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Dino 246 GTS(ディーノ 246GTS)(カーマガジン・ウィークエンドミーティング 2018 秋 in 大磯 Vol.4) [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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昨日に続き、9月29日(土)に大磯ロングビーチの駐車場で行われた
“カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング 2018 秋 in 大磯” というイベントに行ってきた、その4。

http://www.car-mag.jp/cwm2018autumn/
http://www.car-mag.jp/img/483/CM483_Oiso.pdf

今回はフェラーリでありながらフェラーリの名前の無かったディーノ。
クラシカルな曲面構成のデザインが好きな方も多いと思います。

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デザインは、ピニンファリーナのアルド・ブロヴ ァローネが手がけた Dino 206 Berlinetta Speciale を
ベースに生産性を考えたプロトタイプ2号車:Dino 206 Berlinetta GT が作られ(この時に、ごく低い
位置に配置された丸目4灯のヘッドライトとそれを左右まとめて全面的に覆う透明樹脂カバーの特徴的な
顔つきから、従来からある丸目2灯式に変わる)、その後、後輩であるレオナルド・フィオラヴァンティが
生産型をまとめたと、ブロヴ ァローネ氏本人が雑誌のインタビューで言っています。

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きっと若きフィオラヴァンティは、先輩の魅力的なデザインを壊さないように、慎重に生産に向けて
モディファイしたかったと思うのですが、上述のようにすでにヘッドライト周りなど顔つきがまるっきり
変わってしまい、(プロトタイプから生産型に替わる際に良くあることですが)せっかくのモダンな
イメージが薄まって、所帯じみて、普通になって、悪くすれば古く見えてしまって…、
結構辛かったのではないかと想像してしまいます。
生産性、コスト等を考慮したとはいえ、固定式ヘッドライトのこの顔つきは、プロトタイプの顔つき
と比べてあからさまに旧態然としていて…、プロトタイプの顔つきがそのままでは量産化が難しそう
なのは明らかですが、それでも、もっと近い雰囲気は再現できたのではないかなと思ってしまいます…。
これらの違いは下記の2つのキーワードで画像検索すると良くわかりますので、興味のある方はどうぞ。
Dino 206 Berlinetta Speciale 1965
Dino 206 Berlinetta GT 1966

ドアからリヤフェンダーにかけてのエアインテークはその後の308に継承され、リヤフェンダーの
ふくらみ方の変化にともなって、より洗練されていくのですが、前後のフェンダーのふくらみ方/
ウエストラインの絞り方(フロントはタイヤに沿って豊かにふくらみ、Aピラーの根元付近でウエスト
ラインは最もくびれ、リヤに向けて緩やかなスロープでふくらんでいく)は、1966年のプロトタイプ
2号車から生産型になる時に修正が入り、なんとなくフロントもリヤも同じようにふくらんでそれらを
滑らかにつないだだけ、みたいなものに変わってしまい、それは当時のコンベンショナルな形だった
のかもしれませんが、ちょっと残念なところです。

サイドを前から後ろまで貫く明確な水平基調のピークラインはプロトタイプからきっちり引き継がれ、
モダンな印象を与えていて、これはとてもいいなぁと思います。

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特徴的なリヤウインドー。左右端部のこのすごい湾曲。 このGTSではリヤクォーターウインドーが
無くて意味が無いのですが、固定ルーフの場合はここにリヤクォーターウインドーがはまっていて、
良好な斜め後方視界が確保されます。この造作もまたこの車の魅力のひとつといえるでしょう。

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なき息子をしのぶため、それまでのフェラーリには無い新しい魅力を持った小型の車をデザインして欲しい、
そうリクエストされたピニンファリーナ、アルド・ブロヴ ァローネ氏はその期待にこたえようとがんばって
プロトタイプ1号車を作るも、生産性のために大幅な妥協を強いられてしまった…、ちょっとかわいそうな
小型フェラーリ。そういう側面もディーノにはあるように思います。


そんな開発ストーリーはともかく、結果として出来上がったこの車のデザインは、当時のレーシングカーの
雰囲気をロードカーに巧みに取り入れて良くまとまっていて、とにかくこの形が好きだという人が世界中に
沢山いるのは、この車をそれほど好きではない私でもわかる気がします。


次回は、Vol.5 Lancia Stratos HF(ランチア ストラトス HF)です。




私が好きかそうでないかはともかく、人気があるのは確か…。






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Lamborghini Countach LP500S Wolf Special(カーマガジン・ウィークエンドミーティング 2018 秋 in 大磯 Vol.3) [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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昨日に続き、9月29日(土)に大磯ロングビーチの駐車場で行われた
“カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング 2018 秋 in 大磯” というイベントに行ってきた、その3。

http://www.car-mag.jp/cwm2018autumn/
http://www.car-mag.jp/img/483/CM483_Oiso.pdf

