好きな車、お国柄による違い(エクサンプロバンスのお話 その1) [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]
以前製作したコンセプトカーを使ったあるイベントで、フランスに行った時のことです。
南フランス、エクサンプロバンスの街中から20~30kmほど郊外というか山に向かって
走り、その山頂付近に裕福な方が作ったプライベートサーキットがあり、そこを借りて
イベントが行われました。
エクサンプロバンスはイメージ通りのステキな街でした。
※この時の写真はほとんど撮っていなかったため、ここで使用している画像は
全て画像検索で話の内容に合いそうなものを集めて使わせてもらっています。
イベントの内容は、日本のある自動車メーカーの依頼で私が在籍していた会社で作った車
(デザインはその自動車メーカーのデザイン部)と、同じようにイタリアの同業者が作った
車2台を使い、ヨーロッパ各地から、各国の有名どころの雑誌の記者達を集めて試乗して
もらって(提灯記事っぽい)記事を書いてもらって…、プロモーションすると言う算段です。
写真の赤い車が日本製(私が在籍してた会社で製作)。
シルバーっぽいのがイタリア製(名門カロッツェリアで製作)。
赤い車の助手席に見える、いなかもんらしいのはオレサマ。
記者さんたちが無茶をしないように、作ったやつが心配しいしい同乗してるという図です。
シルバーっぽいのの助手席は同じ立場のみけ。
いかにもイタリア人らしいミケーレという名前の彼の名刺には、日本向けにひらがなで、
そう書いてあって笑えました。
その試乗や撮影の合間に各国の方々とお話してみました。私のたどたどしい片言の英語
での問いかけに、みなさん穏やかに応じてくれました。
まずは、イタリアの同業者達との会話。
オレサマ「やっぱイタリアの人はみんなフェラーリとか大好きなの?」
ジョルジョ「うーん、俺はメルセデスのSクラスがいいな。」
オレサマ「え、それは、どういうところがいいんでしょう? (;`・ェ・) 」
ジョルジョ「ゆったりしてて高級でいいじゃん。」
うーむ、そういうものか。
本場イタリアの一流カロッツェリアに勤める彼をして、そう言わしめるメルセデス。
その後、同乗試乗してる時とかに各国の皆さんの意見を聞いてみました。
フランス人の女性
彼女「フランスの車?私はあんまり好きじゃないわ。だって、なんか田舎臭いじゃない。」
オレサマ「まじっすか? (;`・ェ・) じゃぁ、どんなのがいいの?」
彼女「そうねぇ、私はBMWがいいわ。洗練されてて。」
スウェーデン人の男性
「スウェーデンで一番人気の車?トヨタに決まってんだろ。カローラ人気あるよぉ。」
彼は日本人の私に気をつかってくれたのかもしれません。
オーストリア系ドイツ人の男性
「BMWやメルセデスはいいけど、高すぎるよ。車の値段も高いし、メンテナンスにも
いちいちかかりすぎる。僕はフォードが好きだな。バランスいいよ。」
ドイツフォードというのがありますし、彼は多分フォーカスか何かに乗ってたと思います。
その他色々でしたが…、
総じて、自国の車はあんまり評価していないような傾向がありました。
ま、皆さん雑誌記者とかライター、あるいは私と同業者ですから普通の人とはちょっと
違うこと言いたがる人達なのかもしれませんが、意外な返事が多くて面白かったです。
それにしても、フランス車はいなかくさいと言ったパリジェンヌ、魅力的ではありましたが
気が強そうで…、ちょーっとこちらを見下していらっしゃる感じはありましたw
ウクライナがロシアを追い出して勝利して、全ての領土をとり戻し、
ロシアにきっちり賠償させて、平和を取り戻せるまで応援したいです。
We support Ukraine with all our might!
We are all on your side.
Ми підтримуємо Україну всіма силами!
Ми всі на вашому боці.
自国の車に愛せる車があってほしいな…。