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ハイマウントストップランプアウターレンズ(2017年9月28日)IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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上の写真の品物はハイマウントストップランプ用アウターレンズで、2つ前の記事で取り上げた
フロントウインカーの追加インナーレンズと同じ製法、光造形で作られたもの。

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こちらはもう最初から耐熱処理はしないことにしていて、車検を受け、ナンバーを取って、
東京モーターショーに出すための車用に1個だけ製作。

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以下の写真は6月1日、2日に出張作業に行ったときのものだが、この時点でリヤウイングにつけられて
いたのは某量産社用の部品を流用、加工したもので、これでも機能上は問題なく車検を通ると思うのだが、
その後のショーに出すことを考えて、もう少し見た目を整えてあげたいと思ってこれを製作。

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ちなみに、排気管の周囲の遮熱版は、排ガス試験にパスするための修正でこの後排気管の取り回し自体が
変わり、作り直される。この時とは形状、マテリアル、色など全てが変わり、よりまとまりのいいものに
なっている。

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車の左側でしゃがんでいるのはNY Connect の内藤さんとイケヤフォーミュラのTさん。
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昨日10月16日の夜から本日17日の明け方にかけて、厚木のスタジオでこの車の撮影が行われ、
私も行ってきた。次の記事でその様子を紹介しようと思う。
かつて在籍した会社で各自動車メーカーのコンセプトカーやショーカーの製作の取りまとめを
やっていた頃は、完成後(数日前からあまり寝ていないような状態でクラクラしながら)
スタジオ撮影や野外ロケに立ち会って、大手広告代理店やカメラマンからの無茶な要求に色々と
神経をつかわされたものだが…、さいわになことにここしばらくそういう機会は無い。
そして、そういう機会はたくさんあったのにもかかわらず、残念なことに自分で写真に撮りたいと
思うような形の車にはめぐり合わなかった。せいぜい “こことここ、こういうところはいいけど、
全体的にはちょっと…。”そんなふうに思えるのがいいところで、もっとはっきり言えば(まことに
失礼ながら)“何でこんなのをわざわざ(大金をかけて)作るんだろう…?意味がわからない…。”
と思うようなものがたくさんあった。これは多分私だけではなくて、同業者で同じように感じていた
人は少なくないと思う。
10年ぶり以上のスタジオ撮影。対象は自身の考えが形になった(100%思い通りに出来たわけでは
ないが、それでもかなりそれに近いし、クライアントの池谷さんもとても喜んでくださっている)
この車だし、念願のナンバーがついた状態での対面もこれが初めてとなるので、実に楽しみ。
自分でもたくさん写真を撮りたいと思いながらスタジオに向かった。



細かな修正を加えていって、あと少しで完成…。






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ヘッドライトレンズ、ウインドーまわり残り作業(2017年9月23日)IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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9月23日に残りの作業をするためにイケヤフォーミュラさんに出張作業に行ってきた。
以前同様 NY Connect の内藤さんと一緒に。今回も現地集合現地解散。

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ひとつ前の記事で書いたフロントウインカー追加インナーレンズは(残念ながら写真は撮り忘れ←マヌケ)、
ほぼ想定通り問題なく取り付け完了。これでようやくヘッドライトのアウターレンズを取り付けられる。
アウターレンズ外周部の内側にプライマーを塗装し(接着部を隠すため)、乾燥を待ってハウジングに
取り付け。

以前の出張作業時にウインドーグラス類を接着したのだが、そのときの作業だけではどうしてもガラスの
外周部、ボディとの隙間が埋まらない。そのままでは雨水等がそこにたまることになるので、いずれそれは
埋めるつもりでそのときの作業はいったん終わらせていた。今回の出張でそこに同じガラス用接着剤を
充填する作業を行う。

作業に取り掛かる前はこの作業をちょっと甘く見ていたのだが、マスキングだなんだで思いのほか時間が
かかり、最後のほうは外が暗くなってきて、作業するNY Connect の内藤さんの手元も良く見えなくなって
きてしまった。これはまずいということで作業灯を借りて2方向から照らしながらの作業。

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他にイケヤフォーミュラさんからの修正リクエストで、フロントカウル開閉時にホイールアーチ前側下端が
タイヤと干渉しそうになるのを防ぐために該当ヶ所を少し削ってタッチアップ塗装。本当はもっと丁寧に
やりたいところだが、とりあえず見れるレベルにだけして終了。

