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フランスから見たスペイン(エクサンプロバンスのお話 その2) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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南フランス、エクサンプロバンスに仕事で行った時のお話、その2です。

※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。

エクサンプロバンスはイメージ通りのステキな街でした。市街地には写真のように
近代的な建物はあまり無く、いい意味で年代を感じさせる建物ばかりで、色合いも
統一感のある暖色系で街の雰囲気は明るく、広場、公園、市場、並木通り…、どこを
とっても雰囲気のいい街並みです。
ここはまた近代絵画の祖とも言われるポール・セザンヌの出身地としても有名で、
彼が何枚も描いたサント・ヴィクトワール山やその周りに広がる山や田園、田舎の
小さな村の家並みなど、どこをとっても絵画のように美しく印象的でした。

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そのエクサンプロバンスの雰囲気のいいステキなホテルに滞在していた時のこと。
前の晩に食べた何かにあたったのか、熱を出して夜の間ずっと吐いたり下したりしました。
もう、上からも下からも何も出ないくらいになって軽量化したから今日はいいラップを
きざめるかもなw などとバカなことをクラクラする頭で考えながら、朝起きてなんとか
支度して、頑張って現場のプライベートサーキットに行きました。

ですが、もうどうにも立っていられない、寒くて寒くてガタガタ震えます。
コーディネーターが「ホテルに帰れば?」というのですが、
「誰も送ってやれないから、自分で運転してってね。」とも言いいます。
道もよくわからないフランスの山の中から市街地まで、この状態で車を運転…。
無理。
と思いましたが、それしかないので、無理してでも行かねば…、
と決意したところへ、フォードびいきのドイツ人の兄さんが来て、
「ボクが送ってあげる。」と言ってくれました。
こんなところで、かつての同盟国は優しかった。ありがとう、ドイツ人のお兄さん。

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ホテルに着くと、スタッフの女性が「ドクター呼ぶ?」と聞くので、
「プ、プリーズゥ…、ウゥ。」とこたえ、這うようにして部屋に。

寒くてガタガタ、腹痛にのたうつこと数時間。
やってきました、スレンダーでオサレなフランス人医師。

医師「どうしたのかなぁ?」(余裕。やや見下しぎみに見える。気のせいか。)
オレサマ「腹が痛くて、吐いて、下痢して、熱があって…。何かにあたったようです。」
医師「ふぅん、スペイン料理でも食べたの?」
オレサマ「は?」
医師「( ̄ー ̄)?」
オレサマ「いえ、このホテルの、おフランス料理の(安いほうの)コースです。」
医師「そぉ。じゃ、これらの薬を買ってもらって、ここに書いたように飲んでね。」
オレサマ「メ、メルシー、ボックゥ…。」

私はこの時、その数年前に韓国で、向こうの人に、おーいしいからと薦められて、
屋台の天ぷらみたいなのを食べて、下痢した時のことを思い出していました。
帰国してから(当時在籍していた会社の)社長にその話をすると、
「ダメだよぉ…、言っちゃ悪いけど後進国なんだから、日本と同じつもりでいたらぁ。」
彼は韓国で、やっぱりあたったかなんかで救急車で運ばれたことがある人ですw

で、私は、このエクサンプロバンスのホテルのベッドで苦しみ続けながら、
フランスでは、スペインをこんなふうに思ってるのね…。
そういえば、フランス人に言わせるとピレネー(フランスとスペインの国境にある
高くて長い山脈)超えたらアフリカっていうのは…、そういうことを言ってるんだ。
こういうのもフランスらしいといえばフランスらしいな…などと思ったのでした。


苦しみながら次回、
南フランスのリッチマン Vol.1(エクサンプロバンスのお話 その3)に続く。






















Stand wiyh Ukraine_セイタカアワダチソウ+Ash013_360x640.jpg
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。

We support Ukraine with all our might!
We are all on your side.
Ми підтримуємо Україну всіма силами!
Ми всі на вашому боці.









ナチュラルにまわりを見下すのはさすがおフランス…。



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