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トヨタ 2030年までにBEV30車種! [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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豊田章男社長、バッテリEV戦略説明会で2030年までに30車種のBEV投入を表明
レクサス「RZ」など16車種を一挙公開し電動化投資は8兆円に    Car Watch 2021年12月14日
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1374221.html

トヨタの隠しダマ、16台の新型車のデザイン・スタディが大公開!
2030年までに30車種を投入するバッテリーEV戦略とは?    carview! Watch 2021年12月14日
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/3faa382c2c1b3227c04b353939a88608f1e64e44/

バッテリーEV戦略に関する説明会 TOYOTA 2021年12月14日
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/36428939.html


トヨタが本気出したら大変なことになる…。
この発表で、ライバル各社というかほとんどの自動車メーカーは相当な危機感を持ったことと思います。
トヨタはハイブリッドばっかりでバッテリーEVに関しては遅れている、環境に対する考え方や姿勢が
後ろ向きだ…などなど、色々勝手なことを言ってた人達、どうするんでしょう?
環境団体とやらを使ったり、国際会議等であの手この手でトヨタのイメージを悪くする工作をしてきた
EUと中国の自動車メーカー各社と多くのメディア。そしてそれに踊らされてきた多くのユーザー…。

元々、ただのバッテリーEVよりもずっと高度な制御が必要なハイブリッドEVを世界でいち早く実現し、
世界一のレベルでその技術をずっと磨いてきたトヨタ。少なくとも技術者やちょっと詳しい人達には
わかっていたことですが、トヨタは作ろうと思えばいつでもバッテリーEVは作れました。考えがあって
そうしなかっただけです。
そのことに気がつかないふりをして、あるいは本気でそう思っていたのか知りませんが(本当にそう
思っていたのならただの残念な人ですが)、それに触れずにただトヨタを貶めるような工作をして、
バッテリーEVこそが未来の救世主となる車だ!我々はハイブリッドなんてケチなことはやらずに、
そっちに全力をあげる!なんて主張して、かりそめの支持を得ていたEUの自動車メーカー各社ですが、
こうなるともう、自分達で自分達の首を絞めてしまったかも…、そう思っているかもしれません。
絶対口には出せないでしょうけど。

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トヨタの技術力、開発力からすればそのうちこうなるだろうなとは思っていた人も少なからずいたとは
思いますが…、これってちょっと前のクリーンディーゼルのウソがばれた時と同じようなものを感じます。

 ディーゼルゲート事件(※米国の政治スキャンダルとして有名なウォーターゲートをもじった造語)
 2015年後半、フォルクスワーゲンのディーゼルエンジン制御に関する違法行為が発覚。排ガス測定
 されているということを検知すると、車両側で測定時だけ試験用プログラムを走らせることで試験を
 クリアするという、自動車メーカーとしてやってはいけない、ありえない行為。

ハイブリッドではもはやトヨタに対して勝ち目がない、排ガスも燃費も何とかしなければならない…
そう追い詰められ、もう正攻法ではどうしようもないので、ハイブリッドよりも我々のディーゼル
エンジン、名付けて“クリーン・ディーゼル”のほうが総合的にずっと優れています!とぶち上げ、
でも実際にはそうではないので、不正をしてその嘘を強引に貫き通そうとしたという…、なんとも
お粗末な顛末。そんなのがばれないと本気で思っていたんでしょうか?

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昨今のBEV戦略にしても、車自体が排出ガスを出さないとはいえ、電池に充電するための電力が必要な
ことはもちろん、その生産のためにはガソリン車など内燃機関搭載車を生産するよりも多くの電力を
必要としますので、もし仮に今の自動車を全部BEV(バッテリーEV)にしたら、世界中の発電量が今の
数倍どころか、数十倍必要という厳しい現実があります。そしてそれは太陽光や風力などではとても
賄えない規模であり、それを火力と原子力に頼るとすれば、今よりもCO2排出量は全然増えてしまう…。
その本質的で大事なことをあえて大きな声では言わず、BEVこそ未来の自動車の正しい在り方です!
なんて言われても…、説得力無いです。全然。
BEV(バッテリーEV)がいいのは絶対数が少ないうちだけ、今のところそう言っていいと思います。