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この日の作業はこれだけなのだが、外装系でまだ少し改善したいところがあって、それには部品を新たに
作る必要がある。そのための簡易データを後ほど送ってもらうことにする。

ばらした部品(インナーフェンダー、ヘッドライトなど)もそのままに、翌日以降(接着剤の硬化を待って)
の再組付けをイケヤフォーミュラさんにお願いして、私と内藤さんは現地解散で帰宅の途に。



この時はまだ排ガス試験にパスしていない状態でもあり、それにパスするかどうかも心配だったし、
他にも色々と心配なところもあって、“何とかここまできたけれど、本当にこれで大丈夫かな…。”
半分はそんな不安な気持ちでもあった。
当面の排ガス試験、そしてブレーキ試験などその他の各種試験にパスしたとしても、それ以外の不安要素も
ひとつやふたつではないことはボディの各部を設計した自分が良くわかっている。それにこのダメ設計者が
気がついていないところ、保安基準の解釈を間違えているところもきっと山ほどあるだろう。
イケヤフォーミュラの皆さんの高度な技術をともなう地道な作業でいくつもの箇所をカバーしてもらっては
いるが、それでも、最終的に車検を受ける検査ラインで頭のかたい…いや保守的な検査官に変につつかれて
ネガティブな対応をされたら、あそこはダメかもしれない…、そうだとすればあそこもダメかもしれない…。
ダメ出しされる可能性のあるところで、そう簡単に対策を立てられるようなものではないところがいくつか
あって、本当にどうなるか全く予想がつかない…。
考えれば考えるほど心配であったのだが、先日速報でお伝えしたとおり、無事にナンバーは取得出来て、
私の諸々の心配は杞憂に終わった。良かった。ほっとした。
そしてあらためてイケヤフォーミュラさんの実力、技術力の高さに敬服した。
イケヤフォーミュラさんは自分にとって最も重要なクライアントであるのはもちろん、
車関係のモノ作りのパートナーとして極めて強力、こんなに信頼できるところも他に無い。

これまでやったことの無いことをやる時、人によってはワクワクするというような人もいるだろうが、
それは仕事が出来て、楽観的で、運のいい、成功体験の多い人なんだろうなと思う。
少なくとも私はそういう時いつもストレスいっぱいである。
最初から楽しんでやれることなどほとんど無い。取り掛かってしばらくして、狙ったとおりの結果や、
それよりもほんの少しいいものになりそうな予測が立てられるようになって初めて、少しは楽しめる
ようになってくる。それまでは苦しいばかりだ。
今回のナンバー取得というプロジェクトも、完成状態:この形でナンバーがついて公道を走る…を思えば
幸せな気持ちで臨めはしたが、それを上回る不安やストレスがいっぱいだったことは間違いない。
それでも、イケヤフォーミュラさんとのプロジェクトであるということ、それだけで随分救われた。

さいわい、ナンバーが無事に取得できた今思うのは(これはいつも思っていることでもあるのだが)、
なめてかかってはいけないが、必要以上に恐れることはない。
全力でやるべきことをやって、結果はきちんと冷静に受け止める。
それだけのことである。

もうしばらくこの開発は続くと思うが、少しの間この幸せな気持ちを味わっていたい。



ナンバー取れて良かった。本当に良かった…。






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フロントウインカー追加レンズ(2017年7月7日) IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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上の写真の品物は何かというと、
話は少しさかのぼるのだが(最近までまともに寝る時間も無いほど忙しくてブログの更新など
全く出来なかった)、フロントウインカーに問題があることが発覚し、6月1日に行った出張作業のときに
現物を見ながら対策を考え、帰ってきてから設計、3Dモデリング、保安基準適合シミュレーション。
その結果をイケやフォーミュラさんにシェーディング画像を添えて報告し、承認をいただいて
3Dプリンター(光造形)によって成形した、その対策品、フロントウインカー追加インナーレンズ。


