IF02-RDS 2度目の継続車検に合格 [Ikeya Formula IF-02RDS]
10月26日、イケヤフォーミュラさんのツイッター公式アカウントでIF-02RDSが
2度目の車検に合格したとの報告がありました。以下の3枚の写真はそのツイート
からお借りしました。
2回目の継続車検という事もあり、傾向と対策を万全に出来たとのことです。
簡単に言われますが、それはイケヤフォーミュラさんだからこそなのだろうと
思います。さすがです。
以下の写真は2017年、完成後最初の車検に合格しスタジオ撮影に臨んだ時のもの。
夜7時頃からはじめて、終わったのは朝方だったと思います。
こういう仕事に徹夜はついて回ることですが、この時は眠さも疲れも何だか心地よい
ようにも感じられて、こういうのなら悪くないな…と思えました。
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。
We support Ukraine with all our might!
We are all on your side.
Ми підтримуємо Україну всіма силами!
Ми всі на вашому боці.
2度目の継続車検、無事に合格して良かったよかった…。
山形出張要請 [Ikeya Formula IF-02RDS]
はぁぁ…、クリスマス前に山形出張を要請されてちょっと憂鬱。まだ日程の詳細は未定。
電車乗り継いで山形新幹線乗って、うちから5時間近くって…、遠いよ。
ちなみに車で行ったらどうかと調べたら5時間半から6時間半って…、(;´Д`)
やっぱかかるか、それくらい。
私が最近出張するところで一番遠めなのは栃木県鹿沼市のイケヤフォーミュラさんなのだが、
そのゆうに倍以上あるんだからな、しょうがない…。
写真はそのイケヤフォーミュラさんのすぐそばのちょっと雰囲気のいいところで撮影した
IF-02RDS road version。
この古い倉庫みたいな建物がいつ頃どういう目的で建てられたものかはわからないが、
何となく小樽運河の倉庫みたいな雰囲気があっていいなと思います。
そしてイケヤフォーミュラさんの本社工場の前で撮影した同車。
そしてほぼ同時期に製作したASPARK OWL prototypeと。
ASPARK OWL prototype は今は大阪のASPARKさんのショールームに展示されているようです。
仕事の打ち合わせで来てくださいっていうんだから、感謝して行かないと…。
イケヤフォーミュラさんへ出張 [Ikeya Formula IF-02RDS]
6月12日(土)に栃木県鹿沼市のイケヤフォーミュラさんに行ってきた。コロナ禍もあって、
なかなか顔を合わせての打ち合わせもできず、お邪魔するのは随分久しぶりのことになる。
これは前日準備した出張セット。
朝見ると、カメラバッグに不織布マスクが刺さっててメモらしいものが…。
朝早くに出勤した妻が書いてくれたメモ。 妻、気がきいて優しい。 字が幼いw
で、玄関に行くとドアの取っ手にまたメモ。
私が忘れ物しないように妻がいろいろ気をつかってくれている。
ここに書かれている手みやげも飲み物(コーヒー:車の中で私が飲む用)も事前に妻が用意してくれている。
妻、よく気がついて優しい。 字が幼いw
妻がここまで念入りに色々してくれるのは、私に“前科”があるから。しかも何回かw
それはイケヤフォーミュラさんではなくて神奈川県内の製作現場なのだが、そこにカメラをもって
行くのを忘れ、何回か取りに帰った。往復約2時間かけて。カメラが無くても製作作業自体には別に
何も問題は無いのだが、なるべく多くの工程を写真に撮っておきたくてそうしたのだが(じゃあ忘れるな
ということだが…)、妻には信じられない…と言われた。
以来、出張というと前科持ちとして妻からの信用をすっかり無くしてしまったオレサマ…。
大磯の自宅兼会社を出て、2時間40分くらいで栃木県鹿沼市のイケヤフォーミュラさんに到着。
予定通りお昼の少し前。お昼までの短い時間に少しだけ打ち合わせ。この日は会社としてはお休みの
イケヤフォーミュラさん、出社していたのは池谷さんの他には腕もセンスもいいメカニックのTさん
ひとりだけ。
3人で昼食をいただき、午後からまた打ち合わせ。
打ち合わせの内容としては、プロジェクトの本格始動の前の現状確認とか見通し的なものになるのだが、