今回はランボルギーニ カウンタック LP500S Wolf Special。まさにスーパーカーの中のスーパーカー。
今でもスーパーカーといえばカウンタック、象徴的な車といっていいでしょう。

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個人的にはオーバーフェンダーやリヤウイングのついていないのLP400のほうが好みですし、
更に言えば、PrototypeのLP500がシンプルで一番好きです。
このLP500S Wolf Special はオーバーフェンダーがついていますが、リヤフェンダーの切り欠きに
オリジナルが持つデリケートなラインが残っていてそこがいいです。
この後に登場するモデルにつくオーバーフェンダーはどれもこのラインを無視した、いわば乱暴な
造形になっていて、せっかくのデザインをぶち壊しているように思えて好きになれません。

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このホイールも、カウンタックに似合うという方もいますが、個人的にはあまり好きなほうでは
ないです。軽そうにも見えないし、空力が良さそうにも見えないし…。これならオリジナルの
LP400がはいていたホイールのほうが、全体のデザインともマッチングも含めていいかなと思う
のですが、この車はそれとの違いを出すことがコンセプトのひとつのようなものでしょうから、
そういう意味ではこのデザインはその目的を十分達成していると思いますので、これはこれで
いいのでしょうね。

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むこうに見えるディーのと比べると、実際に発表された年代の違い以上の大きな違いを感じます。
かたやそれまでの集大成的なデザイン、かたやこれまでに見たことのないデザイン、そういう
コンセプトの違いを明確に感じます。
私自身は集大成的なデザインが好きですし、新しいことよりも美しいことのほうをより大切に
したいといつも思っているのですが、この2台に関してはカウンタックのほうが全然好みです。
ディーのはむしろ好きなデザインではないほうなので…。

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わかりやすく翼断面形状のリヤウイング。このころはまだ翼端板の概念が無かったのか…、
気持ちよく影も形もありません。

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この天地の狭いリヤウインドー、ルーフ上の小さな小さなウインドーも含めて、ここから後ろの景色を
見ろといわれても…、まぁ、まともになんて見えるわけがないです。

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前作ミウラでのエンジニアリング的なネガティブポイントをつぶして、ある種理想主義的に纏め上げた
(重心高に関しては理想的とはいえないですが)パッケージレイアウト。そのパッケージレイアウトを
ごくごくタイトに包み込むデザインはこれでもかというほど未来的で、まるでコンセプトカーそのもの、
まさかこのまま市販するとは誰も思わないような、ライバルを一気に過去に置き去りにする超モダンデザイン。

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そしてミウラの時には無茶なスケジュール前倒しでまるっきりとれなかった熟成期間も、今度は十分…
かどうかはともかく、まぁ前よりちょっとはかけて、完成度上げて、いよいよデビューだぁ!
…と思ったら、未曾有の世界的経済危機、オイルショック。  なんともついてない…。

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ランボルギーニ社はこの頃から経営悪化はなはだしく、身売りだ、買収だと大変な時代に突入していく
わけですが、そんな中でこの車がマイナーチェンジを繰り返しながら、長きに渡って屋台骨を支え続け…、
いや、支えたとは言いにくいから…、商品として生き残り続けたのは、単純にこの車にそれだけ魅力が
あったからにほかならないと思います。こんな高額な車を欲しいと思う人がずっといたということです。

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爆発的に売れてものすごい利益を出して傾いた会社の経営を持ち直す…、とまではなりませんでしたが、
アイディアを凝らして、苦労してこの車を開発した意味はあったと、そう思いたいです。
良くぞこの形で市販化してくれたものだと、この車を見ているとつくづくそう思います。

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これだけの車が展示してあるのに、この人の少なさ…。天気が悪かったせいもあるかもしれないので、
こういうイベントで天気が悪いというのは、悪いばかりではないなと思いました。

次回は、Vol.4 Dino 246 GTS(ディーノ 246GTS)です。




若い才能が奇跡のように集まって作り上げた夢のような車、歴史に残る1台…。






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Maserati Merak SS(カーマガジン・ウィークエンドミーティング 2018 秋 in 大磯 Vol.2) [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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昨日に続き、9月29日(土)に大磯ロングビーチの駐車場で行われた
“カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング 2018 秋 in 大磯” というイベントに行ってきた、その2。

http://www.car-mag.jp/cwm2018autumn/
http://www.car-mag.jp/img/483/CM483_Oiso.pdf

