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朝一から全速で仕事に取り掛かれる方法 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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朝デスクに向かってさぁ仕事するか、と思っても最初から全開で作業に取り掛かるって
なかなか出来ないと思うんですが、それに近いことが出来るようになる方法について書きます。

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前の日に、ここまでやれば区切りがいいな、と思う一歩手前でやめておくということです。
何だそれ?と感じられると思うのですが、その日が納期とかでなければ案外有効です。
前の日にある意味途中でやめているので、翌日は朝一からそれをやらないと落ち着かない、
つまりやるべきことが非常に明確になっている、そういう状況を意図して自分で作っている
ということです。うまくやればこうすることで総合的な作業時間を短縮できる可能性大です。

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とはいえ、私の性格では、思いついたアイディアがあると形にして(3Dデータにしてみて)
確認できないと気が済まないので、どうしてもそこまでやってしまうことがしばしばですw
話が違うじゃん、と思われてもしょうがないのですが、個人的な性格のことはさておき、
スケジュール管理がうまくいっているのなら、朝一の作業ペースを一気に上げられるかも
しれませんので試してみてほしいです。大きな流れの中で最終到達点がまだまだ先にある、
そんな場合特に良いように思います。

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一歩手前でやめておく、機会があったらお試しください。



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NEC エレクトロニクス バージョン [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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かつてNECエレクトロニクスという会社があって(今は他と統合してルネサスエレクトロニクス)、
そこの自動車向けソリューションの広告用に作成したものです。2004年の秋に発売されている
日経Automotive Technologyという雑誌に広告が掲載されているので、私が独立して1年くらい
の頃です。

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この時も代理店からの要求は、なるべくコストをかけずに、ちょっとだけ未来っぽくて、できるだけ
カッコ良く、というありがちなややわがままなものでした。それで、手持ちのオリジナルデザインの
データにフロントまわりだけ修正を加えてNECバージョンとして作りました。仕上げた直後の感想と
してはちょっと中途半端かな…という気がしたのですが、クライアントの評価は思った以上にとても
良く、冒頭の日経Automotive Technologyはじめ、それ以外にも色々なところで使っていただけました。

NEC_24new_white_1222x_hi+logo.jpg

そしてそれがひと段落した頃、また代理店から連絡があり、クライアントさんがものすごく気に入った
ので実車化したいと言い出している。どれくらいかかるものか教えてほしい?とのことでした。
それはとても喜ばしい…のですが、よくあることで実車化にどれだけかかるのか、その費用の見込みが
全然甘くて、概算で数千万円、どう考えても1000万円以下では出来ないですよとお伝えしたら、
見事に立ち消えになりました。

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多分当時の大手広告代理店(この時は電通テックさんだったかな)経由だと、うちが出した見積りの
倍くらいかそれ以上は平気でつけてしまうので、概算見積りで億近いことを言ったのではないかと
思います。まぁ実際にコンセプトカーなどはそういう金額で製作されるのですが、私としてはいわゆる
ランニングプロトではなく、本物のように見えるスタンディングモデル、いわゆるモックアップを想定
していて、もしも本当にやるのならいろいろ工夫して安く作らねば…と思ったのですが、残念ながら
そうはなりませんでした。バブルの頃ならやってたのかもな…、などと思ったものです。

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このデータ自体はいくつかのバージョン違いで数社に使っていただき、なかなか製作者孝行のデータでした。





気に入っていただくのは嬉しいんだけど、見積りで絶句されることしばしば…。




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大変だったけど楽しかったな…というのが一番 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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大変だったけど楽しかったな…というのが一番いいと思う。
色々やって来て結論として思うことです。
らくちんで稼げたらそっちがいいじゃない、と思わないでもないですが…、それで達成感が得られる
のなら、それはそれでいいと思います。みんな幸せです。でもそんなことってまず無いんですよね。
少なくとも私にはそういう経験はありません。

実際にモノ作りの真っ最中は色々なことがありますので決して楽しいことばかりではなく、むしろ苦しい
ことのほうが多いような気がしますが、終わった時に、あぁいいのが出来た。そう思えたら十分です。
それまでの苦労も何もそこで得られる達成感や充実感からすれば何でもありません。

