ASPARK OWLのドアヒンジ [ASPARK OWL prototype etc]
設計している最中、クライアントから「大き過ぎるんじゃないか…」と心配されたこのドアヒンジ。
確かに単品で見れば一般的なものよりもかなり大きいですが、この種の開閉方法のドアヒンジとしては
それほど違和感は無い、出来上がってみればきっとそう思われるはずですから、どうか心配しないで
ください。 そう説明したのだが、その時は中々納得してくれてはいないようだった。
そして…、出来上がってみればこんな感じで、特に大き過ぎるようにも見えないし、おさまりも悪くない。
クライアントも「そうでしたね。あの時は気になっちゃって…。」とのこと。
こういうのは何度か経験しないと、図面やデータだけでは大丈夫そうなのかどうか、ピンとこないことも
多いですから、こんなふうに心配されることがしばしばあります。
信頼されているかどうかで成り行きというか対処も変わってしまうこともあって…、
信頼関係が出来ていない場合には、結果としてお互いに不本意なこと、つまり機能と見た目の調和が
とれていない、あまり完成度の高くない、残念なものになってしまうこともあり得ますので、
そうならないようにしたいものです。
写真は最後の1枚だけプロトタイプで、他は全て市販版です。
他にやりようが無い…なんていうこともあるんで、信頼関係大事…。