下の画像2点がそのシェーディング画像で、要は保安基準の最も厳しい条件で見た場合のウインカーの
発光部の面積が足りなそうだということ。リヤウインカーの時と同じである。
全くダメな設計者で申し訳ない…。
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以下の3点の写真は6月1日の出張作業時に撮ったもの。(以前の記事でもアップしている)
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アウターレンズの内側にもう一枚レンズを追加して、ウインカーが点灯した時にそのレンズが光って
見えればそれでクリアするだろうという考えで、大きさとしてはこんなものかな…と養生シート
(淡い黄色系の紙)を切ってヘッドランプアウターレンズの内側の該当箇所にあてがったみた状態。
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以下の4点の画像がモデリングしたインナーレンズをレイアウトしたヘッドランプのシェーディング画像。
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ハウジングの下側に、インナーレンズ固定用のボルトを通す穴をあける必要があるのだが、
その位置決めをするための治具も設計。インナーレンズと一緒に成形することにする。
こんなことは無くてすめば一番いいのだが、いたしかたなくこういうものを作ることになっても、
ハウジングを3Dデータで作ってある(粉末造形)ので、クリアランスの設定も高精度で出来るので
安心して成形できる。組み付けもすんなりいくはずだ。
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こういった経緯で光造形によって成形されたフロントウインカー追加インナーレンズ。
2セットあって、手前のものと奥のもので色が違うのは、奥のものは耐熱性をあげるための熱処理
(アニール処理)を施したため。元々のこの素材の耐熱温度が80数度とのことで、光源がLEDだし、
多分大丈夫だろうと思うのだが、この処理を施せば耐熱温度を120度以上に上げることが出来る
ということなので、念のためこの処理を施したものをまず作った。
作ったのだが、出来上がったものを見ると、どうもこの色合いが…、こういう色合いになるとは
事前に聞いてはいたのだが、古くなってくすんだような、汚れているように見えて何とも…。
これはやはりアニール処理をしないものも作ってみて比較してみたいと思い、急遽追加で作った。
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真ん中に置かれているのはレンズと同じ素材で作った穴あけ用の治具。こんな透明素材でなくても
いいのだが一緒に作れば(同時に光造形で成形するということ)製作費を最小限に抑えられるので。
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このインナーレンズは(リヤの追加ウインカー同様:実に申し訳ない…)元々私の保安基準の解釈が
まずくて必要になったものなので、設計、データ作成はもちろん、光造形等の費用は我が社もち。
アクリルの切削品などと比べればずいぶん安価とはいえ(大体こんな形状ではアクリルの一体成形は
不可能だろう。接着構造にすれば出来るだろうが、それとわからないように接着するのは至難のわざ)、
量産品のこの種のレンズの価格とは比較にならない価格だが、イケヤフォーミュラさんに余計な出費を
強いること無く行うので、こんな風に試しに作ってみることになっても、むしろ気は楽。
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こういう作り方(3Dデータによる光造形)だから当たり前なのだが、ほぼ想定どおりのものが出来た。
これらの写真をイケやフォーミュラさんに送って、お勧めとしては熱処理をしていない白っぽいほうです
と伝え、担当のFさんもそれで行きましょうということになった。



その後、イケヤフォーミュラさんの作業(各種試験の対応)の進行状況と、こちらの都合のすりあわせで
なかなか取り付け作業に行けず、2ヵ月半ほど間が空いてしまう。ようやく日程が決まり、この追加レンズ
の取り付けと残りの作業のために、また以前と同様 NY Connect の内藤さんと一緒に出張作業に行くことに
なったのが9月23日。
日程が決まったのであらためてこの追加インナーレンズを見てみると、どれがアニール処理をしたものか
わからなくなっていた。この程度の期間でここまで退色(?)してしまうものなのか?
まぁ使うのはアニール処理をしてない白っぽいほうということは決まっていたので何でもいいといえば
いいのだが、どうなっているのか知っておきたい。それで成形業者に問い合わせてみると、案の定、
担当営業などは全くわからず、技術担当の方に直接聞いてみると、あまりはっきりとは言えないが
経時変化でこうなるらしい、とのこと。
色だけ見ればきれいにクリアになって望ましいといえば望ましいのだが、肝心な耐熱性はどうなのか?
これについても確認すると、これはその技術者の方も確かなデータを持っているわけではなくて、
申し訳ないが正確なところはわからない、とのこと。それ以上聞いてもらちが明かないので、何か新しい
情報が手に入ったら教えてください、ということでこの件はいったん終了。何ともスッキリしないが
しょうがない。
まぁこの製法は新しい技術といえばそうだし、本来試作品向きの製法で量産には向かないものなので、
しょうがないというか、誰もそこまで追及していないのかもしれない。
出来ることならこういったレンズ関係の部品はインジェクション成形とかで作りたいのだが、
そんなことをしたらそれだけでこの車の開発費の半分とまではいかないかもしれないが、少なくとも
数分の一は確実に飛んでいく。