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写真は2013年の東京モーターショーで発表された Ikeya Formula IF-02RDS prototype のシャシー
(イケヤフォーミュラ製)とFRP製のボディ。FRP製のボディはクレイモデルに引き続きNY Connevt の
内藤さんに依頼して作ってもらいました。レイアウトマシン(3次元測定器)を使って位置出しをして
両者を設計通りの位置関係にして仮固定し、ボディの内側とブラケット類を強力な接着剤を使って接着、
そしてフレームとボルトアップで機械結合していきます。
その状態でドアや前後のカウル類の建付け、調整を行い、その後表面の平滑化、いわゆる “面出し” に
取り掛かります。そして、もうずっとそうですが、ここでもNY Connevt 内藤さんの腕が光ります。

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以下の写真は面出しが済んでサフェーサーを吹いた状態。この後、塗装工程に入ります。
塗装前にフロントスクリーンの取付がきちんとできるように該当部分をきれいに仕上げておきます。
この Prototype ならではのレーシングカーそのままのフロントスクリーン。
タイトで極めて強い曲率を持っていて、形状としては非常に魅力的です。出来るものならこれで車検を
取りたいのですが…、さすがにこれでは保安基準の二重像の問題がクリアできませんし、普通のワイパー
では多分まともに拭ききれません。

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この車の製作は今から考えれば考えられないような少ない予算で、良くあれで作れたもんだなと自分
でも思うくらいなのですがw 外注費はどうしても削ることはできませんので、それをまかなうため
私自身の作業費を切り詰められるだけ切り詰め、何としてでもこれを実車化する、ただそのためだけに
一生懸命取り組みました。




大変だったけど楽しかったな…、あと何回そんなことを思えるだろう…。




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予想外の悪いことが起きた時 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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予想外の悪いことが起きた時、笑う癖をつけた話。
ここでいう悪いことというのは、火事で家が燃えて無くなったとか、取引先が倒産して大きな額が
回収不能になったとか、そういった災害級のレベルの話ではなく、もっとスケールの小さな日常的な
ヤツのことです。例えば、作業中のデータを保存しようとした途端ソフトがフリーズしたとかw
もっと小さいことを言えば、3Dモデリングで角部にフィレットかけようとしたら爆裂したような
四方八方にとっちらかったどうしようもない結果になったとかw まぁそんなスケールのごく小さな
レベルの話です。

そういう時、以前なら「ったくもぉ!!」なんて感じで顔にも不愉快さを大きく出してたわけですが、
ある時これはあんまり良くないな…と思いまして、こんな時は笑ってしまおう、うん、そうしよう。
なぜかそう思いまして、次からそういうことが起こるたび、意識して苦笑い、それを続けていると
そのうち微笑になって…、そのうちそれが普通というか癖になりました。
なったからと言って何がどうということはありませんが、心の中で以前よりは平穏を保てるように
なった気がします。あくまで“当社比”ですし、口では「チッ!」とか言いますしw 今でもあるレベル
を超えた理不尽な出来事には“クッソがぁ!” とか普通に心の中で言ってしまうくらい人間が出来て
ないんですけど…w

これは独立して少しした頃だったと思うので、もう15年以上前のことになります。写真はその頃
一緒に暮らしてた猫でクリオというオス猫です。すぐ下の1枚は何だか笑っているように見えて
気に入っています。

Clio_02_一緒に笑顔.jpg

以降の写真でおわかりのようによーく仕事のじゃま…じゃなくて手伝いでいい仕事をしてくれて
とても助かりましたw

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Clio_04_スケッチの上_1.jpg

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26年前のある日の夜中、会社帰りに寄ったファミリーマートの前で人間でいうと中学生くらいの猫が
若い(多分高校生)カップルにスリスリしてて、その女の子が「わぁっ、この猫怪我してるぅ!
キズさわっちゃったぁ!」と声を上げて、どうするのかなと思って見ていたらそのまま行ってしまい、
アレレレ…と思いながら私が近づくときれいなかわいい声で泣きながら私にもスリスリしてきました。
見ると脇のあたりからおなかのほうに向けて大きな傷口がパックリ!これはいかんと抱きかかえて
車の助手席に座らせ家に連れて帰りました。翌朝動物病院で診てもらったところ、キズは思ったより浅く、
見た目から想像されるような深刻なものではなく、縫っておけば問題無く回復するでしょうとのことで
ひと安心。確かに本人ずっと平気そうにしてました。その後、その病院を含めて「迷い猫預かってます」
的なチラシをまいたりしたのですが、結局元の飼い主が見つかることは無く、うちで飼うことに。
その後横浜郊外から横浜市のど真ん中、そして大磯への引っ越し…と17年間一緒に暮らしました。