今回はマセラティ メラック SS。同時代のスーパーカーの中ではちょっと控えめ、地味目な存在です。


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この車のスタイリング上のもっとも大きな特徴は、このリヤクォーターの、ノッチバックをファースト
バック風に見せるバーの存在。これがあることによって、兄貴分のボーラと似たイメージになり、
テンションロッドとしてフレーム剛性を上げている…のかもしれません。残念ながら本当のところは
どうなのかはわかりません。

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それにしても、このバーをとった状態を想像してみると、なんともそっけない造作であることに
あらためて驚きます。それに、このバーとボディ側との接し方も、なじませようとかしているような
様子は無く、あまりに無造作。ルーフ側にトンとぶつけて、リヤ側の平面っぽいところに置いただけ。
こんなんでいいの?そう思えるほどです。
よく見ると(よく見なくても)、ルーフ側との連続性も特に気にしていないことがわかりますし、
リヤ側のカクッと折れたような造形も含めて、理解に苦しむところが多々あります。

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個人的にはこのバーはあったほうが全体的にまとまりが良く見えるのでアリだとは思うのですが、
それにしても、どうしてこういう変わった構成にしたのか…、想像するに、ボーラと同時開発で、
なるべく開発費はかけたくなくて、でも何とか違いを出さなければいけなくて、車格から少しだけ
お手軽感覚に見えるように…、ということでいわば苦肉の策だったのかな、などと思うのですが、
真相はわかりません。

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このリヤクォーターのバー、上でも触れましたが、後ろのほうでカクっと折れているのはどうして
なんでしょう?何を狙ったのか…考えても思いつきません。これももしかしたら、サイドビューで
ボーラとのシルエットの違いを出すため、なのでしょうか…?

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これくらいのフロントクォータービューやリヤクォータービューからわかるのですが、
このリヤウインドー周り、バーも含めてのこういう構成のおかげで後方視界はとても良さそうで、
この点においてはライバル達を大きくしのぎ、最もいいのではないでしょうか。
フェラーリのようなトンネルバックでは斜め後ろが見えにくいですし、ボーラのようなガラスを
使った構成でもこれほどは良くないでしょう。

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顔つきもボーラよりも少し構成要素を少なくして、ボーラよりも立派に見えないように…
ヒエラルキーがあったとしてもそういう事をあまりあからさまにはしないほうがいいでしょうし、
本当にそんなことを考慮したのかどうかわかりませんが、結果として出来たこの顔つきは
悪くないです。個人的にはボーラよりもこちらのほうがあっさりしていて好みかもしれません。

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フロントビュー、フロントクォータービューはライバルであるフェラーリ308などにも通じる
雰囲気で結構好みです。十分スーパーカーらしさがあります。
ライバルであるフェラーリ、ランボルギーニのいわゆるセカンドライン、308やウラッコに比べると
全体的にあれらよりもちょっとムッチリしてコロンとした感じで、それなりにまとまりはいいけれど、
エレガントというものでもないし、壮観さにもやや欠ける…、そんな感じかと思います。

同じメーカーに上級車であるボーラがあって、そのボーラ自体がライバルのスーパーカーたちに
比べてやや控えめなアピアランスであり、それよりもでしゃばってはいけない、でもライバルに
負けない魅力を出さなくてはいけない…。これはかなりハードルが高い、正直厳しい条件です。
メラック単体で見れば十分スーパーカーとしての雰囲気を持っていますが、メラックでなくては
手に入らない魅力、どうしてもこれを欲しいと思わせる魅力、そういったものにやや欠けている
ように思えて、そこがつらいところです。この種の車ではそれこそが最も重要なものではないかと
思いますので。

次回は、Vol.3 Lamborghini Countach LP500S Wolf Special(ランボルギーニ カウンタック
LP500S ウルフスペシャル)です。




決して悪くない、でもちょっと魅力に欠ける、かな…。






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Ferrari 365GT/4BB(カーマガジン・ウィークエンドミーティング 2018 秋 in 大磯 Vol.1) [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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もう先月のことになりますが、9月29日(土)に大磯ロングビーチの駐車場で行われた
“カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング 2018 秋 in 大磯” というイベントに行ってきました。

http://www.car-mag.jp/cwm2018autumn/
http://www.car-mag.jp/img/483/CM483_Oiso.pdf


写真が多くなったので何回かに分けて書いていきます。予定では全部で9回。内容は下記のとおりです。

Vol.1 Ferrari 365GT/4BB(フェラーリ365GT/4 ベルリネッタボクサー)
Vol.2 Maserati Merak SS(マセラティ メラック SS)
Vol.3 Lamborghini Countach LP500S Wolf Special(ランボルギーニ カウンタック LP500S ウルフスペシャル)
Vol.4 Dino 246 GTS(ディーノ 246GTS)
Vol.5 Lancia Stratos HF(ランチア ストラトス HF)
Vol.6 屋外展示車両(ロータス エスプリ、エリ-ゼ、ヨーロッパ、マセラティ シャマル、他)
Vol.7 Isuzu 117 Coupe(いすゞ 117クーペ 初期型ハンドメイド、後期型)
Vol.8 De Lorean DMC-12 (デロリアン DMC-12)
Vol.9 来場者の車色々(BMW i8、Lancia Fulvia、Renault 5 Turbo、Ferrari Dino 308GT4、他)


