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Praga cars Bohema prototype [車、カーデザイン、ミニカー]

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昨年2022年12月、チェコのプラガ社が発表した車です。
日産 R35 GT-RのVR38DETTを700馬力/725Nmにチューンしてミッドシップに搭載、
価格は1億8,000万円程度、リクエストに応じて様々なカスタマイズ可能、89台の限定販売
とのことです。

Praga Bohema
https://pragaglobal.com/cars/praga-bohema/

作ったのは商用車メーカー! GT-Rのエンジン搭載! 
元F1ドライバーもべた褒めの1億円超ハイパーカー「プラガ・ボヘマ」って何もの?
https://autos.goo.ne.jp/news/webcartop-1020381/
(↑写真がものすごく沢山アップされてていいです)


Mark Harrison : CEO Praga Cars UK(プラガ社の社長:最高経営責任者)
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Juraj Mitro : Chief Designer(チーフデザイナー:主任設計士←多分スタイリストも兼任)
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スペックは下記のとおりです。

 エンジン位置 ミッドシップ
 駆動方式 後輪駆動
 エンジン 日産 VR38DETT 3,799 cc V6 ツインターボ(GT-Rのエンジンをチューン)
 最高出力 700馬力/回転数不明
 最大トルク 725Nm/回転数不明
 変速機 ヒューランド 6速シーケンシャル
 ホイールベース 2,770 mm
 全長 4,510 mm
 全幅 2,000 mm
 全高 1,060 mm
 車両重量 982 kg(軽い!)

付け加えると、カーボンモノコックにカーボンボディ。
ダウンフォースは250km/h走行時トータル900kgを発生。
ちなみに、ベースエンジンのVR38DETTはNISMOチューンで
 最高出量 600馬力/6800rpm
 最大トルク 652Nm/3600-5600rpm
ということです。

あまり知られてはいませんがプラガ社はチェコスロバキアの自動車メーカーで、
その歴史は想像以上に長く100年以上バイクや車を作ってきたのだそうです。
ただ、こんなスーパーカーを作るようなメーカーではありませんでした。
そのプラガ社が2012年に発表したのが下のPraga R1。

Praga R1 front
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Praga R1 rear
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このR1は今回発表されたBohemaよりも一回りコンパクトで、スペックは下記の通りです。

 乗車定員 1-2名
 エンジン位置 ミッドシップ
 駆動方式 後輪駆動
 エンジン ルノーF4R 832 1998cc直列4気筒DOHC
 最高出力 210ps/7250rpm
 最大トルク 220Nm/4500rpm
 変速機 6速セミAT ヒューランドJFR
 ホイールベース 2527mm
 全長 4144mm
 全幅 1800mm
 全高 965mm
 車両重量 592kg
 タイヤ フロント: 200/580R15
     リア: 265/610R16

乗車定員 1-2名 と記載されていますが、リクエストがあればそれっぽいシートみたいな
ものをつける…というつもりなのかもしれませんが、キャビンの大きさから実際には完全
にシングルシーターと思われます。
1号車は2012年に作られ、2013年3月から生産開始、サーキット専用車でした。その後
2016年にロードバージョン:R1Rを発表、販売しました。R1の価格は約1,500万円、
R1Rは少し上がって2,000万円前後だったと思います。内容からすると結構頑張った価格
設定ではないかと思いますが、それは旧東欧というところも効いているのかもしれません。



以下全て Praga Bohema。
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全体的に本格的でかなり凝った作りだと思います。
ただ、顔つき…特にヘッドライト周りの造作はあまり好みではなくて、どうもあまり
良く思えません。丸いヘッドライトユニットを今時使わなくても良さそうなものですが…。

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パッと見ただけでもかなりの部品点数の外装で、これを全部ドライカーボンで作ると
したら…、お安くなどできるはずないだろうなと思わされます。いくら旧東欧といっても。
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こんなところまで、丁寧だな…と思ったのは、このラッゲージスペース。
ボディサイドのリヤタイヤの前なのですが、ここにこんな専用ケースまで作っています。
リッドの裏側も、ラッゲージスペースの中(内側)も全部ドライカーボンと思われます。
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ここにこんな深さのあるケースを置くということは…、サイドラジエーターレイアウトと
思われるのですが、そのラジエーターはどう置かれているのか、そしてツインターボの
インタークーラーは? このあたりはぜひ知りたいと思いますので、シャシーレイアウト
に関する情報を探してみようと思います。



現代のレーシングカーそのもののシートレイアウト。かかとの位置がお尻よりも高くなって
いるであろうことがこのシートの形状と角度からうかがい知れます。
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ものすごい特殊な断面形状のステアリングホイール。太いところがやたら太い!
これきっとすごく考えられてて、手にフィットするような気がするので、握ってみたいな
と思います。
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メーターも操作系もシンプル。
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前作R1からひとまわり大きくなって、パワフルなエンジン積んで本格的なスーパーカー、
それもレーシングカーにかなり近い構成のものとなった新作Bohema(ボヘマ)。
価格は一挙に10倍近くに跳ね上がってしまい、頑張ればなんとか…、なんていうものでは
なくなってしまいましたが、それでも何でも、とにかくこういう企業が存続しているという
こと自体大したものだなと思いますし、こうしてこんな新型車を開発、発表出来るとは、
本当にスゴイ、すばらしいことだと思います。これからも注目していきたいです。













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ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。

We support Ukraine with all our might!
We are all on your side.
Ми підтримуємо Україну всіма силами!
Ми всі на вашому боці.









好みかどうかはおいといて、これはこれですごい…。




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