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飼った猫達はみんなかわいかったけど、この猫は特別。出来ることならもう一度一緒に暮らしたい…。
そう思う猫は2匹いて、そのうちの1匹です。




向こうに行ったら会いたいと思う猫達、待っててくれるかな…。




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出来る人は仕事が速い [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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デザインでも設計でも製作現場でも、腕のいい出来る人は仕事が速いというお話です。
クォリティの高い仕事するんだけど彼は遅くて…という人はあまり聞いたことがありません。
そういう人もいていいと思うし、いそうな気もするんですが、少なくとも自分のまわりでは
ほとんどいませんし話にも聞きません。

そういう出来る人達の作業をそばで見ているとわかりますが、ひとつひとつの作業が正確で速いです。
大体段取りもよく考えてやっているので無駄も少ないです。
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写真は2013年の東京モーターショーで発表された Ikeya Formula IF-02RDS prototype の
クレイモデルを作るためのコア(中子)とクレイモデル。
ボディの3Dデータから2次元の断面データを沢山作り、それに従って合板をレーザーカットしたものを
組んでクレイモデル用のコアを作り、そこにクレイ(工業デザイン用粘土)を盛り付けて、ハンドツール
を使って手作業で形状を仕上げていったものです。

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このクレイモデル(そしてその後のFRP成形、仕上げまで)を手掛けたのはNY Connect の内藤さんと
いう方で、私が思う「出来る人は仕事が早い」の筆頭の一人です。クレイモデル以外にもFRPの成形など
守備範囲が広く、私は重要な局面でしばしば内藤さんの力を借りています。守備範囲が広いと、こっちが
やりたいことだけ言うとやり方を考えてくれてほぼ望んだとおりのものを現実のものにしてくれるという、
非常に望ましいことを普通にやってくれるのでとても助かります。

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今はクレイモデルも3DデータからNC切削機を使って作って仕上げだけ手で行ったり、それどころか
クレイモデルを作らずにもっと硬い素材のマスターモデルや、成形型を直接作ってしまうことが多く
なったのですが、単品製作で少しでもコストをかけずにという場合や、どうしても実物大の大きさの
立体で確認しながら修正を繰り返したいというような場合にはクレイモデルは今も有効です。

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このプロトタイプは後のロードバージョンよりもフロントフェンダーの幅は狭く、キャビンも純粋な
レーシングカーと同等な極めてタイトなもので、コンセプチュアルでレーシングカーの雰囲気をたたえた
ものだったのですが、さすがにこのフロントウインドーの形状のままでは保安基準を満たすことが出来ず、
2号車であるロードバージョンではフロントウインドーを含むキャビン全体が修正されました。






出来る人達と一緒にやる仕事って楽しい…。




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考え方は同じだからこれでいい [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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何年か前、某自動車部品メーカーで打ち合わせの時に言われた言葉です。
ある新規開発品のアピールのために比較的簡単な情報のみを支給され、そこから3Dデータで
形状を作り、それを架空の車両の適切な位置に配置し、いつものように透視画像に仕立てる
という仕事だったのですが、支給された資料は機密の問題もあり、そこから全ての形状が
読み取れるようなものではありませんでした。そういうことはよくあることで、そんな場合は
こちらもその都度その種のメカニズムについて勉強して、開発者は恐らくこう考えたであろう…
という形状を想像して3Dデータを作り上げることになります。

その時の開発品はモーターと巧妙なバランサーが組み込まれたものだったと思います。
私が作ったデータ(画像)を見た広報担当者の方々はそこに組み込まれているバランサー:
エンジンでいうところのカウンターウェイトのようなものですが、その形が開発中のものと違う、
どうしよう…?みたいな感じで問題視して、技術部の開発担当の方(工学博士、部長クラスの
ポジションの方)に確認することになり、ややざわついたような雰囲気でした。
そうは言われても、こちらとしてはその部分の詳細情報をもらえていないので、そこの形状が違う
と言われてもどうしようもないわけです。そういうこともあるだろうなと思っていたので、もう
言われるがまま修正しよう…、そう思っていました。