1回目はフェラーリ365GT/4BB。
私の最も尊敬するデザイナー、レオナルド・フィオラヴァンティの傑作のひとつ。大好きな車です。


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はぁー…、何度見てもこのスタイリングは美しくてカッコイイ。惚れ惚れする。
富士山を見たときに感じる爽快感というか満足感というか、そういうのと似たものを感じて、
満たされた幸せな気持ちになる。

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この車をこんな近くで見られるのはこういうイベントならでは。モーターショーなどではこうはいかない。
あんなに込み合うこともないし、じっくり思う存分、心ゆくまでそばで見ていられる。

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やっぱり、オリジナルデザインのこのリヤビュー、いいなぁ。512以降のだって悪くなんかないし、
十分魅力的なのだが…、やはりこのオリジナルデザインがタイトでまとまりが良く、上品さと迫力が
高いレベルで両立していて、このシリーズで一番いい。
興味の無い人には両者の違いもあまりわからないくらいのものかもしれないが。

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魅力的なメーターパネルまわりは残念ながらうまく撮れなかった。ほんとに残念。



カーマガジン主催のこのイベントは、もう何年も前からここ大磯ロングビーチで行われていると
思うのですが、これまではどうもこの時期たてこんでしまってタイミングが悪くて、来たことが
ありませんでした。家からは至近距離なのにも関わらず…。
今回は天気がいまひとつでしたが、こんな屋内展示スペースがあるのなら、こういった貴重な車を
雨で濡らさずに済むし、至近距離で見れるし、入場料とかケチなこといわないのもいいです。
いろいろな意味で気楽に見れていいイベントだなと思います。

次回は、Vol.2 Maserati Merak SS(マセラティ メラック SS)です。




家のそばで、ただでこんないいもの見せてもらえて、ありがたや…。






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McLaren MP4-X マクラーレンが考えた未来のF1マシン [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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マクラーレンが発表した、未来のF1コンセプトモデルのCG。
レッドブルやフェラーリが同様のものを以前発表していますが、マクラーレンもそれらに追随する形です。

McLaren Formula 1 – Official Website
http://www.mclaren.com/formula1/car/mclaren-mp4-x/

マクラーレンMP4-X 動画と画像12枚: F1コンセプトカーを発表 - F1通信 http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/52003630.html

マクラーレン、未来のF1カー『McLaren MP4-X』を公開 【 F1-Gate.com 】
http://f1-gate.com/mclaren/f1_29378.html


こういうの作ってどういう意味が…とも思いますが、形が魅力的なら、カッコ良ければ歓迎です。
レッドブルやフェラーリと比べると、形はどれもそれぞれに良いところがありますが、カラーリングに
関してはこのマクラーレンが一番いいです。好みです。 レッドブルのカラーリングはどうもいまひとつ
好みじゃなくて…。

財政的に余裕のあるチームがこの種のコンセプトモデルを発表するのは、これらがメディアに取り上げ
られることによってセールスプロモーションとか、スポンサー活動につながるから、ということなのかな
と思うのですが、実際のところはどうなんでしょう? まぁ私なんかも、これらのスケールモデルとか
あれば欲しいと思うんですがw

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フロントフェンダーのデザインはもう少し洗練されたものにしてほしいと思いますが、ノーズはわりと自然で
今の現実のF1よりもずっと良いです。見た目だけなら、もっとローノーズなのが好みですけど。

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前後のフェンダーとこういうキャノピー、つけたほうがいいとずっと思っているんですが、なかなか
そうはなりませんね、現実のF1は。安全性の面でもスタイリング(カッコイイということはそれだけで
潜在的なファンを増やすことにつながる)の面でも良いと思うんですが…。

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このフロントスクリーンの柄は…もしかしてソーラーセルという想定でしょうか?ソーラーセル越しに
見る視界…そんなのイヤじゃないかな…。グラフィックとしてはちょっとかっこいいけど。
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ものすごく大きなハニカム目が見えますが、これはイメージ的なグラフィック、ということなんでしょうね。
軽量高剛性なパネルを作るときにCFRPの間にアルミやノーメックスなどのハニカムコアを挟んで成形する
ことが多いのですが、それを視覚的に表現したものなのでしょう。実際のハニカムコアはもっとずっと
ピッチが細かく、大雑把に言ってここで見えるものの1/10以下かと思います。

