イケヤフォーミュラさんから届けられたクレイモデルのコア(中子)に、クレイを盛り付ける前の処理に
ついて書いていきます。
1/1スケールのクレイモデルのコアは普通もっと合板の間隔が大きく空いていて(300mmとか500mmとか)、
それぞれの隙間に硬質ウレタンなどを詰めていくのだが、これはそうしないで済むように合板をたくさん
使ってこんな目の詰まった間隔で組み合わせている。それでも、このままではまだクレイを盛り付けられない
ので、この表面を家庭用の網戸などで使うような目の細かいネットで覆い、その上にFRPを1プライだけ貼って
下地とする。これは前回の1号車のクレイモデルを作った時と同じ方法。



そのネットを張る前の作業として、角部分など要所にワイヤーを張ってネットを張りやすくする。






フロントフェンダーは形状的に一体では作りにくいので、コアの時点から別体で作業を進める。




合板だけではどうしても形状が追いきれないところは硬質ウレタンを入れ込んだり、ホイールアーチ部分には
塩ビを貼り付けたり…、細々と下準備を整えていく。






これらの作業だけでも数日を要すので、進行上はその数日間はやや歯がゆいように感じるのだが、
この沢山の合板を組んで出来たコアの姿も魅力的なので、これが見れるのもこの時までと思うと、
それはちょっと惜しまれるような気持ちにもなる。

写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。





このコアのスケールモデル、本当に企画したいなと思う…。