で、開発担当の方からの返事は「考え方は同じだからこれでいい。(形が違っても)問題無い。」
とのことでした。 広報担当の方々はちょっと釈然としないような感じでしたが、それは彼らに
してみれば、後々直接は関係の無い色々な部署や外部からの突っ込み(何で現物とこの絵は
違うんだ?みたいな)への対処を考えなければならない立場なので、わからないでもないです。
なるべく変なリスクは抱えたくないでしょうから。
ただ、開発者からしてみれば原理的な破綻が無ければ新技術のアピールとしては問題無いし、
あとのことは知らん、という感覚だったのかもしれません。もしかしたら、広報用の画像の形状
が現物と違っていることはコピー防止という面ではむしろ悪くない、そう考えたのかもしれません。
いずれにしても、「考え方は同じだからこれでいい。」と言い切ってもらえたのは、私としては
嬉しいことでした。開発の意図への理解が間違っていなかったということですから。

ash011_02.jpg

この自動車部品メーカーは、私が独立して3年ほどたった頃、商品ガイドブック(自社製品の
カタログが膨大なため、そのカタログ類の案内的なものが存在する)を10年ぶりくらいに刷新
したいとのことで、車関係で広範囲に技術的な破綻の無いリアリティの高い画像を作れる人は
いないか、ということで、人づてにまわりに回って私のところに話が来て、初めて仕事すること
になり、それ以来長い間お取引きさせていただいています。
その最初の仕事が2006年頃のことで、2007年にその刷新された商品ガイドブックが完成し、
その年の東京モーターショーで配布され、同時に製作された動画が大型モニターで流されました。
そして翌年、日本産業広告協会 第29回「2008日本BtoB広告賞」製品カタログ単品の部で銅賞を
受賞しました。
冒頭の打ち合わせはその後何年かして、何回目かの仕事の時ものです。

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画像の車はその商品ガイドブックの中で使われる車として、特定の自動車メーカーのものなど
既存のものではないものを…、というリクエストに応じて、弊社のオリジナルモデルを改修して
使うことになる、その改修前のものです。
その改修の方向性が、「このままではちょっと未来的過ぎるので、もう少し普通の車っぽく…」
という、今ではちょっと考えにくいような内容で、今となってはそれも懐かしく思い出されます。




未来っぽさというのも人によって違うので、中々さじ加減が難しい…。




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透視画像作成キット用パワートレイン各種 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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昨日の続き。
透視画像作成キット用パワートレインについて。
第一弾としてはこの車両が比較的大型のスポーティーセダンなのでそれに見合ったものとして
排気量3,000ccクラスのV型6気筒縦置きNAエンジン、ハイブリッドシステム搭載のFR。
Ash014_Visual_product_01_V6_NA_Hybride_FR_20210912+logo.jpg

上記のものからエンジンカバーやラジエーターサポート、そしてモーターコントローラー、
パワーバッテリー、ハーネス類などのハイブリッドシステムを除いた状態。
Ash014_Visual_product_02_V6_NA_Hybride_FR_20210912+logo.jpg

直列4気筒縦置きNAエンジンのFR。上のV6バージョンと比べるとトランスミッションが小さくて
(エンジンに合わせたつもりだったがFR用としてはもう少し大きいほうが良さそうに思える)
プロペラシャフトも細すぎるように思えるので、これらは修正を加えるつもり。
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直列4気筒横置きNAエンジンのFF。
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これらのそれぞれにターボシステムの追加や駆動方式の4WD化など対応可能です。
サスペンション形式は現状ではフロント:ダブルウィッシュボーン、リヤ:マルチリンクですが、
アピールしたい部品やコンセプトに応じてストラット形式やリヤトーションビーム形式などにも
対応可能です。

更に、エンジン内部、トランスミッション(CVT含む)内部などの表現も可能ですが、それはまた
別バージョンとなると思います。ハイブリッドではない完全なEVへの対応も含めて随時追加していく
予定です。




