東京モーターショー2017
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プレスデー初日、その3は主にリヤビューとドアを開けた室内の様子を。

ちょこっとだけフロントとサイド。 右のスーツの男性が池谷さん。ダンディでカッコいい。









ここからリヤビュー、というかリヤエンド。










私の検討ミスでイケヤフォーミュラさんにご迷惑をおかけしてしまったリヤウインカーだが、
斜めから見た時の発光面積を大きくするために追加製作したスリムなLEDタイプのウインカーは
池谷さん思いのほか気に入ってくれて結果オーライ。良かった。
池谷さんが優しくて私に気をつかってくださっただけかもしれないが。

下の2枚の写真で点灯しているのはブレーキランプ。これらの写真では黄色っぽく見えるが
実際は普通に赤く光っている。







リヤコンビランプとマフラーの遮熱板を兼ねたメッシュカバー、どちらも1号車と異なるところ。
全体的には元々頭に描いたデザインイメージに近いものになり、質感もまとまりも良くなったと思う。
かなり気に入っている。(いつもながらオメデタイ)

















ドアは開港面積も開く角度も1号車よりも拡大され、格段に乗降性は良くなっている。
ヒンジの内部にはイケヤフォーミュラのTさん設計のリンクとガススプリングが巧妙にレイアウト
されていて、ほぼどの角度でもドアはその位置を保持する。私の設計では量産車と同じような
ドアチェッカーを使うことを想定していたのだが、それよりもずっと高度で良い仕上がり。さすがだ。
ヒンジ自体も、以前の記事で書いたようにイケヤフォーミュラのFさんが保安基準に適合するように
量産車のパーツと巧妙に接合してくれて、こちらも良い仕上がり。


シフトレバーはドライバーの右側。









インパネとサイドトリムのつながるところはイケヤフォーミュラさんで独自に造作したところで、
これによって一体感が生まれて良い雰囲気になっている。
ここに限らず、インテリアはAピラーやルーフトリムを含めて全てインナーパネルが新設され、
それらがスウェードで覆われて一体感を出している。1号車の時はアウターパネルのFRPの内側や
フレームの角パイプ、アルミパネルなどがむき出しだったので、全体的な質感の差は大きい。




シフトノブは池谷さんがちょっと試してみたかったという黒檀の削り出し。とても良い質感。
もっとアップで撮ればよかった。



ドアのインナーパネルはNT Connect の内藤さんが色々工夫して造作してくれた部分。
ここも1号車と大きく異なるところで、ずっと見栄えのいいものになった。
インナードアハンドルのつく赤いパネル(ボディと同色)は、バリエーションとしてカーボンや
スウェード貼りにしてもいいと思う。



コンセプトモデルである1号車から、保安基準を満たすために一見そうとわからないようなところも
含めて、様々な箇所に変更が加えられたこの2号車、ロードバージョンだが、少なくともドアまわり、
リヤエンド、そしてインテリアに関しては1号車よりも客観的にずっと良くなったと思う。

保安基準を完全に満たすための修正を検討し始めた頃は、これを全部やったら到底このイメージは
保てそうに無いな…と正直暗い気持ちになったのだが、色々考えに考えて、工夫して、苦労して、
イケヤフォーミュラさんの方々に何度もご迷惑をおかけして…、そうして出来上がった2号車は、
結果としてそれほど悪くないというか、むしろ1号車よりも見た目の面でも機能面でも良くなっている
ところも多く、色々な面でうまくいって良かった。幸運が重なったのだろうと思う。





今回のブースは写真撮りやすくていい。お気に入りが何枚も撮れた…。