アスパーク・アウルのエンブレム [ASPARK OWL prototype etc]
アスパーク・アウルの市販版を製造するイタリアのMAT社がFacebook、Linkedin等のSNSに
エンブレムなどディティール写真を何枚か投稿していた。(その写真は最後のほうにあります)
アスパーク・アウルのエンブレム、これを見るとショーカーのほうのプロトタイプ用に1セット
(フロントとリヤ1個ずつで1セット)だけ作った時のことを思い出す。
ASH INSTITUTE Co.,Ltd
Works ASPARK OWL prototype
https://ash-institute.cats.st/works_aspark_owl.htm Emblem, License plate
発進加速の世界k宇久挑戦車とショーカー、2台のプロトタイプ開発中、設計も最終盤となって、
さてエンブレムのデザインしてデータ作るか…となった時にわかったのだが、その時点まで
アスパーク社はCIマークとかロゴマークが明確になっていなくて、書類や各種媒体で色々なものを
実にテキトウに、いわば雰囲気や気分で特に明確な意思もなく使っていた。
えぇぇ…、そりゃないだろうよ…車作ろうっていうのに…。 と正直思った。
ただまぁ考えようによっては、エンブレムにしにくいものでガッチリ決められていなかっただけ
良かったといえば良かったのかもしれない。
そうそう、そういうことにしよう…。
ちなみにこういうものを2セットだけ作ったりすると、そのお値段は普通の感覚からすると
考えられないほどお高いものになります。構成にもよりますが、凝ったものだとそこそこの中古車が
買えるくらいの金額になったりします。
構成はこんな感じになっています。
台座、Aをかたどったロゴマーク、外枠、アクリル、それらは全てNC切削と手仕上げで、
台座のへこんだ面には黒に近いダークグレーの塗装、ロゴマークと外枠はメッキ、アクリルは
2000~3000番程度以上のサンディングの上、コンパウンドを使った研磨が施されています。
これがA案で台座の色が黒に近いダークグレー。採用案となりました。
こちらはB案、台座の色がシルバー(この画像ではライトグレーにしか見えませんが…)。
A案、B案を取り付けた状態を示すCG。
B案のシルバーもボディカラーの明るいシルバー(この時点でボディカラーは決定していた)になじんで
悪くは無いのだが、少々アピアランスとして弱い感じ。
出来上がったA案のエンブレム。
裏面の2点のポチポチはロゴマークの位置決め用のダボ。
取り付け状態。ボディ面に合わせてフィットするようにできているが、本当ならエンブレムの形に
ボディ側を一段落として(へこみを作って)そこに置きたいところだが、最初から決まっていたこと
ではないので、それは残念ながらできなかった。
リヤはウイングステーの間、中央に。
そしてこれがイタリアのMAT社が清掃する市販版のエンブレム。弊社からアスパーク社経由でMAT社に
3Dデータを送って作ったもので、多分同じ形状と構成。
ちゃんとエンブレムの形にへこみを作ってそこにはめ込んでいる。
プロトタイプもこうしたかったな...。
元日に能登半島を襲った大地震と津波の大災害、謹んでお見舞い申し上げます。
なるべく多くの被災者が救われ、一日も早く復興が出来ますように。
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。
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Ми підтримуємо Україну всіма силами!
Ми всі на вашому боці.