とりあえず、フロントウインカー追加インナーレンズ成形…。





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祝!ナンバー取得!(2017年10月13日) IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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本日夜、イケヤフォーミュラの池谷社長から電話があり、IF-02RDSの車検がついに取れた!とのことです。
ようやくこの車にナンバーが着きました。
車がほぼ形になったと思ってから思いのほか時間がかかってしまいましたが、何とか今年の東京モーター
ショーにも間に合わせることが出来ました。
(画像は全て以前アップしたものに追加工したものですが、とりあえず)



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この車検取得は、担当されているイケヤフォーミュラのFさんはじめ関係者全ての皆さんの高いスキルと
こころざし、それらを持って臨んだ地道な改善作業の繰り返し、めげずに忍耐強く、まさに頭の下がる
ような努力を続けられた賜物だと思います。

また、国交省の対応も3年前に問い合わせを始めた頃とはずいぶん変わり、最後のほうは随分と協力的な
対応をしていただき、迅速な事務処理、書類作成をしていただき、陸運局でも暖かい対応をしていただいた
そうです。1号車の製作をスタートして5年の歳月がかかりましたが…、関わった全ての人達に感謝しか
ありません。(なんだか書いてて泣けてくる…)

まずは速報のみ。追ってまた経過など報告していきます。


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実は東京モーターショーではこの車についてまた大きな発表があります。
ナンバーの着いたこの車両ともども、お楽しみにお待ちください。







ついにこの日がきた。ああ良かった。本当に良かった…。





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排ガス試験途中経過(2017年6月15日) IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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少し前に池谷さんから送られてきた写真。排ガス試験に臨んでいるところ。


なのだが…、これがなかなか手こずっているらしい。

このあたりは私としては守備範囲を超えた領域なので、ただお話を聞いて、大変そうだなと思う
ことくらいしか出来ない。もどかしい。力になれるものならなりたい。
車検取得までに乗り越えなければならない、いくつかあるハードルのうちのひとつなのだが、
この試験を含め、どれひとつとっても、簡単なものは無いなとつくづく思う。

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車がほぼ形になって、あともう少し…、と思ってから結構な時間がかかっている。
少しあせりを感じ始めている。






もう7月下旬。もうじき8月なんてウソのよう…。





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ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その5 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の内藤さんと出張作業に行って、
作業の合間に撮影した写真、その5。この出張作業の写真はこれで最後です。


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外周部の裏面にプライマーを塗装して仮置きされたフロントウインドーグラス。

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その左下には欲しかった欲しかった(w) JISマークの刻印。自動車用安全ガラス、いわゆる合せガラス。
本物のガラスらしいほんのりグリーン系の色。

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フロントウインドーとルーフの曲面の連続性がわかる映りこみ。本物のガラスはどうしても端部に
少し歪みが出る。ここはまだいいほうで、こういう形状の場合、上の左右の角部が一番厳しい。

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左でガラス用接着剤のガンを操作しているのはNY Connect の内藤さん。

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ヘッドライトのアウターレンズの内側にマスキング用の紙を切って置いたところ。
何をしているのかというと…、フロントウインカーも私の保安基準解釈が悪くて、一番厳しい方向から
見た時の投影面積ガ足りなくて、その対策としてウインカー専用インナーレンズを追加するのはどうか、
その形状はこんなものでどうかな…と検討しているところ。
リヤウインカーに続き、ご迷惑をおかけしてすみません、イケヤフォーミュラの皆さん…。

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このフロントウインカーの問題があるので、今回の出張作業ではヘッドライトのアウターレンズは
接着せず、外周部の上面にプライマーを塗装するところまで。
今度はフロントウインカーの対策品、追加インナーレンズを持って取り付け作業に来ることになる。

