中国の遊俠(Youxia:ユーシャ?)という会社が開発しているRanger XというEVの情報です。
中身はもちろん、外観も内装も米国テスラのモデルSを意識したというか、ベンチマークとしてお手本に
しながら開発されていることは明らかなようで、モデルSをさらにシャープにスタイリッシュにしたような
雰囲気です。

テスラ以外にもレクサスその他のエッセンスをいいとこ取りで、気持ちがいいほどためらい無く“参考”に
してうまくまとめ上げられているかと思います。そのやり方に賛否はあるでしょうが(もちろん否が多い
でしょうが)全体的なプロポーション、バランスが良く、個人的にはレクサスの一連よりよほどまともに
見えます。

テスラの「模倣品」を生み出す中国の新興メーカーが自動車業界を制圧する可能性 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20151025-chinese-tesla-clone/









インテリア。センターに大きなタッチパネルがレイアウトされているのもテスラと同じ。



パッと見、テスラのモデルSと似たような感じ…とはいえ、比べてみれば結構違いますし、何より
完成度が高い。恐らくデザインや色々な面で実績のある外注業者を使ったことと思われますが、
そうであっても、ここまでのものを作られると、中国メーカーにしてはとか、そういう説明無しに、
これだけ見て素直に好感が持てて、十分魅力的で、そのことに軽くショックを受けるほどです。
私など、“うわ、やられた。やばい… ”と思いました。
私あたりがそう思ったところでどうしようもないのですが…。
日本をはじめ、他の先進国のメーカー、開発者達はみんな脅威に感じるのではないでしょうか。

単純な比較で、例えばトヨタ・ミライとこの車を比べてどちらのデザインがいいか(好みか)と
聞かれれば、個人的には迷うことなくこちらです。 そして日産リーフとなると、もう問題外ですし…。


Youxia Ranger X electric car(動画)











実車(コンセプトカー)










まだこの車が市販化されたわけではないようですし、中国製の車、しかもEVなんて恐くてちょっと…
とは思いますが、一時先行きが危ぶまれたテスラの現在の状況を見ると、それを色々な面で(経営的な
面も含めて)そっくりお手本にされていったら…、スタイリング、エンジニアリング、プロダクション、
プロモーション…全てに優秀な外注業者を駆使し、一気に大規模な設備投資していかれると、
日本メーカーもうかうかしていられないかもしれません。










トヨタ・ミライなんかがせめてこうだったら…。