白い壁と青い屋根でほぼ統一された、エーゲ海を見下ろす崖の斜面に作られた街。
一度は行ってみたい、もうずっとそう思っているところです。
いたるところにブーゲンビリアが咲いているその景色に憧れ、
私は自宅の庭にブーゲンビリアを植えているくらいです。







でも、あの印象的な家並みが1970年代から始まった復興(1950年代の震災でその後20年くらい
廃墟のようになっていたそうです)、今でいう町おこしのための政策であのようなカラーリングが
なされていたということを知った時は少々ショックでした。もっとずっと前からの伝統的なもの
だと思っていて、さすがギリシャ、歴史のある国のステキな伝統…と勝手に思っていたわけです。
それが、わずか40数年前からのものだったとは…、そう思ってしまいました。









それでも、その建物のカラーリングをコントロールするというシンプルなコンセプトは実に見事な
ものだったわけで、今や世界的な観光地として大成功をおさめているという事実は、むしろその
アイディアに感嘆せざるを得ない、そう思えて以前とはまた違った魅力を感じるようになりました。









デザインを生業とする身から見て、このサントリーニの街のデザインは、なぜこんなにもうまく
いって、こんなにも魅力的に見えるのか、それをこの目で実際に見てみたいと強く思います。











あこがれの地、いつか行ってみたいな…。