あまり忙しくないときにこうして色々な意向や見通しについてお聞きして、意見交換して共通認識を
作っておくのはそれだけでも意味がある。池谷さんと会ってお話しするのはそれだけでも楽しいし。
その打ち合わせを終え、池谷さんが“せっかくだから見てってください。”とのことで、IF-02RDSの
カバーを外して久しぶりにご対面。
ドアの建付けとかは今も非常にしっかりしていて、これは池谷さんも感心してくれていた。
FRPボディの車にありがちな安っぽい音や感触はここには無い。
構造的に弱いところにクラックが入っているところもあるのだが(これは私の設計が良くない)、
ボディの表面の変形とか細かな歪みや凸凹などは皆無できれいな状態を保っている。
これを製作してくれたNY Connect 内藤さんの腕の確かさをあらためて感じる。
このフロントまわり、この低さとシャープさは現物ではやはり圧倒的。他の車ではありえない。
ライセンスプレートの問題はあるが、これはやっぱりこの形で車検を通したということに大きな意味が
あったのだとあらためて思う。
この車の修正版を本当に作るのか、あるレーシングカーの新型と兄弟車になる可能性はどうなのか、
関連を持たせるのか全く異なる車の開発となるのか、現状で宙に浮いてしまっているが途中まで検討
してきた現代のF1並みロングホイールベースの車のこの先の見通しは…など、まだいろいろ検討して
整理していかなければならない。
細かいことはまだ言えないが、一つ方向性として、今後開発するであろうロードカーに関しては、
このIF-02RDSよりも少し一般的なロードカー寄り、簡単に言うとASPARK OWLとの間にくるような
ものになるかもしれないということ。これは池谷さんの好みの変化というわけではなくて、IF-02RDS
road versionとASPARK OWL prototypeを同時に見た方々の反応で、ASPARK OWLのプロトタイプが
想像以上に人気があって、池谷さんとしては個人的な好みはIF-02RDSのほうだけど、普通の車好きな
人達に売れるのはこっちのほうなのかなと思うんで…とおっしゃっていた。
この2台の車の中間…。
私としてもそれがどんなものにできるのか、自分でも興味があることは間違いないし、大きなやりがいも
感じる。
新型コロナの終息に合わせて新プロジェクト始動、となりますように…。
IF-02RDS 3'rd phase 20210609 [Ikeya Formula IF-02RDS]
先日全8回の修正の最終回ということでアップしたが、もちろんあれで完了ということではなく、
モディファイは続けている。
その最終回の最後に“しばらくおいて、また見て違和感があったらその時また修正しよう…。”
と書いたが、違和感というほどではなく、こうすればもっとよくなりそう…と思えたのでやってみた。
フロントエンドの下側をサイドビューで見てさらに角度をつけてとがらせるような方向の修正になる。
画像は全て上が修正前、下が修正後。
アンダースポイラーというかフロントフロアというか、そういうものも作って置いてみて確認。
フロントサブフレームの細いパイプ(フロントフェンダーの下側とフロアを支えるステー)が見えて
いるがこれらも今後改修予定。あくまで仮置き。
修正後のエアインテーク下側の形状は、当初想定したイメージにかなり近くなったように思う。
下側から見たところ。修正作業中は“ちょっとやり過ぎかな…”とも思ったが、やはりこれくらいでいい。
この修正をしたものを見てから前のものを見ると少しダルイというかカタイというか、洗練不足な気が
してくる。
地味な作業が続くが全行程の中でこういうことに費やされる時間が案外多い。自分としてはこういう
作業も全然嫌じゃないし、これが成立するよう考える機構設計なども好きで楽しみながらやれるのだが、
製造方法とメンテナンス等のことを考慮した設計はなかなか大変そう。簡単にはいかなそうだ。
諸々の条件で形を変えなければならないことは当然あるので、そうなるとあまり細かいところまで詰めた
データを作っても意味が無い…という声も聞こえてきそうだが、ある程度細かいところまで作っておくと、
そのデータ自体は無駄になっても色々考えたことは引き出しとなっていくので、時間がとれるのなら
やっておいて悪いことは無い。人に頼んだ場合はこういうことは悪い気がしてしまうものだが。
前のより良くなったと思えたら、修正成功といっていいかな…。