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フロントウインドー、サイドウインドーともに接着され、マスキングテープで軽く抑え。
この状態で1日置いてもらって接着剤の硬化を待って、テープをはがしてもらって作業終了。
テープをはがす作業は翌日イケヤフォーミュラさんにお願いすることにして、私とNY Connect の
内藤さんはこの日の夕方引き上げ。

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ドアインナーパネルの一部は取り外し式で、この部分だけエクステリアと同じ塗装色にしてみたが、
ここはインパネなどと同じスエード調か、この後張り替えられると思うシートと同じ生地を使うなど
したほうがいいかもしれない。

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今回(私の設計が悪くて…)接着してあげられなかったヘッドライトアウターレンズ。
フェンダーのこちら側の垂直面にある変形四角形のリッドは、ヘッドライトの光軸調整のために手を
入れるところ。ヘッドライトハウジングの後ろに、ロービーム用のみだが上下/左右の角度調整用の
ノブがあって、そこにアクセスできるようになっている。



次回の出張作業では何らかの製法で作ったフロントウインカーの追加インナーレンズを取り付け、
ドアまわりの隙間から見えるボディ色が気になったので、それを目だ無くするための何らかの処理を
行うつもり。その日程はまだ未定だが、恐らく8月中頃か。




無事にウインドーグラスがついて、出張作業は最低でもあと一回…。





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ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その4 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の内藤さんと出張作業に行って、
作業の合間に撮影した写真、その4。

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ヘッドライトのアウターレンズを仮置きして、外側から外周部にラインテープを貼る。
アウターレンズの内側に接着面を隠すための黒塗装をするのだが、そのマスキングをするための
マーキング。

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LEDライトユニットは同じものが3連となったこれが最終バージョン。一番内側がロービーム用、
真ん中と外側がハイビーム用。当初、ロービーム用にはこの一連のユニットで遮光板を内部に供えた
プロジェクターレンズタイプを使う予定だったのだが、そちらはアウターレンズをつけない状態で
光量がギリギリ、アウターレンズをつけて試験に臨んでみると、ごくわずかに足りないと判定され、没に。
ハイビーム用ユニットはLED3個を写真のようにレイアウトしてあって、この構造では遮光板は付けられない。
手に入るユニットで車検対応のものはこの一連のユニットがダントツに最小であり、他のユニットでは
この車の非常に狭いスペースに収まらない。このユニットを使うことでギリギリ成立しているレイアウト
なのでどうしたものかと困ったのだが…、保安基準では遮光板を供えていることが必須ということでは
ないことがわかり、ハイビーム用の光軸を少し下向きにして使うことに。

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ウインドーグラス類にマスキングをして塗装準備。外周の接着部内側にガラス用プライマーを塗装。
一般的な量産車では黒セラ(セラミックプリント)に相当する。
この塗装をして1日目の作業は終了。一晩乾燥、硬化させて翌日接着という段取り。

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ヘッドライトの下の横長のスリムなLEDユニットはデイライト。1号車と比較してヘッドライトの位置が
上がって、そのままだとフロントエンドからヘッドライトまでの間が広がって間延びした感じがするので、
エアインテークかフォグランプか…と色々考えて、このようなレイアウトに。
レイアウトを詰めていく途中で、ある時点で自分としては悪くないまとまりに出来そうと思えたのだが、
CGやクレイモデルの段階では池谷さんはずっと気にしていらして、無いほうが良くないかというご意見も
いただいたのだが、ここは入れさせてもらった。

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ガラスには保安基準適合品であることを示す刻印が入る。JISマークと合せガラスであることを示す文字、
そしてガラスメーカーの名前。
ドアガラスは一般的な量産車では強化ガラスが使われるのだが、この車の場合、フロントと同じ合せガラス。

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ドアインナーパネルの一部は取り外し式で、この部分だけエクステリアと同じ塗装色にしてみたが、
ここはインパネなどと同じスエード調か、この後張り替えられると思うシートと同じ生地を使うなど
したほうがいいかもしれない。

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ライトにアウターレンズがついて、ボディと同じようにリフレクションが映ると、とてもいい感じに見える。
これくらいまで出来上がってくると見ていて楽しい。どんな作業をするにも張り合いが出る。