パレスチナのハマスとイスラエルの争いでは明確にイスラエルを支持します。
ハマスは非常に悪質なテロ組織です。
単品で作るとものすごく高価だけど、ちゃんとしたエンブレムあったほうがいい...。
ストラトス・ゼロのパッケージレイアウト [車、カーデザイン、ミニカー]
かつてあったイタリアの代表的なカロッツェリア、ベルトーネ(Bertone)のコンセプトカーに
ランチア・ストラトス・HFゼロという車があります。1970年秋のトリノ・ショーで発表されました。
まぁ、まずはその刺さるようなフロントのとがりっぷり、ウェッジシェイプという言葉そのものを
具現化したような姿かたちをじっくりとご覧ください。
車高はわずか840mm(!)しかありません。低いにもほどがありますw
ちなみにですが、アスパーク・アウルの車高は990mmで、これは世界一車高の低い市販車にすること、
そして世界一の発進加速の記録も作り、2つの世界記録を持つ車として発表しよう!という目標値を
オーダーされてのことでした。やや苦労しましたが2つとも達成することが出来て正直ホッとしました。
1970年当時のカーデザイン最大のトレンドはウェッジシェイプ。各社各ブランドから色々なのが
発表されましたが、中でもこの車とアルファロメオ・カラボ(Alfaromeo Carabo 1968年発表)は
その代表的なもの、まさに双璧と言っていいと思います。そしてその両者のデザイナーは同じ人、
マルチェロ・ガンディーニ。ランボルギーニカウンタック、その前のミウラなどを手掛けたことで
有名です。
この車、初めて写真を見た時、こんなすごい形してて素晴らしくかっこ良くて惹かれるんだけど、
ドアはどうなってるんだろう?一体どうやって乗り降りするんだろう?と思いました。
乗った人が窓から顔を出すとこんな感じです。すごく窮屈そうです、やっぱりw
で、ドアはどうなってるんだ?の答えがこれです。
こうやってフロントウインドシールドを上に開けて…、
フロントフードの黒いところを踏んで(!)室内に入ります。えぇー!そんなのが許されるの?!w
メーターパネルは普通の位置に置くことを断念してAピラーの下、ドア側にA4サイズくらいのマルチ
インフォメーションパネルとしてドーンとレイアウトされています。 すごいなぁ、この割り切り...。
エンジンは直列4気筒みたいに見える夾角V型4気筒。ランチア・フルヴィアHFの1.6L、115psです。
少しでも前後長を詰めたいという目的で設計されたエンジンでしょうか、きっちり縦置きミッドシップ
になっています。ただ、ぱっと見はあまり迫力なくて、正直言ってちょっとしょぼく見えてしまいます。
動画で排気音を聞いたことがあるのですが、やっぱりあんまり良い音とは思えませんでした...。
それでもとにかくカッコイイ。他にかえがたい魅力があります。
これが完成した時、ベルトーネ社の社長、ヌッチオ・ベルトーネ氏はとても喜んで
「すごくいいのが出来た。これをショーに出したらみんな驚くぞぉ、大評判になるの間違い無しだぁ。」
と思ったのですが(後年のインタビューより意訳)…、
実際のトリノショーでの反響は芳しくなく、随分ガッカリしたと言っています。
ショーでの反響がヌッチオ・ベルトーネ社長が期待したほどのものではなかった理由はといえば、
まぁこの誰が見ても実際に販売される車として成り立つようには到底思えないところが大きいでしょう。
ある種冷ややかな反応となったのはしょうがないかな、とも思います。
ここで、パッケージレイアウト、そのサイドビューを見てみましょう。
ドライバーの頭がルーフギリギリなのは外から見ても容易に想像できましたが、案の定ですw
ペダル類はフロントアクスルよりもはるか前、一時期のF1などのようなことになっています。
エンジンのすぐ前には燃料タンク、そしてシートとの間に広大な空間…、そこにスペアタイヤ様。
何でこんなレイアウトに...。
パッケージレイアウト2案。
よりショートホイールベース(上)を検討したのかなと思われます。
この透視画を見ると、やはりスペアタイヤ無くしてシートとペダル類をもっと後ろに置ければ、
随分まともなレイアウトになったんじゃないかという気がしますが…、スペアタイヤ必須ということも
あってか、そうはしなかったといううことですね。
これは当時のベルトーネ社が手がけた車(コンセプトカー、市販車)10台のパッケージレイアウト。
カウンタックのエンジンのデカさが頭抜けているのがよくわかります。まさにエンジン様を運ぶ車、
ただそのためだけにある車。そんなふうに言われるのもよくわかります。
ここからは市販されたストラトス。
まずは私の一番好きなグループ4ボディ。リヤフェンダーのなめらかで大きな張り出しがいいです。
この赤白のカラーリングも一番好き。そしてこの星型ホイールもいくつかあるストラトス用ホイールで
一番好み。白というところまで好み。それから、この前後カウルの開き方、これがとにかく魅力的。
向こうに並んでるのはMAT社が手がけるニューストラトス(フェラーリベース)。これもとても魅力的。
ここで、この市販型ストラトスのパッケージレイアウトを見てみると、上のほうのストラトス・ゼロに
比べて随分まともなことがわかります。ドアはごくまっとうなのがついてるしw スペアタイヤもフロント
カウルの下にうまいこと積んでます。こんな薄くてシャープなフロントであるにもかかわらず。
ゼロと市販版、2つのストラトスが珍しく並んだ写真。やっぱりゼロの車高が低い!