IF-02RDS 3'rd phase Part8 [Ikeya Formula IF-02RDS]
8回目。予定していた最終回。
フロントエアインテークの下側、ホイールアーチにつながるところをまた少し修正してみた。
少しでも“下あご”部分が薄く見えるように。どの画像も下が修正版。
サイドビューでは厚さ方向の寸法自体は変えていないので陰影の濃さでしか違いがわからない。
フロントビューのこのくらいのアングルではかなりわかりにくいが、下側両サイドのふくらみが
わずかに違っている。
フロントクォータビュー。これら2種類のアングルだと狙い通りにちゃんと薄くなって見える。
下側から見たところ。映り込みとホイールアーチ側の切れ方で形状が違っているのがわかると思う。
これでとりあえずは当初考えた修正はほぼめどがついたといえる。
まだ少し詰めていきたいところもあるし、フロントサブフレームやカウルの開閉機構、フロアパネル
の構成など…、諸々この修正に合わせて変更しなければならないので、本格的にやりだすときっと
まだいろいろな個所が必然的に変わっていくであろうことは明らかだが、とりあえずはライセンス
プレートのおさまりのいい、あまり厚ぼったく見えないフロントまわりというのはこんな感じで実現
出来そうということは確認できた。良さそうなヘッドライトユニットも見つかって、顔つきはさらに
好ましいものにできそうだし…。ということで今回の修正は一旦終了ということにする。
しばらくおいて、また見て違和感があったらその時また修正しよう…。
IF-02RDS 3'rd phase Part7 [Ikeya Formula IF-02RDS]
7回目。
新しく見つけたヘッドライト用LED角形ユニットについて。
ヘッドライトのアウトラインは現行のものよりも左右の上がり方をおさえてやや落ち着いた雰囲気に。
デイライトに関しては一応現行と似た位置、エアインテークとヘッドライトの間にアウトラインだけ
置いてはいるが、以前書いたような理由でここにはもう置く必要はないかと思う。
新しいヘッドライトユニットをモデリングして配置してみた。
予想したとおり、なかなかいいと思う。
デイライトは無くてもいいかもしれないし、装着するとすればライセンスプレートとエアインテークの間、
フロントカウルの下面、画像のような位置でいいかと思う。これならボディの造形にほぼ影響を与えないで
済むし、このユニットも超薄型なのでエアフローに与える影響も少ないだろう。
今回見つけたこの角形ユニットは前回(現行車で)使った超小型の丸形のユニットと同じドイツの
メーカーの製品で、それよりも新しい世代のものらしい。以前探していた時はこのメーカーのサイト
にも掲載が無かった。サイズ的には丸形のものよりも当然幅方向は大きいが、それでも大き過ぎることは
ないし、長方形の縦横比のバランスがいい。奥行きもLEDユニットらしく深くない。大変望ましい。
LEDチップの数も増えているので光量も増していることと思う。(詳細性能はどこにも記載が無いので
今現在未確認)
もうひとつ好みの点はこの種の汎用LEDユニットにしては珍しくマルチリフレクタータイプということ。
見た目もいいし、ロービーム用、ハイビーム用とあって、もちろんEマーク付き。こういうユニットを
探していたといいたくなるような製品。
俯瞰気味に見ると(透けて見える)ライトユニットの奥行きが少ないことがわかる。
これは使いやすそうだ。
こんな望ましい使えそうな長方形のLEDユニットが見つかって本当に良かった…。
IF-02RDS 3'rd phase Part6 [Ikeya Formula IF-02RDS]
6回目。
フロントクォータービューのアングル違い色々で確認。悪くなさそうな気がしている。
フロントビュー。
修正版(下)のヘッドライトまわりは思いのほか気に入ったものになって嬉しい。
もともと丸いユニットはあまり好きではないのだが(丸いユニットはどう使っても真正面から
見るとびっくりした人の目のような気がして、もっと落ち着いた涼しげな表情にしたいのに、
そうはならないなぁ…と思ってしまう)、前回開発時の調査で候補にあげた他のユニットは
みんなこれよりも大きくて、上側はフェンダー上面に飛び出すとか、後ろはフロントタイヤに
干渉するとか、小さいユニットにありがちな光量が足りないなどの問題があった。Eマークが
無いものも使えない(使いたくない)し、メーカー名もよくわからず信頼性に絶大な不安がある
