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クレイ荒削り、修正(2016年7月中旬) IF-02RDS Road version 開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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クレイの荒盛りが出来たら荒削り。サクサク削って形を出していく。
このあたりの工程が一番楽しいというデザイナー(自分でクレイも削るタイプの)、モデラーは多い。
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荒削りが進んで大まかに形が出来ると、気になるところも出てくる。
基本的に3Dデータに沿って(荒盛りしたクレイの上に)いくつもポイントを置いて、それらを滑らかに
つなぐように荒削りしていくので、3Dデータが完璧ならそれを仕上げればいいだけ…、
なのだが実際にはいろいろ気になる点が出てくるわけだ。
そういうところに、修正案の表現としてラインテープを貼って検討する。
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純粋に造形として気になる点の他に、FRP化するときに成形できない(狭くて貼りこめないなど)ような
ところもあるので、そういうところには現実的な修正を施す。
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何度か修正を繰り返し、それぞれの面のいわゆる一般面は仕上げに入る。
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比較的大き目なノッチ部分の凹Rは処理するが、凸Rはまだ取らない。エアインテークやライト類用の穴もラフなまま。
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通常は車両左側半分をまず形にして、良し、これで行こう、となってから左右反転する。だから車両右側は
まだ荒盛り状態のまま。左右反転作業を行うには、角Rを取らない状態で要所を3次原則定期でポイントを
測定し、その数値を左右反転して車両右側に反映する。この測定時に角Rを処理してしまっているとやり
にくいのでそのままにしておいた。
角Rの処理は左右反転ができてから一気に。(このやり方はクライアント、プロジェクトなどによって異なる)
IF-02RDS_RV_clay_model_02_11.jpg

仕上げられたクレイ表面特有のマットな質感。 このあともまだ修正は続く。
IF-02RDS_RV_clay_model_02_12.jpg


写真は全て、この作業をお願いしている NY Connect の内藤さん撮影。



修正しないでいいようなデータが作れれば一番いいことはいいのだが…。



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