以前にもこのブログで取り上げたことのある SSC Tuatara ですが、そのファーストプロダクションが
発表されたということです。

First production SSC Tuatara revealed
https://www.motorauthority.com/news/1126819_first-production-ssc-tuatara-revealed-company-to-build-99-more

以前書いた記事↓
SSC(Shelby Super Cars) Tuatara  2018年8月7日
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2018-08-07




社名にシェルビーとつくと、今上映中の映画、フォード対フェラーリでほぼ主役として登場する
キャロル・シェルビー氏の会社、シェルビーアメリカン社のことかと思われるかもしれませんが
Wikipediaによると、
“シェルビー・スーパーカーズ(Shelby Super Cars North America Inc. )はアメリカ合衆国・
ワシントン州に本社を置くスーパーカー製造メーカーである。キャロル・シェルビーが起こした
シェルビーアメリカン社とは無関係であり、混同を避けるために2012年1月からは
"SSC north america"が正式社名になっている。 ”
とのことです。



最初に発表された白いボディのコンセプトモデルがとても印象的だったのですが、今回は黒ベースの
カラーリングとなっています。黒いボディは形がわかりにくく思えて個人的にはあまり好きではない
のですが、この車に関しては悪くない、黒もありだな…と思いました。



白いボディではキャノピー状の黒っぽく見えるキャビンとのコントラストが強く出て、それが印象的で
とても良かったのですが、今回の発表の前に公開された開発中のプロダクションモデルと思しき車両が
ライトグレーっぽい色(塗装前のサフェーサーのような色)で、全体的に白よりずっと地味でしたし、
造形としてやや気になる部分が目立ってしまっていました。白の時よりもキャビンとのコントラストも
弱くなって見えるのも残念な理由だったと思います。





それが今回の黒系ではライトグレーの時に気になったところが目立たなくなって、ほとんど気にならない
レベルに見えていいなと思えました。


















































カーボンモノコック。



アメリカ車らしいエンジン。6942cc V8 ツインターボ。


















この車、最初に発表されたのが2011年。ここまでこぎつけるのに9年の歳月を要したわけです。
随分かかったものだな…とは思いますが、資金難での開発停滞など色々あっても、それらを乗り越えて
ここまで来たのですから純粋に大したものだと思います。顔つきが好みでとても気に入っていたモデル
ですので、この段階まで来たことが嬉しいです。

そして、これと比較するとASPARK OWLのプロトタイプ発表(2017年9月)からプロダクション
モデルの発表(2019年11月)までの期間の短さは驚異的で、アスパーク社の資金力と、市販板の開発を
請け負ったイタリアのMAT(Manifattura Automobili Torino)社の開発スピードの速さは本当に恐るべき
ものだとあらためて思いました。総合的力がよほど高くないとこんなことは出来ないです。

ASPARK OWL 市販バージョン発表 Vlo.1
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2019-11-18

ASPARK OWL 市販バージョン発表 Vol.2
https://ash-institute.blog.ss-blog.jp/2019-11-19

どちらも、このままうまくいってほしいプロジェクトです。







どちらのプロジェクトもうまくいきますように…。