キャビンには小さなエアインテーク類やカウル締結用のファスナーのための凹みなど、
いわゆる“入れ子”状の細工がいくつも必要になる。

これは一部の開口部ふちに使うレストンゴム製のモール。


サイドポンツーンのリヤホイール前のエアアウトレットのための造作。


ドア、リヤカウル、フロントカウルをメインの成形型にセットして、その状態で諸々の造作のための
入れ子をセットする。
ドアや前後カウルなど、開く側を下にして、そこにクリアランス用の一定の厚みの何かしらをおいて、
その上からキャビンを貼りこんでいけば、キャビンにはこの入れ子の形の凹みがつき、キャビンと
各開口部の隙間一定のボディが出来上がる。





ゲルコートを塗って、



FRPの材料、ガラス繊維のマットを切り出して…、

この後姿は超強力助っ人のIさん。普通の人の2倍、3倍仕事が出来て(こういう現場からデータ作成まで)
超朗らか、スーパーナイスガイ。関わったことのある人はみんな大好きになる。私もその一人。
ただIさん、このところしばらく体調が思わしくないとのことだったので心配なのだが…、
そんな状態でも手伝ってもらえてものすごくありがたい。


そして、貼りこみ。



ようやくキャビンの貼りこみ。キャビン自体は実はそれ程ボリュームは無いのだが、それでも当初の
見込みよりも随分多くの工数を必要としている。そしてこの後もまだまだこういう状況が続いていく。



写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。





キャビンが成形できれば、かなり形になる…と思う。