ウェブサイトのChassisのページにAsh014 2019年バージョンの透視画像を追加しました。

http://ash-institute.cats.st/works_car_design_chassis.htm#=technical_illust_2019

ひとつ前の記事で取り上げたAsh014 2019年バージョンのシャシー、フレームなどの内部構造まで
表現して透視画像にしたものです。パワーユニットやドライブトレイン系は、縦置きV6エンジンの
FRをベースにした4WDにモーターを加えたハイブリッドEVという想定です。




















これらの画像をアップしていて思い出すことがあります。
EVが市場に出回り始めた頃、エンジンがモーターに変われば車を作ることの難易度がぐっと下がる、
それで自動車産業への新規参入が大きな流れとなるだろう…、そんな言われ方がしましたが、実際の
ところ全然そんなことは無いといっていいと思います。エンジンとそれに関連する系統のものが必要
無くなるというのは確かに大きな変化ではありますが、確立されたシステムに取って代わるものを
作り上げることはそれだけでも大抵のことではありませんし、上の画像で表現されているシャシー、
フレーム、ボディパネルなどは構造も製法も従来と大きく変わるところは何も無いわけです。これら
以外にも山ほどある大小さまざまな部品、それら全てを競争力のある価格で作って、更に全体として
十分な信頼性を確保することがどれだけ困難なことか、ちょっと考えれば誰でもわかりそうなものだと
思うのですが…。
弊社のようなところにさえも、ベンチャー系の企業や自動車部品メーカー、そして日本を代表する
超一流電機メーカーなどから、これまでいくつもの甘い見込みのお話が持ち込まれては…途中で消えて
いきました。数少ない例外を除いて。
あの時、あんなに精力的に動いているように見えた方々、今どうしているのか…。








孝行息子のAsh014、更にモディファイを加えつつ、新作の構想も…。