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本音はトヨタ(と日本車)をEU市場から追い出したい、中国市場から追い出したい、そうしなければ
自分達の生き残る道が無い…そう思う自動車メーカー各社と、自国の産業を守りたいEU各国と中国は
2035年以降ガソリン車とディーゼル車の販売を全面的に禁止、全て電動車とする!という大胆な政策
を打ち出し、北米も各州でばらつきはありますがそれに近いことをやろうとしています。これはいわば
ゲームチェンジを狙っているわけです。
自分達のところの選手が勝てなくなったスポーツで、彼らに有利なようにルールを変えてしまうという
強引なやり方と同じです。私が覚えているものではスキーのジャンプとか、F1でホンダのターボエンジン
が強くなり過ぎた時とか、他に何があったかな…、まぁ何度かこういうことは実際に行われてきました。
それと同じようなことをこの自動車の販売競争でやろうとしているわけです。決して環境問題を優先して
考えた立派なものでなどないです。

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客観的に考えて現状で最も望ましいのはプラグインハイブリッドEVだと思います。BEVはあくまで一つの
選択肢。FCEV(燃料電池車)も水素エンジンも選択肢のひとつですし、従来型の内燃機関、ガソリンと
ディーゼル、そして天然ガス、さらに合成燃料(科学燃料)なども含め、災害時のことなども考えてリスク
分散という意味でも、考えられること全てに手を尽くして実用化、洗練の度合いを深めていかなければ
ならないと思います。この問題に関しては「選択と集中」ではないということです。

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トヨタの今回の発表の質疑で、このものすごい量の生産計画はいいけれど、肝心なバッテリーは調達
できるのか?との質問に、2030年までの生産分の材料は既に調達済みであります。(!)との冷静な
回答にライバル各社は凍り付いたのではないかと思います。期待される全固体電池も、パナソニックとの
共同出資で生産されるリチウムイオン電池も、2030年までの生産計画がすでに出来つつあると…。
恐るべき計画性とそれを裏付ける資金力です。

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更に、ここでは触れていなかったようですが…、少し前に世界最大の半導体メーカー、台湾のTSMCが
日本の九州、熊本に大規模な工場を作るという発表があり、日本の半導体生産復権の一歩となるのか?
と期待され…、でもそこで作られるものは最新鋭のものではなく現状で一般的ともいえるものらしい…
との情報もあって、そうだとすればどうしてそれを今さらコストの高い日本で…?と言われていました。
そしてそこにソニー、デンソーも参画するとのことでした。
デンソーって…、そうです、トヨタ最大の関連会社にして世界最大級の自動車部品メーカーの座をドイツ
のBOSCH等と競うデンソーです。そのデンソーが参画するということは、これは今世界中で問題になって
いる半導体不足を、供給先を外部に頼らないようにすることで解決する、という盤石の体制化を図るもの
と考えていいのではないでしょうか。そうだとすれば、ますます隙がありません。

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トヨタは今後もハイブリッドEVをさらに洗練させるでしょうし、今回発表したバッテリーEV、そして
電池自体も自前で作り、FCEV(燃料電池車)、水素エンジン車もぬかりなく開発していく意向です。
桁違いの資金力、開発力があるトヨタならではの他を圧倒するやり方といえます。そんなことされたら、
もうどこも追いつけなくなるじゃないか… 確かにそうかもしれません。こんなことが出来るのは世界中
見回してもトヨタ以外にありませんから。
自由競争という意味ではしばらくは偏りのあるものになってしまうかもしれませんが、たとえそうなって
しまったとしても、かつてVWがやったようなずるいやり方や、建前上立派なことを言いながら真実を
隠し、自分本位で大局的には望ましくないことを押し通そうとしているEUや中国のようなことをする
よりもずっといいと思います。
あんなことをやっていたら、本当に世界が取り返しのつかないことになりかねないです。







トヨタが本気出したらこういうことになるんだぞ、本気出したら…。




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