ドバイモーターショー2019で発表されたASPARK OWL(アスパークアウル)市販バージョン。
その会場で撮影された写真をいくつか集めてみました。


Aspark Owl at the Dubai International Motor Show, 2019
https://www.youtube.com/watch?v=gcWaJrzH_WI&feature=youtu.be (1分12秒)
ドバイショーの会場で撮影された動画。市販バージョンのインテリアの様子がわかります。


世界最速の和製ハイパーカー「アウル(OWL)」が3.5億で販売開始!出力なんと2012馬力、
0-100km/h加速は1.69秒、最高速は400km/h
http://intensive911.com/?p=186792
日本語サイトで読みやすいです。丁寧に詳しく書いていただいています。


【世界最速の日本車】量産仕様のアスパークOWLがついに公開!2012馬力で0-100は1.9秒だと!?
こいつ化物か?:フェラーリ ランボルギーニ ニュース
https://www.ferrarilamborghininews.com/blog-entry-16715.html
日本語サイトで読みやすいです。


以下は上記各サイト、その他からの写真です。



















2017年のフランクフルトショーで発表されたプロトタイプよりも少しブルー系になったシルバーの
ボディカラーはともかく、ゴールドのホイールは主要販売先の潜在ユーザーの好みを反映したものかな、
と想像できます。





















このシート座面の形状から、ドライビングポジションとしては最近のレーシングカーのように
つま先がお尻よりも高い位置にくるようなポジションであることがわかります。





これはこの車が極端に車高が低く、いくらヒップポイントを下げても普通の姿勢ではドライバーの
頭がルーフにつかえてしまうので、上体をなるべく寝かせたい(首から上は起こしたまま)という
ことでまずシートバック(背もたれ)の角度と形状が決まってきて…、ということもあるのですが、
多分この盛り上がったシート座面の下にバッテリーなどを格納したかったのではないかと思います。
キャビン前後のスペースはもちろんフルに使った上で、それでも足りなくてここにも置きたいと。
ここであらためてひとつ前の投稿でアップしたCG画像を見ると、キャビン部分のフロアというか
モノコックの一部が表現されているのですが、乗員のお尻の部分だけ穴のようにへこんだ形状に
なっており、その下にはきっと所狭しと色んなものが配置されているであろうことが想像されます。

この低い車体に大容量のバッテリーやコントローラー類をどうやってレイアウトするか、それらの
冷却も含めて相当工夫されたはずです。そしてそれらの“臓物”を避けて、何とかドライバーをうまく
おさめるには…と考えた時、最近のレーシングカーのようなポジションであれば何とかなりそうだ、
と考えたのではないかと思います。
最近のレーシングカーは空力のためにフロントノーズ下面からドライバーのすぐ前まで大きな空間を
確保しているのですが、そのためにその部分のフロアが高くなって必然的にペダルの高さがお尻よりも
高い位置に来ることになっています。
片や気流の通り道としての空間、それに対してバッテリーなどを格納するための空間と、理由は異なる
にしても本物のレーシングカーと似たポジションはこの車のイメージとして悪くはないだろう…、
バッテリーなどの重量物を置くには重量配分としてとても望ましい位置だし…、
そういうことでこのレイアウトになったのではないかなと思います。
乗り降りは結構大変そうですが、そこは我慢していただくということで…。



リヤビューモニターはとても見やすい位置にレイアウトされていて好感が持てます。
このメインのメータパネルの両サイドにリヤビューモニターを置くレイアウトはプロトタイプにおける
インテリアデザインの初期に弊社も一度提案しており、その時は却下されたてしまっていました。
それが生産型でこうなったということは、あれから色々ご覧になられてやっぱりこういうのいいかな…
と心変わりをされたのか、あるいは単純に弊社の提案に説得力がなかったということなのか…、
そういうことなのかもしれません。





行けるものなら自分もドバイ行ってみたいですけど、中々そうもいきませんので、こうして色んな
方々がアップしてくださった写真を日本にいながらにして沢山見れるのはとても嬉しいです。








とにかく無事に発表されて良かった。ものすごい高性能だし…。