※想定しているキットはそれぞれのPNGファイル数点と、それら全てを合成した状態のPSDファイル
(それぞれのレイヤーにおすすめの透過率、合成処理を施した推奨設定状態)で構成され、それが
1セットとなります。全て2次元画像で3Dモデリングデータは含まれません。キットを購入して頂いた
企業やそのグループの広告等に使用することを目的とし、加工なども自由ですが、二次販売はできません。
著作権は弊社にあるものとなります。

この仮称:透視画像作成キットについては今後も随時経過を報告していきます。
ご質問等ございましたらコメント欄かメールでお願いします。




サスペンションはとりあえず一番高級で高コストなこの組み合わせを基本に…。



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透視画像作成キット準備中 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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透視画像を簡単に作れるキット(仮称)を準備中です。
自動車部品メーカーさんなどが自社製品の広告用に使うのに便利なように考えています。
準備が整ったらなるべくリーズナブルな価格で販売する予定です。

Perspective_sample_01_20210914+text+logo_1600x.jpg

上の画像で示したように、大きく分けて右側、中央部、左側で複数のレイヤーに各パーツを分けて
レンダリングし、背景を透明にしたPNG画像を作ります。それらを重ねてそれぞれの透過率等を
調整してあります。
その各レイヤーの間、具体的には恐らく下記の赤文字、青文字のあたりに製品の画像をはさんで、
完成画像となります。

・車両外観(基本的に50%以上の透過率を設定し、目的に応じて各部位ごとに更に透過率等を調整)
・アピールしたい製品画像 1
・車両の右側(タイヤ、ホイール、サスペンション、ステアリング系、他)
・アピールしたい製品画像 2
・中央部(エンジン、トランスミッション、プロペラシャフト、ディファレンシャル、エキゾースト系、他)
・車両の左側(タイヤ、ホイール、サスペンション、他)
・車両外観(通常状態 基本的に透過させない)


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エンジン/パワートレインは、第一弾としてはこの車両が比較的大型のスポーティーセダンなので
それに見合ったものとして排気量3,000ccクラスのV型6気筒縦置きNAエンジン、ハイブリッドシステム
搭載のFRという設定です。
今後エンジンやモーターなどのパワーユニット、ターボの有無、駆動方式もFR、FF、4WDなど色々な
パターンを想定して順次ラインナップを増やしていきます。車両の外観デザインも、各カテゴリーサイズ
など、ニーズを考えて作成、追加していこうと思います。

下の画像はその第1弾のラフな合成画像。エンジン/パワートレインがちゃんとレンダリングしたPNG画像
ではなく単なるスクリーンショットのJPG画像なので、グリッド線が薄く見えていたり質感設定も出来て
いませんが、雰囲気としてはこんな感じになります。これで大まかな感覚はつかめるかと思います。

Perspective_sample_04_V6_20210914+logo.jpg

そして下の画像は以前にも紹介した日鍛バルブ株式会社さんのウェブサイトで使用していただいている
画像で、日鍛バルブさんの製品をアピールするためにエンジンも透過表現されて内部パーツが見えるように
なっています。エンジン/パワートレインは直列4気筒NA縦置きFRという構成です。

Perspective_sample_05_Inline4_20210914+logo.jpg


※想定しているキットはそれぞれのPNGファイル数点と、それら全てを合成した状態のPSDファイル
(それぞれのレイヤーにおすすめの透過率、合成処理を施した推奨設定状態)で構成され、それが
1セットとなります。全て2次元画像で3Dモデリングデータは含まれません。キットを購入して頂いた
企業やそのグループの広告等に使用することを目的とし、加工なども自由ですが、二次販売はできません。
著作権は弊社にあるものとなります。

この仮称:透視画像作成キットについては今後も随時経過を報告していきます。
ご質問等ございましたらコメント欄かメールでお願いします。




随時経過をと言っても細かいこと言ったらきりがないので、まあそこそこにですけど…。



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新規案件、流れてしまったけれど [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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 つい最近新規案件が一つ流れてしましました。メールでは“ペンディングになってしまいました”
と伝えられたのですが、事実上なくなったということになると思います。それ自体は残念なことでは
あるのですが、この仕事は私が以前在籍していた会社で後輩だった方がクライアントに私を紹介して
くれたことからはじまった案件で、そのことがとても嬉しかったです。

