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プロコルハルムの青い影を聴いて [オーディオ、音楽、家電、インテリア]

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何日か徹夜のような状態が続いてヘトヘトに疲れた。中間アウトプットに対するクライアント側の審議検討のために少しだけ間が空いて、昨日ようやく久しぶりにたくさん寝ることができた。ただこの歳になると(50代後半)徹夜のあと数日は体中がはれぼったいような感じになってなかなか元に戻らない。

今のご時勢でたくさんの仕事をいただけるのはとてもありがたいことなのだが、ボリュームがあり過ぎて信頼できる外注さん達も動員することになって、これだけしんどい思いをして作業をしているにも関わらず金銭的にはあまりうちに残らないという…、なんだかなぁという状況。

こんなこともあるさ、しょうがない…と思いながら、今朝は音楽でも聴いて気持ちよく請求書でも作ろう、とお気に入りを集めでUSBメモリに入れておいたものを聴いているのだが、スーパー懐かしい曲、プロコルハルムの青い影のイントロで涙が出そうになる。

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こういうとき、このエレクトーンの少しくぐもったようなやさしい音色がとても心地いい。いつ聴いても懐かしさがこみ上げてくる名曲だと思うのだが、疲れ切って、回復基調にあるときに聞くとこんなにいいんだなとあらためて思う。青い影、いい曲だな…。

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このエレクトーンの音を聴いて思い出したのが、学生時代にバンド(ほんの短い間だけだったがボーカルを担当させてもらった。普通の人よりも少し音域が高いというだけで、大してうまくもないし声量も無いので、ただ迷惑を欠けただけのような気もするが、大事にしてもらった)に誘ってくれた友人(ロックに傾倒しエレキギター、ストラトキャスターのコピー版を弾いていた)が、バイトして思い切って買ったフェンダーのツインリバーブという真空管アンプの音。軽くエフェクトをかけるとやわらかく歪んだとてもいい音がして、さすが人気あるだけのことはあるなと思った。

これはちょっと余談的なお話だが、当時からオーディオ好きだったので、この時に初めて歪みが心地よいということがあるんだ…と認識したのも少しばかりの衝撃だった。オーディオマニアからすれば歪みは最大の敵くらいの認識だったから。

再生時にはなるべく無くしたいと思われる嫌われ者の代表、歪み。だが同じ歪みでも創作の段階においては有効な表現方法のひとつだということを身をもって学んだわけだ、この時。考えてみれば絵画とか写真など、画像において歪みをぼかしとかにじみとか、そういう技法に置き換えればすぐに納得がいく。

話を“青い影”に戻すと、この歌詞について知りたくなって翻訳を見たことがあるのだが、これがまた全然イメージしてたのと違って、ある意味哲学的というか…、こういうことは海外の曲でしばしばあるし、向こうの言い回しで直訳ではわからない意味があるのかも…と思い、それ以上調べることもしていない。

青い影は1967年リリースだから自分が6歳、小学1年生の頃の話。プロコルハルムのデビュー曲として。ここからは今日下記のサイトを見て知ったことなのだが、
プロコル・ハルムの名曲「青い影」にまつわるいくつかの逸話|TAP the DAY|TAP the POP http://www.tapthepop.net/day/61882

この曲がリリースされイギリスのヒットチャートで6週連続1位を記録したそうで、それはビートルズでさえなしえなかったとのこと。そしてそのビートルズのジョン・レノンはこの曲をものすごく気に入っていたそうで、人生でベスト3に入る曲とまで言っていたとのこと。すごい高評価でちょっと驚き。

青い影は日本でもヒットしたし与えた影響も大きく、松任谷由美はこの曲をきっかけに音楽を自作するようになったとか、山下達郎は当時ラジオでこの曲を聴いてすぐさまレコード店に走り購入したその日のうちに100回は聴いたと語ったそうです。100回…すぐ2枚目買っといたほうが良さそうw

松任谷由美、当時は荒井由美さんでしたが、彼女の曲の中で私が一番好きな曲、翳りゆく部屋の雰囲気は確かにプロコルハルムの青い影の影響を非常に強く感じます。アレンジした後のご主人、松任谷正隆さんも青い影好きだったのかな?
久しぶりに余裕の持てた日、こんなこと知るのも楽しい。

影響を受けてそれと同じくらい魅力的なもの、更にそれを上回るようなものを作るって、とてもいいこと、素晴らしいことだと思う。そうやって、その繰り返しで進化とか洗練はされていくのだと思う。




進化と洗練、そして時々画期的な進化、革新…。





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