21年ぶりに新型となったトヨタ・センチュリー。
このブログで取り上げる対象としてはちょっと異質というか、全然私の好きなタイプではないのですが、
前から気になっていて、なぜこうなっているのかな?という点について書いてみました。


“走る伝統工芸品”トヨタ・センチュリーが21年ぶりに世代交代!
https://motor-fan.jp/article/10004641

ハイブリッドの新型「トヨタ・センチュリー」発売
http://www.webcg.net/articles/-/38979

実車 トヨタ新型センチュリー 写真32枚でみる内装/デザイン/V8エンジン
https://www.autocar.jp/news/2018/07/04/300990/











もう、プロポーションからディティールまで、外観も内装もほとんど心惹かれるところはありません。
全く失礼千万だとは思いますが、私あたりに好かれなくてもこのクルマとしては全然問題無いでしょう。

そういうクルマなので、昨年の東京モーターショーで見た時も、どうでもいいけど(本当に失礼…)
せっかく来たんだし一応写真撮っとくか…くらいの気持ちで撮ったのが下の4枚の写真です。









前のモデルもこの新型も、特に好みのところはないけれど(何度も失礼過ぎ…)、まぁしいて言えば
この新型のヘッドライトの作りは、透明感が感じられて、ちょっとだけ惹かれるところもあるかな…
と思い、ここだけズームして何枚か撮りました。

ですが、このヘッドライトの外形形状、もう少し横に伸ばしてサイドパネルまで回りこませればいいのに
どうしてそうしないでこういう形にするんだろう? これだけの車両寸法があるのに、ここがこんなふうに
なっていることでなんだか窮屈な印象を受けてしまうし、正直古臭いイメージがしてどうにも…。
ひとつ前のモデルチェンジの時も私としては同じように感じたのですが、今回のモデルチェンジでも
またこうしているということは、これはもうトヨタとして確固たる信念があってこうしている、という
ことなのでしょうね。
しかし、なぜなんだろう?何を狙っているんだろう…? ここがセンチュリーらしくていいという方も
いらっしゃるのでしょうけど、元々このクルマの良さがあまりわからない私には本当にサッパリです。
初代のイメージを守っているのかもしれないけれど、初代がそれほどいいものだったとも思えないし…。
もしかしてロールスとかと似たようなイメージを狙っているのかな…? それにはちょっと中途半端じゃ
ないかな…、でもそうだとすれば、ロールスのこともあんまり良く思えない私にはわからなくてあたり前
なのかもしれないな…。そんなふうに思いました。


そんな事を思いながら、ちょっと安易かもしれないけど、自分ならこうするかな、という別案をやっつけで
作ってみたのが下の2枚の画像です。どちらも上段が元画像、下段が修正版で、フロントはヘッドライトのみ、
リヤはリヤコンビライトのみ、それぞれ側面に回り込むようにワイドな形状に変わっています。他の部分は
プロポーションから何から全てそのまま据え置きです。





何だか普通っぽくなってセンチュリーっぽさはやや薄まりますし、古臭さも中途半端ではありますがw、
私のような普通の人間にはこのほうがまだしっくりきます。
リヤビューはフロントほど印象の違いはないですが、それでもやっぱり修正版のほうが普通というか
まともに見えて、ちょっとはマシかなと思えます。


まぁ、まるっきり余計なお世話だということは重々承知していますし、いろんな意味でこのクルマと
関わることは多分この先一生無いと思うのですが、単純に、日本の最高級車のひとつとして色々な面で
世界に誇れるようなものであって欲しい、そう願う気持ちでこのクルマを見ています。
それで勝手に残念な気持ちになっているだけなんですけど…。







国産唯一のV型12気筒エンジンが廃止になったのも残念…。