私の名前、大津(おおつ)というのは海外の方は若干発音しにくいらしい。
それでも欧米系の方は何回か聞き返して大体いい感じに修正していただけることが多いです。

中国系の方はちゃんと日本語発音してくださる方と、漢字の字ヅラを見てそのまま向こうの発音で
呼んでくれる方がいらっしゃいまして、例えば北京語だとターチン(ダージン)・シュウフウ
となります。ちょっと遠くから大きな声で「ターチーン!」なんて呼ばれると誰やねん!
と最初は思いましたが、慣れてくると(トータルで半年くらい滞在しました)案外悪くなかったです。
親しみを込めて呼んでくれているような、ちょっとなじんだような気がして。

ううむ…と思ったのは韓国の方々で、彼らは私のことを「おおちゅさん」と呼びます。
これは韓国語の発音に「つ」に相当するものが無くて、一番近いのが「ちゅ」で、
いわゆるマグネット効果でこういうことになるようです。
他の例でいうと、スポーツ → スポーチュ とかです。
韓国人の方で英語が得意な方の中には日本人は英語の発音が良くないですね、韓国人のほうが
上手ですよ。などとちょっと得意げに言う方がいらっしゃるのですが、ほほぅ…じゃぁ、
「ちょっと Sports car って言ってみてください。」
「スポチュカー」
「もう一回。」
「スポチュカー」
心の中でプププ…ってやって憂さを晴らす、というしょうもないやり取り。



で、向こうの方に普通に「おおちゅさん」と呼ばれると、なんかこう幼児言葉みたいで、
相手によってはなめとんのかわれぇ!みたいな気がほんのりしてしまってたんですが、
これが相手が女性で「おおちゅさんは飲み物は何がいいですか?」とか言われると、
アレ?案外悪くないかも…なんて思えてしまうので、自分の感覚もいいかげんなものです。

若い時、おつきあいしていた2歳年下の女性から下の名前にさんを付けて呼ばれていたことが
あるのですが、当時はどうにも照れくさいというか慣れなくてアレだったんですが、彼女は
親しくお付き合いできる人が出来たらそうやって呼びたいと思っていたとのことで、
その気持ちを尊重したいと思い、そのままそう呼んでもらっていました。彼女とのお付き合いは
1年くらいで残念ながら終わりを迎えるのですが、その後お付き合いした方は誰も同じように
呼ぶことは無く、ちょっとさみしいようにも感じました。懐かしくてちょっとせつない思い出です。

私はどんな相手であれ、基本的に姓にさん付けで呼びます。オーソドックスで普通に敬意も
込められると思いますので。自分のことも普通に大津さんと呼ばれるのが一番いいです。

私はこう呼ばれたい、っていうの何かありますか?




上の2枚の画像は大津さんらしいと言っていただいたことのある車のひとつ。6月11日の投稿でも
アップした“製作者孝行”の車です。細部を変えて色々なクライアントの広告用ビジュアルとして
使っていただきました。スポチュカーではなくてw スポーティーセダンといったところです。







このスポーティーセダンも普通っぽいけど魅力的に見える…、というコンセプトで作ったもの。