もうずっと前の話になりますが、某国産メーカーのコンセプトカーの企画会議で、同じような表現を
提案したら、軽く却下されたことがあります。自分の会社の社長に。 いいと思ったんだけどなw 

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下回りは整流のためのフィンやウインドートンネル的な造作が気持ちよく施されています。
現実のF1ではレギュレーションによってなかなか思い通りに作れないところでも、この種のコンセプト
モデルならやりたい放題。本当はこういうのを作りたいのに!という言う気持ちを普段抑えてやって
るんでしょうから、こういう機会に思い切り発散していただくのは、見てるこちらとしても気持ちが
いいです。

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動画
McLaren MP4-X Concept Car

この動画自体はマクラーレンというブランドから期待するほどの内容ではなく、ややお手軽に作った
ような感じでした。もうちょっとリアリティのある、迫力のあるのを見たかったです…。




レギュレーション抜きにアイディアを思い切り形にしてみたい…、やっぱりそう思いますよね。


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東京モーターショー2015閉幕 入場者数10%減の81万人 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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2年に一度の東京モーターショーが閉幕しました。

【東京モーターショー15】入場者10%減の81万人で閉幕 - 【モーターショー】ニュース - carview! - 自動車 http://carview.yahoo.co.jp/news/motorshow/20151109-10233660-carview/

写真も全てcarview! さんから
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上記carview! の記事中では“天候の影響もあり~”と書いていますが、根本的にはそういうことじゃないと思います。
内容がつまらない、行って現物見ないと後悔する!と思えるほどのものが、もうなかなか出展されなくなったから
ではないでしょうか。私の場合、是非見たいと思ったのが2台、見れるのならまぁ見ておこうかな、くらいのものが
せいぜい数台、そんなものでした。
同じ年のジュネーブやフランクフルトで既に発表された欧州メーカーの、自分が魅力的と思ったコンセプトカー
などもほとんど来ていないし(わりとどうでもいいようなのは少数来ていた)、さみしいものです。
日本の市場規模はもうあまり大きくならなそうだし、保安基準などが厳しくて(というかとても保守的)、
面白そうなものが出てきにくい。ただでさえ、冴えたアイディア、洗練されたデザインはなかなか出てこない
お国柄(失礼千万とは思いますが、実際にそうだと思います)ですから、どんどん負の循環におちいってしまって
いるように思います。

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あと、これはもういい加減やめたほうがいいんじゃないかなと思っているのは、ナレーターコンパニオンによる
プレゼンテーション。あれに女性は(というか人は)無くてもいいと思います。
どうしても何らかのプレゼンテーション的なことをやりたい、その必要がある!というのなら、映像と音声だけで
きれいにまとめてくれたら、それでいいと思うんです。
あのナレーターの子達もプロといえばプロなんでしょうけど(ただ車のそばに立つ子達よりも見た目や知的な面など
色々な意味でグレードが高く、ギャラもいい)、どう見ても専門的な知識を持っているとは思えない、いくらかの
期間で丸暗記したと思しきことをそれなりにうまくしゃべってくれるわけですが、ああいう演出はもう何だかとても
幼稚なものに見えて、見ていてつらくなります。
全く女性がいなくなると来客数が激減しかねないので(それも何だかなぁと思いますが)、それはいていただいて
いいと思います。いていただいたほうがいいです。

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ハイブリッドEVやFCEVなどでは世界をリードし、自動運転などの先進技術ももしかしたら世界をリードするかも
しれませんが、それを包む形が…、肝心なそれが、魅力的なものがなかなか出てきてくれない。それを見たいのに。

先進技術で世界をリードし続け、デザイン(スタイリング)でも世界をリードするほどになれれば、そしてその
お披露目の場となれば、ほうっておいても東京モーターショーは世界が注目するショーになると思います。
現状を見る限り、それはかなり厳しそうですが…。





偉そうなこといってすみません…。

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Ferrari 488 GT3 & 488 GTE フェラーリ488レーシングバージョン、ムジェロで発表 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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フェラーリ488GTBのレーシングバージョン、488 GTEと488GT3がムジェロで発表されたようです。

Ferrari unveils new 488 GTE, GT3 models at Mugello
http://www.motorsport.com/ferrari/news/ferrari-unveils-new-488-gte-gt3-models-at-mugello//

Ferrari 488 GTE and 488 GT3 revealed during Finali Mondiali at Mugello
http://www.worldcarfans.com/1151108100849/ferrari-488-gte-and-488-gt3-revealed-during-finali-mondiali-at-mugello

