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装飾的ではなくて、それでいて美しい [車、カーデザイン、ミニカー]


01_シロアジサシ+ash013.jpg

装飾的でなくて、それでいて美しい。
必要なものしかなくて、それ自体が美しい造形をしている。
こういうことなんだと思う、自分が求めているのは。

更に言えば、比べるものもないほどに…ということになる。
しかしそれは本当に難しいことでもある。

こういう考え方だからいつまでたっても装飾的なデザインは苦手なんだろうな、私は。

でも、クジャクの頭の上の飾りとか、あれはあれでひかれる。
普通のクジャクもいいし、白クジャクも惚れ惚れする。
これは共感というよりも、自分に無い(思いつく事が出来ない)ものへの憧れに近いのかもしれない。
一部の鳥の飾り羽とか美しい長い尾羽とかは非常に心地よく見れるので、自分が装飾的なデザインへ
取り組む時の突破口というか、よりどころのようなものになるかもしれない…、そんなふうに思う。


下の写真は南の島などにいるシロアジサシ。私の大好きな鳥。
02_シロアジサシ_1.jpg

03_シロアジサシ_2.jpg

クジャクの事は普通に幼いころから知っていたが、あの頭の上の装飾を認識したのは大人になってから、
それも結構な年齢になってからだったと思う。
シロアジサシに至ってはそれよりもずっと後、10数年前にその存在を知った。
初めてこの鳥の写真を見た時の印象は
「はぁぁ、何とも美しい鳥がいたもんだな。シンプルに洗練されていて、ここまで美しい…。」
何か非常に共感のようなものを感じたのだが、その時はその理由がよくわからなかった。
今のような認識を持つのは少したってからのこと。そしてかわいいとも思うようになった。

04_ash013_rear_qtr_upper_over-up.jpg

自分で作った車、ASH013の画像(上、下)とシロアジサシの写真を見比べてあらためて思うのは、
白いボディと真っ黒な目…、何となく両者が似たものに思えるという事。
いつものオメデタイ感覚でもあるわけですがw
シロアジサシの画像を初めて見た時に感じた心地よさは、自分が作りたいものに非常に近いものを
見た気がしたからかもしれない。そんなことをあらためて認識します。

05_ash013_front_upper+logo.jpg


装飾的でなくて、それでいて美しい。
必要なものしかなくて、それ自体が美しい造形をしている。
更に言えば、比べるものもないほどに…。
それは本当に難しいことでもある。



※この投稿は8年前、2013年2月8日のものに加筆、修正を加えたものです。
 この2013年の秋、東京モーターショーでIkeya Formul IF-02RDS prototype が発表されました。
 IF-02RDSはここで取り上げたASH013をデザインソースとして開発されたものでした。




8年たっても…というか、8年位ではほとんど気持ちは変わらない…。




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