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当時、応募してきた彼を私が面接して入社してもらいました。
でも、残念ながら彼のスキルとポテンシャルに見合った仕事を当時の私はさせてあげられず、
そのことをずっと申し訳なく思っていました。

互いにその会社を退職してからもからはSNSで時々嬉しいコメントをくれたり、年賀状をくれます。
LinkedinとFacebookでもつながってくれています。

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彼が私の家に彼女を連れて遊びに来てくれたことがあります。彼女にはちょっと変わったところがあり、
体質なのか車に乗ると眠くなってしまうのだそうです。そうなるとデートが成り立たなくなる。それで
移動はもっぱら電車を使うとのことで、その時も彼の車ではなく二人で電車に乗って最寄り駅まで来て、
そこから歩いてうちまで来てくれました。
うちは駅から決して近くないです。バスは一応通ってはいるのですが朝夕の1日4便くらいしかなくて、
しかも土日は無し(!)という困ったところなのでw タクシーも彼女の理由で使わないとなると
そういうことになるわけです。 不便なとこに住んでてごめんよぉ…。

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私は待ち遠しくて猫を抱いてウッドデッキに出て到着を待ちました。目印にしてもらう意味もあります。
うちは小高い丘というか低い山の上にあるので、道中の半分くらいは上り坂です。自転車だと結構きつい
くらいの。そこを駅から二人で小一時間かけて歩いて来てくれました。

私はインスタントコーヒーを入れてリビングにお迎えしました。
で、10分もしたでしょうか、彼女の様子がちょっと…、
彼女には猫アレルギーがあって、その場に猫はいなかったのですが(ビビリばかりでみんな隠れていた)
反応が出てしまったようです。そうなるともう“撤退”するしかありません。
結局うちの滞在時間は15分も無かったように思います。
帰り、下り基調と言えどまた小一時間歩いてもらうのはちょっと…と思ったので、車で送りましょうか?
と言うと、是非お願いします!とのことでしたので、そうしました。
はぁ、短かったなぁw

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家の写真は2003年頃のもので、ここに写っている白いほうの車で二人を二宮駅まで送りました。

穏やかで仕事はできて控えめで誠実な彼。女性にやさしい彼。私はそんな彼が大好きです。


下の画像は流れた新規案件の初期の打ち合わせでサンプルとしてご覧いただいたものの一連、その一部。
このパーツごとに分解した画像をクライアントのクライアントがとても気に入ってくれたようで、
話が進むように思われたのですが…、今回は残念な結果になりました。

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また来てくれないかな、今度は彼のお子さん達も一緒に…。



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20年前のバルセロナ出張の話 No.6 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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 今回は、以前にも触れている、街並みなどについて。バルセロナの街はヨーロッパの古い街並と
街路樹がとてもいい雰囲気を出しています。港から続くメインストリート、ランブラス通りは特にその
象徴的なところです。

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 野外での撮影が、天候だか、機材だかの都合で、半日ほど、何もしなくても良い(出来ない)ことが
あって、"ラッキー!" とばかりに、半分あきらめていたバルセロナの市内見物に行くことができました。
いろいろ面倒見てくれてるトニー(ほんとはアントニオ)が、「サグラダ・ファミリア行く?」って
言うので、「いいね、行こう!バモス、バモス!」ということになり、私とクライアント2人、イギリス
から来てる(車の搬送とサービス係の)アンディの5人で行きました。クライアントの2人は以前行った
ことがあるそうですが、私は初めてだったのでワクワクです。

 着きました。いきなり街中にあり、ちょっと驚きというか、違和感を感じるほどです。ガウディが生前、
自身で手がけていたいわゆるオールドサイドと、後に別の人が手がけている(モダンでちょっとさっぱり
風味の)ニューサイドがあるのですが、ここはやはりオールドサイドがさすがに大迫力です。