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細かいことはともかく(というか、全体の詳細がまだつかめていないということなんですが…)、
顔つき、フロントエンドのデザインは458、488のこの一連で一番好みになりました。
口が小さく、おとなし目になったのがいいです。
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フロントフェンダー後端とドアの段差を見ると、結構ワイドトレッド化されているのがわかります。
ホイールもこれまでとちょっと雰囲気が違います。
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このテールランプ、どうなっているんでしょう?何だか真ん中が回っているように見えるんですけど…。
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フロントフェンダーには(先日bbdさんに教えていただいた)負圧を発生すると思われるスリット/ルーバーが。
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この新しいホイールデザイン、少し前から使われていたのですね。(この写真は今回発表されたものではないです)
モダンな感じがしてちょっと新鮮で好みです。気に入りました。
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リヤクォーターのエアインテークには仕切りというか、整流板というか、そういうものが追加されています。
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インテリア
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ラッピング作業の動画







レーシングバージョンの顔つきが一番おとなしい…。


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東京モーターショー2015 夕方、駆け足でちょっとだけ [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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昨日、都内に商談に行き、その後で東京モーターショーに行って来ました。
商談が(話がとても面白くて)予定を大幅に過ぎてしまい(約2時間w)、国際会議場に着いた
時点で午後4時を過ぎてしまいましたが、そのおかげで午後4時以降の割引となって入場料は700円。
通常というか昼間は1600円なので、結構思い切った差がつけられたものです。平日の集客増を
狙ったものなのでしょう。
帰りがあまり遅くなるのは嫌なので、駆け足で見てまわって、関係したところのいくつかの写真を
撮って、あとは(ごく少ない)見たいものだけ見て帰ってきました。

02_Mazda_RX-VISION_x4.jpg

まずはマツダブース。今回来た目的のメインです。
さすがに、RX-VISIONは一番人気で人の輪が何重にもなっていて身動きがとりにくいほど。
持っていったカメラが旧式の超小型でレンズも小さく、まわりが暗いと中々いい写真が撮れません。
ブレブレのこんなのが精一杯。でもこの車を間近に見れて何より。見事に美しく、かっこ良かった。
すぐ後ろのカップルで来ている若い女性が「わぁぁ、すごいね、これ一番かっこいいかもぉ…。」
と言っているのが聞こえて、そうそう、良し良しと思いましたw

ここはバックに流れる映像もストーリー性があっていい雰囲気、きれいで心地よく見れました。
03_Mazda_RX-VISION_x4.jpg
04_Mazda_RX-VISION_x4.jpg

RX-VISIONの現物を見て、やっぱりいいなと思い、もしもこの車が出展されなかったら、自分としては随分
つまらないモーターショーになったことだろうとあらためて思いました。



順番に、VW、アウディ、シトロエン、プジョー、アルファロメオ、フィアット、ポルシェ、ルノー、
日産…などと見ていきますが、全て省略させていただきますw 

次はいつもお世話になっているNTNブース。いきなり部品メーカー。自動車メーカー各社すっ飛ばしてw
白く塗ったロータスエリ-ゼのモックアップと後ろの壁にプロジェクションマッピングで今風にアピール…
05_NTN_x12.jpg
なのですが、これは正直なところ、あんまり…、そんなことを言ってはいけないんでしょうが、
こうしなくても良かったかなと…。ここで使われた動画を普通に大画面で流すほうが見やすかったんじゃ
ないかと思います。

そのほかの展示物。
06_NTN_x12.jpg
毎回思いますが、あんなに色々やり取りして苦労して作ったものも、こんな使われ方か、
やっぱ、そういう事ね…というのが沢山。 まぁしょうがないです、そういうものです。


ここもお世話になっているEXEDYさん。
ここは小走りで流し撮りのような撮った、その中でマシなもの1枚だけ。すみません。
07_EXEDY_booth.JPG


途中、気になるスタンレーのレーザーヘッドライトとか、お気に入りのレイズの鍛造超軽量ホイールの
スポーク部の切削部に指を入れてみて、その深さに驚いたりしながら、ホンダにたどり着き、NSXとFCVと
S660などを(写真も撮らずに)見て、スズキもぐるっと見て…、 ヤマハにたどり着きました。

先日あんまりいいことを書かなかった例のコンパクトな4輪スポーツ。
現物を見てもやはり印象は変わらず。小さくてもりもりしてて、ずんぐり、コロンという印象。
08_YAMAHA_x9.jpg
でも、とてもきれいに出来ていて、作った方々のスキルの高さと苦労がしのばれました。
また、こういう要素盛りだくさん系のを好きな人いるんだろうな、とも思いました。


