Jaguar XJR14 1991 [車、カーデザイン、ミニカー]
レーシングオン グループCクロニクル Part1 Jaguar’s C | 三栄書房
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=7553
少し前に書店で見てすぐに買った。
この表紙を見て買わずにいられようか?いやいられまいw
好きなレーシングカー、ベスト3に入るJaguar XJR14。こんな特集をしてくれたことに感謝。
ちなみに、ベスト3のあと2つはToyota TS020 と Peugeot 905。 序列は時々入れ替わるw
シャープな造形がかっこよく、パープル系のこのカラーリングも合っている。
初めて写真を見たときは、うわぁ、スマートでかっこいいなぁ。905とはまた違う魅力があるなぁ。
それにしても、ドアのパーティングラインらしきものが見えないけどどうなってるんだろう?
と思いました。
そのドアは実際無かった。
出入りは窓を取り外して行うのだという。(!) 開閉ではなくて取り外しだ。
そんなことが許されるのか?!
許されたらしいw 当時のレギュレーションでは少なくともそういう方法を禁止しておらず、
ある方向からの寸法的な制限があるのみだったらしく、具体的に禁止してはいないから…
という何ともグレーな解釈とお裁き。
その強引で大胆な解釈によってドア用の切り欠きの無いフォーミュラっぽいモノコックが実現出来て、
それを主体にもろもろのレイアウトが成立し、この美しくカッコイイ車が出来上がっている。
似たような構成を、前年の90年のシーズン末に登場したアンドレ・ド・コルタンツ設計のプジョー905が
採用していたのだが、そっちはほとんど窓の大きさしかない名ばかりのドア、ではあったがちゃんと
ヒンジがついて“開閉”する形式上はドアだった。 まぁほかにもこっちもたいがいな…ものではあったが、
それを見て、じゃぁうちはこうする!と設計者のロス・ブラウンは強引な解釈に踏み切ったのだろう。
ロス・ブラウンといえば後のフェラーリその他のF1の監督として記憶している方が多いと思うが、
元々レーシングカーの設計者、本来の意味のデザイナーであり、この何とも魅力的なJaguar XJR14が
彼の出世作といえる思う。
コンセプト、レイアウトが大胆で、ボディも目を見張るほど美しくかっこいい。そして実際に速かった。
一時はライバル達(プジョー、メルセデスら)にラップタイムで2秒~4秒もの大差をつけていた。
この他チームの戦意を喪失させるような絶望的なタイム差は、もちろん特殊なロングコースではなくて
WECが開催される一般的なサーキットでのことである。
さて、この本の“グループCクロニクル Part1”という表記に、じゃ、グループCクロニクル Part2は何?
と思うのだが、もしもそれが前述の自分の中のベスト3の残り2台のどちらかだったら…すごく嬉しい。
Part2はこの秋に出る予定らしいので、楽しみに待とう。(o^ー^)o ワクワク
デザインはとてもカッコイイと思いますが・・・・
コックピットで何かあったとき自力で脱出は難しそうですね。
でも、一度でいいからこんなマシン操縦してみたいです。
by マミ (2014-09-05 10:42)
カッコイイデザインですね。
もしもの事を思うとちょっとコックピットが不安・・・・
でも、一度でいいからこんなマシン操縦してみたいです。
by マミ (2014-09-05 10:47)
マミさん、そうですよね、こんな“ドア”じゃ不安でしょうがないですよね、運転しようと思っても。
私もこんなの運転してみたいですけど、こういうのはある程度慣れてないと運転しても楽しめないと思いますので、
こういう形で、へたくそでも運転しやすいのがあったらいいなと思います。(;^ー^)ノ
by ash_institute (2014-09-05 15:26)