フロントウインドシールドの外形が普通と逆に下の幅が狭いw
一番好きな赤白のマルボロカラー。但しこれはリヤフェンダーがグループ4のような張り出しが無い、
いわゆるノーマルボディ。
このライトブルーもストラトスらしくてとても好み。
もしも何台も持てるのならノーマルボディのライトブルーとグループ4ボディのマルボロカラーがいいな…、
ずっとそう思っています。こんなの眺めて暮らすだけでもいいな…。
戦争とか、政治家達の腐敗とか、巨大なダニのような悪徳NPOとか、嫌なニュースが多過ぎるところに
能登を襲った大地震…、気が滅入るようなことが続けざまでつらくなります。 こういう時にはこんな
振り切ったとんでもないコンセプトカーとか見て、いくらかでもスカッとしたいなと思って書きました。
元日に能登半島を襲った大地震と津波の大災害、謹んでお見舞い申し上げます。
なるべく多くの被災者が救われ、一日も早く復興が出来ますように。
<画像33>
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
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ノーマルボディのライトブルーとグループ4ボディのマルボロカラー、眺めて暮らしたい...。
McLaren Mercedes MP4-13 1988 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]
前回、グラデーションのカラーリングに惹かれる… という投稿をしたのだが、
グラデーションというと、ちょっと別のジャンルの車で印象深いものがあった。
F1のマクラーレン・メルセデス MP4-13 がその車で、1998年の開幕戦、
この車のデビューレースでぶっちぎりのワン・ツーフィニッシュ、それも3位以下を
全て周回遅れ(!)にしたうえでという前代未聞のとんでもない速さを見せつけた。
上の写真は1997年のMP4-12に1998年のカラーリングを施したもので、いわゆる
ショーカーとかプレゼンテーションモデルといわれるもの。
McLaren Mercedes MP4-13 1998年
そのシーズン、マクラーレンにはウイリアムズからエイドリアン・ニューウェイが移籍して
加わったばかりで、非常に興味深く見ていたのだが、いきなりのとんでもない結果に驚いた。
史上最高のF1マシンデザイナーと言われるその力をまざまざと見せつけられ、以前から凄い
とは思っていたがここまでとは…、と絶句したのをよく覚えている。
McLaren Mercedes MP4-13 1998年
ただ、後年色々な情報から、この時の結果はブリジストンタイヤの幅広トレッドによる
ところが大きかったということがわかり、すこしばかり拍子抜けした。
ブリジストンサイドのシミュレーションではこれがベストだというそのワイドトレッドを
ニューウェイは当初、空力面のネガ(タイヤの幅が広い分空気抵抗が増える)から否定的
だったとのこと。空力を最も得意分野とする彼らしいといえば彼らしい。それでも彼は
ここで我を通すことはせずブリジストンの主張を受け入れた。結果として初戦での圧勝に
「タイヤはやっぱりあれで良かったね。」と納得していたそう。
そしてそのことに気がついたライバル陣営:グッドイヤーも同様なタイヤを急遽作り、
徐々に差を詰めていき、後半戦は結構な競り合いになっていったのだが、最終的には
ブリジストンをはいたマクラーレンが勝利し、敗れたグッドイヤーはそのシーズンをもって
33年間のF1タイヤ供給から撤退していくこととなった。
McLaren Mercedes MP4-15 2000年
そんないくつかの印象的なことがあった1998年シーズン、マクラーレンが採用したのが
このカラーリング。標準はタバコブランド:Westが大きく描かれるがサーキットによって
別のシンボル的なグラフィックになったり2人のドライバーの名前が描かれたりした。
McLaren Mercedes MP4-15 2000年
このWestカラーを見た第一印象は、
「え?マクラーレン...、こうなるの?ほんとにこうなってしまうの? なんて残念な…。」
正直そう思った。
常勝マクラーレン・ホンダ、そのカラーリングといえばマルボロカラーの赤白。
もうホンダのエンジンではなかったが、そのイメージが強く残ったままだったから。
新しいWestカラーは、ボディ上面の白っぽい部分と下側の黒っぽい部分の境い目が
グラデーションになっていて、赤白クッキリのマルボロカラーを見慣れていた私にとって、
そして多分多くのファンにとって、新鮮とか斬新とかいうよりも違和感を覚えるほどの
変わりように、やや困惑気味だったと思う。
だが、その困惑気味のカラーリングのマシンがこんなにも速かったものだから…、
もうカッコ良く見えてくるわけである。 実に単純、本当に単純w
McLaren Mercedes MP4-17 2002年
そういうことで、うちにはマルボロカラーの代表的なものとしてMP4-5B(ホンダV10搭載)、
そしてWestカラーのMP4-13、そしてその進化型MP4-17のスケールモデルがガラス扉のついた
