もう結構前のことになってしまうのですが、2018年の6月か7月頃に目にした記事で、
これはいいなと思ったものです。
アルファロメオ 8C の次期型で2022年に発表されることを予測、期待したもののようです。

2022 Alfa Romeo 8C | Top Speed July 6, 2018
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2022 Alfa Romeo 8C Pictures, Photos, Wallpapers. - image 785933
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2010年のジュネーブショーで発表されたピニンファリーナデザインのコンセプトカー、
2uettottanta(正確な読み方はわからないのですが、デュエットッタンタでしょうか)の顔つきを
何かの写真に合成して作った2DCGだと思いますが、現行や近年のどのアルファロメオよりも好みです。





作ったCGはこれだけみたいで、同じものを左右反転したり、部分的にクローズアップしたりした
画像しか見当たりませんでした。













ここからはコンセプトカー、2uettottanta です。


顔つきがすごく好みで、アルファロメの特徴的な三角形のグリルをこれだけの大きさで大胆に
レイアウトして破綻なくまとめられていて、これは本当に力のあるデザイナーの仕事だなと
思いました。


非常にシンプルな面構成。コンパクトでありながら優雅ささえ感じられ、見事にピニンファリーナ
らしさが出ています。


上品でバランス良く洗練された美しいプロポーション。やはりピニンファリーナらしい。
オープンカーはあまり好みではない私も、素直にこれはいい、かっこいいなと思いました。


新しさに欠けるとか、むしろやや古いという意見も聞かれましたが、個人的には新しいことよりも
美しいことのほうがよっぽど重要と思っていますので、これで何も問題ありません。


適度にモダンで、ディティールがうるさくないところがとてもいいです。


たとえエンブレムが無くても全体的な雰囲気で、なんかこれピニンファリーナっぽいな、
きっとピニンファリーナデザインなんだろうな…そう感じさせるところがすばらしいです。
ブランドアイデンティティというのはそうありたいです。
グリルの形とか、ライトの形とか、Cピラーの形とか…そういうもので共通イメージを演出する
のはあまりレベルの高いことではない、ちょっと乱暴なやり方…、あらためてそう思わされます。


こんなことを言うと、アルファロメオが重要視する三角形グリルと矛盾するように感じられるかも
しれませんが、このプロジェクトはピニンファリーナがアルファロメオの望みに応えつつ、同社と
してのクォリティを保ったレベルの高い仕事をしてみせた、ということかと思います。


マツダの現行ロードスターがデビューする前、アルファロメオの新型スパイダーと兄弟車になる、
そしてその新型スパイダーのデザインはこの2uettottantaを量産型にしたものになるらしい(!)
といわれ、ものすごく期待していたのですが、その新型スパイダーはアルファブランドではなく
フィアットブランドになり、デザインもああなってしまって…それはもうがっかりしました。
一体何が良くてこんなことに…、イタリアンブランドがスタイリングで日本車に負けててどうする、
そんな気持ちになりました。(お好きな方には大変申し訳ございません…)

ここで取り上げたこの予想CGもまた期待させるだけで終わるんじゃないかとも思いますが、
ほんの少しだけ期待して待ちたいと思います。









ピニンファリーナの冴えたデザインって、やっぱりいいな…。