ヤマハブースではむしろこれらのほうが私としては印象的で好感が持てました。素直にヤマハらしい
と思えます。ライティングも明るくて、その色相も好み。
09_YAMAHA_x4.jpg
SSバイク風の電動バイクなど、写真で見るよりコンパクトで、質感良く、とても魅力的。
バイクを降りてもう随分たつ私も、これはちょっと欲しいかも…と思いました。
そして…、ここになぜか並べて展示してあるサイレント楽器は、そのデザインテイストは通ずる
ものがある、ということで、前回もサイレントバイオリンは展示してありました。楽器もバイクも
ステキなデザインでとても魅力的。惹かれます。



次にトヨタ、ダイハツ、スバルと見ていって、レクサス。
ここは、はっきり言って、マツダブースのRX-VISION前よりも明らかに人口密度低いです。
これも先日取り上げたLF-FC。これも写真で見たとおりの印象。すっきりとしています。顔とお尻以外は。
何度も書きますが、このグリルさえおとなしくて上品なのだったら…。
10_LEXUS_LF-FC_x4.jpg



最後にBMW、アルピナと見ていって、終了。 早w



会場を出る頃には何だか腰が痛くなってきて、帰りの満員電車のことを思うと気が重くなりました。
ラッシュを避けたかったので本当は午後4時台には帰路につくつもりだったのですが、見事に6時過ぎ。
ど真ん中ですw

ただ、この時間になると外はすっかり暗くて、建屋や通路がライトアップされてきれいでした。
せっかくのそのライトアップも、古い小さなカメラと撮る人間のせいでこのざまですけどww
11_TMS_2015_Night.jpg


この通路を歩きながら、2年前もこのイルミネーションを見てきれいだなと思ったことを思い出しました。
2年後、あの車の市販バージョンを何とかモノにして、次の東京モーターショーではまた出品者側として
来れるようにしたいです。







2年なんてあっという間だからな…。

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NTN「New Technology Transforms the Next」東京モーターショー展示内容 [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

NTN_TMS_2015_01_2.jpg

ZFに続いて、更に地味な展示になりますが、世界中ほとんどの車に使われているベアリングメーカー大手、
NTNの展示内容の紹介です。

NTN_TMS_2015_02.jpg

【東京モーターショー15】NTN、次世代EV向け2モータオンボード駆動システムを開発 | レスポンス
http://response.jp/article/2015/10/21/262474.html

【東京モーターショー15】NTN、プロジェクションマッピングで最先端商品を紹介 | レスポンス
http://response.jp/article/2015/10/22/262580.html

NTN_TMS_2015_03_2motor_onboard.jpg
NTN_TMS_2015_04_2motor_onboard.jpg
NTN_TMS_2015_05_2motor_onboard.jpg



【東京モーターショー15】NTN、ISG搭載エンジン用可変ダンパ式オートテンショナを開発 | レスポンス
http://response.jp/article/2015/10/27/262910.html

NTN_TMS_2015_06_auto_tensioner.jpg
NTN_TMS_2015_07_auto_tensioner.jpg

この製品に関する説明歯上記リンク先、レスポンスさんの本文でも軽く触れられていますが、この写真の
製品断面を見ても何がどうなっているのかさっぱりわからない… というのが普通だと思います。
非常に優れた特性を持った、間違いなくすばらしい製品なので、それをモータショー会場で一般の方々に
何とかわかりやすく解説しようと動画が作成され、それが流されています。是非ご覧いただきたいです。

打合せ時に、この製品を開発された方から解説していただいたのですが、最初の頃は社内でも何を言って
いるのかわからないとよく言われたそうでw 何度も説明するうちにだんだん慣れてきて、やっと何とか
少しはうまく説明できるようになりましたと言っていました。技術者同士であってもそうですから、
こういうのを説明するのって難しいです…。



【東京モーターショー15】NTN、次世代ドライブシャフトモジュールを開発 | レスポンス
http://response.jp/article/2015/10/27/262935.html

この解説用の画像自体は何年か前に製作したものですが、製品の中身は日進月歩で進化しています。
NTNさんに打合せに行くたび、新技術の解説を聞かせていただくことになり、しばしば軽く驚かされます。
仕事とはいえ、そういうことをただで教えていただけることが、純粋に興味深く、得した気分になります。

NTN_TMS_2015_08_drive_shaft_module.jpg
NTN_TMS_2015_09_rear_drive_shaft_module.jpg
NTN_TMS_2015_10_drive_shaft_module.jpg
NTN_TMS_2015_11_drive_shaft_module.jpg



【東京モーターショー15】NTN、リア用軽量ドライブシャフトを開発 | レスポンス
http://response.jp/article/2015/10/27/262927.html

NTN_TMS_2015_12_rear_drive_shaft.jpg
NTN_TMS_2015_13_rear_drive_shaft.jpg
NTN_TMS_2015_14_rear_drive_shaft.jpg
中空ドライブシャフト、肉厚はこんな感じに変化しています、軽量高剛性を追及して。リヤ用に限定しているのは
作動角がフロントほどは要求されないリヤに限定することにより、その分、可能な限り軽量コンパクト化
に注力し、一本あたり2.2kg(約30%)の軽量化を達成したとのことです。すごいな、一気に30%って…。