棚に飾られている。 マルボロカラーのMP4-6(ホンダV12搭載)も欲しいなと思っているのだが
それはまだかなっていない。
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1998年F1開幕戦、MP4-13のデビューレースは本当に衝撃的だった...。
グラデーションのカラーリング [車、カーデザイン、ミニカー]
グラデーションのカラーリングに惹かれる。コンセプトカーやオリジナルカーの
企画で何回か提案したことがあるが大体いつも却下、しばしば強く拒絶されているw
ランボルギーニ・シアンの特別カラー。
ボディサイドに大胆にあしらわれた黒い部分が効果的なアクセントになってより近未来的な
アピアランスになっている。ランボルギーニならではというか、良さが活きていると思う。
前から見るとほとんど赤。
インテリアはさすがにグラデーション...にはなっていない。
こちらはマクラーレン・720S のパープルと白のグラデーション。
ポルシェ・ケイマンのブルーと白のグラデーション。
ポルシェは個人的にはあまり好みではない(特に911系のフロント、ヘッドライト周り)のだが、
このカラーリングでちょっと好みになって見える。
最後はランボルギーニ・アベンタドールの白とブルーのグラデーション。
グラデーションの幅が広く、バランスがいい。
ホイールまでやるのは個人的には微妙だが、この個体に関してはいいと思う。
いつか自分の企画した車できれいなグラデーション塗装(ラッピングでもいい)を実現したいと
思っているのだが、そんな日は来るのだろうか…?
まぁ、ここで紹介したようなものほど大面積でやらなくても…、ストライプ状のグラデーション
とかならステッカーのようなものでも出来そうだし、デザインとしてもまとまりやすいだろう。
塗装担当から嫌がられることも無いだろうしw
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いつかやってみたい、グラデーション塗装の車...。
自宅兼会社で仕事するということ [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]
明日は久しぶりに出張。横浜郊外なのでそれほど遠くでもないが、車でも電車でも
うちからはやや行きづらいところで、少々迷ったが電車で行くことにして、たまたま
お休みの妻に駅まで送ってもらうことにした。
出張で思い出すことがひとつ。
何年か前、県外出張に行った帰り、あと数分で家につくというタイミングで携帯に国際電話。
以前何回か仕事を依頼してくれたことのある方からだった。運転中ということで一旦切って、
家について少しした頃にまたかけ直してもらった。
彼は今中国いて、彼の地の自動車メーカーのデザイン室で仕事をしているのだそうで(その
メーカーの社員になったということではなくて外部のデザイン会社のメンバーとして)、
そこに手伝いに来てくれないかとのことだった。なかなか忙しいらしい。
幸か不幸かその時の私はとてもよそ様のところで仕事出来るような状況ではなかったので、
「今自分は動けませんので行けそうな方をあたってみて、結果がどうあれ後日メールします。」
ということにした。
以前の仕事で印象が良かったからということでこんなふうに誘っていただけるのは嬉しいこと。
それで、要件のあとは
「すっかりご無沙汰しておりまして云々…、国際的にご活躍なさってすばらしいですね。」
などと言ったのだが、彼曰く、
「いや、日本で仕事出来ればそのほうがいいですよ。仕事があってそれを自宅で出来るなんて
最高じゃないですか。私も家にいたいですよ…。」
彼には当時幼い子供がいたのだが、単身で中国に行っていたのだと思う。
中国滞在が結構つらくなっていたのかもしれないし、いくらかはお世辞的な意味合いもあって
のことだと思うのだが、超零細企業であるうちの運営状況が実際のところどうあれ、確かに
自宅兼会社で仕事していられる状況は私にとって望ましいものだし、そうさせてもらえている
ことに関して周囲の全ての人達に感謝しなければならない、そうあらためて思った。
この頃はまだリモートなんて言葉も無かった頃です。
Arias か Rhinoceros が使えてPhotoshopも使える実務経験のあるデザイナー、中国に数ヶ月~
年単位で行ける方、ということで心当たりをあたってみたが…、その時は残念ながら紹介できる
方は見つからなかった。その旨メールして、その後はやりとりが無い。
その頃から中国メーカーは積極的に欧米や日本からデザイナーやエンジニアを募り、先輩、
後輩、知人が何人か大陸に渡り、また何人かは中国メーカーの日本法人に転職したりした。
韓国メーカーの日本法人から中国メーカーの日本法人に転職した方もいたし、欧州メーカーの
日本法人に勤めていた方が日本法人の撤退にともない中国の現地法人になら転籍可能という
のを断って退職、という方もいた。
20年くらい前に中国メーカーの仕事で私も台湾や北京などに数ヶ月~1年くらい行ったのだが、
その頃はまだ中国メーカーの実力はまだまだ…というか、率直に言って酷いもので、こんな
