マクラーレンが発表した、未来のF1コンセプトモデルのCG。
レッドブルやフェラーリが同様のものを以前発表していますが、マクラーレンもそれらに追随する形です。
McLaren Formula 1 – Official Website
http://www.mclaren.com/formula1/car/mclaren-mp4-x/
マクラーレンMP4-X 動画と画像12枚: F1コンセプトカーを発表 - F1通信 http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/52003630.html
マクラーレン、未来のF1カー『McLaren MP4-X』を公開 【 F1-Gate.com 】
http://f1-gate.com/mclaren/f1_29378.html
こういうの作ってどういう意味が…とも思いますが、形が魅力的なら、カッコ良ければ歓迎です。
レッドブルやフェラーリと比べると、形はどれもそれぞれに良いところがありますが、カラーリングに
関してはこのマクラーレンが一番いいです。好みです。 レッドブルのカラーリングはどうもいまひとつ
好みじゃなくて…。
財政的に余裕のあるチームがこの種のコンセプトモデルを発表するのは、これらがメディアに取り上げ
られることによってセールスプロモーションとか、スポンサー活動につながるから、ということなのかな
と思うのですが、実際のところはどうなんでしょう? まぁ私なんかも、これらのスケールモデルとか
あれば欲しいと思うんですがw
フロントフェンダーのデザインはもう少し洗練されたものにしてほしいと思いますが、ノーズはわりと自然で
今の現実のF1よりもずっと良いです。見た目だけなら、もっとローノーズなのが好みですけど。
前後のフェンダーとこういうキャノピー、つけたほうがいいとずっと思っているんですが、なかなか
そうはなりませんね、現実のF1は。安全性の面でもスタイリング(カッコイイということはそれだけで
潜在的なファンを増やすことにつながる)の面でも良いと思うんですが…。
このフロントスクリーンの柄は…もしかしてソーラーセルという想定でしょうか?ソーラーセル越しに
見る視界…そんなのイヤじゃないかな…。グラフィックとしてはちょっとかっこいいけど。
ものすごく大きなハニカム目が見えますが、これはイメージ的なグラフィック、ということなんでしょうね。
軽量高剛性なパネルを作るときにCFRPの間にアルミやノーメックスなどのハニカムコアを挟んで成形する
ことが多いのですが、それを視覚的に表現したものなのでしょう。実際のハニカムコアはもっとずっと
ピッチが細かく、大雑把に言ってここで見えるものの1/10以下かと思います。
もうずっと前の話になりますが、某国産メーカーのコンセプトカーの企画会議で、同じような表現を
提案したら、軽く却下されたことがあります。自分の会社の社長に。 いいと思ったんだけどなw
下回りは整流のためのフィンやウインドートンネル的な造作が気持ちよく施されています。
現実のF1ではレギュレーションによってなかなか思い通りに作れないところでも、この種のコンセプト
モデルならやりたい放題。本当はこういうのを作りたいのに!という言う気持ちを普段抑えてやって
るんでしょうから、こういう機会に思い切り発散していただくのは、見てるこちらとしても気持ちが
いいです。
動画
McLaren MP4-X Concept Car
この動画自体はマクラーレンというブランドから期待するほどの内容ではなく、ややお手軽に作った
ような感じでした。もうちょっとリアリティのある、迫力のあるのを見たかったです…。
レギュレーション抜きにアイディアを思い切り形にしてみたい…、やっぱりそう思いますよね。