フェラーリのF12ベルリネッタベースのスペチアーレ、F12tdfが発表されました。

伊フェラーリ、799台限定となる究極のロードカー「F12tdf」 - Car Watch http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20151014_725511.html

F12tdf: サーキット・レベルの性能を一般道で実現した新型スペシャル・シリーズ限定モデル
http://auto.ferrari.com/ja_jp/sports-cars-models/car-range/f12tdf/



顔つきはベースとなったF12ベルリネッタよりも整理されていて口がすぼまった感じで好みです。
カナードのついたフロントスポイラーは、そのままで歯さみしい感じがしたからつけた…
みたいな感じはしますが。




リヤは…F12ベルリネッタよりはマシ、とも何とも言えないような微妙なところ。
こちらもリヤウインドーが妙に凝ったことになっていて、とにかく何か変わったこと、特別なことを
やらないと…とでも思ったかのような印象で、それによって魅力が増しているとも思えない、何だか
なぁという感じです。
リヤクォーターウインドーの下側に小さなカナード上のフラップというかスポイラーっぽいものが
追加されているのですが、これがどんな効果を生むのか…。
エキゾーストエンドまわりの整理がついてないまとまりの悪さも…、もう少し何とかならなかった
ものかなと…。


こちらがベースとなったF12ベルリネッタ。



このサイドパネルの造形はボンネットフードからのエアフローをイメージしたものらしいですが、
第一印象が、何とも強引というか、ちょっと無理がないかなぁ…というものでした。
F12tdfになってもここは基本的にはこのまま。多少はいじっていますが。



リヤクォーター部に追加されたエアアウトレットを含むエアフローイメージ。
でも、この車はフロントエンジンですし、ここから何が抜けていくんでしょう…?




インテリアはF12ベルリネッタからごくわずかな変更。マテリアルとドアトリムのプルハンドルまわりなど。


エンジンはV型12気筒6.3L、最高出力574kW(780PS)/8500rpm、最大トルク705Nm/6750rpmを発生。
ベースのF12ベルリネッタは同じ排気量で、最高出力740PS/8500rpm、最大トルク690Nm/6000rpmでした。



スケッチ



総じて、顔つきだけは少しましになったけど、基本的には残念なまま。
フェラーリのこのクラスのモデルがこうかと思うとちょっと(かなり)さみしいです。
カッコ良さと優雅さ、そして出来れば先進イメージなどもあわせ持っていて欲しいものです。






優雅で美しいフェラーリなんて、もう望めないのか…。