パクリの片棒担がされるような仕事は嫌だなぁ…、正直そう思った。
それがここ10年くらいで想像以上に業容拡大し、今では世界最大の自動車生産国となり、
デザイン面でも飛躍的なレベルアップは驚異的ともいえる。
大きな変化、流れを感じる。
あの時電話してくれた彼、他の方々も、今どうしているのかな…。
元日に能登半島を襲った大地震と津波の大災害、謹んでお見舞い申し上げます。
なるべく多くの被災者が救われ、一日も早く復興が出来ますように。
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パレスチナのハマスとイスラエルの争いでは明確にイスラエルを支持します。
ハマスは非常に悪質なテロ組織です。
家にいて猫ふところに入れて仕事出来るって、確かに幸せ...。
New Alfaromeo Tipo33 Stradale [車、カーデザイン、ミニカー]
昨年末、下記のイタリアのMAT社製のアルファロメオ Tipo33 ストラダーレについて書きました。
MAT Jewelry Line_Alfa Romeo Tipo 33 Stradale 2023年12月31日
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2023-12-31
それに続いて今回は本家アルファロメオが昨年2023年8月30日に発表した新型スーパースポーツ、
33 Stradale(33ストラダーレ)を取り上げてみます。
Web CG 2023.08.31
アルファ・ロメオの新型スーパースポーツ「33ストラダーレ」がデビュー
https://www.webcg.net/articles/-/48810
CARandDRIVER 2023年9月8日
往年のアルファロメオのレースカー「Tipo33」をオマージュした新型スポーツカー
「33 Stradale」が登場
https://www.caranddriver.co.jp/newcar/54848/
名前にちなんで33台限定で、公式に発表された時点で33台すべてが売約済みとのことです。
日本人のオーナーもいらっしゃいます。
公開された写真、画像を沢山アップしますのでご覧ください。
ここで1967年に発表されたオリジナルと比較してみます。
まずはフロントビュー。右側がオリジナルで、これはプロトタイプと言われるヘッドライトの灯体が
4灯式のもの。私はこのタイプが好きです。
上が1967年発表のプロトタイプ、中段が市販バージョン、両車はライトだけでなくサイド面に
あけられたエアアウトレットや前後カウルやドアのオープニングラインなども異なります。
下段が今回発表の新型。イメージは踏襲していますが…、プロポーションはオリジナルと違っていて、
フロントウインドシールドの角度は立ち気味、前後オーバーハングは切り詰められ、オリジナルにあった
優雅さは薄まってしまっていて、個人的にはそこが一番残念に感じます。少なくともプロポーションでは
昨年末に取り上げた MAT社の Jewelry Line Alfa Romeo Tipo 33 Stradale のほうがずっと好みです。
プロポーションこそはカーデザインの最も重要なこと、命だと思います。
前後カウル、ドアを開けた状態。かなりオリジナルの雰囲気を残してくれていて好印象、とてもいいです。
こういう開き方、とても惹かれます。新型もかなりいいのですが比較するとやはりオリジナルが魅力的。
ここからは各部ディティール。
特徴的なヘッドライト。外形形状はオリジナルの雰囲気を保ちつつ、内部構成は現代のパーツを使った
凝ったものに。
上の2枚の写真(CG?)を見ても、外周部のライト(ポジションライト、ウインカー、デイライト
かと思います)は構成がどうなっているのか…よくわかりませんw
アルファロメオらしいホイール。
ハイマウントストップライトとリヤビューカメラ(多分)。
ヘッドライトと共通モチーフを使ったリヤコンビライト。
もしかしたらこちらが先にあってヘッドライトをそれに合わせたのかも…、とも思いました。
特徴的な開き方のドアはサッシ類が現代的な処理になってスッキリ。ここはとてもいいと思います。
リヤコンビランプは…、素直に丸いままでも良かったんじゃないかなと思います。
これでもいいですけど。
ちょっと変わったフロントグリルの造作。変に大きくしたりせず、カーボンのフィンとアルミ
切削と思われるパーツを組み合わせ、立体的でオリジナリティのある魅力的なものになっていて
いいなと思います。
スケッチ。こういうのはあとから広報用に描いたんだろうなと思われます。
全体のイメージ、プロポーションはオリジナルの良さを引き継いで(前後オーバーハングは詰めつつ)、
前後カウルの開き方も、ドアの開き方もこうでなければはいけない!ということなのでしょう。そこは
強く賛同します。
インテリア。
メーターにライトで使われたものと共通のモチーフが。
マスターモデル(?)。樹脂をNC切削して手で仕上げます。
こういうものが広報資料として出てくるのは珍しいと思います。
少量生産車はこういったマスターモデルからボディパネルの成形用のメス型を取って使いますが…、