サグラダ・ファミリア  オールドサイド
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サグラダ・ファミリア  ニュードサイド
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サグラダ・ファミリア  オールドサイド 夜のライトアップ
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サグラダ・ファミリア  オールドサイド クローズアップ
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もう、なんか理由もなく「あ~…、すいません…。(_ _; 」という気になります。何ででしょう…?
今まで見た事も無い、一種異様な、形容しがたい巨大な造形物を目の前にして、もう、完全にまいりました…、
っていう感じなのでしょうか…?
この"すいません"という気持ちは私だけでなく、同行したクライアントのひとりも同じことを感じていて、
「なるなる、そういう気になる。」って言っていましたので、他にもそう感じる方、多いんじゃないかと
思います。なぜそういうふうに感じたのか?何をお詫びしていたのか自分は?と考えるに、自分達が日頃
デザインだ造形だと考えているようでいて、それは実はすごくちっぽけなことだった、ということに
気づいてしまったから…ということなのかな、とその時は思いましたが、それではまだ何か足りないような
気がします…。まぁ、ここは教会ということですから、このようにして、有無を言わさず、ある種強引に
人を懺悔(?)させるということは、目的にかなっているということですね。 ガウディオ恐るべし…。

そしておみやげ用にと思って何枚か絵ハガキを買ったのですが、その中の1枚、サグラダ・ファミリア
の絵が何かちょっと様子が違ってて、よく見ると…、なんか建屋が増えてるし!

サグラダ・ファミリア  オールドサイドと完成予想図の比較。
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大分できてきてると思ったら…、まだ半分くらいしかできてないってことかよ…。
今出来てる塔よりも随分ぶっとくて高さも高いのが、まだあと何本も建つ予定だったとは…。
当時は、完成までにあと100年くらいはかかるだろうと言われていたのですが、それでは済まないんじゃ
ないだろうか…とも思いました。

サグラダ・ファミリア  オールドサイド 建築中の様子
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 他にも街中を車で走ってガウディの手がけた建築をいくつか回ったのですが、ガウディの建築に限らず
(ガウディは飛びぬけているけれど)バルセロナの街は、建築や公共物が、いちいちデザインされてて、
それは例えば路上のベンチだったり、ゴミ箱だったり、ゴミ収集車だったりするんですが…、これは以前
にも書いたことですが、そういうものを見てると、日本の東京や横浜は経済的には繁栄しているように
見えても文化的な面では全然追いついていない…、いや、とてもかなわない…。当時はそんな気がして
さみしいというか、がっかりしたような気になりました。


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東京や横浜にも、いくつかの銀行などの建物で、石造りの古いヨーロッパ調なものがありますが、
ああいう“洋風”のオリジナル、まさに“本物”がここでは普通であたりまえなわけです。
で、そういう中に、(古いけれど)アバンギャルドなガウディデザインが点在するという…、
これはもう中々他では見られない、世界的にも稀有な街並みといえます。
これも前に書いたことですが、いくつか見た建築中の建物も、周囲の(古い)建物にマッチするように、
外観はディティールまで凝ったデザインが施してあり、更に造形だけでなく、その多くは色合いまで、
微妙なあせたような色にわざわざ調色してあったりします。こんなことしてたら手間がかかって、
コストはかかるし納期も遅れ遅れになるでしょう。それでもそうするわけです。
そのかいあって、街中の景観は、独特なイメージでまとまっていて、そのレベルは非常に高く保たれて
います。これら全てをコントロールする見識とかセンス、そしてそれを良しとする市民の感覚、全てが
一貫していて大したものだなと思いました。人によって好き嫌いはあるでしょうが、少なくとも私は
すばらしいと思いましたし、こんなことが出来てうらやましい…とも思いました。


今回のNo.6 でバルセロナのお話は終わりです。
長々とお付き合いくださいましてありがとうございました。


このあと、本来予定していなかったジュネーブ行きが急遽決まって、バルセロナからジュネーブを
往復することになります。アクシデントのような形で行くことになったジュネーブなので、気持ちの
いいものではなかったのですが、バルセロナ同様、初めて訪れたジュネーブは美しい街で、やはり
気にいることになります。その話はまた少し間をおいてアップしようと思っています。
下の写真はジュネーブショーのブースの様子。モデルもバルセロナから引き続き同じ子達で、ブースを
盛り上げていました。


2001_Barcelona_6_12.jpg

2001_Barcelona_6_13.jpg

2001_Barcelona_6_14.jpg






今度はプライベートで行きたいと思いながら、もう20年もたってしまった…。



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