ちょっと前に見たものですが…
カワサキ ZX-12R の1,200cc直4を2機組み合わせて作られたシナジー社(ニュージーランド)の
2,400cc V8エンジン。
http://www.synergypower.co.nz/
オリジナルがスポーツバイク用ということで10,000rpmという、レース専用として設計されたものなら
いざ知らず、普通の車用でありえないような超高回転エンジンとなっています。マフラーの設計を
よほど下手なことしなければ甲高い良い音が聞こえそうです。


V8にしては排気量が少ないからコンパクトですけど、やっぱりV型8気筒、エアファンネルが
ずらっと並んだこういう見た目は良いですね。惹かれます。
ちょっとカムカバーの形状が、あんまりありがたみのないようなので残念ですが、バイクだと車
みたいに上から見られるものではないから、あんまり気にしないで設計されたんでしょうか。



“パワーチェックでは約10,000rpm時に367ps、27.4kgf-m を記録した” とのことです。
カワサキZX-12Rの4気筒1,200cc のブロックから上を流用、クランクケースやクランクシャフトを
別途設計。
ベースエンジンは 10,500rpmで178ps、トルク13.6kgf-m の性能ですが、この Synergy V8を搭載した
JUN BRZ with SYNERGY V8 2.4L はシャシーダイ上で上記の 10,000rpm 367ps、27.4kgf-m を
記録したというのですから、ちょっと驚きです。カムプロファイルを変えてるとか、圧縮比を
上げてるとか考えられますが、それでもまぁ、単純計算の2倍まではいかないでしょう、普通…
なんて思ってたらこれですから、大変失礼しました。



<画像5>


これが公道を走れるようになるかどうかはわかりませんが、こういうエンジンを積んだライトウェイト
スポーツ、結構魅力的なんじゃないでしょうか。
このずらっと並んだエアファンネルをリヤウインドー越しに見せるライトウェイトミッドシップ…
なんていいな…。






エアファンネルが見えるエンジンなんてこの先ないんだろうな…。