少し前にキャデラックのレーシングカーについて書きましたが、そこで簡単に紹介していた
アランテという車について、以前買う気満々で中古車を見に行った時の写真が見つかったので
それをアップしてみます。

写真のプロパティを見ると2002年1月18日にNikon Coolpix 950で撮影されていることが
わかります。当時のデジタルカメラとしてはとても良い性能(自分にとっては十分)でしたし
レンズ部分がクルッと回るところがカッコ良くて気に入っていました。(余談)






アランテの隣の車は私が当時乗っていたBMW 635CSi。パーソナルなクーペという点では
ちょっとだけ似ていると言えなくもないです。ホイールが当時のBMWらしくブレーキダスト
で真っ黒です。このブレーキダストをちゃんと落とすには結構強めのケミカル用品(体に
よくなさそうな)が必要でした。(また余談)



カーセンサーか何かでこの車、キャデラック・アランテ見つけて、場所が茅ケ崎とわりと近く
だったので電話してすぐ見に行ったのですが、簡素で小さななプレハブ事務所の中古車屋で、
その砂利の駐車場に、やや場違いな感じでその車、パールホワイトのアランテはありました。
こう言っては悪いですが、その場所でまともなメンテナンスなど出来そうもないところで、
まぁお店の印象としてはあんまり良くはなかったです。

それでも、ものすごく希少な車ですしデザインはとても好きな車です。端正で上品、エレガント
な2ドアクーペ。2シーターで贅沢です。この個体はいわゆる前期型でエンジンがノーススターと
呼ばれる32バルブのDOHC V8ではなく、昔ながらのOHVのV8です。そこは最初からちょっと
残念に思っていたところです。ものすごく好意的に見れば、シンプルだし出回ってるから整備は
しやすくていいかも…、そんなことは思いましたが、やはりノーススターの32バルブのDOHC
のほうがいいに決まってます。



試乗していいということなので運転させてもらいました。お店の方に同乗してもらって茅ケ崎の
住宅街の中の狭い道からちょっと抜けて開けたところをグルッと回る、ごく簡単なコースです。
運転した印象は…、まずボディの建付けあまり良くない、剛性感低い、重心が高く感じられる、
ステアリングインフォメーション少なめ、加速感はまぁまぁ。正直なところ全体的にあまり
良くありません。乗ってみて、盛り上がっていた気分が萎えていくのがわかります。


テイストは違うけれど、何となくちょっと似た雰囲気のリヤビュー。


でも、この希少な車、スタイリングは大好きだし、まごうことなきピンファリーナ製のボディ、
しかもボディカラーは望ましいパールホワイト。もちろんハードトップ付き。
そう、この車はこのハードトップを取り外してオープンに出来ます。最近の電動格納式のもの
ではなく手で色々やってつけたり外したり、それも一人ではまずできません。こんなもんだった
んです、この頃のピニンファリーナ製キャデラックのオープンって。
ハードトップを外すと(やはり手動のソフトトップ:布製)があって、それはそれでいいのですが、
個人的にソフトトップを閉じた時のスタイルはあまり形が好きではないし、外したハードトップは
専用スタンドとか使ってガレージに置いておかないといけないという実にメンドクサイものです。
もし自分が買ったとしてもハードトップを外してオープンで走ることはまずないだろうなと思って
いました。

乗ってみての印象は決して良くなかったのですが、しかしこれを逃して良いものか…、結構逡巡
しましたが、結局購入するには至りませんでした。


ごくシンプルな形でありながら、この独特な構成のリヤコンビランプも好きです。


その時の気持ちを思い出しながらこれらの写真を見て思ったのですが、あぁ、このインテリアが
赤のレザーだったな…、それも自分としては大きなマイナスだったなと思い出しました。
インテリアカラーは他に淡いベージュ系、黒系などがあったと思いますが、自分としては最も
望ましくないのがこの赤系でした。
あぁ、そうだそうだ、乗り込んだ瞬間、このインテリアカラーを愛せるか…?と自問して、
どうにも無理っぽいな…と思ったのでした。



あれがもしもノーススターエンジンでインテリアがベージュだったら、多分買っていたんだろうな
と思います。ボディカラーはパールホワイトが一番望ましいですが、赤も魅力的に思えました。
ただ、この車の赤はさらに希少ですので、実車は見たことがありません。

この車、キャデラック・アランテの後期型:ノーススターエンジン搭載、ボディカラーはパール
ホワイトか赤、インテリアはベージュ…、なんていうのがあったら今でも真剣に欲しいと思います。



オーソドックスで控えめなフロントビュー。今でも惹かれます。





















ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。

We support Ukraine with all our might!
We are all on your side.
Ми підтримуємо Україну всіма силами!
Ми всі на вашому боці.











キャデラック・アランテ、名前がもうステキに思える…。