クレイモデル完成(2016年8月上旬)IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]
クレイモデル完成。ロードバージョンとしての形が出来上がった。
前の記事でも書いたが、この時点では全ての凹みなどを再現しているわけではない。
カウル締結用の3方向ファスナー取り付けのための凹みなどの造作は後工程での作業となり、
この時点ではラインテープによるマーキングのみ。これで成形型にもFRPにも位置と面上の形は
反映される。
フロントフェンダーは別体で整形するのでクレイモデルもこんな風に単独。
このフロントフェンダー内側(車両中心側)のほぼすい直面にあるマーキングはのはヘッドライトの
光軸調整用のサービスホール(いわゆるふたのついたサービスリッド)。
ヘッドライトはフロントフェンダー(フロントカウルとボルトで結合)にマウントされるのだが、
光軸調整のためにいちいちフロントカウルを開閉していたらやりにくくてしょうがないと思うので、
ここにサービスリッドを設けてヘッドライトハウジングの背面にアクセスできるようにした。
ちなみに、ロービームの光軸調整機構はオリジナルの設計で、少しばかり不安要素もあるのだが、
出来上がってきた各パーツを仮組みした状態では何とかうまく機能しそうな動きが確認できたので、
少なくとも最悪なこと(再設計、再製作 → うまく機能しない →再々設計、再々製作 → ループ…)
にはならなそうで良かった。
フロントカウル前端においてある板は、大きさから想像がつくかと思うがライセンスプレートの大きさ、
位置の確認用。しかし、このライセンスプレートが…最新の保安基準(最近変わってもうじき施行される)
ではこの状態ではダメで、縦方向も水平方向も傾きが10度以内でないといけないという事になるらしい。
そんな、今さらそんな情け容赦無い無体なことを言われても…と思えど、もうそれはどうしようもない…と。
この話が出て、池谷さんから、何とか、かっこ良くとはいわないまでも見栄え悪くないように出来ない
でしょうか?
と相談され、検討してはみたが(フロントカウルの一部を切り欠いたり、へこませたり、3Dデータ上で
色々やってみた)…、残念ながらこれに関してはギブアップ。本当にどうしようもない。
何らかのマウントステーをカウル上につけて立たせるしかなさそう。 つらい…。
サイドビュー、リヤクォータービュー。
この写真だけ見ると1号車(2013年製作)とあまり変わった印象は無いように思える。
フロントビュー
各部ディティール
リヤビュー。リヤカウルは1号車からほぼキャリーオーバー。
フロントクォータービュー。 ライセンスプレート…。
ちなみに、1号車のクレイモデルはこんな感じだった。製作は2013年の春。
クレイモデル完成 4月8日時点 Vol.2 2013年04月13日(土)
この1号車、キャビンの丸みとスリークさがあらためてすごい。
このフロントスクリーン、アクリル製だが形状がすばらしくいい。
やっぱりこれはこれで、作っておいて良かった。あくまで結果としてだが、そういう機会に恵まれた
ことに感謝したい。
写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。
とって置けるものならとっておきたいクレイモデル。でもそれは出来ない…。
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