1号車のときは自分では納得いく写真があまり撮れなかったので、2号車はたくさん撮ろうと思っていて、
この出張の少し前に自分としてはやや奮発してちょっといいカメラを買った。まだ全然使いこなせていない
段階だったのだが、撮ってきた写真を見るとそれなりにきれいに撮れていて、買って良かったと思えた。





こんなことを仕事としてやらせてもらえるなんて、感謝しかない…。





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ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その3 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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今日の記事も一昨日からの続き、6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の
内藤さんと出張作業に行って、作業の合間に撮影した写真、その3。相変わらず写真多目。


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後ろの幕は1号車。1号車と2号車を並べて見ることは出来ないので、この幕があって嬉しい。

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リヤビューミラーの中身、ある量産車のパーツを流用した角度調整機構。

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フロントウインドーグラスを仮置きして様子を見る NY Connect の内藤さん。

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自分でも初めて見る処理が散見され、ああ、ここはこんな風にまとめられたんだ、それにしてもこれは
一体どうやって作ったんだろう?というようなところもいくつかあり、イケヤフォーミュラさんの人達の
能力の高さに感心する。





人の顔をかくすとき、なぜか白三毛の凜の顔が活躍する…。





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ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その2 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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昨日の記事の続き、6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の内藤さんと
出張作業に行って、作業の合間に撮影した写真、その2。今日も写真が多いです。


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追加されたリヤウインカー。LEDを使った非常にスリムな形状。ハウジングは粉末成形、
アウターレンズはアクリル切削、磨き仕上げ。
私の保安基準の解釈がまずくて追加することになったものだが、最終的な出来栄えにに関しては
池谷さんはとても気に入ってくださったようで一安心。とはいえ、気遣いの人、池谷さんのことなので、
私に気をつかってそう言ってくださっているという面も多分にあると思うので、やっぱり少し心苦しい…。

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フロントカウル、フロントフェンダーの裏側を見るとヘッドライトハウジングの様子が良くわかる。
外周部のたくさんのボルトをはずすと中のユニット類と光軸調整機構などがハウジングの後ろ半分に
ついたままはずれるようになっている。

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後姿は池谷さん。

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いくつか有る細かい問題点の対処をしながら、細かいとは言い難いものやすぐに対処できないものは
どうすれば良さそうか方向性を相談しながら…、ウインドーグラス取付けの準備作業を進めていきます。




イケヤフォーミュラさんでの作業はいつも心地よく行える。この雰囲気いいなぁ…。





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ウインドーグラス取り付け(2017年6月1日、2日)その1 IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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すっかり間が開いてしまったが、IF-02RDS ロードバージョン開発経過の続き。
6月1日、2日にかけてイケヤフォーミュラさんにNY Connect の内藤さんと出張作業に行き、
ウインドーグラス類の取り付けを行ってきた。
そのときに撮った写真が結構沢山になったので、とりあえず写真だけでも何回かに分けて
アップしていこうと思う。
ちなみにブログの更新が滞ったのは、別に開発しているもう1台のスケジュールが厳しくて
(ドイツのフランクフルトショーに出展するためにIF-02RDSよりも先に完成させなければならない)、
まったく時間が取れなかったため。おかげさまでそちらは何とか山場を越えた(と思う…)ので
久しぶりに更新。

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フロントウインドーの曇りを防ぐデフロスターエアアウトレット。
保安基準で前面ガラスの水滴等の曇りを除去するための装置を~ という項目があって、それに
対応するもの。エアコンユニットもフロントカウルの中、角パイプで組まれたフレームの中の狭い
スペースにコンパクトに設置されている。

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ドアは池谷さんからのリクエストもあって1号車よりもかなり大きく開くようにした。
これくらい開けば、開口面積は大きくないが乗降に問題は無いだろう。

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ドアヒンジは…実はかなり苦労したところ。イケヤフォーミュラのFさんが頑張って色々やって
くださった。まだ付けていないがこのヒンジにはカバーがついて、もう少しスッキリした見た目になる。

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リヤビューミラーの本体は1号車では普通のFRPだったが、2号車はある理由があってドライカーボン
製に。ここはせっかくだから塗装せずにカーボンそのまま。

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この出張作業中に撮った写真は今回がその1で、その5まで続く予定。




ウインドーグラスが無事につきました…。





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