白かった。
こういうのがあるから、それだけでも受信料払う価値があると思っている、個人的には。

NHK BS1『30年ぶりの栄冠! ホンダF1 最後の戦い』
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/36891964LY/

『30年ぶりの栄冠! ホンダF1 最後の戦い』  F1News | Formula Web -F1総合情報サイト- http://www.formula-web.jp/f1news/26609.html?fbclid=IwAR2M9aWlDEqeh5BBQDJaTfbSlM7CACDQg8gPuXRMxqorx9NS3mdmYj6k-k0#StNM8MN.twitter_tweet_ninja_l


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開発責任者の浅木泰昭さんが、「楽しいに決まってる。世界一を競えるなんて、こんなの。
世界でもほんの一握りのエンジニアしかいないんですから。」みたいなこと言ってて、
ああ、この人たちはこういうメンタルなんだ。これって超一流アスリートと同じだなと思って
聞いていました。
大変だなとかネガティブなこと誰も言ってない、高いレベルで競い合えるのが本当に楽しいんだ…と、
とても印象的だし、こうでなければやっていられないんだろうなとも思いました。

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それから、途中で現場責任者の山本雅史さんが、撤退することが決まった最後のシーズンでようやく
チャンピオン争いをしているその真っ最中に「自分としては“間に合った”と思っている。」
と言っていたのも印象的でした。この人たちの強い強い精神力に感服です。

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最終レースの最終ラップに逆転して優勝、チャンピオン獲得!なんて、ドラマチック過ぎました。
本当に間に合ってくれた…そう思って泣けました。

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再放送があったらまた見たいです。






ナレーションが窪田 等さんだったらもっと良かったんだけどな…。





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