ナンキンハゼの木漏れ日がいい感じだったので、自転車をウッドデッキに出して撮ってみた。
いつも貸してもらう家内のミラーレス一眼ではなくて自分のコンパクトデジカメ、
Kyocera CONTAX U4R で。あらためてちゃんとしたミラーレス一眼のクォリティは
いいものだなと思う。あんなにきれいには撮れない。


ホイール、タイヤ、ハンドル、ステム、クランク、ギヤセット…、色々パーツを好みのものに
変えてきたが、特にサドルに関しては多くの方がそうであるように結構な長い旅路だったw
結局今は NESS XP30 というフルカーボンサドルに自分で上の写真のように穴を加工したものに
落ち着いている。
坐骨の部分が当たらないようにするためだが、これは私の坐骨が一般の人よりもとがっているのかw
その部分の尻の肉が薄いのか、とにかく自転車に乗り始めた当初から坐骨に痛みを感じていて、
だからフルカーボンのサドルなんて全く選択肢に無かった。クライマーの決戦用みたいなの
一生縁がないし、くらいに思っていたw
クッションが厚めのものを試したり(こういうのはやわらかいけれど痛みは普通に感じられて
基本的にダメ)、表皮をめくってプラスチックのベースに穴を開けて、1mm厚の塩ビシートを
挟んでみたり…、これはなかなか良かったのだが、そんな使い方を想定していない軽量化優先
設計のサドル達にとってはたまったものじゃない。
穴をあけられたベースは著しく耐久性が落ち、よく壊れた。で、同じものを何個か買って同じ
加工をして使ったw

そういう事をしているある時、見つけたこのフルカーボンサドルは坐骨の部分がへこんだ形状で、
これは試してみる価値があるなと思えたので早速購入。試してみたところ、痛みはあったが
大きな可能性も感じられた。
なので、ちょっともったいない気もしたが、これにドリルとリューターを使って穴を開けてみた。
試乗した感じは今までに無く良かった。
これでしばらく乗っていたのだが、これは元々表皮は無いし(だからそれが伸びてダルダルに
なってカッコ悪くなってしまうようなことも無い)、十分な厚さのカーボンは非常に頑丈で
全く壊れる気配も無い。旅路の終着駅にかなり近そうに思えたw


なのだが、この春トレーニングを再開して初めて真鶴まで行った時、しばらく走っていなかった
せいで大変遅い、つまり走行時間が長い、首とか尻が痛くなる…。 首はともかく尻はまだ
サドルに改善の余地ありか、ということで、穴を拡大してみることにした。
以前はせっかく描かれているグラフィックを活かしておこうと、そのラインになんとなく
沿わせていたのだが、それを無視。大穴にした。それが上の写真。
サイドのエッジが立たないように丁寧に面取りして…、試乗したところ、大変良好な結果を
得られた。特に新たな問題も発生していない。
最近ようやく似たようなコンセプトのサドルが出てきていて、ああやっぱり同じようなことで
困っている人達はいたのね、と思う。


梅雨入りしてからもっぱら家の中で3本ローラーに乗っている。
最近ようやく30分の平均速度が50km/h前後になってきた。
トレーニングを再開してからのとりあえずの目標としてきた数字だが、これを55km/hくらいには
したい。再開したばかりの頃は40km/h台前半がやっとだったので、少しは取り戻せたかと思う。
ちなみに一番乗れてた頃、目標は60km/hでベストが59.5km/hとかそんなもの。
今それくらいを目指してやっても1~2分で続かなくなる。
あまりのきつさに、こんなバカみたいなこと毎日のようにやってたのかと自分であきれるほどw
今のところ、その頃の目標なんてとてもじゃないが届きそうにない。


これくらいの状態で、良く行く真鶴までの往復でどれくらいになるのか、楽しみでもあり、
大したことなくてガッカリするかもなぁ…と思ったりしている。
4月に再開してダメダメな遅さ(3時間くらいかかった)だったことは以前にも、上でも書いた
とおりだが、それが5月の連休後の時点で2時間27分程になり、5月末には2時間9分ほどにまで
なっていた。
次に走る時に2時間を切れたらハッピーだが、現実的にはまだ厳しいと思うし、2時間を切った
としてもベストよりもまだ8分程度遅い。目標は1時間52分。これでやっと平均速度30km/hとなる。
まぁそれにあまり固執せず、周囲をよく見て、安全に気をつけて、これからもがんばろうと思う。


この自転車を購入する時、自転車といえども高いものだなと思ったが、乗ってすぐに、それまで
乗っていたクロモリフレームのもの(国産の中古)に比べ、明らかにあたりがソフトで、うんと
軽快で、ああやっぱりクロモリには無い良さがあるのだなと思えた。フルカーボンということで
その耐久性とか色々心配したが、これだけもってくれれば十分。予想したよりもずっと耐久性は
ありそうだ。


この自転車を買ったのが2008年だからもう7年前のことか…。何だか随分嬉しかったことを思い出す。






またいつか、もっと遠くまで行きたいな。伊豆方面とか…。