NTN_TMS_2015_15.jpg
そろそろ技術解説用の画像類、全面的に刷新していいタイミングだと思うんですけど…。






優秀でおだやかな技術者とお話しするのはいつも楽しいです…。


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ZF AUV(Advanced Urban Vehicle:アドヴァンスト・アーバン・ビークル) EV Concept [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

ZF_100th_Anniversary_TMS_01.jpg

ZFといえばトランスミッションメーカーの世界的大手、くらいに思っていましたが、実際には総合
部品メーカーとして世界トップ3に入るメガサプライヤーなのですね。(そうするとトップ2はBOSCHと
DENSOでしょうか)そのZF社が100周年を迎え、東京モーターショーにコンセプトカーを展示している
そうです。

ZF:ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェンAG  本社ドイツ 1915年設立

【トピック】100周年を迎えた「ZF」が東京モーターショーにEVコンセプトカー出展 - Car Watch
http://car.watch.impress.co.jp/docs/topics/20151020_726105.html


都市型スマートカーのコンセプトカー AUV(Advanced Urban Vehicle:アドヴァンスト・アーバン・ビークル)
ZF_100th_Anniversary_TMS_02_AUV_concept.jpg

事故車かと思うほどのものすごいステアリング切れ角。タイロッドは一体どうなっているのかというと…
ZF_100th_Anniversary_TMS_03_AUV_concept.jpg

こんな感じでアッパーアーム付近に、タイヤの外側(上側)で伸び伸びとやっています。
これならホイール内側との干渉を気にせず、思いっきり切れるわけですね。
ZF_100th_Anniversary_TMS_04_AUV_consept.jpg

車重のある車で負荷が大きいと色々不安になりますが、コンパクトカーなら何とかなりそうですし、
こういった機構でコンパクトカーの小回り性を極めるのはいいアイディアだと思います。
ZF_100th_Anniversary_TMS_05_AUV_concept.jpg
ZF_100th_Anniversary_TMS_06_AUV_concept.jpg

呼べば来てくれる車、そんなのいいですね。
ZF_100th_Anniversary_TMS_07_AUV_concept.jpg

今注目を浴びる自動運転システムですが、ZFのこのコンセプトカーは自動駐車ということに限定されるもの、
Googleカー(車としてはわりとどうでもいいような作り)などと違って、ちゃんとメカニカルな新アイ
ディアが展開されていて、ZFらしいというか、元々機械工学系の人間としては興味が持てて嬉しくなります。


動画





そのほかの出展物など
ステアリング上部に小さな(本当に小さいな…)有機ELディスプレイを置いて、ここにPreVision
クラウド・アシストの動作状況などを表示。
ZF_100th_Anniversary_TMS_08_PreVision_display.jpg


モジュール式トランスミッション「TraXon」
ZF_100th_Anniversary_TMS_09_TraXon.jpg

F1用、超小径多板式クラッチモジュール
ZF_100th_Anniversary_TMS_10_F1_clutch.jpg

ハイブリッドカー用モーター、兼クランクシャフト・スターター・ジェネーター
ZF_100th_Anniversary_TMS_11_crank_shaft_starter_generator.jpg

DMF(ダブル・マス・フライホイール)モジュール
ZF_100th_Anniversary_TMS_12_DMF_module.jpg

8速AT シフトプログラムからトルクコンバーターまですべてZF製
ZF_100th_Anniversary_TMS_13_8speed_AT.jpg

シフト・バイ・ワイヤー対応の電子制御シフター
ZF_100th_Anniversary_TMS_14_Shift_by_wire_selector.jpg

傘下のサスペンションメーカー、SACHS(ザックス)製ストローク依存型可変ダンパー
ZF_100th_Anniversary_TMS_15_SACHS_damper.jpg

CDC 減衰力連続可変ダンパー
ZF_100th_Anniversary_TMS_16_CDC_damper.jpg


東京都内ではこんなラッピングバスまで走っているんですね。東京モーターショーに合わせて11月までの
予定だそうです。色々プロモーション活動されてて、ちょっと驚き。 でも、これを一般の方々に見て
もらって、何かメリットあるんでしょうか…。
ZF_100th_Anniversary_TMS_17_wrapping_bus.jpg
ZF_100th_Anniversary_TMS_18__wrapping_bus.jpg
一見あまり効率的では無さそうに見えるプロモーションも、継続すれば効果が蓄積されていくものなの
かな…。そういうことができる余裕あればこそ、でしょうが。





ちょっと地味だけど、さすが色々参考になるな…。


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