中国製なども使いたくない。そういうことで他に選択肢は無く仕方なくこのドイツ製の超小型の
丸形ユニットを使うことにしたのであって、必ずしも好きで選んだものではなかった。
今回見つけたこの角形ユニットに関してはまた次回以降書いていくつもり。
フロントクォータービュー、右側。視点の高さ違いの3アングル。
フロントエンドのエアインテークの下側、“下あご”部分は、フロントビューで見て下側をもっと
強く絞ってもいいかもしれないような気がしてきた。下側だけ幅を狭めるということだが、
そうすると…、現状ではサイドシルからの連続性を保つようにその断面形状をここに反映している
のだが、その連続性をフロントホイールアーチで断ち切ってしまうことになる。
だがそういう車は普通にあるし結構魅力的だったりする。案外いいかもしれない、そういう処理。
これはぜひそういうものも作ってみて比較してみようと思う。
もうこれでいいかなと思っても、また気がついたことがあったら試さないと…。
IF-02RDS 3'rd phase Part5 [Ikeya Formula IF-02RDS]
5回目。ここにきてようやくいい感じに仕上がってきた。
まずはフロントビューで比較。
ヘッドライトまわりもいいユニットが見つかったのでそれを置いて修正案を作ってみた。
サイドビュー。前回とあまり違いが無いように思われるかもしれないがw、自分としてはこれで
ようやく納得いくくらいにはなった。
フロントエンドのエアインテーク下の部分の形状を調整して、サイドパネルとの相関線の傾きが
強くなり角Rも小さくなるようにした。その下のフィレットも小さ目にしてフィレット幅があまり
変化しない、より素直なものに。
色を付けた状態でも陰影によってこのあたりの変化がわかる。エアインテークよりも下のいわゆる
“下あご”の部分の厚さ自体は数値的には変わらないが、フロア側の面とのフィレットRを大きくして
その幅を広げ、目にする印象として薄く見えるようにした。それほど極端なものではない修正だが
その効果が出ている。
今まで書き忘れていたが、この種の車をデザインする時にフロントエンドの高さはなるべく低く
抑えておきたいと思うのだが、その目安としてホイールセンターよりも高くならないようにと
思っている。今回はギリギリだ。
他にもおさえておきたいポイントがいくつかあって、例えば車高は1,150mm以上ではなかなか
素直にかっこいいと思える形にするのが難しくなる。人間の大きさが決まっている(基本的には
JM95でレイアウトを考えている)以上あまり極端に車高を下げることはできないが、1,150mm
という車高を下回っていれば、一般的な縦横の寸法が与えられた車なら何とかなる。
ちなみに、このIF-02RDSの車高は1065mm。
もちろんこれは人によって意見は色々だろうし異論もあるだろうが、今まで色々やってきた経験上、
自分ではそう思っている。
これで少し俯瞰気味に見ると(車高が低いので通常の見え方はこういう見え方に近い)かなり薄く
なって見える。これでいい。
サイドビューで少し斜めに振ったアングルだとこんな感じ。フロントエンドのエアインテーク下側は
このあたりが落としどころかと思う。
ヘッドライトまわりの修正は外側の上がり方を少し抑えられて、やや落ち着いたおとなしそうな
感じになってこれは大変好ましい。
少しリヤ側に振ったアングル。
形がまとまってくると嬉しい。
こうなってくると朝一でファイルを開くところから気分が高揚する。
朝一でファイルを開くところから気分が高揚する…って、またおめでたさが出てる…w
IF-02RDS 3'rd phase Part4 [Ikeya Formula IF-02RDS]
4回目。少しいじっては確認。その繰り返し。なかなか確信が持てるほどにはならない。
シェーディングモードを色々切り替えてみたり、それらを画像処理ソフト上で合成してみたり。
(※修正前の車のAピラーの真下あたりのフロア下に何だかわからない四角いオブジェクトが
見えているが、これは多分トリムしたサーフェィスの削除漏れと思われる。設計や造形に関わる
ようなものではない。)
基本的に色がつくと見え方が変わって少しだけ現物に近い感覚になるが、変化はわかりにくくなる。
サーフェイスとサーフェイスの境界線などは現物では見えないので完成後はどうでもよくなるのだが、