このモデルはそういう用途ではなくて、ボディに貼りつけた黒っぽい細い紐みたいなものや、フロント
ウインドシールド、ワイパー、タイヤホイールなどが装着されていることから風洞試験用と思われます。
アルファロメオの宝物ともいえる Tipo33 Stradale がこうして本家アルファロメオからも新型として
発表されるのは嬉しい限りです。
1967年にオリジナルが発表された時、私自身はまだ幼くてそれを認識することはなかったのですが
10代後半でその存在を知り、ちょっと古い感じはするけど魅力的だな…とずっと思っていました。
以前のブログでも取り上げています。
ギャラリーアバルト自動車美術館の思い出 2014年8月13日
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2014-08-13
以下、この車に関する部分の抜粋で、今も私はこう思っています。
“これはさらにまた、非常に魅力的。作られた時期からして(Ferrari 330 P4 などの結構後で目新しさに
かけると…)、あまり評価しないという方もいらっしゃいますが、当時のカッコイイデザインの集大成
というか決定版的なものとして、私にはとても魅力的に思えます。スカリオーネの最高傑作と言って
いいと思います。”
この “あまり評価しないという方” というのは、尊敬する大先輩にして日本屈指というか事実上最高の
テクニカルイラストレーター(普通のイラストも抜群にうまくて超魅力的)の方で、その大先輩が
リアルタイムで見ていらして、実際にそう感じたと言っていました。
それを聞いた時は、えぇ~そんなぁ…と思ったのですが、この車が発表された1967年というと、
ランボルギーニ・ミウラ、マルツァル(MARZAL)が発表されていますし、翌1968年にはフェラーリ
250 P5なども発表され、一気に近未来的でモダンなデザインが現実のものとなり始めた頃で、そんな
世の中ではこの車のデザインは確かに新規性はあまり無く、この種のレーシングカー由来のスーパー
スポーツには珍しいドアサッシなどの細身のメッキモールも(カロッツェリアの腕の見せ所のひとつ
でもあるのですが…)発表時点で少々古臭く見えてしまったのかもしれません。
Lamborghini Marzal in Monaco again 2018年5月25日
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2018-05-25
Lamborghini Marzal のガルウイングドア 2014年12月11日
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2014-12-11
Photo : Car - FERRARI 250 P5
http://ash-institute.cats.st/ash_personal/photo_car/ferrari_p5.htm
時の経過には良い面と悪い面の両方があると思いますが、発表された時に新規性が無いということで
あまりいい評価がなされなかったものが、ある程度時がたって、その完成度と純粋な造形としての
魅力でナチュラルに評価される、そういうのはいいことなんだろうなと思います。
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アルファロメオの宝物、Tipo33 Stradale...。
あけましておめでとうございます 2024年1月1日 [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]
みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年賀状を出す人が年々減っていてその傾向はまだまだ続きそうだが、もらうと嬉しいしうちの会社
としては数少ない営業ツールでもあるので今年も作った。画像を作ること自体楽しくて好きだし。
印刷は今年もカメラのキタムラの年賀状印刷サービスを使った。今年で3回目になる。
以前は自宅のプリンターで印刷していたのだが、妻が使ってみてとても良かったので私もお願い
するようになった。クォリティが高く安定していてとてもいい。安心してお願いできる。
上の画像が年賀状として印刷したもので、
以下3点は画像としては作ったものの、印刷しなかった分。
そしてこれは、これまでに作ったものをまとめたもの。
自分なりに気に入っている年と、はあんまりパッとしなかったな…という年のものもある。
忙しくて手が回らない、いい案が浮かばないまま時間切れ、それででやっつけ気味になって
しまった残念な年もある。
それでも、こうやってまとめて見ると、それ程前のことでもないのに懐かしさが湧きあがってきて
楽しい気持ちや、ちょっとだけ切ないような気持ちにもなる。 色々あったな...。
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
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WBCのあっためかえし番組、おもしろかった...。