ある軽合金材料メーカーさん向けに顔つき(主にヘッドライトまわり)を変えたある車の別バージョン。
ある車というのはASPARK OWLであることはお分かりになる方にはすぐにお分かりいただけると
思います。



ASPARK OWLはご存じのように電気自動車、EV(最近はハイブリッドEVと区別するためにBEVと
表記することも多いです)なわけですが、よりEV風の見た目にするためにヘッドライトまわりを
このようにして、超々高輝度LEDやレーザータイプなどを想定したものに見えるようにしています。



ボディもCFRP(ドライカーボン+ハニカムコア)ではなくて、あえて軽合金製に見えるように
レンダリングの質感設定を変えています。でも、これをごく短時間で作ったのと、私が質感設定を
あんまり得意ではないもので、今ひとつそのよう(軽合金製)には見えないところが残念なところですw


このままのデザインではさすがに広告用として使うのははばかられるので、社内プレゼンとか社内広報
とか、そういう用途に限定してお使いください、としてレンダリング画像を何枚かおさめました。



なぜこれを作ることになったのかというと…、2017年のフランクフルトショーを取材されていた
クライアントが現地会場でこの車を何の事前情報も無く偶然見つけて、このデザインをとても気に入って
くれ、デザインを担当したのはどこの会社なんだろう?と独自に調査をされ、それが弊社だということを
突き止められて連絡をいただき、それから独自に車両を開発したいという旨のお話をされ、是非協力して
いただきたいとのことで、それはやや雲をつかむような話ではありましたが、せっかくこのデザインを
気に入ってくれたのだから…と協力をすることにして、この「別バージョン」を含めて少しだけ仕事を
させていただいたということです。

本当はここから発展させてもっと違うデザインにまでもって行くなり、まったく別のカテゴリーの
ものを新規に製作するなりして、ASPARK OWL同様に実車化まで行きたかったのですが…、
事情があってここまでになってしまいました。








たくさんある「日の目を見なかった」もののうちのひとつ…。