造形を考えている最中は重要な情報であることは間違いない。当たり前だが。
サイドビューから少しだけ斜めに振って角度をつけた状態も割と好きで確認時によく使う。
この時はあえてパースはつけない。補助的にパースをつけて見ることもするが、変化を見るには
パースはつけないほうが自分にはわかりやすい。
よくできた造形はこういったアングルでとても魅力的に見えたりするが、まとまりが悪かったり
破綻しているところがあるとすごく目立つ、ような気がする、自分としては。
それで、前も後ろも少しだけ振った状態で色々見てみる。
上下方向にも同じように少しだけ振って、ごくわずかに俯瞰気味にしても見てみる。
私は基本的に俯瞰気味の絵が好きだ。車の全体像が分かって、魅力的な車はさらに魅力的に見える、
そんな気がする。
色々な角度で見てみて、修正版だけ見れば特に違和感も感じないくらいにはなっているように思える。
そして、そのあと修正前のものを見ると、これ以上ないというほどフロントエンドを低くしていた
ことがよくわかる。よくこれで車検通ったもんだな…、通って良かったな…、などと思ったりする。
これまで触れてこなかったが、リヤエンドも修正を検討している。比較するとボディの切り欠き形状が
違うことがわかると思う。(最後の画像だけ、この部分はどちらも修正版になっている)
これはリヤの方向指示器、いわゆるウインカーのため。使用するリヤコンビライトのウインカー部分の
見え方が保安基準を満たすようにするにはこんな感じにしないといけない。
前回は私の認識不足が理由でこの点がまずかったので、急遽下側にオリジナルデザインの超薄型LED
ウインカーを新規に設計/製作して追加設置して何とか事無きを得たという経緯がある。
だからここも“いつかやりたい修正ポイント”のひとつとして考えていた。
追加したオリジナルのLEDウインカーは幸いなことに見た目は池谷さんのお好みでもあったし(私に気を
つかってそう言ってくださったのかもしれないが)、自分でも悪くないとは思ったのだが、いかんせん
新規でこういうものを作るとばかばかしいほどのコストとなる。この時も左右で安めの中古車が買える
くらいの製作費がかかった。試作をやっていれば普通にそれくらいかかるのはわかるし、それはしょうが
ないのだが、これを車両価格に反映させたら大変なことになるわけだ。使用するリヤコンビライトに予め
含まれているウインカーだけで保安基準が満たせるのならそれにこしたことは無い。
最終的にどうなるかは別にして、こういった要件に配慮した形状をあらかじめ用意しておけば、少なくとも
後悔するような不本意なことにならずに済む。
超薄型のリヤコンビライト、これとてもいい。お気に入りのパーツのひとつ…。
IF-02RDS 3'rd phase Part3 [Ikeya Formula IF-02RDS]
3回目。形にしてみて気になるところを色々いじってみるのだが、前回からあまり変わったようには
見えない。
それでも一応経過を記録しておくという意味でも複数のアングルでスクリーンショットを撮っておく。
修正版のボディがフロントだけだと後ろ側とのバランスが確認しずらいのでキャビンから後ろも
置いてみたのだが悪くはなさそうだ。
こういう時、注意しなければならないのは、何度も見ているとだんだん見慣れてきて、
まぁこんなもんでいいかな…と思ってしまうことがあって、それが本当に充分良くなったもので
あればいいのだが、そうではなくてただ見慣れただけだと後で、あぁ、失敗してしまったかも…
なんていうことになりかねない。
見慣れてきたかもしれない、そう感じた時はいったん作業を中断して、時間をおいて見直した
ほうがいい。できれば何かほかのことをやって、一晩眠って翌朝もう一度見てみるのがいい。
朝一で見て違和感が無ければ、それはそこそこいいものになっていると思っていい。
もしも違和感を感じたら、その原因は何なのか、よく考え、こうすれば解決出来て、
さらに良くなるんではないか…という仮説を立ててまた修正作業に取り組む。その繰り返し。
サイドビューでもクォータービューでも左右で見比べると、場合によっては、
あれ?こんな見え方するんだ、なんかバランス変だな…と気がつくこともあるのだが、
今回のものはそれはあまり感じない。 基本的には悪くなさそうに思えるのだが、
やっぱり左から見ても右から見ても気になるのは“下あご”の処理。
早く“下あご”やっつけて、ヘッドライトのほうに取り掛かりたい…。