ホンダ FCV いよいよ市販化発表か? [車、カーデザイン、ミニカー]
ホンダのFCVが、トヨタ・ミライを100km以上も上回る走行距離、価格は同等という触れ込みで、
いよいよ市販が発表されるのかもしれません。
ホンダ八郷体制初の“目玉”戦略?「ミライ」上回る750km走行のFCV | レスポンス http://response.jp/article/2015/06/23/254022.html
Honda Parades Its Zero-Emissions, Zero-Chance That It Will Look Like This, FCV Fuel-Cell Car http://www.carscoops.com/2015/03/honda-parades-its-zero-emissions-zero.html
乗車定員もトヨタ・ミライの4名に対して5名とのことです。ハイブリッドの本命に育てたかったで
あろうインサイトがコテンパンといっては失礼でしょうが、まぁそれくらいの勢いでプリウスに
やられてしまいましたので、そのカタキをとりたいでしょうし、FCVに関してはパイオニア的な
自負もきっとあることと思いますので(FCXクラリティのこと:後で触れます)、この強い対抗意識も
わかる気がします。
これらの画像はコンセプトモデル(恐らく2013年にロサンゼルスショーで発表されたFCV Concept)
ですので、やや現実的ではないディティールや無駄に装飾的なところが散見されたり、細かいところは
色々ありますが、少なくともトヨタ・ミライよりもずっとバランス良く、ましなスタイリングに思えます。
インサイトがプリウスに負けた理由はいくつか考えられますが、そのひとつはパッケージング、
特にリヤの居住性(頭がつかえる)。
そして決定的だったのはプリウスの予想外の低価格戦略。これはまぁ、トヨタに後出しでやられた
ような感じはありますので、ちょっと気の毒な気もします。
あと地味なところではインテリアデザインとその質感ではないかと思います。
プリウスも質感だけに関して言えばそれ程大したことないというか、はっきりいって安っぽい感じは
しますが、それでもインパネからセンターコンソールにかけての造形は、ハイブリッドカーという
新時代を担う車として、少しだけ未来を感じさせるいいデザインだと思います。
それに対してインサイトのインテリアはエクステリアに比べてなんともガッカリするようなデザイン
でした…。(あくまで個人的な感想ですが…)
ホンダはこれの前身として、2008年にリース販売ではありますがFCXクラリティという車を発売して
います。(Wikiによると世界中で200台ほどリースされたようです)
その高性能版後継機種として発表された FCV Concept ではありますが、個人的にはFCXクラリティより
魅力的かといわれると微妙…。ちょっと子供っぽいというか、失礼な言い方をすれば“昔考えた未来の車”
みたいな感じがして、こんなことしなければいいのに…と思ってしまうところがいくつかあります。
FCXクラリティはコンセプトモデルの時はやや地味に感じましたが、市販車としてみれば、まとまりが
良くて、適度に先進的で、特にリヤビューなどは魅力的に思えます。
Honda|クルマ|FCXクラリティ
http://www.honda.co.jp/FCX/
GALLERY : HONDA FCX CLARITY
http://www.automobilesreview.com/pictures/honda/fcx-clarity-new/
サイドからリヤに通ったショルダー面、それがCピラーとつながるリバース面など、とてもいいです。
全体的に控えめでクリーンで、それでいてちゃんと少しだけ未来を感じさせてくれて、好感が持てます。
FCXクラリティ、FCV Concept、そしていよいよ発表されるかもしれない市販バージョン。
あんまり変な造作しないで素直にきれいな形で出てきて欲しいです。
今度は負けないで…。
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